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2026年9月11日金曜日

6年ごとの業績チェック

 管理人の働く大学では6年ごとに業績チェックがある。

日本で言う助教、准教授、教授がこの業績チェックの対象になるのである。他の大学のことはあまりよく知らないがラトビアの大学はほぼ推しなべて同じような業績チェックがあると言うことである。チェックされる項目は直近6年間でどれだけ論文を出したのかとか研究費を獲得したのかとか学術的な国際貢献があるかとか博士課程の学生さんが博士号をとったのかとかそんな感じである。さらに国内外から3人の教授に業績レビューを頼まなければならない。結構大変である。しかも職種ごとに最低論文数とか色々と規定があるのである。

もちろんその規定をクリアできない人も出てくる。そうなると1年間だけ「代行」と言う状態になるのである。給料はそのままでこの1年間で条件をクリアさせるだけの猶予期間をくれるわけである。そして1年後に条件がクリアできなかったらクリアできた職種にダウングレードとなるのである。例えば教授が6年間で最低5論文必要だけれども3論文しか出していない場合、猶予期間中に5論文に達すれば教授を続けられるが一年待っても論文数が増えなかったら3論文が最低条件の准教授に格下げになると言う感じである。1論文しかなかったら准教授にもなれずに非常勤講師へと格下げである。

管理人は幸いなことに准教授を続けられるだけの基準はクリアしているのでまずは一安心である。それでも進退に関わる一大イベントなので必要書類などを念入りに用意していると言うわけである。

今回業績チェックを通過できれば管理人は自動的にあと6年間今と同じ条件で働き続けることができるわけである。つまり67歳まで働けると言うわけである。6年後の情勢はどうなっているかわからないのでその先の計画は立てても仕方ない。まあ、年金がもらえる歳になるまで働き口があると言うのはありがたいことである。


2026年9月10日木曜日

転ぶ

 大人は転ぶべきではない。なぜならダメージが大きいからである。

というわけで転んだ管理人である。久しぶりにというか半世紀ぶりぐらいに膝を擦りむいてみたりしたわけである。

ああ、この感じ、膝を擦りむくとこんな感じにジンジン痛いというか、子供の時の感覚だ、とか思ってみたりするわけである。この歳になると骨が大丈夫かということの方が大事で擦り傷なんてどうってことないと思いがちだが、抵抗力が落ちているとそこから細菌感染して蜂窩織炎とかに発展しかねないので傷口周りを洗うのは必須である。

とりあえず、擦り傷の部分を水で洗って絆創膏を貼る。

管理人の子供の頃は傷に過酸化水素系の消毒液みたいなものをつけたりしたものだがそれは不要である。

なんで転んだのかというと、ぴえちを連れて散歩に出かけて帰ってきたら遊びに出かける子供達に出くわして子供好きなぴえちが子供達に向かっていったのを止めるときにバランスを崩したのである。

不覚である。


2026年9月8日火曜日

ちょっと落ち着いてきた9月2週目

 欧州では新学年の始まりが9月である。

そのせいで8月下旬と9月の一週目はとてもカオスな状態になっているのが常である。誰も彼もが長めの夏休みを取るので9月ちょっと前に色々と準備を急いでしなくてはならなくなるからである。というわけで8月下旬は空回り的な案件が渦巻き、9月の一週目は「仕事始まった」的な高揚感で不必要な会議が満載というのが特徴である。

そんなカオスな期間を抜けると平常運転となる。それが9月の2週目である。

ここから先は淡々と仕事をこなしていくので変な会議もほとんどなくなるのである。皆が自分のペースを取り戻したということなのであろう。

近所の子供達も静かになる。

8月下旬とかはエネルギーが有り余っていてやたらと夜遅くまで走り回って騒いでいたが、学校が始まると忙しくなるのか外で遊んでいる子供の数は激減するのである。

夏の名残と秋の始まりの交差する9月2週目である。

2026年9月7日月曜日

バルチックイワシチャレンジ:つみれ汁

 イワシと言えばつみれ汁である。

これを作らずにバルチックイワシチャレンジを終わらせるわけにはいかない。まだまだラトビア現地での普通の食べ方も紹介していないのでこのチャレンジは続くわけである。

今回も冷凍バルチックイワシの袋の中から大きめのものを選んで解凍し、頭を切り落とした段階でレスキューするべき魚卵があるかどうかを確認して作業を進めたのであった。今回は3腹の比較的成熟した卵巣が見つかったので塩漬けである。

肝心の身の方は背骨を除いて皮を剥いだ。それをネギ(浅葱のような地元のネギ)と生姜とを刻んで叩いた。

材料。生姜はこの半分量使用。管理人は生姜好きだから多め。

包丁でバンバン叩いてミンチにする。ここへ塩少々、醤油少々、片栗粉少々を加えて錬る。叩くときに全部調味料も入れてしまってもいいはずだが、今回は叩き終わってから混ぜることとした。

今回は管理人の朝食の具沢山味噌汁の具としてイワシのツミレを入れたものも作ることとした。具沢山味噌汁の他の具材は大根とにんじんと椎茸としめじである。他の具材に火が通ったぐらいのタイミングでイワシのツミレを投入して3分煮る。味噌を投入して出来上がり。
朝食用の具沢山つみれ味噌汁。

つみれから良い出汁がでて大変おいしい。つみれもフワフワ食感でいい感じに出来上がったのであった。


2026年9月5日土曜日

グレーヘアチャレンジ:人々の反応は引き気味

 ここのところ久しぶりに友人夫婦たちとの会食が続いた管理人夫婦である。

日本人は歳を取らない、と半ば信じていた人たちは久しぶりに見る管理人のグレーヘアーに特に何も言わない。でも引いてるのはわかる(笑)。引きながらも平静を保つぞ、という意気込みすら感じられる。だが、付き合いの深い友人は

うん、自分の色見つけたんだね。明るめでいいよ。

と言ってくれた。これが救いである。この言葉だけでかなり頑張れるのである。

この先もカラートリートメントとかは順次試してみたいと思っている管理人である。だが、本題を見失ってはいけないと思うのである。本題は「自分」である。それでも誰かがいいよと言ってくれるだけで心はとても軽やかになる。

それにしてもだいぶ自分自身が慣れてきた感がある。街で綺麗なグレーヘアーの人を見かけるとどういう服装やらアクセサリーやらのコーディネートをしているのかと観察しているのである。結局は髪の色に合うファッションを1から構築するというのが必要なのだと気づくわけである。

なかなか面白い、グレーヘアチャレンジである。


2026年9月2日水曜日

若く見えると何が良いのか

グレーヘアチャレンジをしていると色々と考えさせられることが多い。表題の問いもその一つである。

若く見えると何が良いのか。
それは自己満足なのか、それとも何か承認欲求の解消のようなものなのか、自分の老いを直視できないからなのか、まずは考えてみる必要があると思うのである。管理人自身の気持ちの整理のための問答である。他人の若見えを否定する気持ちはない。


  • 若く見えると何か得することがあるのか?
多分ない。本当に若ければチヤホヤされることもあるだろうが、還暦を過ぎて若見えするからといってチヤホヤされることはない。くびれも不必要だ。ちょっと若く見えても若者とは違う。肌の艶もシワも髪の艶も何もかも若者とは違う。ここはよく肝に銘じておきたいポイントである。

  • 若く見えると自分が満足できるのか?
60歳が50歳に見えたところで大した変わりはない。50歳は40歳に見えるように努力しているからだ。誰も彼もが若く見えようと努力するのであればそんな馬鹿げた競争に巻き込まれるのは避けたい。友達は若く見えるのに近所の奥さんはもっと若く見えるのに私は?と思い始めたらストレスでもっと老け込むのは目に見えている。

  • 10歳若返るより10年の重みの方が大きい。
10年という月日は取り返せない。何をどう頑張っても無理だ。10年何も学ばずに何もせずにいる人はいない。10年かけて成長成熟したことのほうがずっと大切である。少なくとも管理人は10年前に戻りたくはない。この10年で得た知識と経験を手放して10年前の若さを手に入れたいとは思わない。そのぐらい歳を重ねると言うことは若さを保つより価値があると管理人は思っている。60歳の若見えするパッパラパーなんて誰も相手にしたくない。


2026年8月31日月曜日

グレーヘアチャレンジ:鏡の中の自分に驚く日々

 夏休みをいいことに3ヶ月間サマーハウスで隠居生活をしていた管理人である。

ところが、そろそろ新学期が始まるというタイミングで我が上司の50歳の誕生日ミニパーティがあるというので行ってきたわけである。まあ、こういうミニパーティはほぼ絶対行かなくてはいけないやつなので仕方ない。ただ、ずっとグレーヘアチャレンジをしてきた管理人としてはボッサボサのグレーヘアーで出向くわけにはいかないので前日にカットしてきたわけである。

グレーヘアを周囲に受け入れてもらうにはこまめな手入れが必要である。まあ一番簡単なのがカットである。ショートにしていつでもモードに近い髪型にしていればババくささを遠ざけることができるからである。

というわけで美容院で洗髪してもらって自分の席へ戻ると、なんと若返った自分が鏡の中にいたのである。というのも、洗髪後の頭を黒いタオルで巻いてくれていたからなのであった。

この時ほどグレーヘアチャレンジの心が揺らいだ時はない。

いや、何やってるんだろう自分。黒く染めれば若返られるのになんで意地張って染めずにいるのだろう。

これは罠である(笑)

染めるのは簡単である。染めて「なんか若返った感じ」と思うのも悪くはない。だが、それは長く続かない。白髪率にもよるが1ヶ月も経たないうちに逆プリン状態になるのである。

さて、そんなこんなで上司の50歳パーティに出てきたわけだが、やっぱりちょっと皆さんのリアクションが微妙であった。まあ、ラトビアでは現役で働いている人がグレーヘアにするなんて皆無だからである。もちろん誰も何も触れない。染めない選択肢が多分ないのだと思う。本当に自分を信じないと続けられないなあと思ったグレーヘアチャレンジであった。

2026年8月28日金曜日

バルチックイワシチャレンジ:数の子っぽい

 前々回のバルチックイワシチャレンジでは数の子っぽいかなり成熟した卵巣が出てきたので、興奮して数の子チャレンジに挑んだ管理人である。

まずは成熟した魚卵を取り出して流水で洗い、ガッチリ塩漬けにする。塩漬けにする期間は多分1日でもOKだと思うが今回はすっかり塩漬けにしていることを忘れていて3日間つけたのであった。その後、塩を洗い流して適当な塩水につけて塩を抜いていく。適当な塩水とはどのくらいだと言われても適当である。真水よりはちょっと塩が入っていたほうがいい、というぐらいである。

その後もまたすっかり忘れて冷蔵庫に放置されていたイワシの数の子である。

左はレモン醤油。レモンの絞り汁に醤油を垂らしただけ。

お正月の味がする。

まさに数の子。本物のニシンの数の子だと塩数の子から塩抜きをした後に薄皮を取り除かないといけないが、流石にこのバルチックイワシの数の子だと小さくて薄皮も全く気にならない。

ああ、なんだか感動した。歯応えも味も数の子である。

ということはあれだ、冷凍バルチックイワシを普通に色々食べて行く中で成熟した卵巣に出会したらそれをがっちり塩漬けして、というのを繰り返して正月を待てば良いのである。お正月直前に塩抜きだ。ああ、なんという思いがけない贈り物である。

2026年8月27日木曜日

ぴえち美容院へ行く

 そろそろ朝の気温が二桁を切ってきたサマーハウスなので今週末でリガへ帰ろうと思っている管理人家である。その前にやっておきたいことが「ぴえちを犬の美容院へ連れて行く」であった。というのも、サマーハウスのある街ではリガの犬美容院の半額でやってもらえるからなのである。だいたい、サマーハウスにいる間はなんだか草むらへ突入したり穴を掘ったりと汚れ放題なのでリガへ帰る直前に綺麗にしてもらうのが最善だと思った次第である。ちなみに犬の美容院では大きさ別料金である。ぴえちは今回お風呂とカットと爪カット肉球ケアなどなどで60ユーロであった。これでリガでの半額である。ただ、リガの高級美容院では5時間もかけてケアしてくれて120ユーロで、ここでは2時間で60ユーロなのでどちらがお得なのかはわからない。

サマーハウスからポクポク歩いて行ってぴえちが施術してもらっている間、管理人夫婦は駅前のカフェでまったりである。なかなか良い気分転換にもなった。



今まで黒い羊のようにモコモコだったのがスッキリとした足になって犬のようである。素晴らしい。

リガより安いとはいえ、管理人の頭のカットの倍ぐらいする。まあ、前にも書いたが、ぴえちは管理人の頭何個分なのかを考えれば安いと言わざるを得ない。

2026年8月23日日曜日

強風2026

 ラトビアでは夏に強風が吹いて街路樹が倒れたりと言うことがシーズンに1−2回ある。ところが、22日の土曜日に襲った強風は凄まじいものであった。土曜の午後から日曜の朝まで続いた強風はリガで風速32km /時となり、土曜日は朝から気象アラートが出ていてほとんどのイベントがキャンセルとなったのである。管理人が楽しみにしていた「八目鰻祭り」も延期となった。

アラート通りに午後から風が強くなり庭の木々は大きくしなって絶え間なく揺れ続けていた。

こう言う強風の時は倒木と停電を警戒することになっている。まずはどの木が倒れても潰されないように車を安全な場所に駐車し直す。いつ停電になっても大丈夫なように水を確保し、スマホとラップトップは充電しっぱなしにするのである。ハンギングバスケットやランタンなども風の当たらない場所に移動させる。

そんな状態で、それでもテラスで「おおー、なんだかヤバイかも」とか言いながら過ごしていると、屋根の方でバリバリと言う音がする。

ああ、屋根がめくれて損傷しているのかも。

そんなこんなでも眠らないわけにはいかない。古いリンゴの木が倒れてきてサマーハウスに損傷が出たとしても保険があるからまあその時はその時だ、と眠ることとした。

一晩明けて我が家の被害はテラス上の屋根で帯状に半透明のプラスチック板を入れている部分が割れて穴が空いていたことと、巨大モミの木の枝が2本ぐらい落ちていたことであった。車は無事だったし誰も怪我することなかったわけである。だが、我が家との境界近くに立っていたお隣さんの敷地内にある使っていない古い木の電信柱が倒れてしまっていた。ツタが一番上まで覆っていて秋には真っ赤に染まってとても美しくて気に入っていたのだが、残念である。

6月に虹が綺麗だったので撮った写真。風向きのせいで向こう側へ倒れた。


お隣さんは今日早速チェーンソーを使って倒れた木の電信柱を切って薪にしていた。

ラトビアのほとんどの地域で同じように倒木が発生して道路を塞いだり建物に倒れ込んだりということが大量発生しているようである。27万世帯で停電となった。奇跡的に管理人夫婦のサマーハウスでは停電も起こらず無事に過ごせている。

2026年8月21日金曜日

夏の終わり

 9月始まりの授業の準備を終えて安堵している管理人である。

管理人の勤める大学では学期の終わりに学生にアンケートを求めていて、やれ授業がわかりにくだの、なんで歯医者になる私たちに遺伝学が必要なのか、講義を作り直して単純にしろ、などなど全く耳を傾ける必要のない学生のぼやきに答えなければならないというものもある。管理人は「貴重な意見をありがとう」だけで済ましている。学生に媚びて授業や講義を簡単にする気は毛頭ない。というかそんなことすべきではない。自分で学べ。それだけである。

さて、9月からのコースの準備をするということはもうすでに夏は終盤ということである。この頃から人々は職場に戻り、9月1日には小中高学生たちも学校へ戻ってくる。職場や学校に戻るということは夏は完璧に終わり、ということである。

サマーハウスにある蔦の絡まった古い電柱にも一枚の赤い葉が現れた。これが夏の終わりのサインである。

今朝は11℃でテラスに座って朝食を食べるのが寒すぎた、と旦那はこぼしていた。

9月の二週目の終わりまでサマーハウスで過ごせれば上出来なのかな、と天気予報を見ながら思う管理人であった。