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2024年10月28日月曜日

鶏肉のゼリー寄せ

ゼリー寄せというか煮凝りというか、は旦那の大好物である。通常、我が家ではクリスマスやイースターなどに豚肉や牛肉で作るのが習慣なのだが、時々旦那がちょっとお高い惣菜屋で鶏肉のゼリー寄せを買ってきては朝食にしているのである。というわけで自作してみることにしたのであった。

材料は
鶏ドラムスティック 1kg
ローレル等香辛料
塩コショウ 適宜

である。

これらのものを電気圧力鍋に入れて、ドラムスティックにかぶさるぐらいの水を加えて高圧20分自然リリース、である。

ドラムスティックから骨とか皮とかを取り除いてほぐし、細かめのザルで越したスープに戻し、ゼラチンを加えて冷やし固めるだけである。

右下、ヒタヒタの水で煮る。上、骨と皮を取り除いてほぐしたもの。左下、ゼラチンを加えて容器に入れた状態。これを冷蔵庫で冷やし固める。

なんでまた作ろうと思い立ったかというと、ドラムスティックが1kgで3.4ユーロという特売に遭遇したからである。骨付き鶏肉は安くてお手軽に大変美味しい出汁が取れるのでゼリー寄せにはもってこいなのである。


2024年7月23日火曜日

肉入りパンケーキ(Gaļas pankūkas)

実は結構な種類のパンケーキが存在しているラトビアである。

ママとの暮らしではよくパンケーキをお昼ご飯に作ったものである。ケトジェニックダイエットを続けている管理人としてはパンケーキを作ることはなかったわけだが、最近旦那が出来合いの肉入りパンケーキを買ってくるので久しぶりに作ってみることにしたのであった。

ラトビアで普通に食されているパンケーキは小さなホットケーキの様なものからコロッケ状のもの、そしてクレープ状のものとさまざまである。この肉入りパンケーキはクレープ状に薄く焼いたパンケーキでひき肉などを巻いてもう一度焼いたものである。

パンケーキ

  • 卵3個
  • 小麦粉 グラス1
  • 牛乳または水 グラス1
  • 塩少々


  • ひき肉 400g
  • ゆで卵 2個
  • 塩胡椒

薄くパンケーキを焼く。コツは中火よりやや弱い火力で焼くこと。

出来上がり。薄いパンケーキは管理人が作って、具は旦那が作ってパンケーキを巻くのも旦那がやったので多少包み方が伝統的なものとは違っているが、まあ良い。

中身はこんなかんじ。今回は豚ひき肉を炒めたものとゆで卵のみじん切り。

この手のパンケーキの具はいろいろな種類がある。カッテージチーズだったりチーズとハムだったり、カッテージチーズとジャムだったりさまざまである。

肉入りパンケーキの場合はひき肉ではなくスープを作るために使った肉を挽肉機にかけて具にしたりするのがママ流であった。そのためみじん切りにしたベーコンを加えたりするのである。久しぶりに作ってみてとても懐かしい気持ちになった管理人である。

2024年2月15日木曜日

煮込みハンバーグ

これはママのレシピで、そういえば長いこと作っていなかったなあと思い立って作ってみたのである。

まあ、大量にハンバーグを焼いて、それを日持ちするように煮込むというだけのものなのだが、ほっこりとした味わいなのである。

今回は500gづつの牛ひき肉と豚ひき肉を合わせて合計1kg。塩胡椒と好き勝手に香辛料である。我が家ではタイム、オレガノ、白ゴマなどの混合物であるザアタルというイスラエルで買ってきた香辛料を入れる。卵を一つ、そして気持ちパン粉も入れてみた。これを練ってフライパンで焼き目をつけたら、鍋へ入れて少し水を加えて蒸し焼きにする。そして生クリームをまわしかけてローレルを入れて20分ぐらい煮込んで出来上がりである。

一番の利点は煮込んでいるので日持ちするということである。そして、何しろ生クリームが加わったソースで煮込んでいるので優しい感じに仕上がってもちろん中までしっとりなのである。

焼き目をしっかりつけて、ついでに余っていたイタリアンソーセージも刻んで煮込んでみた。付け合わせはいつものザワークラウト。
ハンバーグはちょっと小さめに作った方が食べる量を調節できるで便利である。

今回合計1kgの挽肉で煮込みハンバーグを作ったのだが、ママと一緒に作った記憶とは程遠い量であった。一体、ママと一緒に何キロの煮込みハンバーグを作っていたのだろうと、変なうすら笑を浮かべる管理人であった。


2024年1月26日金曜日

豚肩ロースとザワークラウトの煮込み

ラトビアの定番家庭料理である。

冬になると、真剣に美味しい野菜がなくなるラトビアである。生で食べるには味がちょっと、というものでも煮込めばなんとかなる、という具合である。

ラトビア唯一の冬の野菜といえばザワークラウトである。とても安い価格で1kgで2ユーロしない感じである。これをそのまま食べるのも良し、肉と一緒に煮込むのも良し、である。煮込んだほうが繊維が柔らかくなって酸味も緩和されるので管理人は煮込みが好きである。

ザワークラウトと生の肉を一緒に煮込むときは塩コショウなどは不要である。

ザワークラウトに元々塩分が結構たくさん入っているのと酸味も結構あるからである。ザワークラウトをそのまま漬け汁ごと煮込んでしまうと出来上がりが酸っぱくなってしまうので絞るのが良いが、実は単にザルにあげて30分も放置すれば良い感じに水分が抜けて煮込みやすくなるのである。

管理人は電気圧力鍋で煮込むのだが、水切りしたザワークラウトを鍋に入れ、その上に豚肉を大きめに切ったブロックを載せ、調味料は何も入れずに、水をザワークラウトがヒタヒタになるよりちょっと少なめに入れて、15分圧力をかけて自然に解圧である。

これで肉はお箸で食べられるぐらいに柔らかくなり、肉から出た脂がザワークラウトに旨みを与えるという料理が出来上がるわけである。

肉には味付けしなくてもザワークラウトの塩味で肉にも味付けされる。
この肉は本当にお箸だけで食べることができるぐらい柔らかい。

お好みで肉にマスタードをちょっとだけ添えても美味しいのであった。

2023年12月17日日曜日

ミートボールの赤ワイン煮

本日は第三アドベントなので、蝋燭3本に火を灯しての夕食である。

今宵のメニューは昨日だったか一昨日だったかにYouTubeで見かけた三國シェフのミートボールの赤ワイン煮とすることとした。

管理人家には常にタマネギが無いので代わりにニンジンの薄切りを入れてみた。簡単に出来て、残ったソースは翌朝に卵を落としてシャクシュカにするので無駄がない。

シチュー用のルウとか無いので仕上げにバターを入れてソースにとろみをつけた。

黒胡椒の粒の代わりに5色の胡椒粒ミックスを入れた。
赤ワインで大人の味わいのミートボールであった。




#1149『ミートボールの赤ワイン煮』黒胡椒を粒のまま楽しむ!大人のための逸品♪|Chef Kiyomi MIKUNI


2023年10月5日木曜日

ビーツのスープ簡易編

今日は最高気温が12℃というちょっとヒンヤリな1日となったリガである。

少しひんやりしてくると暖かいスープが恋しくなるというものである。というわけで今日はビーツのスープを作った管理人であった。


こちらは出来上がり画像。もちろんサワークリームを投入している。仕上げにリンゴ酢を少々入れているので色が鮮やかになる。

ビーツのスープは何度もブログで書いているのだが、何しろ普通の家庭料理なので毎回適当である。今回は豚リブで出汁をとった後に肉をほぐしてスープに加え、ビーツは市販の既に茹でてあるものを使用した。最近繊維不足なのかもしれないと思い、人参とセロリも出汁目的ではなくそのままスープへ投入することとした。

写真上、インスタントポットで加圧調理前の状態。人参とセロリ(セロリは沈んでいてよく見えない)と豚リブ。塩胡椒、ローレルそしてオールスパイスを入れて20分の加圧。
写真左下、今回使用した既に茹でた状態で売られているビーツ。写真右下、その中身。既に千切り状態になっていて便利。

今回は市販の茹でビーツを使ったので、ビーツ以外の材料をインスタントポットへ入れて加圧。最後に普通の鍋へ移してから茹でビーツを加えて一煮立ちさせて出来上がり。茹で千切りビーツは今回初めて使ったのだが便利すぎるものであった。ママと一緒に暮らしていた頃は生のビーツを使ったもので、それはもうあちこちビーツの汁が飛び散って手も真っ赤になったものである。これなら手軽に使えるのでありがたいものである。ちなみにこの茹でビーツの千切りはインスタントポットに一緒に入れて加圧調理するとおそらくビーツの千切りから色素が抜けてしまうので後から加えたのである。

スープの美味しい季節到来である。

2023年8月1日火曜日

鶏レバーのサラダ

先日高級スーパーのお惣菜コーナーで鶏レバーのサラダを買った管理人である。

高級スーパーだけあって鶏レバーのサラダは美味しかったのだが如何せん高級スーパーなのでお値段が高い。大体鶏レバーなんて1kgあたり2ユーロぐらいのはずなのに、お惣菜コーナーの鳥レバーサラダは1kgあたり10ユーロを超えていたのである。

そこで、食べながらそのサラダには何が入っているのかを確認し、ラトビアの料理サイトで検索したところ、あったあった。レシピを入手したので早速作ってみたのであった。

材料

  • 鶏レバー 450g (たまたま普通のスーパーで買ったパックがこのサイズだった)
  • 卵 4個
  • きゅうりのピクルス 好きなだけ
  • マヨネーズ 適当
  • 塩胡椒 適宜

である。

  1. 鶏レバーを食べやすい大きさに切って茹でる。
  2. 卵は固茹でにして細かく切る。
  3. きゅうりのピクルスは細かく切る。
  4. 全てが冷めたところでマヨで和えて塩胡椒で味を整える。
茹でて和えるだけの簡単サラダ。ピクルスがアクセントになっている。

管理人はレバー好きなのだが旦那はレバーが大っ嫌いなのでこのサラダは管理人だけが食べるものである。

レシピにはいくつかバリエーションがあって、薄切り玉ねぎを水にさらしたものを加えるバージョンとか、茹でにんじんの千切りを加えるバージョンとか、色々である。

2023年7月24日月曜日

このブログは

検索で見つけやすくする対策とかもしていない上に、このブログスと言うGoogle傘下のプラットフォームなのに全然ググり対策ができていないので、検索してもほとんど引っかからないという、言ってみれば人知れずな隠れ家ブログなのである。

いやはや、検索しても引っかからないと言うのは管理人の責任でもあるので自慢できることではない。けれども、この人知れずなブログを気にしてくださる人々がいると言うことの方が管理人にとっては嬉しいことなのである。

2023年7月22日土曜日

シーズン初のアンズタケ

今年の夏は雨が少なかったことからラトビア中の人々がキノコはちゃんと生えるのだろうかと本気に心配していたわけである。だが、それから雨もそこそこ降ってニュースには「きのこが生えているのが確認されました」的な報道があったりしたわけである。

我が家でも早速ローカルな市場でアンズタケを買ってきていつものようにバター炒めである。

森で採れたアンズタケ。ご覧のように結構土とか色々ついていて汚れているのでこれを掃除するのがちょっと大変である。この量だと1時間ちょっとかかる。

アンズタケの掃除はブラシを使ったらいいとか布を使った拭いたらいいとか言われることが多いが、我が家では小さなナイフを使って足の部分の表面を薄く削り取り、ヒダヒダの間に入ったものをナイフの先で取り除いて1cm弱ぐらいの大きさに切ったのちに水道水へ入れて水洗いしている。さらにそれを沸騰したお湯の中で3分ぐらい茹でてからお湯を切って保存という感じである。茹でた時のお湯はそのまま数時間置いておくと細かなゴミなどが沈澱するので上澄を出汁として使ったりするのである。やったことはないが、この出汁でご飯を炊くときっと美味しいのではないかと思うのである。管理人はオートミールを調理するときにこのアンズタケの出汁を使い、出来上がりに粉チーズとアサツキを混ぜて食べるのである。最高の朝食である。

さて、茹でたアンズタケはバターで炒めてちょっときつめに塩胡椒して、生クリームを回しかけ、仕上げにディルをふんだんにかけて、茹でたじゃがいもと一緒に食べるのである。

今回はディルとアサツキっぽい細いネギも入れてみた。大変美味しい。キノコ掃除に結構時間がかかるのでジャガイモ調理は旦那が率先してやってくれる。

このキノコのバター炒めの生クリームフィニッシュはアンズタケだけのものではなく、ラトビアではどんなキノコでもこんな感じの調理法である。キノコはお高いのでベシャメルのように小麦粉を加える場合が多い。

毎年毎年、同じ季節のものを同じ様に調理して、同じ様に美味しいと思う。
この当たり前がいつまでも続きます様にと願う管理人であった。

2023年7月20日木曜日

ウサギの前足ワイン煮込み

本日のプスディエナ(遅い昼食)は旦那によるウサギ料理であった。

ウサギはグリリに向いていないという珍しい食材である。大抵のものは、それこそスーパーで買った安いソーセージでさえグリリにすると大変美味しくなるものである。だが、ウサギ肉だけはグリリに向いていない。煮込まないとウサギの良さは出ないのである。

というわけで、本日は旦那がウサギの前足を煮込むこととなった。

ウサギの前足を塩胡椒、そしてオリーブオイルでマリネしたのち、フライパンで軽く焼き目をつけてから白ワインとバターを加えて沸々したら弱火にして20分蓋をして煮る、という調理方法である。出来上がりは、アルメニアの薄いパンの上に盛り付けてソースを染み込ませたパンと一緒に食べるというものである。

前足なので肉はあまりついていない。
白ワインバターソースが大変良くできていてアルメニアの薄いパンとの相性が最高であった。

後脚だと一人一本で十分という感じであるが、前足なので一人3本づつである。
なんだかんだ言いながら、煮込みまでマスターした旦那であった。

2023年5月16日火曜日

バプカ(Babka)再び

特にそんな約束をした覚えはないのだが、どうやら旦那の誕生日にはバプカを作ってあげることになっているらしい。

バプカは去年の旦那の誕生日付近でも紹介したが、ポーランドとかウクライナとかベラルーシあたりのポテトケーキである。基本的にはすりおろしジャガイモに 小麦粉を加えてオーブンで焼いたものである。

まずは出来上がりから。外はカリカリ中はもちもち。
サワークリームを添えて食べる。

画像左上、1.5kgのじゃがいも。右上、フードプロセッサーのすりおろし刃を使用。
写真右中すりおろし直後。
写真左下、すりおろしたものを網目の細かいざるに入れて水分を除く。
写真中央下、小麦粉と塩胡椒を加えて型に入れる。結構緩い。
180℃で1時間半焼く。

今回はざるで水分を濾すことにしたのである。これが結構楽であった。ざるから「つー」っと水分が落ちなくなったらそれでよし、である。小麦粉は今回全粒粉を100cc加えた。

旦那は今日の残りのバプカを明日の朝に薄く切ってバターで焼いて食べるのが楽しみのようである。翌日のバプカはフライパンで焼いて食べると外側のカリカリ感が増してさらに美味しくなるのである。

2023年2月19日日曜日

豚肩ロースのホイル包みオーブン焼き

ラトビアで一番キロ当たりの単価が安いのは鶏肉で、次は豚肉、そして牛肉、そしてウサギや鴨と言った感じである。普段の食卓に登る肉は、まあ大抵スーパーで値引きになっているものをその時々で買っている管理人家である。今回は豚肩ロース(ラトビア語ではkakla karbonādeカクラカルボナーデ)の塊肉が1キロ4.4ユーロ(1ユーロ135円換算で594円)だったので1キロ購入したのであった。そして旦那がオーブンで塊のまま焼いたのである。

旦那の今日のレシピは

塩胡椒した塊肉にオリーブオイルを塗してローズマリーを乗せてアルミホイルで包んで220℃1時間半蒸し焼きにし、その後アルミホイルを開いて市販のBBQソースを塗り、さらに15分焼き上げると言うものである。

焼き上がりをスライスしたもの。ジューシーでとても柔らかい。生ローズマリーをたくさん使って蒸し焼きにしたので香りもかなりいい感じである

最近の旦那のお気に入りは市販のBBQソースである。少し甘味のあるソースで、ちょっと照り焼きソースに似ている感じである。今回は蒸し焼きなのでとても柔らかく仕上がっていてなんだかんだで半分以上を二人で食べてしまった。食べ過ぎ注意である。


2023年1月21日土曜日

スプリットピーのポタージュ

乾燥ひきわりエンドウ、もしくはsplit pea、ラトビア語ではzirņiである。

普段はこれのスープを作る時に豆を壊さないように透明なスープになるように仕上げて他に野菜などを入れるのだが、今回はポタージュにしてみたのであった。

材料は

  • 豚骨つきリブの燻製
  • 乾燥ひきわりエンドウ
  • 塩胡椒、ローレル、セロリ
  • トッピング用にアサツキ少々

である。

乾燥ひきわりエンドウは1カップ強、水洗いして30分ぐらい水にさらしておく。これを豚骨つきリブの燻製と調味料と一緒に電気圧力鍋(我が家はInstantPotを使用)で圧力20分自然リリースで煮込む。リブの燻製には既に塩が結構含まれているのでスープに入れる塩は控えめにして最後に調整する。

乾燥状態で売られている。これを水に晒す。

骨つき豚リブの燻製。これを使うと素晴らしい出汁が出る。

煮込まれた豚リブの燻製から骨を取り除き、ハンディブレンダーで肉をミンチにする。

ハンディーブレンダーで肉をペースト上にする。これもポタージュスープに入れてしまう。

その後、煮込まれた豆とスープを鍋に移し、ペースト状の肉も鍋に入れる。ペースト状の肉は入れただけでは塊がぷかぷか浮いてきて溶け込む気配がみられないが大丈夫。そこでさらにハンディーブレンダーで鍋の中を撹拌するとすぐに滑らかなポタージュになる。ここで塩加減を整える。

アサツキっぽいネギ系の小口切りとコショウをふりかけて完成。

これが、超おいしいんですよ。

このポタージュは、例えば一晩置くと豆成分が沈んできて半固体状態になるので、温め直しの時はまずかき混ぜて均一にしてからでないとマグマの噴火のような状態になるので注意が必要。


2023年1月12日木曜日

牛肉100%つなぎなしハンバーグ

いつもはスーパーで買ってきたハンバーガーパテをエアフライヤーで調理している管理人である。今日はエアフライヤーでサクッと焼けるようなもののストックが切れていたので自分でハンバーグを作ることにした管理人であった。

材料(我が家の2人分)は

  • 牛ひき肉 400g
  • 西洋ワサビ 小さじ2
  • 塩胡椒 適宜

である。これを混ぜ合わせてハンバーグの形に成形し、焼くだけである。

実は先日旦那が血液検査をしたところHbA1値が正常範囲の上限近くにまで上がっていたのでパンやじゃがいもを当分止めることと積極的に繊維質をとってもらうことにしたので、付け合わせはブラウンマッシュルームとベーコンのバターソテーと生レタスとした。

ハンバーグにはソースがあったほうがいいので、今回はハンバーグを焼いた後の肉汁に砂糖無添加のトマトペーストとマスタードを小さじ一杯づつ入れてソースとした。

焼きはフライパンを使った。最初にマッシュルームのバター炒めを作り、それを皿に避けて空いたフライパンでハンバーグを焼いた。両面に良い感じの焦げ目がついたら火を消して3分放置である。

やっぱりハンバーグは自家製が一番

牛肉100%つなぎなしハンバーグは作るのも楽チンで、ただ混ぜるだけである。成形するときに厚さ7ミリぐらいの真っ平らな感じにすると火の通りもよく、写真のように結局は真ん中が膨らんでいい感じに仕上がるのである。つなぎなしなので肉のワイルドな味を楽しめるハンバーグになるのである。実際、西洋ワサビもいらないのかもしれない。というのも、西洋ワサビは火を通すと辛味が失われて甘味に変わったりするからである。

2022年12月24日土曜日

大掃除と料理、終了

23日の昨日から大掃除と料理に追われている管理人である。

今年のクリスマスは旦那が肉のメイン料理を作るというので、少し楽であった。
二人同時にキッチンに立つとおそらくトゲトゲとした嫌な雰囲気になるので、まずは電気圧力鍋で子牛のブロスを仕込んでいる間に旦那のチャレンジをしてもらうことにしたのだった。その間管理人はゆっくりと朝食を食べコーヒーを飲みながら日本のニュースを読むという感じである。

旦那の奮闘ぶりは大変なものであった。途中までは手際よくこなしていたが、やはりパイ皮で包むという作業に四苦八苦していたのだった。冷凍パイシートを買って来ておいたのだが、すぐ使えるようにと冷蔵庫で昨晩から解凍してしまったのが痛恨であった。結局パイシートは融合してしまったのだが、めげずに打粉をしながらローラーで伸ばしていた。包んだ状態で一晩冷蔵庫で休ませて25日当日にオーブンで焼くのだという。明日のお楽しみである。

旦那のキッチン作業がひと段落したところで管理人は子牛のブロスを仕上げ、出汁取り用に使った子牛の骨つき肉から使えそうな筋肉部分を外して掃除し、肉ガレットに使うこととした。肉ガレットの主役は豚のスネで、市場で買った時になぜかおまけで足先もついてきた。全てを香味野菜と一緒に圧力鍋で処理して、使える筋肉部分のみを残し、煮汁にゼラチンを加えてゼリー化した。ママの直伝ではゼラチンは使わずに豚肉のコラーゲンのみで煮凝りにするのだが、失敗は許されないのでゼラチンをここ数年は使用している管理人である。

ビーツのマリネも用意した。
本当は中央市場ですでに茹でてあるビーツを買う予定だったのだがあまり良いものが見つからず結局生ビーツを自ら茹でることとなった。ビールは自分で固くて良いビーツを選んで茹でたほうが美味しいのだが、マリネ用のビーツは皮付きで丸ごと茹でるので茹で時間が1時間半はかかる。なので無精しようとしたわけである。丸ごと皮付き生ビーツは圧力鍋で茹でれば圧力時間30分ぐらいなのだが、何しろ今日は圧力鍋がフル稼働の日なので結局1時間半茹でたのであった。ビーツのマリネは

  1. 皮付きビーツを丸ごと1時間半茹でた後、冷水にさらして粗熱を取り、皮を剥き、適当な大きさに切っておく。
  2. 適当な分量の水にベイリーフ、シナモン、チョウジと砂糖(管理人はラカントを使用)を加えて煮立たせる。煮立ったところで好みのお酢を入れて好みの酸味に整える。管理人は白ワインビネガーとバルサミコ酢を使用。なんだか爽やかな飲み物ぐらいの感じにする。冷やすと甘みが少なく酸味が際立つのでお酢の入れ過ぎに注意。
  3. 適当な入れ物に茹でビーツとマリネ液を合わせて一晩冷蔵庫で寝かせて完成。

さて昨日の鯉料理の完成図。

元々はアシュケナジのユダヤ人のゲフィルテフィッシュが由来じゃないかと言われている。
リガのスーパーでは類似のものは売っていない。高級食材店のデリカテッセには置いているが煮凝りはついてこない。すなわち自分で作るしかないわけである。

肉のガレット完成間近。ゼリー部分が赤く見えるのは飾り用にビーツを入れたため。
これは25日以降用。

毎年同じだが、やれやれである。

2022年11月25日金曜日

今学期最後の定期試験終了

 というわけで猛スピードで採点を済ませた管理人である。
旅行へ行く前に採点結果を学生に知らせなければならないからである。

これで心置きなくイスラエル、ヨルダン(ペトラ)旅行へ行けるというものである。死海で浮くための水着も買ったし、ヨルダンで10kmのハイキング(ヨルダンツアーに勝手に組み込まれている)のためのジョギングシューズも用意した。

もうコロナの検査とかワクチンパスポートとかはイスラエルもヨルダンも必要ないということである。帰ってきてからの検査も撤廃されている。まあ、それでも一応この旅行のために4回目のコロナワクチンとインフルエンザワクチンは接種済みである。

さて、仕事が一応片付いたのでここからが何しよう何買おうを考える夢見心地の時間である。
絶対に買うものリストを急いで作成しなければならない。もちろんイスラエルでは地中海の魚を親の仇のように食べる計画も立てなくてはならない。ペトラへ行く前に「インディジョーンズ最後の聖戦」をみて復習する必要もあるだろう。なんならインディジョーンズのテーマをダウンロードしてペトラで聞くというオプションも考えておかなければならない。

ああ、なんだか忙しい。

忙しい時はエアフライヤー。鳥もも肉を醤油と生姜と胡麻油で漬け込んでエアフライヤーで焼いた。レタスと相性が良い。



2022年10月27日木曜日

ハーブのオイル漬け(ペスト)

先週中央市場へ行った時に買ったイタリアンパセリとディルが傷んでしまう前になんとかしようと思い立った管理人である。

スーパーで買うとほんのちょっとのハーブを結構なお値段で買わされるのですぐに使い切ってしまうことが多いのだが、中央市場では一束の量が多く激安なのである。

左はディル、右はイタリアンパセリ。包丁でざっくり切ってミキサーへGO.

適当にオリーブオイルを入れつつ粉砕。ミキサーが回るぐらいまでオイルを入れ続ける。
適当に塩も入れる。後から気づいたのだが、ハンドブレンダーを使った方がきっと良かった。

瓶詰めして冷蔵庫で保存。パセリのスペルが思い出せなかったのでカタカナ。

通常、ペストというとハーブとオイルと粉チーズとナッツが入っているのだが、我が家で作るのはハーブとオイルと塩だけの材料である。シンプルな方が何にでも応用できるというのが理由である。

こうしておけば焼いた肉や魚の切り身へ小さじ一杯ぐらい乗せて楽しむとか、朝食の目玉焼きにちょこっと乗せたりとか気軽にできる。このペストにもうちょっとオリーブオイルを足してお酢とかレモン汁とかと混ぜればサラダなどのドレッシングになるのである。管理人家ではパスタとかは食べないがパスタやリゾットに入れてもきっと良いだろう。

2022年6月17日金曜日

若いビーツの茎のスープ

 このスープは夏の初めのビートルート(ビーツ)の若い茎がメインで、若い葉付きのビーツが出回る6月初旬もしくは中旬のみに食べられる。

実はこのビーツはちょっと育ちすぎである。この半分ぐらいの大きさが最適とされる。あくまでも主役は茎の部分である。緑色の葉っぱの部分は手でむしりとってスープにはあまり入れない。煮てしまうと黒っぽくなって美しくないのと、少しエグみがあるからである。

ビーツはよく洗って茎を5mmぐらいの長さに細かく切る。地下茎の部分は皮を剥いてやはり5mm角ぐらいに小さく切っておく。

地下茎部分を細かく切っておく。切り終わると手のひらが真っ赤。

茎部分もこのぐらいに切っておく。緑の葉の部分は多少は入れても良いが、管理人はこのぐらいにとどめている。

スープは豚バラ

蓋をとって写真を撮るべきであった。

豚バラ肉で30分ぐらい出汁をとり塩胡椒で味を整え、そこへビーツの地下茎部分を投入、しばらくしてから茎部分を投入して弱火でもう30分ぐらい煮る。

そして、最後の仕上げにビネガーを少々加えて出来上がりである。
今回は白ワインビネガーをスープ1.5リットルに大してスープ用スプーン3杯加えた。だが、この加減はビーツの地下茎がどのくらい入っているかや好みなどに依るので味見をしながら自分の好みの爽やかさに仕上げる必要がある。今回は刻んだ茎と地下茎が半々ぐらいだった。このビネガー加減はビーツの甘さを爽やかに変換するためのものなので、酸っぱくなってしまったらアウトである。

出汁を取った後の豚バラ肉を小さく切って、スープと一緒に食べる。新鮮なディルをふんだんに振って。

この若いビーツの茎スープはボルシチなどと比べるとずっと軽くて爽やかである。とにかく旬の若いビーツを使っているので、ビーツ独特の土っぽいような匂いや味がない。夏の始まりだけに食べられる特別なスープなのである。


2022年5月15日日曜日

バプカ(Babka)

 Babkaとはケーキを意味するもので、ポーランドやウクライナなどが由来の食べ物である。
これをジャガイモを使って作るのがpotato babkaというもので、旦那の好物である。

ママに生前作り方を教わってその後も何回か作ったものだが、ケトジェニックダイエットを始めてからというもの全く作っていなかったのである。それが、旦那に懇願され、さらには自分でじゃがいもを買い込んでくるという事態になったので、全く久しぶりに作ってみたのであった。

材料は至ってシンプルである。

  • じゃがいも 今回は1.5kg使用
  • 小麦粉 今回は大さじ3杯
  • 塩 大さじ半分
  • オリーブオイルまたはバター 適宜

である。

フードプロセッサーを使ってじゃがいもを全てすり下ろしにする。

大きめのスプーンですり下ろしじゃがいもの表面を押し付けて余分な水分を取り除く。ここがジャアイモバプカを作る上で最も重要なところで、最終的に180mlぐらいの水分を取り除いた。
その後、小麦粉と塩を加えて混ぜる。
油を塗った容器に材料を入れ、180℃に熱したオーブンで外側がかなり硬くなるまで焼く。今回は2時間強かかった。




こんな感じ。外はカリカリ中はもちもちである。できれば一日置いて翌日に切り出してそれをさらにバターで切り口を焼くともっとしっかりとした感じになる。食べる時はサワークリームを添えて。

焼き立ては中身がちょっとドロドロ気味だが、翌日にはしっかりとなる。小麦粉の量を増やすともちもち感が出ずにケーキみたいになってしまう。ちょっと加減が難しい料理である。

ウクライナでもポーランドでも作られている料理で、中にきのこを入れたりチーズでトッピングしたりと色々である。

旦那は大喜びであった。


2022年4月10日日曜日

鶏ドラムスティックのスパイシーオーブン焼き

 ここのところ煮込み料理が続いていたので、何かこう、ぱあっとオーブンで焼いたものがいいなあと思った管理人であった。冷凍庫を探すと鶏のドラムスティックがあったのでそれをオーブン焼きにしようと思い立ったわけである。

解凍後、水気を拭き取って塩胡椒、赤パプリカ粉、辛いパプリカ粉、クミン、オレガノ、コリアンダー、そしてオリーブオイルをまぶして数時間マリネし、190℃のオーブンで45分間、ブロイル10分間で仕上げてみたのであった。本来は辛いものが大好きな管理人であるが、唐辛子を摂ると血尿のリスクが高くなるので我慢我慢である。

レモンを添えて焼く。焼き上がったレモンスライスは甘味が増していてそのまま鶏肉と一緒に食べると違うパンチが効いて味を楽しめる。

こういうスパイシーなオーブン料理は焼き始めると一気にスパイシーな香りが家の中に充満する。むむ、これは期待できるぞ!と言う香りである。

焼き上がりにはパセリなどの香草のみじん切りを散らして。やー、美味しかったですよ。

クミンを入れすぎるとカレー味っぽくなってしまうが、パプリカベースでいくとカレーっぽくならずに済む。でもやっぱりクミンはちょっと入っていた方がエスニックっぽい味になる。難しい。

スパイシーな料理は食べた後もなんだか血行がよくなったような感じがする管理人である。