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2025年9月1日月曜日

9月

 9月1日はラトビアも新学期の始まりということでにわかに活気を帯びる日付である。

学校が始まる人いうことで管理人の勤める大学では学童のいる人は9月1日に特別の休暇をとって子供の学校に付き添うことができるようになっている。街はたくさんの人で溢れ誰も彼もがなんとなく希望に満ちているような表情で行き交っている。スーパーで買い物をしただけで「ハッピー9月」とか店員さんに言われるぐらいの感じである。

9月1日には花束を持って登校するのが慣わしのようであるが、今年は雨続きの夏だったので国産の花が追いつかずに輸入の花をだいぶ入れたというニュースも読んだ。

森はヘザーが満開である。まだ木々は緑だがところによっては部分的に紅葉も始まっている。

留守にしていたリガのアパートで健気に開花していた胡蝶蘭。3鉢同時に満開で先端の蕾が開花していたので切り落として切り花にした。この白いランは旦那が15年ぐらい前の誕生日にプレゼントしてくれたもの。毎年花を咲かせてくれるが今年は結婚20周年だからかマシマシで咲いてくれた。


2025年5月22日木曜日

紫のスープ

まずはこれを見ていただきたい。

旦那が作ったスープ。この写真ではちょっと赤っぽく見えるが実際はもっと紫色のスープ。

ラトビアではビーツ料理が色々とあるのでピンクのスープやポテトサラダなどに最初はギョッとさせられるものである。だが、もうかれこれ20年も住んでいるとピンクの食品は普通に格下げ済みである。今回驚いたのは紫だったからである。

この写真は骨付き鶏肉で出汁を取って具にはニンジンとジャガイモ、そして少しご飯が入っているというものである。一体何がこのスープの色を紫にしたのか。

それはにんじんである。

いつものスーパーでいろんな色のにんじんのパックを買ったのである。旦那は普通のオレンジのにんじんと黒いにんじんを使ったという事なので、紫いろは黒いにんじん由来だと思われる。
いろんな色のにんじんのアソート。この黒っぽいやつを使ったそうな。

黒っぽいにんじんはアントシアニンを多く含むので、まあ、スープが紫になってもおかしくはないわけである。

ちょっと驚いた管理人であった。


 

2025年4月3日木曜日

何しろ4月である。

4月に入れば春は大抵の年で確実なものとなるのである。今年は冬が随分と暖かくて3月半ばぐらいからなんとなく春めいてきてはいたのであるが、やはり4月に入ると日も長くなってきて生命の息吹を感じるわけである。

この季節になると犬散歩が楽しくなる。何しろ毎日のように新しい花が咲いたりしているわけである。管理人の住む徒歩圏内の植物はほぼすべて把握しているので特段の驚きに出会うことはないが、毎年同じ花が同じ場所に咲くのをなんとなく毎回確かめてしまうのである。

そうそう、3月末の日曜日にラトビアは夏時間へ切り替わったので夕方が明るいのも嬉しいものである。お絵描き教室は午後6時から8時半までなのだが、夏時間へ切り替わってさらに日が伸びたので、帰りのタクシーの中から素晴らしい夕焼けを見ることができるようになったのである。お絵描き教室へ行くようになってから、色と明暗をとても気にするようになったので、景色の楽しみ方もだいぶ変わってきた。今までよりもずっと世の中の景色が美しく見えるようになってきたのである。

そんな感じでお絵描きが楽しい管理人なので、3日前ぐらいから「毎日スケッチ」プロジェクトを立ち上げたのであった。友人からプレゼントされた文庫本サイズのノートに毎日何かしらスケッチをして鍛錬しようというものである。

ショットグラスに入れたシラーシベリカ。
描いた絵を写真に撮ってみるとダメなところがよくわかる。
まあ、花はともかくとしてショットグラスの縁が雑ですなあ(笑)

毎日スケッチは練習なので、おお、ちょっとは上達してきたんじゃない?というような生温かい目で見守っていただきたいと思うのであった。

2024年9月15日日曜日

多分冬前の最後の花

 9月に入ると気温はどうあれもうある程度の紅葉は始まってしまうラトビアである。

まだまだほとんどの木は濃い緑色の葉っぱをつけたままだが中にはすでに黄色くなった葉を落とし始める木もあるのである。紅葉が本格的に始まればそれはそれで美しいのだがこの季節には最後の野の花がある。それがタンジーである。日本名はヨモギギク。ラトビア名はParastais biškrēsliņšである。意味はミツバチの小さな椅子である。花がふかふかのクッションのようだからなのかもしれない。

ぴえち散歩で摘んできた。野草にしては高さが50cmから80cmぐらいになるので切り花として結構見栄えがする。

これは欧州では野草なので空き地に生えていたりするのである。とても良い香りの花で、虫除け作用もあるということである。自宅近くの空き地という空き地の植生を把握している管理人としてはちゃんと毎年時期時期で植物に挨拶をしていくのである。ああ、今年もちゃんと生えてきたね、でもちょっと去年より規模が縮小してない?とか謎の問いかけを植物にすると、ああ、最近はあそこにいる奴らが侵食してきて困ってるんですよ、とかいう感じである。もちろん、管理人は植物と話ができるわけではないので、これは植物の環境を見て勝手に管理人が推測していることである。

管理人は単に野草が好きで見て回って楽しんでいるだけである。だが、毎年毎年見ていると、それは移り変わっていってしまうこともある。このタンジーはずっと同じ場所に同じ時期に花を咲かせてくれる管理人の友達のような存在なのである。

ああ、今年も咲いたね!会えて嬉しいよ。と毎回思うのである。

2024年6月9日日曜日

黄色い芍薬(写真)

 咲きましたよ。お高い苗だったのに開花に6年もかかった念願の黄色い芍薬である。


もうここまで来れば来年からちゃんと花を咲かせてくれるはずである。なんとも嬉しい開花である。

2024年6月8日土曜日

黄色い芍薬

 黄色い芍薬は記録によると2018年に購入して植えたものである。同じ時にオレンジの芍薬も植えて、それは2年後に咲いたのだが、黄色の芍薬はこれまで一度も花芽をつけたことがなかったのである。と言うのも、へろが2年続けて黄色の芍薬を踏み倒したのである。それにしてもへろが亡くなってしまってからも黄色の芍薬は花芽をつけることがなかったわけである。そして今年、6年目にしてようやく一輪の花芽をつけたのである。いやー、本当に黄色い蕾がついたのである。

黄色の芍薬というのは結構珍しいので、まあ育ちが遅いのも納得である。

明日ぐらいには花が開くと思うので写真はその時にお目にかけたいと思う。

2024年5月15日水曜日

ライラックの季節

 リガにはたくさんのライラックが植えられていて、この季節はその豊かな彩りを楽しむことができる。本当にほぼどこの家にもライラックが植えられていて、我が家のサマーハウスにも古いライラックがある。かつては家があったであろう空き地にもライラックがあるのでアパート暮らしでもライラックの枝を持ち帰ることができるのである。日本なら花泥棒と怒られそうだが、ラトビアでは大丈夫だ。

散歩の戦利品。良い香り。

日本にはサクラがあるけどラトビアにはライラックがあるのよ、と言うのはママの言葉である。ライラックを見るたびに思い出すママの言葉である。

2024年5月4日土曜日

サマーハウス2024

諸事情あってようやく昨日サマーハウスへ来た管理人一家である。

ぴえちはそれなりにサマーハウスを楽しんでいるようで、芝生の上で日向ぼっこして熱くなって木陰で冷ます、というようなことを繰り返している。

シーズン最初のサマーハウスは掃除やら何やらで大変なのだが、そんな話を友人としたところ、家の中の掃除も庭の芝刈りも人に頼んでしまえばただ楽しむだけのサマーハウスになるよ、という示唆を受けたのであった。確かに、普段から家の掃除を外注している友人は結構多い。掃除とか全然しないと豪語する友人もいる。

まあ、そういう概念が全くなかったので我が家では自分で掃除草刈りである。

今はチューリップと桜が満開である。この時期はまだサマーハウスに泊まるのは週末ぐらいなのでチューリップはリガへ帰る日の朝に全て切り花にして持ち帰ることにしている。その持ち帰った花を眺めつつ、ああ、また週末にはサマーハウスでのんびりだ、と自分に言い聞かせるわけである。

芝刈りの邪魔になりそうな場所に咲いていたチューリップ達。リガへ帰る朝にはこれに15本ほど追加して持ち帰る。

昨日の夕方は走るハリネズミを庭で目撃したのであった。その後ぴえちが「変なのいる」と吠えるので行ってみると2匹のハリネズミが一緒にいたのであった。ぴえちは怖がりなので変なのがいると知らせるだけでへろのように咥えて走ったりはしない。どうやら今はハリネズミの繁殖時期らしく、ぴえちはデート現場に居合わせてしまったようである。

デートの邪魔をするぴえち


2024年4月2日火曜日

仕事復帰

日本行きのためになんだかんだで学期中にも関わらず3週間も休暇をとった管理人である。今日はその休暇明けの仕事復帰第一日だったわけである。そんななんとなく気分の盛り上がらない朝に電話が鳴ったのであった。

いやー、解析してもらいたいデータがあるんだけど

電話でデータ解析依頼が来るというのは結構差し迫った場合が多い。じゃ、すぐにZOOMで相談しましょうかね、ということでZOOMとなった。データを見ながら確認作業をして、「じゃ、これ、いつまでにとか期限ある?」と聞いたところ、返ってきた答えは

3月31日

であった。今日は4月2日である。
何やら国際会議で発表したかったのだけれど、ああうっかり締め切りが過ぎていたよ、でもなんとかねじ込むよ。ということであった。

オッケー。きっちりとした日本旅行から帰ってきた直後に「締め切りはおととい」みたいな話である。なんだか帰ってきたなあ、この世界に、と思う管理人なのであった。

もう20年近く日本を離れていると、管理人自身も日本のタイムスケジュールとは乖離してくる。そっかー、締め切り一昨日だったかー、じゃ急いでやってみるかねー。と心底笑いながら取り組める自分に成長したねと思うのであった。

キバナのアマナが全力で開花中。とても美しい青のシラーシベリカもあちこちで咲いていた。春到来である。


2024年3月5日火曜日

早く来た春

3月というのは通常ラトビアの一年の中で最も忍耐を迫られる月である。

特に3月には桃や桜が咲くという記憶のある日本人にとっては、3月だと言うのに氷点下のことが多いラトビアでは何だか肩透かしを食ったような気分になるのである。

今年の3月は夜に少し氷点下になることはあってもほぼプラスの気温で推移していて、陽がさすとまるで春がすぐ近くまで来たかのような感じである。長年ラトビアでガッカリな3月を重ねてきた管理人としてはいくら青空が広がってプラス気温だからと言って

騙されないぞ

と思うわけである。ところがどうやら植物たちは騙されていて今日はスノードロップが満開になっているのと日向ではクロッカスが咲いているのをみたのである。例年では3月の終わりぐらいにスノードロップが咲いてスノーフレークとクロッカスが大体同時ぐらいという時系列である。おおよそ3週間ぐらい早い開花と言うわけである。

とりあえず、いくら騙されたと言ってもスノードロップが咲けば管理人の感覚としてはラトビアの春認定となるのである。

2023年10月16日月曜日

紅葉始まる

 ここ数日で気温が一気に下がってきたリガである。

それに伴って蔦と楓の紅葉が一気に進んできた感じである。白樺も部分部分が黄色くなってきているがまだ大半は緑色である。

やっと秋の紅葉の始まり。

もう日中の温度は10度前後で10℃を下回る日も増えてきている。ぴえちの散歩時にはもう管理人はダウンジャケット着用である。さらに、今週後半には明け方の温度がマイナス入りすると言う予報である。そうすると朝方の道路が滑りやすくなるので夏用タイヤから冬用タイヤへ早めに切り替えましょうと言うようなアナウンスもされているのであった。

セントラルヒーティングも金曜日から開始となった。管理人の住むリガのアパートは断熱がしっかりしているのっでまだ暖房を使う必要はない。管理人はヒートテックのタートルネックシャツにカーディガンを羽織った状態で部屋にいるが、旦那は半袖である。

2023年9月26日火曜日

蔦の紅葉具合

 近所で一番紅葉している蔦である。

ぴえちとの散歩中に撮ったものなので、ちょっとブレているのはご勘弁いただきたい。

蔦はその赤みがとても美しいので管理人は大好きである。管理人のリガのアパートから見える蔦の絡まる柵があって道からの視界を遮ってくれているのだが、それらはまだ全然紅葉していない。一枚も紅葉していない緑なのである。きっと風や日当たりなどが関係しているのだろう。

まだ今週も24℃ぐらいまで気温が上がるようである。

2023年8月15日火曜日

ヒース咲く

嵐が丘を読んだことがある人はヒースという植物のことを知っていると思う。

ヒースはここラトビアでもポピュラーな植物である。そして、管理人はヒースがあまり好きではない。ヒースそのものは好きなタイプの花なのだが、ラトビアの森でヒースが咲き始めるのは夏の終わりを告げるものだからである。悲しいことに、先日診察に出向いた時に森の中で咲き始めているヒースを見かけたのであった。もう夏は終わりなのだ。

森の中でヒースは咲き始めたが、まだツタは紅葉していない。

水面下で人知れず秋がやってきているということのようだ。ツタの葉が一枚でも紅葉しようものなら、秋はそこを目掛けてやってくる。

さあ、今年はいつまでサマーハウスにいられるのだろうか

2023年7月4日火曜日

落ち着いた美

先日我が家のバラがやっと咲いたと書かせてもらったわけだが、本当にたくさんの花が咲いて大変嬉しい管理人である。

さて、たくさん花がさくと気づくことがある。それはこの品種では、開いたばかりの若い花はアプリコットのような濃い黄色だが、開花から時間が経つにつれてその花弁の色が褪せていくということである。花をずっと枯れるまでつけておくのは株に負担になるので古くなった花から順次切り花にして楽しむことにしているのである。この少し色褪せたバラの花は切り取って花瓶に刺すと実にたおやかな雰囲気を醸し出すのである。熟成という言葉がぴったりな優雅さを備えている。


ぴちぴちじゃなくてもいいよねと思った次第である。


2023年7月2日日曜日

薔薇が咲いた

数年前にせっせと植えたバラの苗はよく育ったものもあるが大半は苦戦している管理人家の庭である。

苗を買うときに耐病性とか色々調べて初心者向っぽいものを購入したのだが、なかなか思い通りにはならないものである。一番成功しているのは軒先に植えたもので、毎年どんどん大きくなってたくさんの花をつけてくれる。だが同じ品種でも植えた場所が悪かったのか全然大きくならないものもある。どうやら屋根があるかないかで生育に大きな差が出るようなので、冬前に何か覆いをして霜対策とかするとだいぶ違うのかもしれない。

これは軒下の成功例。
同じ品種でも別の場所のものはこれの10分の一ぐらいの成長具合。

薔薇にはアブラムシがつきやすいので注意が必要である。ラトビアでは農薬系のものは一般民間人が買うのが難しいので管理人の場合は物理的除去に頼っている。それはティッシュなどでアブラムシのついている蕾や葉っぱを挟んで手で潰すというものである。今この文章を読んで背筋が寒くなった人もいると思うが、これが一番有効なアブラムシ対策なのである。アブラムシには大抵のものは効かない。オルトランは効くと思うのだがここでは入手不可能なのでプチプチ潰すのが一番である。潰し切れるのか?と思う方もいると思うが、バラへの愛情さえあれば潰せるものである。


2023年6月21日水曜日

オレンジということになっている芍薬

さんさんが見たいとおっしゃるのでオレンジの芍薬のお写真をご覧に入れたいと思う管理人である。

だが、管理人的には「オレンジ」とは言い難く、オレンジがかった薄いピンク、と言ったところである。

お供の白い花はウツギである。ラトビアでは「ジャスミン」と呼ばれているが明らかに間違いである。香りが高いのでジャスミンと呼びたくなるのもわかる気がする。

このオレンジっぽい芍薬は見ての通りたくさんの雄蕊と6本の雌蕊がある。これが元々の芍薬の姿なのだが、ラトビアで庭に植えられている芍薬の多くは八重のものである。八重咲きというのは雄蕊が花びらに変化したものなので、これだけたくさんの雄蕊が花びらになればそれはゴージャスに見えるというものである。おそらく、一旦八重になってしまうと掛け合わせが難しいのかもしれない。八重でも変化しているのは雄蕊だけで、雌蕊は残っているので掛け合わせができないことはないと思うのである。ただ普通に雄蕊も雌蕊もあったほうが品種改良はしやすいのかなあと思ったりするわけである。

黄色の芍薬はまだ咲かない。お高かったのに。いつかレポートできる日が来ることを祈るしかない管理人であった。

2023年6月20日火曜日

クサフジ

植物の分布というのには結構驚かされるものがある。
というのも、こんな日本から離れた地でも日本で見たことのある花とかつくしなんかも見かけるからである。

通常、庭や散歩途中で見かけた花の同定にはフィンランドのサイトを使っている管理人である。とても素晴らしく作られたサイトで花の色とか何枚花びらがあるとかいつ咲いてたかとかで検索できるのである。その結果、今日の花はクサフジだということになった。

なんとも言えない美しい紫色である。摘み取った時はもっと淡い色であった。

ちょっと写真では分かりにくいのだが、葉っぱがリーフレットという形になっていて、その
先端がツルになっているのである。これがマメ科植物の特徴で、この先端にツルがないとマメ科ではない。似た植物はたくさんあるのだけれど、これはマメ科である。

管理人の一押しのオレンジの芍薬のお供につんだのだが、芍薬より魅了されてしまう草藤である。

マメ科の植物と管理人の関係は深い。
小さい頃、まだまだ空き地がたくさんあった頃はシロツメクサがたくさんあって、その花を観察して、これはたくさんの花が集まっているのだなと幼心に発見し、そしてその一つ一つのはなが小さなえんどう豆のような鞘になるというのを見て感動したものである。カラスノエンドウも身近なマメ科の一つであった。大学の卒論のテーマはえんどう豆の光受容タンパク質であった。

なんだか初めましてのような懐かしいような、そんな雑草との出会いであった。

2023年6月12日月曜日

芍薬咲く2023

表題の通り我が家の芍薬が咲き始めた。

これは昔ながらの品種。始めはこのどピンクがあまり好きではなかったが今ではこれが我が家のスタンダード。

 毎年書いていて、よその家の花が何色だろうと知ったこっちゃないと思うのだが、このどピンクが多い年で50本ぐらい咲くのである。今年は少なめである。去年の秋、芍薬の畝をきれいにするだけの気力がなかったのでほったらかしにしたせいである。

何年か前に植えたオレンジの芍薬は今年4つの蕾をつけている。同じ時に植えた黄色の芍薬は植えた年と次の年の2回に渡ってへろが踏みつけて折ってしまったので復活に時間がかかったのである。今年はよく育っているがそれでも蕾はない。

今日は旦那作のハンバーググリリであった。

合い挽き肉のハンバーグである。バターも練り込んであるそうな。調味料はちょっとピリ辛のイスラエルのものを使用。付け合わせは「かばち」と二十日ダイコンである。

ハンバーグとはいえやはり男性が作ると大きめになるし厚めである。管理人クラスでは中まで火が通らないといいやだなと思って薄めにしたり真ん中を凹ませたりするが、旦那のハンバーグ成形はダイナミックであった。そして、やっぱりグリリにするとハンバーグもグリリになるというか、何言ってるのかわからないとは思うのだが、要はハンバーグのグリリは美味しいということである。

テーブルの下で待ってても、あたちにはハンバーグとかくれません。


2023年3月19日日曜日

どうやら春

1ヶ月予報では雪が積もるようなことはなさそうなラトビアである。

ラトビアの春認定はSniegpulkstenītes(スノードロップ)が咲くことである。そしてスノードロップがもうあちこちで花を咲かせているので一応春認定というわけである。写真は撮り損ねたのだが、まあ、この花が路地で咲いているのを見かけると、

ああ、やっと春が始まる

と安堵するのである。
この安堵の度合いは大変大きいもので、本当に一気に肩の力が抜けてパアーっと世の中が明るく見えてくるような感じである。まだまだ空はどんより曇っていても、

雪ない、氷ない、花咲いた

というだけのことで気分が全然違うのである。

耳をひらひらさせながら階段を駆け上るぴえち。こんな難しそうな階段ももう平気。


2022年9月17日土曜日

紅葉が少しづつ始まる

まだほとんどの木々は緑のラトビアである。

だが、本当に少しづつだが紅葉が始まりつつある。一番最初に鮮やかなレモンイエローに染まるのはおそらくケヤキの仲間のようである。まだ鮮やかな色にはなっていないが緑は全体的に褪色し始めている。白樺は部分的に枝ごとに黄色くなっている部分が出てきている。ツタは一枚二枚の葉がオレンジ色になってきている。楓もほんの少し部分的に黄色くなってきている。トチノキは紅葉というよりはただ葉が枯れ始めている。

アキノキリンソウがあちこちで黄色の花をつけていて、でもそれもそろそろ終わりに近いようである。