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2023年1月14日土曜日

遠い日本

思い返せば、もう9年ほど日本へ行っていない管理人である。

オリンピックが終わった段階で一時帰国するのが一番タイミングとしてはいいのではないかと思っていたのだが、オリンピックは延期され、コロナ禍で開催され、そして今年もまだ日本のマスコミは毎日コロナ罹患者の数を報道している。まだまだほとんどの人がマスクをして暮らしている。そういう状況では日本へ遊びに行くのはけっこうハードルが高いのである。

最後に日本を訪問したのは2014年の春であった。

桜の咲く美しい景色を瞼に焼き付けた。本当に美しいとしか形容のしようのない祖国の姿に満足してもう9年持ちこたえているわけである。9年となると、逆に日本へ行くことへ怖さすら感じるようになる。

来年春、もしコロナがどうのとかがなければ久しぶりに日本へ行こうと思っている。日本を見せたい友人を連れて。

2022年10月6日木曜日

コロナワクチン4回目接種(オミクロンBA.5対応)

一週間ほど前にインフルエンザのワクチンを打った時に、本当は一緒に打つはずだったコロナワクチンである。だが、よくよく確認するとオミクロン対応のワクチンはその時にはまだラトビアに入ってきておらず、今日となったわけである。

今回打ったワクチンはファイザー社のオミクロンBA.4及びBA.5に対応したもので、日本では昨日か一昨日に厚生労働省で承認されたものと同じものである。

管理人はこれで4回目の接種になるのだが、今までこれといった副作用が出たことがないので全く他の人の参考にはならない情報で申し訳ないが、今回も全く副作用がない。接種した場所が痛いとかもなく、全く何もない。

ラトビアの場合は個人IDと医療データが紐づけられているので、クリニックに予約をして、ふらりと訪れるとプスッとワクチンを打ってくれるという具合である。Covid-19関連のワクチンは国が費用を負担してくれるので、今回は保険を使うこともなかった。ワクチンを打って、プラプラと歩いて家へ帰って個人のワクチン接種履歴のサイトへ行くともうすでにデータが入力されているのでワクチン4回目接種の証明書をスマホにダウンロードしておいた。もうワクチン証明書を見せろなどという場面はないと思うが念の為である。

これで少し安心して冬の旅行へ行けるというものである。

2022年5月9日月曜日

コロナ抗原テスト

 実は、イスタンブールでボスポラス海峡ツアーの時に結構寒くて友人夫婦も管理人夫婦も風邪をひいたんじゃないかという症状が出ていたのであった。咳である。4人揃って同じ症状で、熱はないのだが、咳が結構出る。なんとなく、誰も口には出さなかったのだが、

もしやこれ、オミクロンじゃ?

と思っていたのである。縁起の悪いことは口に出さないのである。

幸いなことにトルコでは規制が解除されていて、飛行機搭乗にコロナのテストは必要ない。管理人夫婦は先週金曜日にリガへ帰ってきたのだが、いまだに咳は続いている。ということで、コロナ抗原テストをすることにしたのである。検査をしておかないと不用意に職場へ行って誰かにうつしてしまうのもまずい。

コロナ抗原検査キット。綿棒で鼻の奥の方のサンプルをとり、中央に映っているチューブの中の液体にサンプルを溶かし込む。その後、箱の下に写っている包装を開けるとテストプレートが出てくるのでそこに3滴入れて15分で結果が出る。

こういうテストはドキドキするものである。年初のベルリン旅行では帰国便に乗るために街角でこのテストを受けたが、その時はもうこれで陽性だったら飛行機乗れないし、でかなり緊張したものである。

今回は風邪の症状が出ているが、まあ陽性だったら家に居れば良いわけだし、とドキドキしつつもそれほど切羽詰まったものではなかった。

そして結果は

陰性であった。この下に写っているプレートの右側の窓にに2本線が出ると陽性。右側の窓の右に寄ったところに一本だけだと陰性。ホッとした。
この左側の窓にサンプルを3滴入れると、その水分が右側へ向かって染みていき、あらかじめコロナウイルスの抗原に反応する抗体を固定化した場所に到達し、抗原があればその部分に線が出てくるというもの。この写真で見えている右側の窓の右寄りの線はコントロール。これは検査がうまく行っていると出る。なのでこの結果は陰性。

何かコロナではない別の風邪ウイルスか細菌に感染したようである。

ちなみに、コロナだからと言って出歩いてはいけないわけではない。コロナに感染したかも?という症状がある場合はファミリードクターへ連絡するとこのキットがもらえる。管理人夫婦の場合は、研究室へあらかじめ大学から配られていたキットである。それで陽性だったら職場などへは行けないというわけである。職場復帰するにはもう一度検査して陰性になったことをファミリードクターに証明してもらわないと行けない。面倒臭いだけである。

ちなみに、抗原検査はPCRに比べると感度に劣るとか言われているが、キットについてきた説明書によると

説明書。本文はちゃんと各国語で説明がされているが、この部分だけ見ればオッケー。図解に勝るものなし。

説明書にあるデータによると、147の抗原検査陽性サンプルのうち、PCRで陰性とされたのは1件。352の抗原検査陰性サンプルのうちPCRで陽性だったのが3件である。まあ、悪くない。PCRより簡単だし、大体症状があって検査しようかという場合にはウイルス量は十分多いはずなのでこれで十分である。

とりあえず、一安心ではある。だが、咳はまだ出ているのでなんだか分からないウイルスとか細菌を他人にうつすのはよろしくない。結局、コロナだろうがなかろうが、症状があるうちはできるだけ家でおとなしくしているのが得策ということになるのだろう。

2022年4月21日木曜日

やっとマスク無し生活

 ラトビアは4月1日から多くのコロナ関連の規制が緩められて、なんというか、やっと普通の日常が取り戻されつつある。

まだ、公共交通機関ではマスク着用だし、大学も研究室もマスク着用ではあるが、少なくともスーパーマーケットやカフェ、レストランではワクチン接種証明の提示もマスク着用も必要なくなったのである。暖かくなってきたので、屋外でマスクをしている人はほぼ皆無である。先日行ったスーパーマーケットでもマスク着用率はほぼ0に等しい。

管理人は今学期の授業と演習は全てオンラインにしたのと、研究面ではデータ解析のみなので全てのことをリモートでやっている。会議もオンラインだ。その上スーパーでもマスクがいらない。そうなると、今はもうほぼマスクとさよならした生活である。

ラトビアでのコロナ感染状況はというと、だいぶ落ち着いてきてはいるし、4月1日からの規制緩和で感染が広がっているという感じではない。知り合いや友人で感染した人たちは皆子供経由ということだし、もうそれは防ぎようがない。職場はもうリモートである程度回せていけるんだし、それならわざわざ出勤する必要ないじゃん感が浸透している。何か話し合わないと解決できないような事案はすぐさまZOOMなどでどこにいてもスマホさえあればオンライン会議を開くことができる。スーパーの駐車場に停めた車の中からでも会議に参加できるし、森を散歩しながらでもOKである。明らかにコロナ禍以前とは生活様式が異なる状況である。だが、管理人は決してこれが悪くなったものとは思わない。個人の働き方の選択が広がったのだと思っている。

さて、リガも気温が20度弱ぐらいまで上がるようになってきた。チリチリと小さな若葉が顔を覗かせている木もある。

青いのがシラーシベリカ、黄色いのがキバナノアマナ。



2022年3月16日水曜日

コロナ状況

 3月に入ってワクチンパスの提示などが撤廃されたラトビアである。

だが、店舗などでは引き続きマスク着用義務は継続している。
大学はできるだけ対面授業をするようにということだが、管理人は今学期は全てオンライン授業にすることにしたのであった。

ラトビアのコロナはもちろんほとんどオミクロンで、もう本当に外堀が埋められた感がある。次々と友人達が感染しているのである。だが、ほとんどの場合が子供からの感染で、ワクチンを打っていない幼児や頑張って対面授業を再開した中学高校などの子ども達が学校で感染して家庭へ持ち込んで親が感染する、という感じである。

全く無症状で念のためにPCRテストをしてみたら陽性だったとか、咳や鼻水や発熱などの典型的な症状の人まで実に様々である。

ちょっと前までは色々とうるさかったのがここへきて規制緩和されているのをみると、ラトビアもコロナと共生することにしたのだと思う。

2022年1月20日木曜日

最近のコロナ関連@ラトビア

ラトビアではここへ来て急激にcovid19の新規感染者数が増えてきている。

昨年の10月末ごろに新規感染者数が3000人を越え、一度ピークアウトして昨年末には200人ぐらいに落ち着いてきていたのだが、感染の波は新年に入って急激に増えてきたのである。ここ数日は500人から1000人ぐらいの増加を示し、1月19日には1日の新規感染者数が5000人を突破したのである。

そんな状況ではあるが、店舗は普通に営業しているしレストランも営業している。酒類も提供されている。だが、もちろんそれはワクチンパスポートもしくは罹患回復証明書とマスク着用義務がセットである。これまでは布製のマスクでもOKだったが、来週からFFP2という欧州規格の医療用マスク相当が義務となるのである。つまり、以前ユニクロの通販で買ったエアリズムのマスクやラトビア製の布製マスクはもう使えないのである。布製マスクが使えるのは教育現場だけのようであるが、大学はFFP2義務である。

3回目のワクチン接種はもうほぼ誰でも受けられる状態になっている。だが、3回目のブースター接種を終えた人は人口比で20%で、二回目接種を終えた人は70%である。3回目のブースター接種は留学生にも推奨されている。

さらにワクチン接種証明書や罹患回復証明書にも2月15日以降期限が設けられることになった。現時点では3回目接種の場合は無期限ということだが、それもいつ期限付きになるかはわからない。2回接種などの場合はワクチンの種類や罹患回復とのコンビネーションによって期限が異なるが、例えばファイザーの2回接種の場合は2回目から9ヶ月が期限である。

管理人の務める大学はとりあえず2月末までオンライン推奨である。ただまあ、オミクロンはピークアウトしてからの下がり方が緩やかなので3月以降もどうなるかはわからない。

南アフリカや英国、米国などのオミクロンが爆発的に広がった各国のデータを見ると、増え始めてからピークに達するまでが3週間から4週間で、ピークが1週間ぐらい続いてそこから緩やかに減少して行くようである。つまり、急激に増えるけれど減少はゆっくりなのである。そうするとラトビアの場合は2月の上旬か中旬ぐらいにピークになり、そこから緩やかに減少して行くのだとすると、まあ、2月末まででなんとか収まるとは考えにくく、3月いっぱいぐらいまではそんなに減少しないだろうと推察できる。

オミクロンは特にワクチン接種を済ませている人には重症化しにくいことが各国のデータで示されているが、後遺症についてはまだよくわからない。なので管理人は3月末ぐらいまではなるべくじっとしていようかと思っているのであった。年末年始にかけて友人達と会食したり旅行へ行ったりとガス抜きもできた。どうせ寒くて凍っている2月3月なら暖炉を焚いて暖かい食事を作ってヘロと散歩してでいいんじゃ無いかと思っているのである。



2022年1月12日水曜日

ベルリンお買い物旅行2022 久しぶりの飛行機


2年ぶりの飛行機である。せっかくなので動画にしてみたのであった。

リガ国際空港ではすっかり雪が降っていて、機体に雪がうっすら積もってしまっていた。こういう場合は不凍液を散布してからの離陸となる。変わった車両が近づいてきたと思ったらぐんぐんと縦に伸びてアームを伸ばし、不凍液を噴射していた。

飛行機は相変わらずのAirBalticである。黄緑色がトレードマーク色である。コロナ禍でガラガラなんじゃないかと思っていたが、それなりに乗客が乗っていた。早朝のフライトだったので、リガの空港では真っ暗だが、ベルリンへ到着する頃には明るくなっていた。

2022年1月10日月曜日

ベルリンお買い物旅行2022 旅のCovid関連情報

 4泊5日のベルリンお買い物旅行から帰ってきた管理人である。

旅行へ行く直前にドイツの感染状況が少しづつ悪化して、色々と制限が増えたのだが、まあ、ことなきを得て楽しく過ごして無事に帰宅となったわけである。

さて、このオミクロン株が爆発的に広がっている状況下なので色々と規制もあるし大変である。だが、やはりドイツという国は質実剛健というイメージ通りで、Covid-19対策も結構きちんとしていたのには驚いたのであった。

まずはリガの国際空港から始めよう。
リガ国際空港ではかろうじて入り口でワクチンパスを確認する係員がいたものの、スキャンするわけでもなし、なぜかゆるく入場できた。事前チェックインを済ませていたので預け入れ荷物の場所で荷物を預けて普通にセキュリティチェックへ進む。そこでも特になんということもなく普通に通過して搭乗である。

ベルリンはテーゲル空港が老朽化のために閉鎖になって、2021年11月に開業したばかりのブランデンブルグ空港へ到着したのであった。そこでもなんのチェックもなく、ベルリン市街へ。

空港からホテルまではタクシーを利用した。タクシー利用時にはマスク着用だが、なぜかドライバーはマスクをしていない。

ホテルでは個室以外では基本的にマスク着用が義務付けられている。朝食時もビュッフェで何かを取る時にはマスク着用。着席している時だけマスクを外して良いということである。うっかりマスクなしでビュッフェへ近づこうものなら即刻注意が入る。

公共交通機関はもちろんマスク着用義務。

レストランやお土産屋さん、ショッピングモール、屋外の蚤の市やら何やら、とにかくワクチンパスと身分証を提示である。

博物館などではマスクを鼻からずらしてつけていると即刻注意が入る。

旅行直前にドイツがコロナ注意国としてラトビアが指定したので、ドイツからラトビアへの入国の際にはなんでも良いので陰性証明書が必要、さらにcovidpass.lvへ事前に必要事項を登録しなければいけないということになっていた。

まず、陰性証明書は結構簡単に入手できたのであった。ベルリン市街の至る所に検査をしてくれるテントがあり、しかも抗原検査なら無料である(1週間に一回が無料)。鼻孔からサンプルを採取して20分ほどで結果が出る。発行してくれる証明書には氏名住所パスポートナンバー等を自分で書き込み、試験結果のチェック欄に係の人がチェックする、というものである。あらかじめハンコが押してある。検査をしてくれるテントにはクリスマスのイルミネーションとかが施されていて、少しでも陰鬱な気分から逃れられるように工夫がされていた。ドイツからラトビアへの入国の際には、現在48時間以内の検査証明書が必要である。これとcovidpas.lvで発行されたコードをオンラインチェックインの時に要求されるが、無くてもチェックイン自体はできる。

ブランデンブルグ空港で荷物を預ける際にチェックインカウンターへ行かなければならないのだが、結局その時に全ての書類を提示することとなるわけである。

  1. 搭乗券
  2. 陰性証明
  3. パスポート
  4. なぜか居住証明
  5. covidpass.lvから発行されたQRコード

そして、実際の搭乗の時に

  1. 搭乗券
  2. 陰性証明かワクチン証明

の提示が要求されたのであった。

もちろん、空港内と飛行機の中ではマスク着用が義務付けられている。

さあ、楽しくお買い物してきたので気分は上々。動画もお見せできる予定である。


2021年12月15日水曜日

大人の休日。へろ、キャンプへ行く

 今日からへろはトレーナーさんのお宅でキャンプである。
またいつもの様に、トレーナーさんの姿を見ると大はしゃぎで振り返りもせずにルンルンで出かけて行ったへろであった。トレーナーさんはひと目へろを見るなり、

「あら、丸っこくなって」

と言っていた。犬もコロナ自粛太りである。(いや、単に冬だからである)

さて、何でへろがトレーナーさん宅へキャンプへ行ったのかというと、今日から数日間、管理人夫婦はちょっとした大人の休日を取ろうという目論みなのである。アンダルシア旅行は無くなってしまったし、ずっと家にいて時々散歩や時々買い物では楽しくない。せっかくクリスマス休暇に入ったので、友人夫婦と一緒にレストランで食事をしたり、以前から行きたいと思っていた美術館へ行こうとか、リガの旧市街のクリスマスの雰囲気を見に行ってみようとか、ついでに雰囲気の良いバーでワインでも飲んでみようかとか、あちこちでイルミネーションをやっているので見に行こうとか、ちょっといつもとは違うことをしたい、そんな感じである。

コロナ前はオペラなどもへろをアパートに置いて出かけたものだが、コロナ禍になってからずっと飼い主たちは家にいて、買い物もへろを車に乗せて連れて行って、という様なことをしていたので、きっとへろを置いて街中へ行ったりしたら今は余計に寂しがるだろうと思ったわけである。それに、外はアイスバーンになっていて、なかなかへろを走らせてあげることができないので、それならいっそのことへろをキャンプへ出して、トレーナーさん宅の広い庭でお友達犬たちと走り回ってくれたらいい運動になるし、というわけで、管理人夫婦は大人の休日を取ることにしたのである。



2021年12月5日日曜日

最高気温もマイナスに突入

 タイトル通り、本日から最高気温もマイナスに転じたリガである。

連日降り続いた雪がだいぶ積もっていて、木の枝がしなだれたりしている。
どうもこのマイナス気温は来週末まで続くようで、明日からの数日間は最高気温がマイナス12℃だということである。

マイナス気温が続いてプラスにならない日が続くと、雪や氷は解けずに消えていく。
昇華という現象である。
昇華は実はとても生活するものからするとありがたいことなのである。雪が溶けて足元がビチャビチャになって、そして夜になって凍って、朝にはアイスバーン、という状況が一番避けたいのである。雪が大量に積もっていても、マイナス気温が1週間も続けば足元がツルツルになることもなく雪や氷が歩道から消えてくれるのである。

このドカ雪とマイナス気温の組み合わせで、ウーバーイーツのようなデリバリーは需要がさらに増しているようである。ラトビアにはウーバーイーツはなく、代わりにWoltというフィンランドはヘルシンキ発のデリバリー会社が幅を利かせている。管理人家も結構利用している。
今日はセカンドアドベントだったので、デリバリーを頼んだ。ケトジェニックダイエット家としてはハンバーガーを頼んでバンズを除いて中身だけを食べるとかそんな具合である。だが、今日見つけたハンバーガー屋さんはバンズの代わりにレタスでぐるぐる巻にするという選択肢があったり、焼き加減も選べたり、追加トッピングやソースの有無まで選択できるようになっていてとても快適であった。
それにしてもこんなドカ雪では自転車デリバリーとか電動キックボードデリバリーとかは出動できないので大変そうである。

ドカ雪でマイナス気温のデリバリーは本当にありがたい。ああ、冷蔵庫に肉がない、という緊急事態でもデリバリーさえあればこの世の終わりにはならない。これはコロナで社会が進化した部分なのだろう。

2021年12月2日木曜日

私感forおミクロン

世の中はオミクロンと命名されたコロナ株に戦々恐々としていて、日本はまさに鎖国状態になっているのをみて、いや、なんかすごいことになってるなあと思う管理人である。

スパイクタンパク質という、コロナウイルスが人の細胞に感染する際に重要な役割を果たすタンパク質に30とかの変異が入っているという。つまり、南アフリカで結構長い間変異を繰り返してきた蓄積の結果ということである。久しぶりにウイルスのDNA配列を確かめてみたらすごいことになってたというだけの話なのだと思うのである。この一見新しく見えるオミクロン株はつまり全然新しくないのである。一気に30箇所の変異が入って増えるなんてことはないからである。変異は一つ一つ起こってそれが生存に良い方向なら生き延びて蓄積されるという仕組みだからである。つまり、先進国なら随時確認できた変異の遷移が発展途上国ではできなかったけど、頑張って調べてみたらなんだか沢山変異が蓄積された状態のものが見つかったですよ、という話なのである。南アの大統領とかが怒るのももっともである。正直にレポートしたら「お前ら来るな」という待遇なわけである。正直者はバカをみるをそのままの感じである。

今回あたかも初めて見つかったように報道されているオミクロン株はその手前の変異から世界中にじわじわと出ていたものだと考えるのが妥当だと思うのである。

まあ、それはさておき、一番大事なポイントは、これが重症化しないのであれば変異を重ねて単なる風邪になったと考えるのが妥当だということである。感染力が強くても普通の風邪クラスの症状なら、これは何も恐るに足りないというものだと思うのである。よく状況を見極める必要があると思うのである。


2021年11月26日金曜日

冬タイヤに履き替える

 ラトビアでは12月からはスタッドレスタイヤの装着が義務付けられているのである。 

ただ、11月でも年によっては雪がたくさん積もることもあるので普段の年はもうちょっと早くタイヤ交換に行く管理人夫婦である。だが、今年はうかうかしていて、ようやく今日タイヤ交換ができたのであった。来週から毎日のように天気予報に雪マークが出ているので、ギリギリである。

いつもの年なら管理人が一人でディーラーへ行って、タイヤ交換にかかる1時間ちょっとの時間をディーラーのラウンジのようなところで過ごすのだが、今回は旦那と二人で行って近くのショッピングモールで買い物をして時間を潰したのであった。というのも、ディーラーのラウンジで提供されるコーヒーやらお茶やらがコロナの非常事態宣言のおかげで「控えさせていただきます」という状態なのである。

ショッピングモールもディーラーも、ワクチンパスポートと身分証のチェックがある。特にショッピングモールは入り口に長蛇の列ができているような状態である。屋内ではマスク着用が義務である。ショッピングモール内の各店舗もその広さに応じて一度に入れる人数を規制している。一応ブラックフライデーということで各店舗がこぞって値引きしているが、混雑とは程遠い人出であった。

2021年11月22日月曜日

やっとゴールが見えてきた

月曜日は朝8時から5コマ授業の日である。

そのぐったりな憂鬱すぎる月曜日も来週で終わる。そのあとはまあ、定期テストとおそらく追試をしなければならないが、とにかく一日中喋りっぱなしは無くなる。来学期は授業も週に3コマになる予定なので、なんというか一山越えた感があるわけである。

本来なら、あと少しで楽になるためにクリスマス休暇の旅行に想いを馳せるのだが、今年もちょっとそれは無理なのかもしれない。今年こそはクリスマス休暇にスペインはアンダルシアの海岸沿いの白い街をめぐるぞ!と思っていたのだが、どうなるかわからない。頑張ってスペイン語の勉強を続けてきていても、

「本当にスペイン語を使える日がいつか来るのか?」

と思ってしまうぐらいである。ちょっと前までは1日に数レッスンのスペイン語を勉強していたのだが、もう今やとりあえず毎日続けるだけが精一杯のモチベーションの低下っぷりである。それでも続けていると分かることが増えていく。継続は力なり、というのは代々木ゼミナールのキャッチフレーズだが、全くその通りだと思うわけである。ここでモチベーションを上げるには、アンダルシア旅行を予約してしまうのが最強なわけである。ううむ、と腕組みして考え中の管理人である。


2021年11月15日月曜日

マイナス気温の日

今日は日中もマイナス気温の1日であった。

冷え込んだ空気が霧となって地表面にどんよりと溜まりこみ、ありとあらゆるものに霜をつけたわけである。これがもっと程度の大きいものになると霧氷になる。ラトビア語ではサルマと言う。

霧で道路の奥の方はよくわからない。

 今日はちょっと家具屋さんに用事があって車で出かけたのだが、ダウガワ河を挟んで向こう側の建物などは全く霧に呑み込まれて真っ白であった。

道端に停まっているシェアバイクにも霜が降りている。

今日からロックダウンが解除されてすべての業種の店舗が開いている状態である。その代わり、ワクチン接種済み証明書や罹患回復証明書のない人は入れない店舗というのが大幅に増えた。今まではスーパーマーケットや生活必需品を売る店には証明書なしでも入れていたのだが、もうスーパーマーケットでも大型店舗は無理となっている。ほんの少数の小さな規模のスーパーや食料品店だけにしか証明書のない人は入れないのである。

2021年11月12日金曜日

感染状況

 来週からはロックダウンが解除される予定のラトビアである。だがしかし、引き続き感染状態は高止まりなのであらゆる場面でワクチン接種証明書などの提示が求められるようである。

管理人の務める学部では、今学期中は基本的にリモートということとなった。コロナが始まった頃はリモートの授業や演習に抵抗のある学生が一定数いたものだが、もう今や学生側からリモートにして欲しいという要望の方が強いのである。

この9月から始まった新学期に関しては、基本的にワクチン接種を受けていない学生は対面式の授業や演習に参加できないという決まりであった。9月の一ヶ月間は基本的にリモートで10月から通常の対面授業再開ということだったが、再開した途端に感染者数が激増してロックダウンとなったのである。管理人の授業も演習も全て理論系なので今学期も一度も大学で講義や授業をしていない。全てオンラインである。書類へのサインもオンラインでできるので、直接大学へ出向いて何かする、ということは全くないのである。

今学期になって一度だけ事務手続きで仕方なく大学へ出向いたことがある。その時は既に対面授業が再開していたが、管理人の担当授業や演習はオンラインのままにしてあった。久々に生の学生を見たが、なんというか、人の密度が高くて、長くこの場に居るのは避けた方がいいと本能的に思ったのである。それから一度も大学へ出向いていないわけである。

ラトビアのワクチン接種率は実はそれほど高くなかったのだが、今回のロックダウンと解除後の生活、という点でラトビア政府はワクチン接種率を上げるために大分貢献したという感じである。実際、このロックダウン以前と今とではワクチン接種率が大分向上したのである。テレビでも「私たちの工場ではすべての人がワクチン接種済みなので製品も安心です」ぐらいの話が流れている。

ワクチンに関しては2回接種済みでも亡くなる人が毎日数人出ている。
3回目のブースター接種を受けた人は今現在、医療関係者や特別な健康状態にある人なので、それ以外の人々はそろそろワクチンの効果が薄れて来ているのかもしれない。

街はそろそろクリスマスのイルミネーションが出て来ているが、クリスマスマーケットなどはまだ許可されていない。やれやれ、どうなることやら。

2021年11月1日月曜日

在宅ワークあるある

 非常事態宣言下のラトビアなので、基本在宅ワークである。

管理人の仕事はZOOMを使ったオンラインの授業などもあるが、大半は論文読みやら論文書きやらデータ解析なので、コンピューターと向き合っている時間がほとんどである。旦那も管理人も同じような状況で、居間のソファーに横並びに座ってコンピューターを操作している、というような感じである。ZOOMでの会議や授業があるときは一人が別室へ籠るのだが、そうでない時はノイズキャンセリングヘッドホンをつけてポチポチとキーボードを叩いているという感じである。

へろはそこへやって来て、主にコンピュータを操作している手を封じにかかるのである。

顎乗っけとか、こう、腕の下をすり抜けて直接顔面にアプローチとか、膝の上に顎のっけして上目遣いで見つめてみる攻撃とか、さまざまな武器を用意している。

管理人はこれを「へろによるポモドーロタイマー」だと解釈している。

へろが旦那のところに行くと、旦那は

「ほれ、こっちじゃなくて管理人の方へいって邪魔しなさい」

と言う。なんだか言葉を理解しているのか、へろはこちらへやって来てアゴのっけを始めたりするのである。





2021年10月31日日曜日

ハロウイン2021@ラトビア

 ハロウインはラトビアではここ5年ぐらいのトレンドイベントの一つである。子供が仮装をして家々を回るとお菓子がもらえる、というイベントはそれは楽しいに決まっている。

ここコロナ禍、そして非常事態宣言下のロックダウン状態においては、流石にハロウインも自粛気味のようである。コロナ以前には、管理人のすむアパートの中庭にも誰かが作ったジャックオーランタンが置かれてハロウインの夜を演出したり、子供達がピンポン攻勢をかけてきたりとしたものである。だが、今年はやっぱり違うのである。

実は土曜日から気温が14度ぐらいになるということでサマーハウスへ一泊してきた管理人夫婦である。へろを存分に走らせてあげたいのと、できればグリリでもしようかという感じである。朝はもう4度とかであるが、まあ、暖房全開にすれば大丈夫である。そんな一泊した次の日の日曜日にサマーハウスのお隣さんがやってきた。お隣さんにはお子が二人いて、そのお母さんは管理人夫婦の姿を確認するや、すぐやって来て

「今日、ハロウインなんで子供達が仮装してトリックオアトリートしてもいいかしら?」

と聞いて来たのである。

実はこのロックダウンで普通のマンションのお宅を周るということができなくなって、子供達ががっかりしていたのだというのである。管理人家としては全く問題ないというか、子供達の仮装を見せてもらえるのならむしろ喜ばしいことだと思ったわけである。だが、残念なことに管理人家にはお菓子が全くない。それは常日頃からお菓子やケーキを客人からもらったりしたときにお隣さんにあげていたのでお隣さんも承知のことであった。

大丈夫、これ

とお母さんがこっそりとお菓子の入った袋を手渡したのである。

OK, 演技頑張ります!

子供達は張り切って仮装してやって来たのであった。

お菓子をくれないと悪戯しちゃうぞ!
夜に仮装して家々を回るのがイベント的には楽しさ満点だが、それはできないわけである。昼間の屋外でのハロウインはちょっと雰囲気にかけるけれど、それでもみんな楽しい気分になれるわけである。楽しい顔を見るのが一番楽しいものである。


2021年10月30日土曜日

ワクチンを打った人の感染率

 ロックダウンの続くラトビアである。

今日土曜日は週末なので生活必需品の店しか開いていない。ショッピングモールは半分以上が暗く店を閉じ、静まりかえっているような状態である。

ロックダウンから1週間であるが、感染者数は高止まりしている。 医療の逼迫度合いは増しているようで、このような状態ではコロナのみならず、いかなる健康状態の悪化も命取りとなるような感じである。

ラトビアにおけるコロナは今や100%デルタになっている。入院した感染者の中のワクチン未接種の人、ワクチン接種済みの人の割合は直近でおおよそ9対1ぐらいである。これはちょっと驚きの数字で、ワクチン接種ずみでも入院のリスクが結構あると見ることができる。さらに、軽症と中等症でも同じ感じの割合である。そして、ワクチン2回接種済みなら重症化はほぼしない、という話だったが、感染者数が増加している局面では重症化するワクチン2回接種患者も出てきている。そして、もっと驚いたのは人数はとても少ないがワクチン2回接種でも死亡例が2件ほど出てきているということである。

ワクチンを打って安心でも、やはりとにかく罹らない、が重要だということがわかるのである。ワクチンを打った人同士の会食は良しとしても不特定多数の人の集まりはちょっと避けたほうがいいのではないかなというのが管理人の感想である。



2021年10月26日火曜日

非常事態宣言下のラトビア

 感染者数は相変わらず伸び続けているラトビアである。

管理人の職場のある大学病院は、コロナの患者対応に追われて通常の診療科は別の建物に移って最新の設備のある建物は丸々コロナ対応となった。この9月からレジデントとなった卒業生は今コロナ病棟で毎日忙しく働いている。重症者が増えてきていてなかなかシフトも厳しくなってきているという。

ロックダウンと言っても、昼間は普通に外出できる。ちょっと車の整備関係で街を走ってみたら、まるであの2008年のバブル崩壊時のように商店が閉まっている様子が見てとれた。街を忙しく走り回っているのはフードデリバリーの人たちである。いやはや、そこここにフードデリバリーの人たちが走り回っていた。

夜8時以降の外出は禁止されているので、デリバリー系も配達時間を切り上げていて、大抵は夜7時までとしている。

調査によると、感染者が多いのはお店などの接客にあたっている人たち、そして、オフィス内感染ということだそうだ。そう聞くと、やはりお店へ直接買い物へ行くのはできるだけ避けた方がいいのかもしれない。ただもう、管理人は3回目の接種を受けたので、そんなに神経質にはなっていない。社会のルールに従います、ぐらいの感じである。

屋外でマスクをしている人はほとんどいない。管理人もしていない。屋内は義務化されている。

さて、どうなるのか。とりあえず、この一ヶ月は大きく動かず過ごすしかなさそうである。

2021年10月21日木曜日

ロックダウン始まる

 本日からロックダウンのラトビアである。

あまり普段から外へ出ない管理人であるが、それでも影響は出てきている。
先週の金曜日に1年半ぶりぐらいで一緒に飲もうね、と約束していたけれど、お子さんが風邪のような症状で1週間延期したところ、ロックダウンで夜間外出禁止である。このロックダウンが解除されるまでは一緒に食事をすることもできないようである。授業はもちろんオンラインになってしまった。まあ、理論系の部分はZOOMでも構わないのだが、今学期こそは大丈夫かなと期待していた実験系の実習ができなくなってしまった。それから、まあ、これはどうでもいいことだが、新しく准教授や教授になった人には学長からディプローマを手渡されるというセレモニーがあって、それがこのコロナ禍でずっと延期になっていて、ようやくセレモニーが今日行われる予定だったのに、ロックダウンで中止になり、結局、ディプローマは学長秘書さんから受け取ることとなった。花束もない、写真もない、受け取りましたというサインのみの味気ないものであった。

スーパーマーケットのオンライン商品購入の配達スケジュールも一夜にして混んでしまった。

管理人はほとんどコロナ禍になってから公共交通機関を利用していないのだが、このロックダウンで、学生やお年寄りのバスやトラムの割引が一時停止となったのだということである。学校も閉鎖しているし、何しろロックダウンなのだから出歩かないで欲しいということらしい。

まあ、悪いことばかりではない。とうとうバスやトラムのチケットがオンラインで買えてスマホで提示すればいいという仕組みになったということである。