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2024年10月29日火曜日

カボチャをやっつける

先日、ブログでラトビアにはこんなカボチャがありますよという話を書いてから、なんだか無性にカボチャが食べたくなった管理人である。そこで、いつものスーパーのデリバリーでカボチャを注文したら巨大なカボチャがやってきたのであった。

比較になるようなものを一緒に写さなかったので、なんともわからないと思うのだが、これは総重量4kgのBlue Buttercupというカボチャである。

 このかぼちゃは唯一カボチャの煮物を作ると「なんとなく許せる」ものができるものである。用途はロースト、スープなどで生食には適さない。以前これの切り身を買ったときには煮物にしたのだが、ちょっと水っぽいかなという印象であった。今回はこれをどう調理するのが普通なのかの調査をしたわけである。このかぼちゃの場合は一律でまずはローストする、が普通のようである。大きめの切り身をローストしてピュレにしたりとか、キュービックに切ってローストしてサラダに入れてとか、色々である。今回、管理人家ではスープに仕立てたかったので4kg全てを厚切りにしてローストして一旦ピュレにしてスープに使い、残りは冷凍することにしたのであった。

写真右下が真っ二つに切ったところ。写真左下がオーブンでローストした後。写真上が完成系でトッピングにバルサミコ酢をちょっぴり。

さて、このBlue Buttercupというかぼちゃはローストするとそれはものすごく甘いかぼちゃなのであった。今回初めてローストしてみたのだが、ロースト後に皮(薄緑色の部分は普通に食べられるが、一番表面に薄い食感の悪い皮がある)を取り除くときに味見をしたら、衝撃的に甘い。その後フードプロセッサーでピュレにしたのだが、そのピュレと言ったら「栗きんとん?」というぐらい甘いのである。もちろん何も加えていない。ローストする際にオリーブオイルを塗ったぐらいである。

ぴえちが横で待機しているので時々ローストかぼちゃの端切れをあげたりするともう目を輝かせて

あたち、いくらでも食べます

とずっと動かずに待機していたのであった。

さて、結局2kg以上のピュレストックを冷凍し、1kg弱のピュレと昨日作った鶏のゼリー寄せのスープを使ってスープを作ったのであった。ピュレはローストカボチャを粉砕しただけなので濃厚すぎるというわけで鶏だし汁と牛乳で好みの感じになるまで薄めて塩コショウ、ナツメグ、そしてカイエンペッパーを結構投入したのである。出来上がりは、大変濃厚でかつ少しピリリ、そしてトッピングのバルサミコ酢で大変満足のいく仕上がりであった。冷凍ストックしたピュレがあるので、次回はもっと簡単に作れるのが喜ばしいことである。

ちなみに管理人調べでは、このBlue Buttercupという品種はもちろん西洋カボチャなのだけれど、日本の栗カボチャに近いというか、日本の栗カボチャはもともと西洋カボチャのbuttercupを元に品種改良されたものだということである。きっと元々のbuttercupよりもっと身に水分が少ないように改良されたのであろう。このbuttercupというカボチャはとにかくびっくりするぐらいロースト後が甘い。日本のかぼちゃの煮付けより甘い。日本の石焼き芋の蜜の入ってるやつより甘い。

調理法でいろいろ変わるなあ、と思った管理人であった。

2 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

管理人さん こんにちは。白皮系の伯爵カボチャに似ています。伯爵カボチャはクリカボチャ系のホクホク感があります。野菜はローストするのが味としては良いとは聞きます。ペーストにする時、ついつい水を入れて柔らかくしてしまいますが本当は蒸すかローストの方が水っぽっさが無くて良さそうです。ココナツオイルで焼くと甘味が引き出されて美味しいです。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
ローストは水分飛ばして味を凝縮するのでおすすめです。以前普通に日本の煮付けにした時はそんなに強い甘みを感じることはなかったのですが、ローストすると全然違います。超甘くなります。クッキーやパイなどを焼くにしても砂糖いらないぐらいの甘さになります。ココナッツオイル良いですね、次回試してみたいです。