ラトビアの定番家庭料理である。
冬になると、真剣に美味しい野菜がなくなるラトビアである。生で食べるには味がちょっと、というものでも煮込めばなんとかなる、という具合である。
ラトビア唯一の冬の野菜といえばザワークラウトである。とても安い価格で1kgで2ユーロしない感じである。これをそのまま食べるのも良し、肉と一緒に煮込むのも良し、である。煮込んだほうが繊維が柔らかくなって酸味も緩和されるので管理人は煮込みが好きである。
ザワークラウトと生の肉を一緒に煮込むときは塩コショウなどは不要である。
ザワークラウトに元々塩分が結構たくさん入っているのと酸味も結構あるからである。ザワークラウトをそのまま漬け汁ごと煮込んでしまうと出来上がりが酸っぱくなってしまうので絞るのが良いが、実は単にザルにあげて30分も放置すれば良い感じに水分が抜けて煮込みやすくなるのである。
管理人は電気圧力鍋で煮込むのだが、水切りしたザワークラウトを鍋に入れ、その上に豚肉を大きめに切ったブロックを載せ、調味料は何も入れずに、水をザワークラウトがヒタヒタになるよりちょっと少なめに入れて、15分圧力をかけて自然に解圧である。
これで肉はお箸で食べられるぐらいに柔らかくなり、肉から出た脂がザワークラウトに旨みを与えるという料理が出来上がるわけである。
肉には味付けしなくてもザワークラウトの塩味で肉にも味付けされる。 この肉は本当にお箸だけで食べることができるぐらい柔らかい。 |
お好みで肉にマスタードをちょっとだけ添えても美味しいのであった。
2 件のコメント:
仰ある通りそのザウアークラウトと豚肉の煮込み、欧州からの移民が多いオーストラリアでもあちこちのまーけっとでうられておりました、(結構いいお値段がする)。今回の記事を読んで「なんじゃい、時間がかかるのはキャベツを千切りにする手間だけじゃんか」とわかりました。
おまけに売っているのは大抵パレスチナの人のお店、ところが試しにその酸っぱいこと、のうてんがしおびれるような、といいますがマサにそれ、以後2度と買わなくなりましたがそうですか、ザワークラウトのつけ汁はざるに打ち上げて自然に切ったキャベツだけを使えばいいんですね。
どう考えても彼らはキャベツが酸っぱくなるまでの時間も値段の内と考えている節があり肉とキャベツの原価を考えるとどうしても算盤が合わない。
しかしザワークラウトだけで売っているのもめちゃめちゃ酸っぱいから彼の国の人にはこれで当たり前なのか、と思って以来手を出さないでおりました。
といってもなぁ、キャベツ千切りにして酸っぱくなるまで漬け込んで。。。で美味しくなかったら まる損だしなぁ.
こんにちは、さんさん。
ザワークラウトって、要は冬場に新鮮な野菜が手に入らない地方の保存食なんですよね。ラトビアでは1kgぐらいが日本円にすると大体200円ちょいですかねえ。所詮漬物ですから、日本なら白菜の漬物で酸っぱくなっちゃったやつとかを千切りにして豚肉と一緒に圧力鍋へ入れれば似た様な味になるのではないかと。
こちらでは子供などに食べやすいように砂糖を入れて酸っぱさを調節しているザワークラウトもあります。これはもはやキャベツのマリネっていう味ですけどね。
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