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2026年8月3日月曜日

バルチックイワシチャレンジ:みりん干し(味醂がないので醤油干し)

管理人は魚の干物が大好物なので作ってみようと思い立ったのであった。本来はみりん干しにしたかったのだが、サマーハウスには味醂がないので醤油と白ワインを一対一で混ぜたものに漬けてとりあえず干してみることにしたのである。

今回は腹開き。背骨は取り除いた。

醤油と白ワイン一対一で漬け込む。

欧州ではキッコーマンヨーロッパが醤油を販売しているがいかんせんお高いので付け込みもビニール袋で行うこととした。またしても魚卵が入っていたので一緒に漬け込んでいる。何時間付け込めば良いのかイマイチわからないが、身が薄いので1時間で十分だろうと判断したのであった。その後皿に並べてラップをせずに冷蔵庫で一晩乾かすこととした。
スーパーでワインを注文するとボトルにかぶせてくれるネットをお皿にかぶせるといい感じに浮いて換気が良くなる。この状態で一晩冷蔵庫で乾燥させる。魚卵も一緒に実験である。

いやもう、最高である。フライパンで軽く炙ってつまみに最高であった。フライパンで焼くときはアルミホイルを敷いて皮目を下にして焼く。ひっくり返さない。アルミホイルごと皿に移せば皮はアルミホイルに引っ付いたままなのと洗い物が楽である。

本当に何年かぶりに魚の干物を堪能することができた。次回鯖が手に入ったら同じようにしてみようと思う管理人であった。

2026年7月30日木曜日

バルチックイワシチャレンジ:マリネ

 ラトビア人の魚の食べ方の大半は酢漬けかフライか燻製である。夏にグリリで塩焼きのようにすることもあるが、酢漬けはとても日常的に食べられているものである。特に酢漬けのニシンはサワークリームを添えてウオッカのおつまみになるらしい。

というわけで冷凍バルチックイワシ(ラトビア語ではrenģes, レンゲス)をマリネにすることにしたのである。

まずは比較的大きなものを選んで冷蔵庫で一晩解凍。頭を落として内臓を取り除く。またここで魚卵好きな管理人は魚卵だけを別に取っておいて実験的にこれもマリネすることとした。マリネの手順は以下の通り。

よく洗って血合いを取り除いたイワシにたっぷりと塩をして1時間以上おく。

お腹の内側もたっぷり塩。魚卵にも同じく塩。


塩を洗い落として水分をペーパータオルで取り除いたらリンゴ酢をふりかけて1時間おく。

少ないリンゴ酢で全体に行き渡るようにペーパータオルで落とし蓋みたいにしておく。

三枚に下ろして皮を剥き、オリーブオイルにつける。このオリーブオイルには好みで鷹の爪を入れてもいいしローズマリーを入れてもいい。好きなハーブやら香辛料を入れておく。管理人はとりあえずディルを入れてみた。この状態で5日間ぐらいは冷蔵庫で保存できるはずである。

エクストラバージンオリーブオイルもお高いのでギチギチに身を詰めて最小限のオイル。ディルとオールスパイスを入れてみた。左の瓶は魚卵のマリネ。

まあ要するにアンチョビのようなものを作っているわけである。ということは、この食べ方はトーストしたバゲットにのせてというような感じである。今回使ったのはリンゴ酢で、これはまあ安いからである。だが、酸味がとても爽やかでちょっと魚のマリネにしては上級な味に仕上がるのであった。

塩漬け1時間、酢漬け1時間で大丈夫なのかと思われるかもしれないが、大丈夫である。ここは自信を持って大丈夫だと言い切れる理由があるのである。これは冷凍イワシなのでアニサキス等の心配は皆無である。EUの魚流通の規則に当てはめてみても大丈夫な冷凍である。なので、塩の時間とか酢漬けの時間は単なる好みに合わせてOKということなのである。

試食してみたところ、リンゴ酢の爽やかな酸味がワインのつまみに良く合う感じである。ただ、いかんせん魚が小さいので手間である。魚卵のマリネはというとこれが意外にタラコみたいな食感で意外に美味しい。これもワインのつまみにとても良い。なんだか、全てワインのつまみ目線だが、致し方ない。何しろこのバルチックイワシは身も薄く量があまりないのである。次回はちゃんとご飯のおかずになるようにあまり手間のかからない料理法にチャレンジしたいと思う管理人であった。

2026年7月27日月曜日

バルチックイワシチャレンジ:しょうが煮

 ラトビアで魚をたくさん食べようとするのはなかなか難しいのである。

普通に手に入る魚はアトランティックサーモン、ドラダ、鱈、そして日本の業務用スーパーでもお馴染みのバルチックイワシである。その中で圧倒的な安価を誇るバルチック鰯は手に入れようとすると中央市場あたりへ出向かなくてはならない。生のイワシはスーパーでは売っていないのである。スーパーでは冷凍品のバルチックイワシが手に入るわけである。我が家ではぴえちに毎食1匹の小さなイワシを加えている。

さて、この冷凍バルチックイワシをさまざまに調理して我が家の(管理人の)魚食メニューに加えていこうというのが今回の企画である。まずは無難なところから生姜煮である。

解凍は常温でも良し、でもできれば冷蔵庫内で一晩かけて解凍した方が良いのだろう。今回は常温で解凍した。さすが採れたてを瞬間冷凍しているだけあって身はかなりしっかりしている。大小様々な大きさのものが一緒くたに入っているが、そこから大きめのものを選んで解凍してみたのであった。時期にもよるのだと思うのだが、今回買ったバッチではどの個体も必ず卵か白子が入っているのであった。魚卵好きの管理人は頭を切り落とした際に魚卵が入っている場合は丁寧に腹を割いて魚卵も一緒に煮つけることにしたのである。

頭を落として内臓を出したら水洗いしてそのまま煮つける。適当に水と醤油を入れて生姜を細切りにしたものと細いネギの緑色の部分を入れて落とし蓋をして5−6分煮て終わりである。

画面上部に見えるのがバルチックイワシの魚卵。

いや、美味い。特につまみにはもってこいである。魚卵もいい感じである。醤油の量を調節して濃いめの味付けにすればご飯のおかずにもなるであろう。ワインのつまみには醤油を控えめにした方がいい。

バルチックイワシはどちらかというとイワシよりはニシンに近い。さらに薄べったいので煮込み時間は5分で十分である。

2026年7月15日水曜日

アンズタケの季節

 サマーハウスの隣人が大量のアンズタケをくれたのであった。

あまりに嬉しくて早速アンズタケの掃除をし始めてしばらくしてから写真を取っていなかったことに気づいた管理人である。というわけでこの写真よりもっと量があった。

隣人のお父さんが「畑のようにアンズタケが生えている」場所を知っているとかで大量に採ってきたのだそうな。とてもキレイなアンズタケで掃除も楽々であった。調理はいつものようにバター炒めにして生クリームを掛け回し、茹でたジャガイモと一緒に食べるという感じである。先日ミシュランガイドに載っている(星付きではない)レストランでアンズタケのリゾットを食べたのだが、リゾットに使われるようなアンズタケは人差し指の第一関節ぐらいの小さなものだけで香りも旨味もとても高いものであった。この写真のような大きく育ったものはバター炒めが最適である。

やっと季節到来という感じである。ディルを買い忘れたのが致命的である。


2026年5月14日木曜日

Da Cesari

 ボローニャには美味しいものがたくさんあるので典型的なボローニャ料理ぐらいは色々と食べておきたいものである。

今回予約したDa Cesariも予約必須の店である。と言ってもミシュラン星付きとかではない普通のレストランである。今回も昼食時の予約だが、もうパンパンである。空いている席などない。お決まりのように予約なしできた人たちが断られて渋々店を出ていく。


赤い看板が目印




管理人はトルテッリーニという小さな詰め物パスタの浮いているコンソメスープ。
一個一個は小さくても中にはモルタデッラハムやらリコッタチーズやら入っていて濃厚。

やはりもうちょっと食べたいということでチーズ食べ比べプレートをワインと食す。中央にあるのはなんだかとてもナッツの香りのする蜂蜜。最高のデザートとなった。

今回ボローニャで思ったことはまず食べられる胃袋が必要だということである。ボローニャには美味しそうなものがたくさんある。今回市場にこそ行かなかったが、市場には美味しいものがオンパレードだったことだろう。管理人夫婦は朝食をホテルで、昼食を予約したレストランで、というようにしたが、夕食は食べに行かれなかった。お腹いっぱいだったからである。朝食を控えめにしても昼食の破壊力は凄まじいもので、とても夕食を食べに行こうという気にはならなかったのである。昼食でお腹いっぱいになってホテルへ帰ってシエスタしてもそのまま次の朝まで寝てしまう様な感じである。

ボローニャへ行かれる場合はまずは胃袋を万全に、ちょっと旅行前からたくさん食べることに慣れさせた方が良いのではないかとさえ思う管理人であった。








2026年5月10日日曜日

Rosteria Luciano

やはりボローニャに来たからにはラグーパスタを食べねばなるまい。

ということで次に予約したレストランはRosteria Lucianoである。とても気持ちの良い中庭テラス席で昼食となった。


前菜にモルタデッラハム。

旦那はラグーパスタを注文。ボローニャではタリアテッレという太麺を使用するらしい。

管理人は緑のラザーニアを注文。そんなに大きくない。5cm x 5cm x 3cmといったところ。濃厚ベシャメルと肉肉しいラグーソースが重なっていてトップはチーズが香ばしく焼けた上にこれまた肉肉しいラグーソース。

 大変満足なラグー料理であった。分量は意外と少なめに見えた上に何しろ美味しいので永遠に食べ続けられると旦那も管理人も思ったわけである。一口一口が幸せで、きっとこれ以上のラザニアにはお目にかかれないだろうと思うほどであった。そんなに多くない分量なのに食べ終わる頃にはお腹いっぱいである。旦那は締めにグラッパ、管理人はエスプレッソである。

ボローニャの真髄であるラグー料理はそれは素晴らしいものであった。

ちなみにこの日は夕食を食べる気にならないぐらいお腹いっぱいになったラグー料理であった。

2026年5月8日金曜日

All Osteria Bottega Bologna

 さて、美味しいものが満載のボローニャである。普通に食べても美味しいがどうせなら美味しいと評判の店を予約した管理人夫婦である。その中でも一番予約が大変で評判の良いのが All Osteria Bottegaである。

どう予約が大変なのかというと、基本的に電話予約だけなのである。ボローニャの公式観光サイトにはこの店のメールアドレスが載っているがそこへメールを出しても帰って来てしまう。店の営業時間中に電話しても通じない事が多いのと「月曜日に電話してください」とか言われ、月曜日に電話すると「予約は11時に電話してください」とか言われてしまう。結局管理人夫婦は8回ぐらい電話して予約に成功したのであった。だが、その電話予約の大変さは店を訪れると納得してしまうのである。大体営業時間中は戦争のように忙しい。誰も電話なんて取らないのである。

みてくださいな、この暴力的なまでに美味しそうなハム盛り合わせ。永遠に食べ続ける事ができると思う美味しさであった。これは前菜。

イタリアでは前菜、プリモ(大抵はパスタ)、そしてセコンド(メインの料理)とデザートをいただくのが普通だが、管理人夫婦は前菜とメインだけにしたのであった。いやはやそんなに食べきれないからである。

メインに頼んだ鳩。手前に並ぶのは胸肉である。ものすごく小さくて柔らかい鴨のような感じの味であった。鳩は一皿で全ての部分を楽しめるのが素晴らしい。

それでも一人一皿ハトを食べたのでもう隙間がないのでデザートはお断りして旦那は締めにグラッパを注文管理人は残ったワインをちびちびやっていたわけである。すると、

なぜかクッキーのサービス。それでは、と管理人は締めにエスプレッソを頼んだのであった。

イタリアのエスプレッソは多分20mlぐらいしかない。だが、ああ、なるほど、これは締めにはとても良い。などと思っていたら、店員さんが小さなグラスにダイジェスティブを持って来てくれた。旦那はグラッパを飲んでいるので私だけにである。サービス満点。

ちょっと場所は中心部から外れた一本入った道に面しているお店だが、何しろ想像を超える美味しさでサービス満点なのである。ぜひ予約して行ってみてほしいお店である。

2026年5月6日水曜日

イタリアはボローニャへ行ってまいりました2026

 美味しい街へ行こう!

ということでボローニャ旅行へ行ってきた管理人夫婦である。
ちゃんと食べようということで5泊6日である。ボローニャはフィレンツェやパルマとも近い食の都のような街である。有名な食べ物はモッタデラハムと俗にいうボロネーゼのパスタである。ボロネーゼソースというのは要するにミートソースで現地ではラグーというらしい。モルタデッラハムはピンク色のハムでところどころに脂肪の白い塊が入っているクリーミーなものである。また、パルマが近いことからパルマの生ハムもあるしパルミジャーノレッジャーノチーズもある。観光より美味しいものを食べる街である。もちろん街並みも素晴らしい。

ボローニャには「必ずこれ食っとけ」メニューがそれはたくさん存在するのである。

食べ物の話はゆっくりとさせていただくことにして、今回は街並みなどを中心にお伝えしたいと思うのであった。

ボローニャ旧市街の端っこの方には必ず門がある。

世界最大の大聖堂になるはずだったけどバチカンに怒られて未完成

市庁舎だと思う

ボローニャ旧市街はこのような回廊が張り巡らされている

歴史を感じさせる装飾

老舗の本屋さんらしい

ボローニャ名物の斜塔。

これまた名物のネプチューン像。

気温26度でも回廊があるから涼しく観光できる。

ワインは安くて美味しい、食べ物はなんでも美味しい、人も親切、最高の休暇になったのであった。

2026年4月24日金曜日

EU内で日本のものを買うなら

 もう時々地べたに這いつくばったように咲いているタンポポを見かけるようになった。たんぽぽは花が咲いてからタネを綿毛で飛ばすまでの間に茎がものすごく伸びるので先初めは地面に近い位置にあることが多いのである。

梅も咲き始めた。楓には蕾が出てきて白樺は地味な花が終わって新芽が出てきている。

日本がラトビアへ贈呈した桜は今週末ぐらいが見ごろになるようである。

そんなこんなではあるが、まだ日中の気温は10℃前後である。

ちょっと前にオランダの「オランダわさび」と言う会社から茗荷の苗を購入したのであった。管理人は茗荷が大好物なのである。しかし、日本食ブームとはいえ茗荷はまだまだ知名度ゼロである。それならば自分で栽培してまで食べたいというわけなのである。先日苗は無事に届いたのであった。それをバルコニーに出しておいたのだが、朝方は0℃近くなる日もあったので寒かったようである。家の中へ移してようやく元気を取り戻したと言う状態である。このオランダの会社に「茗荷の苗が入荷したらメールください」登録をしておいたので「入荷しましたよ」と言うお知らせと同時に注文したのである。ちなみに食用の茗荷も季節が合えば売っているのだが、3つでほぼ15ユーロ(2700円ぐらい)である。さらに送料がかかるので超高級茗荷になってしまう。と言うわけでロマンのある苗にしたのである。苗でも当然送料がかかるので重量制限いっぱいまで日本のお米も注文したのであった。そちらも楽しみである。ゆずの苗や実も買えるようである。

リガにはここ数年でアジア系のショップが以前と比べると増えたように思う。だが、取扱品はかなり限られていて、出汁顆粒とか日本のお菓子とかあとは韓国のもの中国のもの、東南アジアのものなどで日本食材に関しては充実しているとは言えない。先日ロンドンで日本食材を買い込んできたのもそう言う事情からである。味の素の入手さえ結構苦労するのである。残念なことにイギリスはもうEUではないのとロンドンのJapan Centerはイギリス外への郵送はしてくれないのである。

この管理人が茗荷の苗を買った「オランダわさび」はEU内なのでこの会社で販売しているものは関税もかからないし何しろ検疫がないのである。そしてオンラインショップで買うと数日後には家まで配達してくれるのである。もちろん送料はかかるので色々まとめて買うのが良いのだと思う。

茗荷の生育がとても楽しみな管理人であった。


2026年4月12日日曜日

うさぎのオーブン煮込みで余ったソースでリゾット

 我が家のうさぎのオーブン煮込みは最後にオーブンのスイッチを消してから生クリームをまわしかけてそのままオーブンの予熱で30分ぐらい放置する。うさぎはあまり脂肪がついていないことが多いのでクリーム煮のような状態にするのが最適だからである。

さて、イースターでうさぎ肉を食べてしまった後にソースが余るわけである。これを捨ててしまうのは忍びない。ということで細かいざるで濾して冷蔵庫に入れておいたのである。このソースには追加で足したバターなども含まれるので結構脂が含まれている。これを使うにはリゾットが最適なのである。それだけだとつまらないので今回は乾燥ポルチーニを戻したものとシャキシャキ食感を加えるためにサヤエンドウも入れた。冷蔵庫にあったチーズもふんだんにすりおろして加え、さらに冷蔵庫でひっそり潜んでいたバジルのペストも入れてみた。肝心のお米はリゾット用を切らしていてスーパーで安く売られている長米種のものを使った。バスマティとかジャスミンライスではない。中途半端に残っていたイタリアンパセリも使い切ることにした。

フライパンに全てを入れて適当に煮込む。

これがおいしくならない筈はない。何せポルチーニが入っているのだから。

ご覧いただいてお分かりのように長米種である。細いのでクタクタになるのを心配していたが奇跡的にアルデンテに仕上がった。脂が多いからかもしれない。

何故か1−2年前からサヤエンドウが普通にスーパーで手に入るようになった。管理人はシャキシャキした歯応えが好きなのでことあるごとにサヤエンドウを使っているが、ラトビア人たちがどのように料理に使用しているのかは不明である。

2026年4月6日月曜日

リガで手に入る材料だけで春巻きに挑戦する

 イースターマンデーに友人が遊びにきてくれるという。

定番のイースター料理はあるものの折角来てくれる友人夫婦に何か変わったものをということで春巻きを作ることにした管理人である。というのも、一時期毎月とっていたラトビアの料理雑誌を読み返したら「春巻き」の作り方が書いてあったのである。春巻きの皮は売っていない。シュウマイの皮も餃子の皮も売っていない。そんな状態でその料理雑誌の記事でfilo生地を使うと書いてあるのである。もう10年以上も前の雑誌である。その当時はフィロ生地はなかなか手に入らなかったのだが今検索してみると普通にスーパーで買えるようである。それなら試してみるのが筋である。

フィロというのはギリシャ発祥でそれは薄い小麦粉の皮である。これを層状に重ねて薄いパリパリの焼き上がりにするというものである。ほほう、フィロを使って春巻きを作るというのはかなり良さそうな気がするわけである。というわけでオンラインスーパーで注文したのであった。

具もとにかくリガで普通に手に入るものしか使えない。
椎茸、エノキ、白菜、豚ひき肉、サヤインゲン、筍の水煮缶、浅葱に似た細めのネギ、ええい、パセリも入れとくか。そして生姜。これらのものを全部炒めて醤油と胡麻油とオイスターソースで味付けである。これらにジャガイモ澱粉でとろみをつけて冷ましてから冷蔵庫で冷やして落ち着かせる。

フィロ生地の扱いは乾かないように気をつけながら、とにかく油を塗りたくれ、であった。

フィロ生地はかなり薄いのでそこに溶かしバターなどの油を塗って畳んでいくとクロワッサンがサクサクになるのと同じ効果が期待できるのである。それで具を包み込んで揚げ焼きにすればOKである。具はもうすでに調理済みなので揚げ焼きの意味合いはフィロ生地をサクサクに仕上げることぐらいなのである。

さて、こんなに書いておきながら写真がないのである。

客人が来たタイミングで焼き始め、食卓に出して、恐る恐る食べてみたらさっくさくで美味しいということであっという間になくなってしまったからである。

これからホームパーティの定番になりそうなフィロ生地春巻きであった。

2026年3月20日金曜日

ミートスライサーを買う

 海外生活で何気に困るのは薄切り肉が手に入らないことである。

基本的に肉は塊で売られている。最近こそステーキ用の牛肉や豚肉が売られるようにはなってきているものの日本で普通に売られている豚バラ肉のような薄切り肉は存在しない。薄切りで売られているのは基本的にハムとかぐらいである。それでも管理人は郷に入っては郷に従えの精神で塊肉の料理を覚えて作ってきたわけである。ところが、マドリッドへ旅行に行った際に旦那がブロック状の生ハムの塊を買ったのである。その時の旦那の言い分はこうである。

あとでミートスライサーを買ってスライスすればいいよ

それからだいぶ経ったがミートスライサーはリガで購入するのが結構難しく、そのままスライサーが無いからということで生ハムの塊は冷蔵庫の中で眠り続けてきたのであった。

そんな折も折、管理人家ではiRobotのルンバのステーションのゴミ溜め袋が切れてAmazon.deに注文せざるを得なくなったのである。iRobotは一旦経営が悪くなってラトビアからは撤退したためルンバの部品などはちょっとお高めなのでAmazonで純正品では無いものを買うことにしているのである。だが、それだけだと送料がかかる。

何かAmazonで買うものってある?

と旦那に聞いたところミートスライサーという返事が返ってきたわけである。

さて、ミートスライサーは大変満足のいくものであった。生ハムもかなり薄く切れる。生ハムは実は薄いほど美味しいのである。これなら牛肉を凍らせてスライスしてしゃぶしゃぶもできる。霜降り肉は手に入らないが心が躍る。とはいうものの日本のようなカセットコンロはこちらには存在しないのでそこもなんとかしなければならない。しゃぶしゃぶへの道のりは遠い。一つひとつ問題を取り除いて最終的に到達するしゃぶしゃぶを心に描いて行くしかないが、それでも一つしゃぶしゃぶへ近づいたという確固たる一歩であることは間違いない。



2026年3月15日日曜日

シソとの出会い

 先日旦那と映画を見に行った後にどうせなら食事をしようということになった。

映画館の近くのLa Kannaというレストランである。
以前にもここで食事をしたことがあり、その際には壁にかけられていた絵が気に入ってその画家さんと連絡を取って購入させてもらったという経緯のあるレストランなのである。

映画の終了時間に合わせてテーブルを予約しておいたのである。店に着くとちょっとマッチョで腕に色々とタトゥーの入った店員さんがニッコニコで出迎えてくれたのであった。なんだかどこかで見た覚えのあるニッコニコ具合である。

管理人はザンダルス(鱸かなあ)の切り身のグリルを注文したのであった。旦那はいつものようにステーキである。赤ワインも頼んだ。すると、やってきたザンダルスのグリルには何やら緑色の葉っぱが載っているのである。

😮シソだ

管理人は恐る恐るシソと思われる葉っぱを食べてみた。

😮シソだ!!!紛れもなくシソだ!こんなところにシソが!!!!

一体何を興奮しているのかというと、ラトビアに移住して20年必死に探し続けていたからなのであった。やった!最近加速している日本食ブームがようやくシソをラトビアに届けてくれたのか!

さて、食べて確かめてみた紫蘇はただただ感動しているだけでは済まない。

どこで買ったのか聞かなくちゃ

というわけでそれからは魚を食べながら頭の中でラトビア語の組み立てである。あのニッコニコの店員さんがお皿を下げに来たタイミングで聞かなくちゃ!

😀すみません、お伺いしたいんですが、この料理に入っていた緑色の葉っぱ、どこで買いましたか?シソって言うんですが。

👨あ、聞いてきますね

と店員さんはキッチンで聞いてきてくれた上にシソの入ったプラスチックの箱を見せてくれた。

👨これ、ナートレだと思うんです。(ナートレとはラトビアに自生している植物で確かに葉の形はシソに似ている)

😐いやいやいやいや、ナートレじゃないです。ほら、ここにSHISOって書いてある。で、どこでこれ買いましたか?

と追い討ちを掛けつつ必要な情報を聞き出して管理人は満足していたのであった。すると旦那が突然、

👾あ、じゃ、それ売ってください。

え?いやいやいやいや、もう情報聞き出したし、ここレストランだし、自分で探すし。。。

と旦那に言うもその間にニッコニコの店員さんはキッチンに掛け合いに行ってくれてその後ルンルンで戻ってきたのであった。

👨OKでーす。

おお、思いもかけずにシソのパックが手に入ることとなった。

シソだよー、シソ。こんなにいっぱい。

とニヤニヤし続けている管理人を見て旦那は店員さんに言った。

👾彼女、今日はこのシソの箱を枕元に置いて寝るよ、きっと。

さて、その後お会計の時にニッコニコの店員さんは言った。

👨以前、Vina Studioによくいらっしゃってましたよね。僕、あそこで働いてたんです。

もう10年以上も前のことだ。今のアパートに引っ越してからはちょっと行くのに不便になってしまって行かなくなってしまったワインバーである。

ああ、どうりで見たことのあるニッコニコの顔だったわけである。



2026年1月1日木曜日

2026元旦

2026年元旦は雪景色となったラトビアである。

年越しは12時少し前にテレビをつけてラトビアの首相と大統領のスピーチを聞いてカウントダウン、シャンパンで乾杯である。ご近所では打ち上げ花火をバンバン打ち上げるのである。素人が市販の打ち上げ花火を買ってきて打ち上げるので時々花火の発射台が傾いてアパートを直撃したりするので、ベランダへ出て見るというようなことはしない。我が家では1時ぐらいまで少し話したりして寝てしまうが、友人たちは自宅で4時ぐらいまで飲んでいて元旦の朝は二日酔いでもなくただ単にまだ酔っ払っているという具合だという。

お正月の料理はいつもの鯉のゼリー寄せと、西洋ウナギの燻製、イクラのオープンサンド、数年前にベルリンのデパートで買ったウズラのコンフィーの缶詰、旦那特製のハンバーグ、紅白なます、牛のブロス、スペインで買ってきたイベリコ生ハム、と言った感じである。

特に何をするでもなく、普通に犬の散歩ぐらいがアクティビティとなる元旦であった。
2−3日前からすっかりマイナス温度圏に囚われているので降り積もった雪もさらさらである。ぴえちは雪が大好きなので散歩へ行くと雪の上に寝転がったりして満喫している。 ご近所さんの子供たちも興奮気味で、ソリを持って家族で出かけるようである。

今年は絵を描く時間をもっと増やそうと思う。それが年初の抱負である。
明けましておめでとうございます。本年も引き続きよろしくお願いいたします。
管理人

2025年12月30日火曜日

年の瀬2025

 金運をもたらす鱗の入った封筒を紛失した管理人である。

2026年は旦那が教授職を退いて「名誉研究員」という職に就くので多少の収入減が見込まれているので金運をもたらす鱗が無いというのはまさに縁起でも無い事態である。というわけで、お正月料理に再び鯉料理を作ることになった管理人である。この鯉料理は旦那の大好物なのでクリスマスに続けてお正月も!と旦那は大変喜んでいるわけである。そしてスーパーに注文した鯉がやってきたのだが、これが最低オーダー重量3kgそのままやってきたわけである。もちろん1.5kgが2匹である。鱗を回収して捌いて結構な量の鯉のゼリー寄せが出来上がったのであった。管理人も昔の日本人の部類なので正月料理は30日までにということでなんとか大量の鯉料理と唯一お節料理のようなものということで紅白なますを作ったのであった。

ラトビアで自作できるお節料理というのは結構限られている。

かまぼこも伊達巻も売ってるわけがないので欲しければ自作するしかない。だが、どうせ作ったところで旦那は食べないだろう。個人的にはお煮しめは欲しいのだが、レンコンもごぼうも里芋もこんにゃくも無理ゲーである。手に入るのは椎茸とにんじんぐらいなものである。それでも生椎茸が手に入るようになったのは大変な進歩なのである。だが、想像してみていただきたい。にんじんと椎茸だけのお煮しめでは悲しすぎるのである。

ないものねだりはストレスにしかならない。

食べ物も趣味も地産地消が一番ストレスフリーで且つコストパフォーマンスに優れているのである。松飾の代わりにクリスマスツリー。お節料理の代わりに手に入るものでお祝いである。

2025年10月13日月曜日

リヨン@おフランス2025_食べ物編

 リヨンは美食の街、ということで特にリヨンっぽいものを選んで食べてきた管理人夫婦である。

リヨン風サラダ。ポーチドエッグが載っているのが特徴ではあるがそれよりも「これでもか!」と載っているカリカリベーコンの量がすごかった。もはやサラダではないボリューム。

クネルという魚のムースのようなもの。巨大なエビしんじょのようなムースをロブスターの濃厚ソースで食べる。なかなか美味しい。このほかにもカタツムリのクネルとかカエルのクネルとかもある。管理人はカエルのクネルに挑戦したがあっさりとした味であった。

牛の胃袋、日本ではハチノスと呼ばれる部位を揚げ焼きにしたもの。食べかけ画像で申し訳ないが、サックサクの衣を退けてみると粒マスタードがふんだんに塗られている。内臓系なのに美味であった。

フランスといえば生牡蠣。これで二人分。生牡蠣は5種類の牡蠣を一人2つずつで合計10個。こんな量をバルセロナで食べたら間違いなく当たってしまう。だが、フランスなら大丈夫。リヨンのような内陸の都市でもフランスなら大丈夫。


ありとあらゆる臭いチーズが並ぶポールボキューズ市場。この小さいやつが山羊系でワインにすごく合う。

左側に見えるタルトがリヨンの名物らしいが管理人夫婦は甘いものに興味がないので写真だけ。どんな味なのかはわからない。

全体的にレストランはリーゾナブルなお値段であった。メインが20ユーロぐらいで大抵のブションと呼ばれるリヨン風レストランではセットメニューがあり、前菜とメインで23ユーロぐらい、前菜とメインとデザートで28ユーロぐらいであった。だが、結構量が多いので管理人夫婦はメイン単品ばかりを注文したのであった。それでも食べきれない量であった。

2025年7月25日金曜日

枝豆とそら豆の食べ方について

先日、イギリス人彼氏とラトビア人彼女のカップルが我が家を訪ねてくれた。
グリリをしたりするのだが、イギリス人彼氏は枝豆が好物だというのでおつまみにと枝豆とそら豆を茹でたものを用意した管理人である。枝豆はサヤ付きの冷凍品でスーパーで普通に入手できる。そら豆は今が旬の新鮮なものである。案の定、枝豆を見て彼らは喜んでくれたのであった。こちらも嬉しい。ただ、見ているとどうも勝手が違うのである。

なんと器用に枝豆をナイフとフォークを使って枝豆を鞘から出して食べているのである。

そら豆は鞘から出した状態で茹でたものだったのだが、豆の周りにはちょっと厚めの皮がついている。まあ、普通に手で剥いて食べてくれるかと思ったが、剥かずに普通にフォークで刺して食べていたのである。

色々な意味で新鮮で驚きである。

思えば、枝豆などは日本人にとって身近すぎる食べ物だが外国人にとっては違うわけである。確かに以前ラトビア人の友人に枝豆はどうやって食べるのか聞かれたことがあったのも事実である。ああ、鞘から出した冷凍枝豆を茹でたほうが親切だったのかもしれない。でもそれでは枝豆の風情を損なうというものである。

海外の人にとって皮というのは割と気にならないものなのかもしれない。そら豆の豆の周りの皮は管理人には剥かないと食感が悪いと思うわけである。そういえば確かこちらの人たちは桃の皮を剥かずに丸齧りしたりするし、杏の身も皮ごとガブリである。そら豆の皮如きは気にならないのかもしれない。 ああ、そういえばラトビア語では「些細なことだよ、気にしないよ」という意味で「Pupu mizas」という表現がある。直訳すると「豆の皮」である。そうか、元々気にしないんだ、と妙に納得のいった管理人であった。

2025年5月22日木曜日

紫のスープ

まずはこれを見ていただきたい。

旦那が作ったスープ。この写真ではちょっと赤っぽく見えるが実際はもっと紫色のスープ。

ラトビアではビーツ料理が色々とあるのでピンクのスープやポテトサラダなどに最初はギョッとさせられるものである。だが、もうかれこれ20年も住んでいるとピンクの食品は普通に格下げ済みである。今回驚いたのは紫だったからである。

この写真は骨付き鶏肉で出汁を取って具にはニンジンとジャガイモ、そして少しご飯が入っているというものである。一体何がこのスープの色を紫にしたのか。

それはにんじんである。

いつものスーパーでいろんな色のにんじんのパックを買ったのである。旦那は普通のオレンジのにんじんと黒いにんじんを使ったという事なので、紫いろは黒いにんじん由来だと思われる。
いろんな色のにんじんのアソート。この黒っぽいやつを使ったそうな。

黒っぽいにんじんはアントシアニンを多く含むので、まあ、スープが紫になってもおかしくはないわけである。

ちょっと驚いた管理人であった。


 

2025年5月18日日曜日

旦那週間終わる

 今週は旦那週間であった。

旦那の誕生日と名前の日が一週間の間に両方ある、という感じである。それらを包括して土曜日にパーティと、なんというかまあ、飲み会週間だったのである。

旦那週間の間はやはりそれに全集中である。

流石に旦那週間なので料理も久しぶりに管理人が作ったわけである。メニューは前菜で枝豆、春巻き、ピミエント(小さなピーマンをプライパンで炙ったもの)と各種ハムで、メインはうさぎのオーブン煮込みである。付け合わせにニンジンのグラッセとパスタ。デザートはチーズとジャムといった具合である。

前菜には最近ブームになっている日本っぽいものを集めてみた。というのも鞘付き枝豆の冷凍品とか冷凍春巻とかがスーパーで普通に売られるようになっているからである。どちらも大人気であった。ピミエントはスペインのタパスなどでよく見られるものだがやはり最近スーパーで売られているのを見つけて前菜としたのであった。これはピーマンより薄くて柔らかく、味はピーマンよりちょっとスパイシーな感じなのでウオッカのお供には最適である。

うさぎのオーブン煮込みは特にホームパーティには便利で、前日に2時間ほど煮込んでおいて当日生クリームを投入してゲストがくる30分前からもう1時間煮込んでおくということができるのである。ここに付け合わせのタリアテッレなのだが、うさぎオーブン煮込みの煮汁をソースにすると最高なのである。

炭水化物を抑えている管理人家としてはデザートはなかなか難関である。

大抵の場合、管理人家のデザートはチーズである。ソフト、ハードなど適当に揃えたチーズにジャムを添えるだけである。今回はゲストの一人が持ってきてくれた柑橘系のジャムを添えたのであった。

ホームパーティ終盤はコーヒーとかお茶とかが必須である。何がいい?コーヒー紅茶緑茶果物茶、と聞くと緑茶と答える割合が多くなった。日本から買ってきたセブンイレブンの緑茶ティーバッグで大抵はゲストの目が大きく見開くものである。最近はスーパーでも抹茶の取り扱いが増えている。いや、抹茶よりセブンイレブンの緑茶ティーバッグを輸入してほしいものだと個人的には思っているのであった。


2025年5月8日木曜日

世界一古くから営業しているレストラン、Botin(マドリッド)

 マドリッドは初めてということでかなり色々と下調べをした管理人である。その中で是非とも訪れたいと思ったのがBotinという今年で創業300年のギネス認定された「世界で最も古くから営業しているレストラン」であった。このレストランの目玉メニューは仔豚のローストである。

仔豚のローストと言えば我が家でも毎年のように年越しに焼いていた訳であるが、なんといってももう流石に家で仔豚をローストして食べ切れる年齢ではないので何年もご無沙汰していたのであった。仔豚は美味しい。実に美味しい。ああ、あのカリッと焼き上がった皮をもう一度。というわけで行く気満々で5月の旅行用に1月に予約したのであった。大変な人気店なので予約しないとまず入れないのである。しかも、管理人夫婦はただの予約ではなく、開店1時間前からの店内ツアーのついたセットメニューを申し込んだのであった。

当日、店へ行ってみると店内ツアーは管理人夫婦だけであった。

ガイドさんはイギリス英語を話す30代後半ぐらいの女性で、くまなくレストランの歴史やら建物の構造やらを説明してくれたのであった。

この部分はレストランの中でも最も新しい部分なのだそうな。何もかもがすでにアンティークであった。

店の心臓部とも言える薪オーブン(右側)とすでにローストされた仔豚の開き。創業以来火を絶やしたことがなく、コロナ禍で閉店していた際も従業員がかわるがわるやって来て火をくべていたのだそう。窯が冷えてしまうとヒビが入ったりしかねかいということであった。窯の入り口は小さく見えるが、この仔豚の皿が40枚一度にローストできる奥行きのあるものなのだそうだ。

このレストランは人気過ぎて100以上のテーブルがあるにもかかわらず1ヶ月前でも予約が取れないのが普通なのだそうで、その数の仔豚のローストを注文を待って焼いていたのでは間に合わないのであろう。仔豚は1匹3kgほどの小さなものである。塩とオリーブオイルと香草だけでローストするのだという。

実はこのレストランは作家のヘミングウエイがマドリッド滞在期間中に常連客だったということで、彼の定席というのがあるのである。ダメ元で開店前店ツアーのガイドさんにヘミングウエイの席で食べたりできますかね?と聞くと「もちろん!あなた達が今日の最初のお客さんですからどの席でも選べますよ」と言って早速手配してくれたのであった。ヘミングウエイの「日はまた昇る」の中にこのレストランをモデルにした部分が出てくるのだそうな。

そのほかにも有名人が多数来店したということで英国のチャールズ国王が皇太子時代に訪れた時のサインやらも飾られていた。

さて、店内ツアー付きのセットメニューは実に盛りだくさんでメインの仔豚のロースト前に前菜が4品出てくる。さらにワインも二人でまるまる一本、そしてデザートも付いている。どれも昔ながらのスペイン料理で美味しいのだがいかんせん量が多い。メインの仔豚のロースト用に胃袋の隙間をセーブして前菜達は半分以上残さざるを得なかった訳である。そして、メインを食べた後にもうデザートなんて無理無理ということで店員にデザートはいらないと伝えたところ、

味見だけでもしてください、チーズケーキひとつお持ちしますから。

というので恐る恐るチーズケーキを味見してみると、これがもう絶品なのであった。いわゆるバスクチーズケーキなのだが中がとろっとろである。そして何ともこれが赤ワインに絶妙に合うのである。実際、仔豚のローストよりこのチーズケーキの方がこの店の名物なんじゃないかと思うぐらいであった。

接客もとても丁寧で大変満足であった。