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2025年8月10日日曜日

涼しい夏

 今年の夏は30℃に達する日が二日ぐらいしかなかったラトビアである。

朝はすっかり15℃ぐらいで、日中も23℃ぐらいに上がれば良い方である。暑さに弱い管理人夫婦とぴえちにとってはこのぐらいが過ごしやすくて最適である。そして今年は自動芝刈りロボットを導入したことによって「いつも綺麗に刈られた芝生」と共にストレスフリーの夏となった。何もせず1ヶ月が過ぎた。この「何もしない」というのが夏の休暇の醍醐味である。寝たいだけ寝て、グリリをし、ぴえちをこねくり回す。旦那は新しい料理のレシピに取り組んでいる。

この涼しい夏が永遠に続けば良いのにと思う。


2025年7月3日木曜日

一日だけの暑い日

 寒い六月が過ぎて七月となった。今日七月三日は気温が30℃に迫る地域が多くなった今年最初の日となったのであった。

これまで20℃にも満たない気温で過ごしてきた管理人夫婦としては午前中から早々に部屋の中で過ごすこととなった。乾燥しているので基本的に家の中は日光が当たらなければ涼しいのである。だが、そんな暑さも一日だけで夕方には曇り始めてすっかり涼しくなったのであった。ここから先はまた20℃前後の日々が続くようである。長期予報を見ても熱波が来る予定は無いようである。

芝刈りロボットは暑い炎天下でもキリキリと芝を刈り続ける。本当にありがたいことである。

ぴえちは黒いせいもあってか、今日はトイレの時以外は外へ出ずに部屋の中で涼しい場所を探してはぺったりと床に伸び切っていた。


2025年4月23日水曜日

ぴえち2025

 

アクリル画で70 x 50 cmのぴえちの肖像画。

お絵描き教室は、ラトビア語オンリーのサバイバル案件ではあったものの毎回素敵な作品の作中に出会えてそれは楽しいものであった。管理人は続けて参加はできないものの、秋口には参加したいなあと思うのであった。

2025年3月16日日曜日

ぴえち、美容院へ行く

 初めてペット用の美容院を体験してきたぴえちである。

シャンプー、カット、ネイルケア、をお願いしてなんと5時間半である。といってもシャンプーに入る前にちょっとスタッフさんに慣れてもらうためのコミニケーション時間も含まれているらしい。お値段は管理人のヘアカットと白髪染めの料金よりちょっとお高い感じである。まあ、40kgもあるし、全身毛だらけだし、管理人の頭何個分に当たるのかと考えれば割安なのかもしれない。

さて、こちらばビフォーアフターである。

左がbefore,右がafter

なんといっても足回りがスッキリして犬のようである。左の写真でもわかるように施術前はおててがボウボウで「ぴえちのおててはクマちゃんのおててみたいだねー」といつも思っていたわけである。半年に一回ぐらいは美容院へ連れて行く必要があるのかもしれない。

ちなみに、ようやくお絵描き教室では円柱とか箱とかを描くというのが終わって、次回から好きなテーマで絵を描くことになった管理人である。もちろん、モデルはぴえちでこの右側の写真を元に書くつもりである。絵の先生の指導の下でちょっと大きめのキャンバスに描くことになっているので楽しみである。

2025年3月4日火曜日

ぴえち大きくなってた

ラトビア初のアカデミー賞受賞ということで沸き立っている数日である。

Flow は以前にもちょっと紹介したが、アニメーションでセリフのない動物たちの物語で日本でも今月公開されるということなので機会があったらぜひ見てみていただきたいと思うのである。という管理人はまだ見ることができていないが、今週末ぐらいになんとかしたいと思っているのであった。

さて、今日はぴえちのワクチン接種に行ってきたのであった。2年と4ヶ月というお年頃で気になる体重測定をしてみたところ、なんと40kgであった。なんだか大きくなったなあという感じはしていたものの、へろよりちょっと軽いぐらいの体重だったのである。もちろん太ってなんかいない。ちゃんとくびれもある。ぴえちの犬種であるフラットコーテッドレトリバーのメスの標準体重の最高値は35kgなのでかなり大きいということになる。成長期に「大きくなーれ」と鶏の背中を毎食与えていたので骨格ががっしり形成されたのかもしれない。今でも食べているがもうこれ以上大きくなることはないはずである。

体の大きさというのは通常遺伝的なものと環境の両方が影響することになっているのである。ぴえちの場合は兄弟姉妹の中でも大きめだったので遺伝要因も結構大きいなのだと思う。つまり元々の遺伝要因と栄養条件が相まってこの大きさになったのだと思うわけである。

サイズ感




2024年12月24日火曜日

メリークリスマス2024

 ラトビアではクリスマスは25日に豪華な料理を食べたりして祝日モードになるので24日のクリスマスイブは割と控えめである。我が家では一応ママの言い付けを守って肉なし卵なし牛乳なしデーである。と言うわけで23日に用意した鯉の料理を中心に食べると言うわけである。

今年の鯉はスーパーのネット注文で買ったのだが、2匹やってきたのであった。いつものように少しサーモンを混ぜたミンチを作って茹でてゼリー寄せにするという感じである。今年は日本へ行った時に築地で買った出刃包丁と鱗取り、そして桜の花の形の型抜きが大活躍したのであった。やはり道具は大切である。

今年の鯉。普通の鯉とドイツ鯉(下)がやってきた。2匹で3kgちょい。
この大きくてびっしりついた手強い鱗が日本の鱗取りを使うとラックラク。

いやはや、日本で本当に良い買い物をしたと改めて思う管理人である。

今年の鯉料理。いつもと同じゼリー寄せ。

この鯉のゼリー寄せは鯉と少量のサーモンと塩しか入っていない。ソーセージ状に成形して茹でるのである。その茹で汁が煮凝りになるのだが管理人はゼラチンを投入してきっちり安心に固めると言う方法を取っている。本来ならゼラチンもきっと御法度なのであろう。と言うのもゼラチンは動物由来だからである。ママには怒られるのかもしれない。

このゼリーが大変美味しい。雰囲気としては鯉のつみれのお吸い物がゼリーになったと言う感覚であろうか。

ぴえちからもメリークリスマス!
あたちも塩味なしの鯉のゼリー寄せもらったよ。


2024年12月10日火曜日

夜の長い日々

 クリスマスが近づくと1日の明るい時間が極端に短くなるラトビアである。今日現在で日の出が8時51分、日の入りが15時42分である。

こうなるとぴえちの散歩は朝も夕方も真っ暗である。ぴえちが大きい方の用を足すと暗くてブツがどこにあるのかよくわからない。片手に「くそバッグ」(我が家ではブツを回収するビニール袋をこう呼んでいる)を装着し、そしてもう片方の手でぴえちのお散歩綱を握り締めつつiPhoneの懐中電池機能を使って辺りを照らしながらブツを探して回収するのである。いっそのことトンネル工事の人が頭につけている電灯付きベルトとかを買おうかと思うぐらいの大変さである。

不思議なもので、朝暗いうちに起きるとそれが9時近かったとしても「なんて自分は偉いんだ、こんな暗いうちから起きるなんて」と思い、午後4時に日が沈んでなんとなく暗くなってくると「もう今日は仕事やめ」と思うのである。

リガの街はもうすっかりクリスマスのイルミネーションで華やかになっている。どうやら今年は雪のないクリスマスになりそうだという予報である。つまりプラス気温の過ごしやすい年内になるようである。

2024年11月20日水曜日

初雪

 今年は暖冬というかまだ冬にはなっていないので暖かい秋というべきなのか迷うところである。11月後半にして今日ようやく初雪が積もったリガである。

初雪と言っても、夜から朝方にかけて1cmぐらい積もったもので昼過ぎにはすっかり溶けてしまったようなものである。それでも朝のお散歩ではぴえちが大はしゃぎだったと旦那は報告してくれたのである。昼過ぎと晩御飯後のお散歩でもぴえちはちょっとだけ残った雪に大はしゃぎで、塊を作って放り投げるとジャンピングキャッチをしていたのであった。

ぴえちは11月の終わり生まれなので、物心ついて外に出られた時にはもう雪が積もっていたのである。ブリーダーさんとお別れした時も雪が降っていた。もうすぐ2歳になるぴえちは結構大きく育ったのだけれど、まだまだパピーの心の持ち主である。

今年もたくさん雪が積もるといいね、ぴえちっち。

ぴえちとブリーサーさんのお別れ。ぴえちの兄弟の中で最初にお家が決まったのでブリーダーさんは別れ際に泣いてました。降りしきる雪がハート型になって写真に映り込んだんですよ。


2024年11月10日日曜日

暖かい秋

 おおむねの木の葉は落ち切った感のあるリガである。

sētniecsと呼ばれるアパートなどの外部清掃を担当している人たちもこの木の葉の落ち切るのを待って全てをかき集めていると言う具合である。

例年だと11月に入れば雪が積もってもおかしくないのに、今年は日中の気温も10℃を少し下回ったぐらいで推移している。管理人家はもう早々と冬タイヤに履き替えたが、まあ、雪が降るのはまだ先のような気温である。サマーハウスの冬支度をお願いしている職人さんから「気温が下がったら水止めますね」と言う連絡が入ったがここでいう気温が下がったらはマイナス圏を指すのでやっぱりまだ先になりそうである。

暖かい秋はお散歩も楽しい。きっとぴえちは雪を待っているのだろうけれど。

今日はブリーダーさんのお誕生日だったので急遽お祝いメッセージ用に無理無理に帽子被ってもらったぴえち。きっと喜んでくれるよ。



2024年10月29日火曜日

カボチャをやっつける

先日、ブログでラトビアにはこんなカボチャがありますよという話を書いてから、なんだか無性にカボチャが食べたくなった管理人である。そこで、いつものスーパーのデリバリーでカボチャを注文したら巨大なカボチャがやってきたのであった。

比較になるようなものを一緒に写さなかったので、なんともわからないと思うのだが、これは総重量4kgのBlue Buttercupというカボチャである。

 このかぼちゃは唯一カボチャの煮物を作ると「なんとなく許せる」ものができるものである。用途はロースト、スープなどで生食には適さない。以前これの切り身を買ったときには煮物にしたのだが、ちょっと水っぽいかなという印象であった。今回はこれをどう調理するのが普通なのかの調査をしたわけである。このかぼちゃの場合は一律でまずはローストする、が普通のようである。大きめの切り身をローストしてピュレにしたりとか、キュービックに切ってローストしてサラダに入れてとか、色々である。今回、管理人家ではスープに仕立てたかったので4kg全てを厚切りにしてローストして一旦ピュレにしてスープに使い、残りは冷凍することにしたのであった。

写真右下が真っ二つに切ったところ。写真左下がオーブンでローストした後。写真上が完成系でトッピングにバルサミコ酢をちょっぴり。

さて、このBlue Buttercupというかぼちゃはローストするとそれはものすごく甘いかぼちゃなのであった。今回初めてローストしてみたのだが、ロースト後に皮(薄緑色の部分は普通に食べられるが、一番表面に薄い食感の悪い皮がある)を取り除くときに味見をしたら、衝撃的に甘い。その後フードプロセッサーでピュレにしたのだが、そのピュレと言ったら「栗きんとん?」というぐらい甘いのである。もちろん何も加えていない。ローストする際にオリーブオイルを塗ったぐらいである。

ぴえちが横で待機しているので時々ローストかぼちゃの端切れをあげたりするともう目を輝かせて

あたち、いくらでも食べます

とずっと動かずに待機していたのであった。

さて、結局2kg以上のピュレストックを冷凍し、1kg弱のピュレと昨日作った鶏のゼリー寄せのスープを使ってスープを作ったのであった。ピュレはローストカボチャを粉砕しただけなので濃厚すぎるというわけで鶏だし汁と牛乳で好みの感じになるまで薄めて塩コショウ、ナツメグ、そしてカイエンペッパーを結構投入したのである。出来上がりは、大変濃厚でかつ少しピリリ、そしてトッピングのバルサミコ酢で大変満足のいく仕上がりであった。冷凍ストックしたピュレがあるので、次回はもっと簡単に作れるのが喜ばしいことである。

ちなみに管理人調べでは、このBlue Buttercupという品種はもちろん西洋カボチャなのだけれど、日本の栗カボチャに近いというか、日本の栗カボチャはもともと西洋カボチャのbuttercupを元に品種改良されたものだということである。きっと元々のbuttercupよりもっと身に水分が少ないように改良されたのであろう。このbuttercupというカボチャはとにかくびっくりするぐらいロースト後が甘い。日本のかぼちゃの煮付けより甘い。日本の石焼き芋の蜜の入ってるやつより甘い。

調理法でいろいろ変わるなあ、と思った管理人であった。

2024年10月23日水曜日

秋真っ只中

南国マルタへ出発する時にすでに始まっていた紅葉は、帰ってきたら真っ只中であった。

黒い誰かさんは落ち葉の上だとはっきりくっきり。

気温は日中プラス10℃から15℃ぐらいの穏やかな暖かい秋である。ぴえちを連れてちょっといつもより長めのお散歩が気持ち良い。落ち葉を両手で掬って風に舞わせると捕まえようとしてジャンプするぴえちである。

ラトビアの秋はこれといって旬の食べ物があるわけではないが、キュウリやトマトが通年の植物工場ものにとって代わってしまうので、久しぶりにフレッシュなザワークラウトを食べようという気になるのである。

そうそう、さすがにかぼちゃ類は秋の旬ではある。ハロウィンが近づいてきているので一層店先にはカボチャがたくさん並んでいるわけである。ラトビア語でカボチャはkirbis(キルビス)である。管理人が通常利用しているスーパーのカボチャ宣伝によると結構色々種類があるようで、ハロウインでランタンを作るのに使うようなオレンジのやつはスープや蒸しカボチャ用、木の実カボチャと呼ばれている薄緑色の皮のやつ(日本の栗カボチャとは全く違うもの)はスープやグリリ用、オレンジ色で頭がとんがっているやつはHokkaidoという名前でオーブンで焼く用、スパゲッティカボチャは日本と同じ、ムスカットカボチャと呼ばれる薄オレンジのカボチャはスープやパンケーキそしてジャム用、そしてジュース用カボチャと生食用カボチャがあるらしい。あと、飾り用の小さなデコレーション用カボチャもある。

この中で管理人が試してみたものは普通のオレンジ色のもの、木の実カボチャ、スパゲッティカボチャ、生食用カボチャ、そしてここには出ていないがバターナッツカボチャである。日本のカボチャの煮付けを作りたかったのだが、ここでは木の実カボチャを使うと割と近い感じに再現できたのであった。他のものはどれも身が水っぽいので煮付けにしてもべちゃっとしてしまう。

などと書いていたらなんだか無性にカボチャが食べたくなってしまった管理人であった。

2024年10月3日木曜日

もうヒートテックの出番

例年に比べたらヒートテックの出番は遅い方ではある。

とうとうリガは日中の最高気温が10度を少し上回るような感じとなった。朝方は一桁台である。

寒くなってきたらそれなりに着込む必要があるのだが、なんとなく何を着たらいいのかがよくわからないわけである。我が家ではワンコの散歩があるのでとりあえずこんな感じかと出かけてみて寒かったり着込みすぎたりしたら調節して再度散歩へというような繰り返し挑戦みたいなものが可能だが、毎日会社へ通勤している人は、特に車じゃない人は大変なんだろうなあと思うのである。季節の変わり目のあるあるである。

ぴえちはどうやらちょうど良い温度域に入ってきたようで、散歩の時の動きが夏とは全然違う。跳ね回っていて楽しそうである。夏は散歩へ出ても

あたちはお家に帰りたいです

と用を済ませると一目散にアパートへ向かっていたのだが、今は

あたちはまだまだお散歩したいです

となかなか帰ろうとしないのである。

街ゆく人々はもうダウンジャケットとかウールのコートを着ているし、すでに首元をマフラーでぐるぐる巻きにしている人もいる。ただ、流石に手袋をしている人はいない。帽子をかぶっている人もまだ少ない。

そんな寒くなってきたなあという今日はアパートの暖房が開始になったという通知が来ていたのであった。その通知には

部屋の温度は18℃以上に保ってください。

という注意書きがなされていたのであった。というのも、アパートの中には住んでいなくて貸し出していたりとか、ただ保有していたりというオーナーがいて、そういう人たちの部屋が暖房オンにしないとその部屋が冷たいことによって隣近所が余計に暖房費を支払うことになるということなのだそうな。 

少しづつ冬への支度をしないといけないリガである。

2024年10月1日火曜日

悪行

 見よ、このぴえちによる悪行を!


これは誕生日祝いに貰ったギフトカードである。そろそろ期限が切れるので忘れないようにとテーブルの上に出しておいたら、ぴえちがテーブルの上から取ってガジガジしたわけである。150ユーロ分のギフトカードだったのに(涙)。裏面にバーコードがあるのでもしかしたらこんな状態でも使えるのかもしれないが、よくわからない。まあ、試してみるしかない。

「夏休みの宿題は犬が食べてしまいました」という決まり文句がある。管理人はもっとマシな言い訳を考えたら良いのにと長年思っていたのである。だが、それは全くあり得ることであると、犬を飼うようになってから考えを改めたのであった。


2024年9月2日月曜日

えんどう豆乳のカプチーノ

管理人家の近くには美術館の倉庫みたいな施設がある。

ちょっとした庭が設けられていて、ラトビアの彫刻家の作品のレプリカとかが庭に置いてあったりする。倉庫なのだが一部は展示しているし時々催し物とかもしているようである。管理人一家にとっては単なる散歩コースの一部なのだが、そこに夏限定のカフェが開いていたのである。売り子のお嬢さんにぴえちをけしかけて、可愛いわんこを撫でまくり、でコーヒーをタダにしてもらおうとしたがダメだった。

というわけで3ユーロ50セントもするお高いカプチーノを買う羽目になったのだが、

「カプチーノは普通のえんどう豆乳とバニラ風味のえんどう豆乳がありますがどちらにしますか?」

という大変なぞの多い質問を受けたのである。まず管理人は最初理解できず、

「普通の牛乳で」

と返すと

「ここではベジタリアン用のミルクだけなんです」

ということであった。
管理人はぴえちをこねくり回した後のお嬢さんのにこやかな顔を見ながら

「ああ、面倒なカフェにきてしまった」

と思っていたのであった。しかし、若いお嬢さんに弱い旦那は

「ん?えんどう豆乳だけだって、面白そうだね」

と言い放ち、えんどう豆乳のカプチーノを管理人用に注文したのであった。自分はブラックなのでどうでも良いということなのであろう。

ベンチに座ってえんどう豆乳のカプチーノを啜ると、それはもう目眩くエンドウ豆の味であった。コーヒーの味がわからないぐらいのえんどう豆味であった。

なぜエンドウ豆乳なのか、どうして普通の豆乳じゃないのか。そもそもどうしてベジタリアンにこだわるのか、さまざまな疑問が残るカフェであった。それでもうららかな日差しの中、ベンチに座ってコーヒーを啜るのはちょっと楽しい時間であった。

2024年8月25日日曜日

行ったり来たりの生活

サマーハウス生活はそろそろ終わりである。

新学期も始まって、我が家だけでなくお子さんのいるご家庭などもここが節目になることが多いわけである。それでも週末にサマーハウスでできるだけ過ごせれば良いなということで、大抵この時期はリガとサマーハウスを行ったり来たりになるわけである。

管理人一家も日曜日にリガへ戻ってきたのであるが、黒い毛皮の誰かさんは

「あたち、ここにいます。」

と全然呼びかけにも応じずささやかな抵抗を試みていたわけである。だが、リガのアパートへ戻ってくると、

「ここがあたちの家」

とばかりにへそ天で寝始めるわけである。

リガのアパートは犬にも人間にもHome sweet homeなのでなんとなく帰ってきた感が強いのである。

2024年8月20日火曜日

新しいポルチーニ

 地元の小さな市場では個人が庭で育てたトマトやら花やら森で採ってきたキノコやベリーを売っていたりするのである。

今日は地場の野菜を買いに行ったついでに市場にも寄ってみたらキノコが売られていたのであった。おばあちゃんが売っていたキノコを見てみると

これは新しいバラビカス(ポルチーニ)なんだよ

という。この新しいポルチーニというのは3013年に初めてラトビアの海岸で見つかったもので、元々は北アメリカで生育しているものということである。特徴は足の部分に縦縞が入っているということである。管理人夫婦は何年か前にやはり市場で買ったことがあるのであった。

主役はキノコなのでぴえちはピンボケ。
この量で15ユーロであった。

このキノコはAureoboletus projectellusというものでポルチーニ茸の中まである。

あんずたけも一緒に購入。この量で9ユーロであった。

食べるのが楽しみなキノコである。

2024年8月2日金曜日

西瓜

夏の定番であるスイカはここラトビアでも一応定番である。
ラトビア語でスイカはarbūzs(あるぶーず)である。

とは言っても、ラトビアで生産しているわけではなく輸入なので実際問題として一年中スーパーマーケットにあるという季節感のあまりないものでもある。だが一応ラトビア人もスイカは夏に食べると良いよねという認識の様である。ラトビア人のスイカに対する認識はラトビア語で言うogaだということである。Oga(オアガと読む)は液果なのだが、こう丸く実ったもので小さいところではブルーベリーとかコケモモとかから始まっておそらく一番大きいものがスイカという感じである。そういう感じなのでメロンもogaである。まんまるではないが苺もogaである。

ラトビアへ来た直後に家でスイカを買って食べた時は何故かナイフとフォークをママが用意したので驚いたものである。ガブリと三角に切ったスイカにかぶりつくのが普通だった管理人は結構戸惑った記憶がある。ナイフは種を取るためのものだったらしい。これは他の家ではどうだか知らない。ママがそうしたかったのかもしれない。だが、ナイフとフォークでスイカを食べるのも実は悪くない。何しろ手を汚さなくて済むし、種をペッペっと口から出さずに済むわけである。

スイカの味は万国共通でなんだか懐かしい子供の頃の味がする。

ぴえちに小さなスイカの切れ端をあげると

「肉っぽい匂いがしない変なもの」

と認識したらしく、とりあえず受け取ってみたものの三歩歩いてぺっであった。

2024年7月28日日曜日

うっかり寝てしまうと

 テラスでうっかり寝てしまうとぴえちがお供え物をしてしまうのである。

ぴえちはサマーハウスの庭のあちこちで宝物を見つけてくるわけである。それは何やらタイルの破片だったりレンガの破片だったり、何が楽しいのかわからないがそういうものが好きで集めてくるのである。それをいつもは口の中でコリョコリョと音を立てながら遊んでいるのである。だが、うっかりテラス席で寝てしまったりするとこれらのお宝物をお供えしてしてくるのである。

うたた寝をしている旦那の膝下に謎のお供え物二つ。

管理人としては、変なお供え物をされているのにも気づかずにぐうぐう寝ている旦那とその足元で何食わぬ顔でやっぱり寝ているぴえちがちょっと可笑しいのであった。

変な座り方のぴえち。一時は股関節がおかしいのかと心配したがどうもこの犬種はこうゆう変な座り方をするのが普通らしい。


2024年7月13日土曜日

人間も犬もヘトヘト

今日はサマーハウスのある街でワンコの催しがあるというので出かけてきた管理人一家である。ワンコのスポーツクラブの主催でわんこと一緒に色々と楽しめるイベントを企画してくれていたわけである。お昼過ぎから警察犬のデモンストレーションやら何やらあるらしい。だが、ぴえちは

あたちは涼しいお家でまったりしてます

と動かない。どこからどうみても家人が出かけようとしているのを察知しているのに頑なにこちらへ来ない。それでもヤッホー楽しいよーなどと奮い立たせて出かけたものの、暑い。

気温はそれほど高くなくせいぜい25℃ちょいといった曇りの日だが、午後3時から雨が降るという予報が出ているのですでにお昼頃は湿度がかなり高いのである。黒く比較的長い毛皮のぴえちは行きの時点で結構疲れてしまっている様子であった。それでも会場に近づくとたくさんのわんこ連れと挨拶して楽しそうであった。管理人一家が会場に着いたときには子供たちとわんことの触れ合いゲームみたいなのをやっていて、少し待てば一般のわんこたちのオベディエンスショーとかあったのだがいかんせん暑すぎて会場を一回りして退散したのであった。

河岸の会場でみんな楽しくイベント参加。

可愛らしくヘアカットされたプードルちゃんたち

帰り道に買い物をして帰宅するともうその日一日何もできないぐらいに疲れ果てているのであった。その後予報通りに雨が降ってとても涼しくなったサマーハウスでまったりとした時間を過ごした管理人一家である。ぴえちに至っては晩ごはんの時間を1時間すぎても起きてこないといった有様であった。

こういうワンコイベントは来る人たちがほぼ全て犬好きなので会場の雰囲気は素晴らしく良い。誰もがどのワンコに対しても笑顔になってしまうのでなんというかほんわかと温かい気持ちになれるイベントであった。

2024年7月5日金曜日

休暇突入

今週で追試も完璧に終了したので休暇に突入の管理人夫婦である。

ここから1ヶ月ちょいはサマーハウスで何もしない日々を送る予定である。そんな休暇直前に「データ上がりました」的なメールを数通受け取った管理人だが、休暇中にデータ解析する気はない。ましてやメガネなしでエクセルの表みたいなものは見えない。どうせみんな休暇を取る時季なので解析したところで仕方ないわけである。

休暇中はぴえちの肖像画を描こうと思っている管理人である。お絵描きのモチベーションアップのために卓上型の簡易イーゼルも買ったのでまあこの夏に一枚ぐらいはそれなりの絵を描こうと思うのである。

お寛ぎ中のぴえち嬢。足の裏が毛でボッサボサで熊の足みたいになっているのはご愛嬌ということで。