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2025年7月25日金曜日

枝豆とそら豆の食べ方について

先日、イギリス人彼氏とラトビア人彼女のカップルが我が家を訪ねてくれた。
グリリをしたりするのだが、イギリス人彼氏は枝豆が好物だというのでおつまみにと枝豆とそら豆を茹でたものを用意した管理人である。枝豆はサヤ付きの冷凍品でスーパーで普通に入手できる。そら豆は今が旬の新鮮なものである。案の定、枝豆を見て彼らは喜んでくれたのであった。こちらも嬉しい。ただ、見ているとどうも勝手が違うのである。

なんと器用に枝豆をナイフとフォークを使って枝豆を鞘から出して食べているのである。

そら豆は鞘から出した状態で茹でたものだったのだが、豆の周りにはちょっと厚めの皮がついている。まあ、普通に手で剥いて食べてくれるかと思ったが、剥かずに普通にフォークで刺して食べていたのである。

色々な意味で新鮮で驚きである。

思えば、枝豆などは日本人にとって身近すぎる食べ物だが外国人にとっては違うわけである。確かに以前ラトビア人の友人に枝豆はどうやって食べるのか聞かれたことがあったのも事実である。ああ、鞘から出した冷凍枝豆を茹でたほうが親切だったのかもしれない。でもそれでは枝豆の風情を損なうというものである。

海外の人にとって皮というのは割と気にならないものなのかもしれない。そら豆の豆の周りの皮は管理人には剥かないと食感が悪いと思うわけである。そういえば確かこちらの人たちは桃の皮を剥かずに丸齧りしたりするし、杏の身も皮ごとガブリである。そら豆の皮如きは気にならないのかもしれない。 ああ、そういえばラトビア語では「些細なことだよ、気にしないよ」という意味で「Pupu mizas」という表現がある。直訳すると「豆の皮」である。そうか、元々気にしないんだ、と妙に納得のいった管理人であった。

2025年7月13日日曜日

2025子供達による歌と踊りの祭典

 ラトビア全土の子供達が練習に練習を重ねた歌とダンスの成果の集大成である。

これは4年ごとに開催されて、2年ずれて大人の歌と踊りの祭典が開催されると言う具合である。

この祭典は歌部門と踊り部門のコンテストも兼ねているので2週間という長い開催期間を経るのである。ラトビア各地の学校から歌の精鋭踊りの精鋭が集められる。皆がバスでやってくるのでそのために数日はリガ中心部の交通規制も行われるのである。

なんと言っても壮観なのは子供達がそれぞれの地方の民族衣装に身を包んで行進したり歌ったり踊ったりする様である。ラトビアの民族衣装は基本的に長袖ロングスカート長ズボンである。暑くなりすぎないようにと毎回思うのだが、今年は気温的には良くても雨が多かったりで大変だったのだと思うわけである。

管理人家ではこの祭典はYouTubeで楽しむだけである。と言うのも、何しろ心にグッとくるものが多すぎて涙が止まらない、そんな感じだからである。

この動画はラトビア人の投票で毎回1位に上がる「太陽、雷、ダウガワ」と言う曲である。ラトビア合唱の素晴らしさを詰め込んだ一曲である。聞いていただければお分かりいただけると思うのだが、最初はしっかりとした小さな声で、そしてドラマチックに盛り上がっていくのである。この強弱の幅を子供にも出させるのかと言うところが驚くべきところである。子供は元気に歌ってなんぼ、なんてものでは全くない。歌は音楽は強弱あって初めて芸術、それが当然、みたいな感じの教育なのであろう。素晴らしいとしか言いようがない。
ちなみにこの曲はスペインはカタルニア地方の独立運動に採用されてカタルニアが独立を果たした際には国家となる歌である。もちろん歌詞はカタルニアの詩人が別途用意しているのである。

2025年7月11日金曜日

手続きには落とし穴があることが多い

 今日は移民局へ出向いて玉砕してきた管理人である。

管理人の滞在許可はEUでの永住許可であるが5年ごとの更新が必要である。今年の手続きは必要書類を全部電子メールで送って大変楽チンだったわけである。そして更新手続きが終わって新しいIDカードを発行してもらうために、まずは移民局にアポを取って写真とか生体データを提出しなくてはならない。これは「ネットでアポ取れますよ」とご丁寧にメールにリンクまで貼ってあったのでその指示に従って予約をとり、今日移民局へ行ってきたわけである。「アポは明日ですよ。移民局へきたらこのコードを入力してください」とコードまで送ってきてくれたのである。ただ、万が一面倒なことが起こった場合に備えて、旦那を連れて行ったのだが、その通り面倒なことが起こったのである。番号が呼ばれて窓口へ行くと、

この窓口はラトビア国民の手続き用なのであっちの窓口になります。新しい番号札を取ってください

というのである。いやいや、ちゃんと2週間も前にネットでアポとったのにどういうことですか?というと

外国人の滞在許可関係のアポイントはネットでは受け付けてないです。電話してもらわないと。

いやいや、メールにリンクまで貼ってあってアポ取れって。。。なんと理不尽なことをおっしゃる。。。

旦那同伴で良かった。旦那に受付でゴリゴリ押してもらって、なんとか来週月曜日の朝9時にもう一回来ればその受付の女性がなんとかしてくれると言うのである。怪しいがそれに頼るしかない。

5年後の管理人のためにこの事実は書いておくわけである。再び同じ罠に陥らないように。次回は必ず「アポは電話で確実に」したいと思うのであった。

2025年7月7日月曜日

フォークダンス

管理人が小中学生だった頃にフォークダンスというのが体育の授業であったわけである。
それは全く理解できず、なんだかなんでこんな踊りをするのかなんのためなのか甚だ疑問に思ったことを鮮明に覚えているのである。なんの説明もなく、輪になって踊りましょうとか、こうやって踊りましょうとか、大体、踊るということの楽しみも何もなく踊れというのは単に何かをやらされている感満載で、間違いなく嫌いな授業であったことは言うまでもない。

だが、ラトビアに来てフォークダンスというものの意味を知ることになったわけである。

今年は子供達の歌と踊りの祭典の年なのである。コンペティションも兼ねているので学校ごとにかなり熱の入った練習が行われたようである。民族衣装に身を包み、軽やかなステップでクルクルと回ったりして踊る様は、特に子供たちだからこそ本当に軽やかに弾むのである。

これこそまさにフォークダンスである。衣装の意味も踊りの意味もきちんと学校で教えられているのだと思う。民族の伝統そして誇り、それらが子供達に踊りとして受け継がれていくのである。ああ、これぞまさにフォークダンスである。

今思うと、なぜ私たちが子供の頃に体育の授業でフォークダンスを踊らされたのか全く意味がわからない。盆踊りの強化授業とかをどうしてしなかったのか。

まあ、とにかく、ラトビアの子供達のダンスは素晴らしい。見ていて、単純に素敵だなあと思えるのと同時にこの国ではきちんと民族の想いを次世代に伝えているなあと思えるのである。

2025年6月21日土曜日

やっとサマーハウスへもどる

たった一日だけのリガの予定がお葬式参列で結局4日間となったのであった。

リガへ行ったその日に訃報が舞い込み、ぴえちを預ける算段をし、一泊の予定でお葬式へと向かったのであったが、リガから4時間の運転である。お葬式前日から一泊して翌日参列してリガへ帰るという計画はどうやら無謀だったようで結局2泊することとなった。

ダウガウピルスと言うラトビア第二の都市に宿を取って、そこから車で40分ぐらいのクラスラワと言う街でお葬式である。どちらも自然が大変美しい街なのだがあいにくずっと雨であった。どちらの街もベラルーシとの国境に近いということもあってロシア語話者が多い。街で聞こえてくるのは大抵ロシア語である。どちらの街も数年前に訪れた時より街が整備されて明るくなっていたような印象を受けたのであった。

行きも帰りもたくさんのコウノトリを見かけた。往復で多分100羽ぐらいは見たと思う。

見かける農地はどこも豊かに作物が育っていた。

思いがけない小旅行となった。そしてようやくサマーハウスへ戻ってきた管理人一家であった。 

2025年6月11日水曜日

庭を歩くハリネズミの動画

 へろと違ってぴえちはハリネズミを見つけても教えてくれるだけなのでハリネズミも今までになく警戒心が薄れているようである。

ここのところ毎晩日没前ぐらいになるとハリネズミが庭をトコトコ歩いている。大抵はぴえちが教えてくれるのだが、教えてくれるとハリネズミは丸くなって動かなくなってしまうので動画向きではない。今日はちょっと離れたところから動くハリネズミの動画を撮影できたのでご覧入れたいと思うのであった。


動画の初めに聞こえるのは旦那のあくび、そしてその後のはあはあ言っているのはぴえちである。ハリネズミを驚かせないようにぴえちをテラスから出さないようにしているので見てるだけでもどかしいようである。

2025年3月4日火曜日

ぴえち大きくなってた

ラトビア初のアカデミー賞受賞ということで沸き立っている数日である。

Flow は以前にもちょっと紹介したが、アニメーションでセリフのない動物たちの物語で日本でも今月公開されるということなので機会があったらぜひ見てみていただきたいと思うのである。という管理人はまだ見ることができていないが、今週末ぐらいになんとかしたいと思っているのであった。

さて、今日はぴえちのワクチン接種に行ってきたのであった。2年と4ヶ月というお年頃で気になる体重測定をしてみたところ、なんと40kgであった。なんだか大きくなったなあという感じはしていたものの、へろよりちょっと軽いぐらいの体重だったのである。もちろん太ってなんかいない。ちゃんとくびれもある。ぴえちの犬種であるフラットコーテッドレトリバーのメスの標準体重の最高値は35kgなのでかなり大きいということになる。成長期に「大きくなーれ」と鶏の背中を毎食与えていたので骨格ががっしり形成されたのかもしれない。今でも食べているがもうこれ以上大きくなることはないはずである。

体の大きさというのは通常遺伝的なものと環境の両方が影響することになっているのである。ぴえちの場合は兄弟姉妹の中でも大きめだったので遺伝要因も結構大きいなのだと思う。つまり元々の遺伝要因と栄養条件が相まってこの大きさになったのだと思うわけである。

サイズ感




2025年1月6日月曜日

Flow ラトビア初ゴールデングローブ賞

ラトビアのアニメというのはなんだか素朴でほっこりの昔のものが多いのだが、ここへ来て快挙である。日本ではShogunがゴールデングローブのいくつかの賞をとったということで話題のようだが、ラトビアではこのFlowが今日の話題である。

このアニメーション映画は、洪水が起こってそこで生き延びた動物たちのお話なのだが、なんとセリフがないのである。動物たちは人間の言葉を話さない。ニャアとかワンとかグフっとかしか発声しない。つまり、自然の音と時々ワンとかニャアとかいう動物の声が聞こえるというちょっと変わった映画なのである。それでも多少動物たちは擬人化された行動を取ったりするが、何しろ喋らない。

管理人もまだ映画館で見ていない。早く見に行かなきゃ、である。

だが、もし日本に来たら是非見てほしい。まあ、翻訳して字幕をつけるという手間がないのだから日本でも割とすぐに観られるようになるのだと思いたい。



2024年12月18日水曜日

クリスマス前の仕事はほぼ無視

クリスマス前は結構ピリピリしているラトビアである。

どうしてピリピリしているのかというと、誰もがクリスマス前までに仕事に一区切りつけて安心してクリスマス休暇を過ごしたいからである。特に今年はクリスマスや新年の休日がいい感じに配置されているので有給休暇の取り様によっては17日間の休暇になるのである。その結果、クリスマス休暇前に変なメールが殺到することになるのである。大して急ぐ必要のない案件ばかりなので

新年明けたら検討しますねー

という返信で全てをかわしている管理人である。

これはもう欧州あるあるで、なんとなく仕事してる感を休暇前に醸し出しているだけに過ぎないからである。

私、やることやって休暇突入です

という自己アピールに過ぎない。

というわけで、なんの緊急性もない案件に向き合う必要はないのである。実際、誰も文句は言わない。全ての人の関心はクリスマス休暇に向かっているからである。




2024年10月23日水曜日

秋真っ只中

南国マルタへ出発する時にすでに始まっていた紅葉は、帰ってきたら真っ只中であった。

黒い誰かさんは落ち葉の上だとはっきりくっきり。

気温は日中プラス10℃から15℃ぐらいの穏やかな暖かい秋である。ぴえちを連れてちょっといつもより長めのお散歩が気持ち良い。落ち葉を両手で掬って風に舞わせると捕まえようとしてジャンプするぴえちである。

ラトビアの秋はこれといって旬の食べ物があるわけではないが、キュウリやトマトが通年の植物工場ものにとって代わってしまうので、久しぶりにフレッシュなザワークラウトを食べようという気になるのである。

そうそう、さすがにかぼちゃ類は秋の旬ではある。ハロウィンが近づいてきているので一層店先にはカボチャがたくさん並んでいるわけである。ラトビア語でカボチャはkirbis(キルビス)である。管理人が通常利用しているスーパーのカボチャ宣伝によると結構色々種類があるようで、ハロウインでランタンを作るのに使うようなオレンジのやつはスープや蒸しカボチャ用、木の実カボチャと呼ばれている薄緑色の皮のやつ(日本の栗カボチャとは全く違うもの)はスープやグリリ用、オレンジ色で頭がとんがっているやつはHokkaidoという名前でオーブンで焼く用、スパゲッティカボチャは日本と同じ、ムスカットカボチャと呼ばれる薄オレンジのカボチャはスープやパンケーキそしてジャム用、そしてジュース用カボチャと生食用カボチャがあるらしい。あと、飾り用の小さなデコレーション用カボチャもある。

この中で管理人が試してみたものは普通のオレンジ色のもの、木の実カボチャ、スパゲッティカボチャ、生食用カボチャ、そしてここには出ていないがバターナッツカボチャである。日本のカボチャの煮付けを作りたかったのだが、ここでは木の実カボチャを使うと割と近い感じに再現できたのであった。他のものはどれも身が水っぽいので煮付けにしてもべちゃっとしてしまう。

などと書いていたらなんだか無性にカボチャが食べたくなってしまった管理人であった。

2024年8月20日火曜日

新しいポルチーニ

 地元の小さな市場では個人が庭で育てたトマトやら花やら森で採ってきたキノコやベリーを売っていたりするのである。

今日は地場の野菜を買いに行ったついでに市場にも寄ってみたらキノコが売られていたのであった。おばあちゃんが売っていたキノコを見てみると

これは新しいバラビカス(ポルチーニ)なんだよ

という。この新しいポルチーニというのは3013年に初めてラトビアの海岸で見つかったもので、元々は北アメリカで生育しているものということである。特徴は足の部分に縦縞が入っているということである。管理人夫婦は何年か前にやはり市場で買ったことがあるのであった。

主役はキノコなのでぴえちはピンボケ。
この量で15ユーロであった。

このキノコはAureoboletus projectellusというものでポルチーニ茸の中まである。

あんずたけも一緒に購入。この量で9ユーロであった。

食べるのが楽しみなキノコである。

2024年6月9日日曜日

黄色い芍薬(写真)

 咲きましたよ。お高い苗だったのに開花に6年もかかった念願の黄色い芍薬である。


もうここまで来れば来年からちゃんと花を咲かせてくれるはずである。なんとも嬉しい開花である。

2024年6月8日土曜日

黄色い芍薬

 黄色い芍薬は記録によると2018年に購入して植えたものである。同じ時にオレンジの芍薬も植えて、それは2年後に咲いたのだが、黄色の芍薬はこれまで一度も花芽をつけたことがなかったのである。と言うのも、へろが2年続けて黄色の芍薬を踏み倒したのである。それにしてもへろが亡くなってしまってからも黄色の芍薬は花芽をつけることがなかったわけである。そして今年、6年目にしてようやく一輪の花芽をつけたのである。いやー、本当に黄色い蕾がついたのである。

黄色の芍薬というのは結構珍しいので、まあ育ちが遅いのも納得である。

明日ぐらいには花が開くと思うので写真はその時にお目にかけたいと思う。

2024年5月4日土曜日

サマーハウス2024

諸事情あってようやく昨日サマーハウスへ来た管理人一家である。

ぴえちはそれなりにサマーハウスを楽しんでいるようで、芝生の上で日向ぼっこして熱くなって木陰で冷ます、というようなことを繰り返している。

シーズン最初のサマーハウスは掃除やら何やらで大変なのだが、そんな話を友人としたところ、家の中の掃除も庭の芝刈りも人に頼んでしまえばただ楽しむだけのサマーハウスになるよ、という示唆を受けたのであった。確かに、普段から家の掃除を外注している友人は結構多い。掃除とか全然しないと豪語する友人もいる。

まあ、そういう概念が全くなかったので我が家では自分で掃除草刈りである。

今はチューリップと桜が満開である。この時期はまだサマーハウスに泊まるのは週末ぐらいなのでチューリップはリガへ帰る日の朝に全て切り花にして持ち帰ることにしている。その持ち帰った花を眺めつつ、ああ、また週末にはサマーハウスでのんびりだ、と自分に言い聞かせるわけである。

芝刈りの邪魔になりそうな場所に咲いていたチューリップ達。リガへ帰る朝にはこれに15本ほど追加して持ち帰る。

昨日の夕方は走るハリネズミを庭で目撃したのであった。その後ぴえちが「変なのいる」と吠えるので行ってみると2匹のハリネズミが一緒にいたのであった。ぴえちは怖がりなので変なのがいると知らせるだけでへろのように咥えて走ったりはしない。どうやら今はハリネズミの繁殖時期らしく、ぴえちはデート現場に居合わせてしまったようである。

デートの邪魔をするぴえち


2024年4月10日水曜日

黄緑色の春

リガはとにかく木が多いので、春はその若葉がとても美しいのである。

眩しいような黄緑色が小さく小さく今までただ黒い影を落としていた枝に現れる。その小さな黄緑色が少しづつ大きくなって辺りを埋め尽くしていくのである。そして、一斉に楓の花が咲くとリガは黄緑色のホワホワしたものに包まれるのである。

春は本当に命の強さを見せてくれる。マイナス気温を乗り切ってこの黄緑色の春が訪れると、大きく息を吸って、もうちょっと働いて、夏の休暇を目指すことができる。

なぜか日本旅行から帰ってきてデータ解析依頼が目白押しである。初耳なんですけどそれ管理人が解析することになってるんですか、という感じのものが多い。そしてなぜか急いでいる。まあ、頼られるのは必要とされているということなので、悪くはない。ただやらなければいけないことが毎日あると疲れてしまう。今週末はバルコニーを掃除してこの黄緑色の春を楽しみながらゆっくりしたいなあと思うのであった。

2024年3月30日土曜日

イースター2024

時差ボケがなんとなくおさまってきた管理人家である。

この日曜日はイースターなので一応の掃除をして、一応の買い出しに行って、一応の支度をしているという具合である。手の込んだ料理は今回はパスして、とりあえず卵を染めてイースターの体裁だけを整えているのであった。

自然の色で染めるだけの気力がなかったので卵染めキットで染めたカラフルな卵たち。日本で従姉妹にもらった可愛らしい文鳥の羊羹を添えてみた。

リガは春らしい陽気で、とは言ってもまだ梅も咲いていない。
ぴえちはひだまりでお昼寝をして、あたたまりすぎたのか時々場所を変えていた。

イースターのおかげで月曜までお休みである。それ以降の予定がつまり気味だがとりあえず月曜日までは何も考えずに過ごそうと思う。サマーハウスの管理を頼んでいる職人さんから「もう冬に止めといた水を通しといたからいつでも使えるよ」と連絡があった。来週末ぐらいにはぴえちを走らせにサマーハウスへ行こうかと思ったりもする。

イースターはちゃんと春を運んできてくれたようである。

2024年3月8日金曜日

税申告2024

 今年も税申告の季節となったラトビアである。

日本の確定申告と似たようなもので、管理人のような単なる雇われ人はもちろん毎月のお給料から社会保障料も税金も天引きされているので格段税の申告を行う必要はないのだが、まあ、日本のNISAみたいな雰囲気の第3の年金というファンドを買うとその投資額に合わせてその年に納めた所得税から最大10%還付されるというのがあるので、もちろん管理人は毎年最大10%還付されるだけのファンドを買っているわけである。その場合は税の申告をしないと還付金は振り込まれない。申告自体はオンラインで3分で終わる。そして今年もきちんと還付金ゲットの申告をしたのであった。

申告さえすればその場でいくら還付されるのかもすぐわかる。少しの作業でお金が戻ってくるのは大変嬉しいものである。


2024年3月5日火曜日

早く来た春

3月というのは通常ラトビアの一年の中で最も忍耐を迫られる月である。

特に3月には桃や桜が咲くという記憶のある日本人にとっては、3月だと言うのに氷点下のことが多いラトビアでは何だか肩透かしを食ったような気分になるのである。

今年の3月は夜に少し氷点下になることはあってもほぼプラスの気温で推移していて、陽がさすとまるで春がすぐ近くまで来たかのような感じである。長年ラトビアでガッカリな3月を重ねてきた管理人としてはいくら青空が広がってプラス気温だからと言って

騙されないぞ

と思うわけである。ところがどうやら植物たちは騙されていて今日はスノードロップが満開になっているのと日向ではクロッカスが咲いているのをみたのである。例年では3月の終わりぐらいにスノードロップが咲いてスノーフレークとクロッカスが大体同時ぐらいという時系列である。おおよそ3週間ぐらい早い開花と言うわけである。

とりあえず、いくら騙されたと言ってもスノードロップが咲けば管理人の感覚としてはラトビアの春認定となるのである。

2024年2月18日日曜日

城に泊まる Jaunpils pils

ほぼ毎年、2月はJaunpils pilsという中世の古城に泊まりに行く管理人夫婦である。

何が良いのかというと、まずペットOK、ペット料金すら取らない、40平米ぐらいある広い部屋で中世の暖炉焚き放題、レストランも蝋燭の灯りだけの中世の雰囲気でしかもお手頃価格で美味しい。というような感じである。わんこを連れていけば朝食でも夕食でもわんこ用に水も出してくれる。近くには専用ドッグランのように使える敷地もある。

そんな管理人の大好きなお城が去年の秋の暴風雨で屋根などに多大な損害が出たのである。なので今年は宿泊は無理なんじゃないかと思ったのだが、念のために電話をしてみると営業しているという。ただ、修理はまだ続いているということであった。まあ、普通に営業しているのなら今年も行こうということでこの週末を過ごしてきたわけである。

行ってみると、ガッチリと改修工事を行なっている状態であった。そんな中でも宿泊部分にはなんの差し障りもないし、レストランも通常営業している。管理人夫婦はほぼ毎年来ているので城の外観が工事中だからといって残念がる理由もない。むしろ、来て良かったなと。こんなに大規模な修理をしているのなら、この城には今まで通りの安定的な収入ときっと寄付とかが必要なのだろうと思うからである。

能登半島で起きた地震でさほど大きな被害の出なかった金沢への観光客が激減しているという話をネットで読んだのを思い出したのである。

あったか暖炉の前でくつろぐぴえち


スズキのグリル。この後ろ側にもう二切れ隠れている。ふっくら。15ユーロ。

全く食べきれない朝食。右下の丸っこいのはハーブバター。コーヒーと好きなジュースが付いて10ユーロ。管理人は半分残した。すみません。

このお城は本当に冬にお勧めである。周りには特に何もない。ただ広大な城の領地が広がっているだけである。散歩するぐらいしかすることはない。部屋にテレビもない。

2023年12月30日土曜日

良いお年を!

管理人がこれを書いているのは30日の夕方であるが、現在日本との時差は7時間なので、日本の皆さんがこれを読むのは31日であろう。ということで、良いお年をというご挨拶としようと思うのである。

2023年はどうやらコロナからの脱却の年となったようで、きっと2024年は何もかもコロナ禍前の水準に戻るのであろう。管理人にとっては2024年は授業をする最後の年となりそうである。というのも准教授と教授は研究に専念しなさいというお達しで講義と大学院生の指導だけになるからである。

2024年からラトビアも色々と変わるらしい。
例えば、結婚の時の証人が入らなくなるらしい。まあ、これは管理人にとってはどうでも良いことではあるが。そのほか管理人の生活に関わってくることとしては、家庭生ごみの分別が始まるということである。野菜クズとか卵の殻、食べ残しや、肉、魚、骨、小さな枝や植物などの肥料になりそうなものはこれから分別である。面倒臭いのはこれを生分解性プラスチックバッグに入れるか紙袋に入れるかしないといけないというところである。

それから、デジタル処方箋がついにEU内で共有されるということで、ラトビアの医師によって処方されたデジタル処方箋で他のEU諸国でも薬を受け取ることができるようになるということである。これは最初は数カ国だが最終的にはEU内では共通事項となるということである。

年末にはリトアニアのビリニュスとリガを結ぶ電車が運行を始めた。4時間ちょいで、朝はビリニュスから夕方からはリガからの電車が運行開始である。運行しているのはリトアニアの会社なのでリトアニアからだと日帰りでリガ旅行ができるようになっている。リガからだと最低2泊はしないといけない感じである。

さて、管理人はクリスマスに作らなかった鯉料理の準備を終えたところである。大晦日に友人夫妻を招いたのでそのためである。

それでは良いお年を。