我が家の食洗機は2014年に設置したものなので丸11歳である。EU内では普通に使われているElectroluxというメーカーのものである。もはや食洗機なしの生活は考えられない管理人の生活必需品である。
そんなかけがえのない愛する食洗機が半年ぐらい前から残りあと10分ぐらいのところでエラーサインを出して途中で止まるようになってしまったのである。エラーはi20というもので説明書にも「排水エラー」だと書いてある。解決法は「ドレーンパイプを点検してください」とある。我が家の食洗機はビルトインタイプでドレーンパイプを点検するにはちょっと大変である。だが、このエラーが出て止まってしまう直前にはガコガコというような「排水したいけど水がないよ」という感じの音がするのである。排水ができないエラーにしては内部に水は溜まっていない。そこで一旦スイッチを切ってエラーを解除し、もう一度スイッチを入れてから水を鍋いっぱい投入してみたら途中行程から続きを始めて作業を完了することがわかったのである。
だが、それは毎回なのである。
修理を頼むと職人さんにきてもらうことになるのでそれだけで100ユーロは軽く超えるわけである。そこでまずは自分で原因を特定してなんとかしようと試みるわけである。
1)i20エラーは排水エラーなので排水フィルター周りを点検する。フィルターを洗い食洗機自体を洗浄する薬剤を投入してみる→効果なし。
2)排水エラーの場合、水レベルを感知するためのセンサーが汚れで覆われてしまうとエラーが出る場合があるのでセンサー部分を歯ブラシで擦って洗浄してみる→効果なし。
このあたりが自分でできるレベルである。もう一つだけ排水エラーでもなんとか自分でできそうなのは排水ポンプの点検である。これは下部前面パネルを外してポンプから配線を取り除いて分解するというものでちょっと上級レベルである。もしそんな部分が原因ならば部品交換になりかねない。部品を交換するべきかどうかの判断は管理人にはつきそうもない。結局は職人さんの出張費用最低100ユーロに部品代と部品取り寄せ期間そして部品到着後の再度の職人さん依頼となって300ユーロ近い出費になることが予想されるわけである。それならばいっそ買い替えてしまった方が良いのでは?という考えが頭をよぎり始めるのである。
気分を新たに新品はこの11年でどれだけ機能が進化したのか、そして価格は、と調べ始めた管理人である。結論から言うと機能はほぼ進化していない。エネルギー消費レベルも大して変わらない。価格だけは物価高の影響か11年前よりはだいぶ高くなっている。欲しいと思うサイズと機能のものは修理にかかる予想値段の1.5倍ぐらいである。大変な悩みどころである。
と言うわけでもう一度しつこくねちっこくネットで調べてみることにしたのである。最近の検索はAIモードとかも勝手に発動されていたりするのでキーワードというよりお悩み相談のような文章での質問にも対応してくれるのである。そこで、「Electroluxの食洗機、エラーi20、水を足すと治る」という変な検索をしたところ、AIが「エラーi20は排水に関するエラーなので水を足しても解決しません」と言ってきたのである。コレにはハッとさせられた管理人である。つまり水を足して治るということは排水エラーではないということなのである。水を足して治るということは水が足りないのが原因なのではないか?
そこで気分一新で検索のし直しである。水が食洗機に溜まらなくて動かない、というような事例を見ていくと。「スイッチを入れる前から一旦鍋などで水を入れてやると普通に動く」という我が家のケースに類似したものが見つかったのである。その原因は入水経路の不具合によるものなので、最悪は入水ポンプの不具合、入水ホースが捻じ曲がってたり異物が塞いでいたりだが、その場合は最初から食洗機は動かない。我が家の場合は最後10分ぐらいで水不足で止まるのでこのケースではない。では、何か。それは食洗機のシャワーパーツ部分の詰まりである。
食洗機には回りながら水を噴出して食器を洗うシャワーのようなパーツがある。シャワーのようだという通り水が噴出する小さな穴がいくつか空いているのである。だが、この穴の数はとても少ない。全然シャワーヘッドのような穴の数ではない。おそらく穴の数を少なくすることによって噴出する水の圧力を高めてそれによって食器の汚れを物理的に落とすというような効果があるのだろう。それを細かく見ていったらなんと我が家の食洗機に籾殻のようなものが詰まっている穴が見つかったのである。そしてそれを取り除いたらもうエラーで停止することなく食洗機は仕事を完了することができるようになったのである。
あー、よかった。職人さん呼ばなくて。