海外生活で何気に困るのは薄切り肉が手に入らないことである。
基本的に肉は塊で売られている。最近こそステーキ用の牛肉や豚肉が売られるようにはなってきているものの日本で普通に売られている豚バラ肉のような薄切り肉は存在しない。薄切りで売られているのは基本的にハムとかぐらいである。それでも管理人は郷に入っては郷に従えの精神で塊肉の料理を覚えて作ってきたわけである。ところが、マドリッドへ旅行に行った際に旦那がブロック状の生ハムの塊を買ったのである。その時の旦那の言い分はこうである。
あとでミートスライサーを買ってスライスすればいいよ
それからだいぶ経ったがミートスライサーはリガで購入するのが結構難しく、そのままスライサーが無いからということで生ハムの塊は冷蔵庫の中で眠り続けてきたのであった。
そんな折も折、管理人家ではiRobotのルンバのステーションのゴミ溜め袋が切れてAmazon.deに注文せざるを得なくなったのである。iRobotは一旦経営が悪くなってラトビアからは撤退したためルンバの部品などはちょっとお高めなのでAmazonで純正品では無いものを買うことにしているのである。だが、それだけだと送料がかかる。
何かAmazonで買うものってある?
と旦那に聞いたところミートスライサーという返事が返ってきたわけである。
さて、ミートスライサーは大変満足のいくものであった。生ハムもかなり薄く切れる。生ハムは実は薄いほど美味しいのである。これなら牛肉を凍らせてスライスしてしゃぶしゃぶもできる。霜降り肉は手に入らないが心が躍る。とはいうものの日本のようなカセットコンロはこちらには存在しないのでそこもなんとかしなければならない。しゃぶしゃぶへの道のりは遠い。一つひとつ問題を取り除いて最終的に到達するしゃぶしゃぶを心に描いて行くしかないが、それでも一つしゃぶしゃぶへ近づいたという確固たる一歩であることは間違いない。