また三枚肉か、どれだけ三枚肉が好きなのか。
本日の料理は三枚肉と一緒にザワークラウトを煮込もうというものである。
材料
豚三枚肉 5cmぐらいの厚さ
生のザワークラウト 1kg
コリアンダー 適量
ローリエ 適量
オールスパイス 適量
水 200 ccぐらい
調理法は極めて簡単で、全ての材料を鍋に入れて、沸騰したら弱火にして2時間ぐらい煮込むだけである。コリアンダーは乳鉢で軽くすり潰すか、まな板の上で包丁の刃か何か硬くて平なもので潰すかして加える。生ザワークラウトは汁のまま加えると酸っぱすぎるので、かなり硬く絞って鍋に入れる。
我が家ではインスタントポットという電気圧力鍋があるので、圧力を15分ぐらいかけて自然リリースでOKである。
ラトビアではサウテーティカーポオスティとかストオベーティカーポオスティとかいうのだが、まあ、ザワークラウトである。煮込むときに必ず豚の脂肪とか脂肪の多い肉と一緒に煮込んで旨味をザワークラウトに移すのが一般的である。
コリアンダーを加えるのは管理人のオリジナルバージョンで、このザワークラウトを出すとラトビア人は必ず、なにこれ、レシピ教えてと聞かれるのである。
さて、このレシピは日本在住の人々には全く役に立たない。輸入物の生ザワークラウトがお高いからである。かといって、生ザワークラウトを自分で作ろうと思ったら結構大変である。というか、きっと自家製の生ザワークラウトを作ったら、煮込みザワークラウトにしようとは思わないと思う。
ラトビアでは生ザワークラウトはスーパーでも市場でもどこでも売っている冬の定番食品である。酸味をカバーするために砂糖が足されたものも結構あるので、買う時には注意が必要である。
7 件のコメント:
肉は美味い、だけど肉ばかり食べて家族一同腹いっぱいにさせるのは財布がもたない。
ではどうするか、肉の旨みを野菜に移す、野菜を主にしてそこに「だし」として肉と脂肪のうまみを添える。
なんだこれ日本の肉じゃがと同じ発想じゃないですか。
やはり人間のやること黒パンと米との違いはあっても発想は同じなんですなぁ。
やはり今でもあの酸っぱい黒パン、お世話になったお宅では週一で買い物する時に買うコッペパンのでかいやつを端からスライスして食べていましたっけ。終わり頃にはカチカチになって「これよ、これが美味いのよ」なんておっしゃるから「ハァそうですかぁ」なんて気の抜けた返事していましたがカチカチの黒パンにザワークラウトとソーセージの煮込み、思い出してしまいました。
中央マーケットの漬物屋さん、ザワークラウトのオケが山に積んであってお客はバケツ持って買いに来ていたなぁ、そういえばミルクの量り売りなんて初めて目にしましたよ。
ぼーっと今日の管理人さんの記事を眺めていて
はたと気がつきました
ラトビア語では乳酸発酵させたキャベツを
サウティーティカポースティー
ドイツ語ではザウワークラウト
英語では、イギリス人は発酵食品はほとんど食べないからマァサワーキャベッジ
となりますかね。
並べてみるとみんな多少の変化はあっても酸っぱいキャベツって少しっつ訛っているだけで同じ単語。
うんこれは?と思ってググればやはりどの言語もゲルマン古語ってのがご先祖様になっている。なんか解説ではやれ”球形文化系列が”とか”戦斧文化が”どうしたのと並べてありましたが要は英語からオランダ語からノルウェー語ドイツ語そしてバルト諸語も一つの親類同士。なぜか嬉しくなりました。
アジアでは中国初発の漢字文化は今や中国以外では台湾と日本だけ。韓国もベトナムも完全漢字離れして何か時間の大河の流れにたゆたう血のつながり…みたいなロマンが薄くなりつつあるようです。
もっともねぇ中学のころ読んだ「最後の授業」って短編。ドーデでしたっけフランスとドイツに挟まれたアルザス地方で明日からフランス領からドイツ領に主権国が変わるのでフランス語の授業はこれでおしまいっていうような話…言葉が個人をつなげ一人が国民として連帯する、フランス語を忘れるなよー、てなお話。
授業の最後にフランス万歳って板書して先生が出て行くってところで終わっていましたが何のことはないアルザスは二百年ばかりの間に3回も4回もドイツ領になったりフランス領になったり行ったり来たり、「フランス語を大切にしてフランスを愛するように」って言ったって結局はプロパガンダじゃん、って歴史を勉強すると冷めた気にも…
こんにちは、さんさん。
もうCovid-19のおかげで中央市場には一年以上出向いていません。ザワークラウト売りのおばちゃんどうしてるかな。みんな元気でいてくれるといいのだけれどと思います。あの生のザワークラウトのつけ汁は二日酔いに効くとされていますが、本当のところはどうだか(笑)。
ラトビアはドイツ支配の時期があったことからドイツ風の料理やら言葉があります。
そうそう、ラトビア語はインドヨーロピアンの中では一番古いタイプの言語です。やたら格変化とかあります。アルファベットを使っていてこれに勝るものはオグロフィニッシュのフィンランド語だけかと思います。
まあ、でもみんな言ってることは同じですよね。酸っぱいキャベツ(笑)
豚バラ肉もこの程度の脂の入る具合ならいいですが、生協のカタログ注文やら
ネット宅配の時は悩ましいものです。
管理人さん、目から鱗でしたよ。長年オールスパイスを使っていましたが、
粗挽きになった瓶詰を買っていいました。向学心に欠けるものでオールスパイスは
いろんなスパイスを挽いて瓶詰になってるのだと今日の今日まで思っていました。
てっきり黒胡椒だと思って眺めていたら胡椒のことは書いてないしこれが
オールスパイスの粒だと気が付いたのは何度か眺めた後でした。
写真は大事ですね。
今朝台所で朝一聞いたラジオのトップニュースは世界的に有名な韓国の映画監督
キム ギドクさんがコロナ感染症で亡くなったというニュースでした。亡くなった
場所がラトビアと聞いてなぜ?とも思いましたが、ラトビアに住むつもりでいかれた
ようです。
管理人さん、こんにちは。お肉いいですよね~、うちは昨日ラム肉をこれでもか!ってくらい食べました。ザワークラウト、好きなんですが瓶詰も缶詰もおいしいのに当たったことがないです。アルザス地方で食べたのはおいしかった!さんさんさんのコメントみて、黒パンも食べたくなりました。
こんにちは、紫陽花さん。
ラトビアではオールスパイスのことをsmaržīgie pipari香り高い胡椒と呼んでいます。実は私もこれがオールスパイスだとは最初気づきませんでした。ラトビアの肉関係の煮込み料理には欠かせないものなのですが、これをガリっと噛んでしまうと美味しくないので煮込んだあとは取り除いた方が良いようです。
私もなんでまたラトビアで?と思いました。ユールマラに不動産を購入したのかしようとしていたということです。ラトビアは一つ以上の不動産をラトビア内に所有し250,000ユーロ以上(不動産価格を含む)の資産をラトビア内に持っていると5年未満の居住許可が取れるので、それを足掛かりに EUでの永住許可を取ることができます。多分、それでラトビアへ来られたんだと思います。残念なことです。
こんにちは、megmeg殿。
ラム、良いですねえ!大好物です。ザワークラウト、最近日本では手作りする人が多いみたいですね。ラトビアではほぼ日本の白菜の漬物クラスの冬の常備食なのでどこにでも売っています。というか、冬はこれぐらいしかないです。
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