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2026年7月13日月曜日

通常の夏休みに戻る

1週間ぶりに再びサマーハウスへ戻ってきた管理人一家である。

花盛りだったウツギはもうすっかり散って、代わりにアナベルが満開である。バラたちもなんとなく開花している。ここから管理人のまったり通常夏休みである。

特にすることはない。8月末までただただ潮騒のような風のわたる音を聞きながらテラスで過ごすだけである。一つだけ、友人のにゃんこの絵を仕上げようと思ってはいる。ぴえちをこねくり回して、BBQをして、時々バラの様子を見て、そんな感じである。本当は庭仕事もしたいのだが、おとなしく何もせずに、何もしないことに専念するのがきっと正しい過ごし方なのだと思うようにしているのである。

アナベルは湯揚げをすると長持ちするというのでやってみた。どのぐらい保つのか楽しみである。テーブルクロスはポルトガルのお土産屋で買ってきたもの。お気に入り。

 

2026年7月10日金曜日

遠方より友来る

 友人というのはなんとも時空を超えた存在で、何年会っていなくても学生時代と同じテンポで同じ話し方であの時に戻れるものである。

この夏は親しい友人が訪ねてきてくれたのである。
本当に高校生に戻ったような気分でラトビアをあちこち案内したり、あれこれ食べたりとそれは楽しい1週間であった。

友人を案内するというイベントは管理人にとってもラトビア再発見となるもので、久しぶりにルンダーレへ行ったり旧市街を歩き回ってみると色々と変わってきていることに気づくのであった。

友人は日本からたくさんのお土産を買ってきてくれて久しぶりに何年も食べていなかった日本の味を堪能することができたのである。ありがたいことである。

2026年5月16日土曜日

今年もダンナ週間

旦那は誕生日と名前の日が近いので今週は旦那週間であった。

旦那週間の締めは週末のホームパーティである。近しい友達二組を招いた。メニューは

  • ボローニャで買ってきた生ハムを前菜に。
  • sushi
  • ボローニャで買ってきたトルテッリーニの浮いてるブロス
  • 春巻き
  • 豚胸肉とポテトのグリル
  • お客さんの持ってきてくれたチョコレートケーキ

である。 

時間ギリギリだったので写真を撮り忘れたが大変好評であった。

ボローニャで買ってきた生ハムは最近導入した肉スライサーで極薄に切り出してふわふわに。

スシはロンドンの日本センターで仕入れてきた「ちらし寿司の素」を使って寿司メシとして、具はアトランティスサーモンを一晩塩して締めたものである。これはかなり好評である。今回コメはオランダの「オランダワサビ」から取り寄せた日本のコメである。

トルテッリーにの浮いているブロスは旦那の渾身の牛テールブロスにボローニャで買ってきたトルテッリーニを入れたものである。大変好評であった。

春巻きは以前書いたフィロ生地を使ったもので具は前日に用意して冷蔵庫で休ませておいて当日ゲスト到着前にフィロ生地で包んでおいてゲスト到着とともに揚げ始めるという行程である。

豚胸肉とポテトのグリルは旦那担当でこれも好評であった。

ゲストが持ってきてくれたチョコレートケーキはエスプレッソと一緒に締めとなった。

たくさん食べてくれたので作った甲斐があったというものである。


ゲストが持ってきてくれたスズラン。今年は開花がだいぶ遅れているという。
ものすごく良い香り。

2026年4月15日水曜日

優しさ

 管理人と旦那の生活は3時間ずれている。

旦那は朝6時に起きてぴえちの散歩に行く。管理人は6時に起きられないので寝ているわけである。管理人は9時ごろにノコノコと起きるのである。

そんな時間に起きて仕事に差し障りないのかと思われるかもしれないが、全然差し障りないのである。コーヒーを飲んで、しばらくぼーっとして10時ごろに特大具沢山味噌汁を作って朝食にする、というのが最近の朝である。具沢山味噌汁は麺のないラーメンぐらいの感じである。麺の代わりにキャベツの千切りが入って、卵と豚肉スライスが入っている。ラトビアで手に入る具材で豚汁という感じである。なのでトッピングにごまとごま油である。

そんな感じなので気がつくと昼である。

ぴえちを連れて散歩に行く。

帰ってきてぴえちはリラックスしてお昼寝だ。管理人は本格仕事モードに入る。本格仕事モードの管理人は多分怖い。誰も話しかけられない雰囲気を醸し出しているはずである。話しかけられると心底嫌そうな顔をしているはずである。それが夕方まで続く。というか解析が終わるまで続くのである。終わると、あー、発泡ワインで自分を褒めようモードに入るわけである。

今日のタイトル優しさは、旦那の優しさである。

そんな、自分勝手な管理人は発泡ワインで1日の労いをするわけだが3時間旦那と生活がずれているので旦那は途中で座ったまま居眠りを始めるのである。時々起きて、それでもまた、やあ、そこにいたね、と言って眠りこけるのである。眠いならベッドに行って本格的に寝ればいいのに。そうしないで椅子に座ったまま寝こけながら夜更かしで朝起きられない「家内」に付き合ってくれる。

これが優しさだなあと思うのである。

2026年2月27日金曜日

引退したかのような毎日はどのように活性化するべきなのか

 実はこの2月から旦那は教授職を退き「名誉研究員」というものになったのである。

これは教育関係の義務から解き放たれ、研究だけをやっていれば良いというものである。日本では名誉教授とかは無給だがこの名誉研究員というのは有給で3年間続くのである。さらにこの間に3報の論文を出せばさらに3年継続できるというものである。資格は大学勤務20年以上と年金をすでに受給していることと過去3年間に3報以上の論文を出版していることである。

日本の教授はせいぜい講義をするぐらいで教育に関する部分は助手(今は助教というのだと思う)が実習も成績付けも全部やってくれるのだろうから教育は大した手間ではないのだと思う。だが、ラトビアでは結構教授も大変なのである。というのもラトビア人学生と留学生合わせて500人ぐらいいると追試に追われたり学生から文句がきたり特に学期末にはギリギリまで追試を受けずに粘っていた学生などに変な心配をさせられるのである。

まあ、そんな面倒な業務から旦那はめでたく解放されたわけである。だが、問題は研究というのは大学院生の指導だけなのでほぼ電話やZOOMで十分でほとんど大学へ行く必要がないということなのである。

というわけで旦那と二人家で過ごすという毎日が始まったわけである。

かくいう管理人も大学へはほとんど行かないからである。

そんな毎日はぴえちの散歩で保たれている。ぴえちがいなかったらずっと座ったままだ。そこで旅行計画を立てては見るもののそんなに頻繁に旅行へはいけない。普段の買い物もデリバリーである。特別に何か買いに行こうという気にはならない。

そこでラトビアのニュースサイトで話題になっている映画に誘ってみたら行くという。意外に乗り気である。ちょっと、これからは色々とイベントへ連れ出してみるかという気になっている管理人であった。

2026年2月22日日曜日

さんさん、お元気ですか

 さんさんのコメントがつかなくなってもうしばらく経つ。いつも元気そうにウイットの効いたコメントをくれていたのに。さんさんとはメールでやり取りもしていた。だがそのメールアドレスももう抹消されている。肺がんだったしなあ、もういなくなっちゃったのかなあ。元気なら元気ってコメントくださいな。お願いですよ。さんさんがずっと言ってくれた古いブログも復活のメド立ちましたよ。さんさんがずっと言ってたから「しょうがないな」ってやっとなんとかしたですよ。あなたが褒めてくれなかったらやりがいないじゃないですか。

さんさんがコメントしないならここで公開お葬式しちゃいますよ
1週間待ちますよ。

わしゃ、生きとるわい

を待ってます。

2026年1月25日日曜日

母の教え

金融リテラシーというものは学校で習った覚えもないものだが世の中を生きていくには必要なものである。もしくは金融リテラシーがあれば無いよりは少し上手くお金の問題に対処できるのだと思う。

管理人の母は金銭的な家庭の事情から中卒であった。だが、管理人は母から基本的なお金にまつわる話は聞いていたのである。実践的でもあった。今でも覚えているのは人生初のリボルビング払いである。ある時一緒にデパートへ行った時にとてもかわいいワンピースに遭遇したのである。「わー、これ素敵ー」という管理人に母は「この値段だと今買えないけど、分割払いっていう仕組みがあるのよ。この金額を何回かに分けて支払っていく仕組み。それにすれば今このワンピースを受け取って何回かに分けて後払いで良いのよ。お小遣いから毎月支払いできるかしら?それなら買えるわよ」。管理人は大丈夫だと言った。お小遣いからこの支払い分を最初に除いて残りを使うから大丈夫だと言ったのである。母は「じゃあ買いましょう」と言った。

めでたくワンピースは手に入ったがその後の支払い(母への支払い)は結構きつかった。元本だけでなく僅かながら利子も手数料も母から取られたからである。毎月の決まったお小遣いが急に目減りしたのである。同時に思ったのは、それほどまでして欲しいワンピースだったのかということであった。管理人の中にはすでに後悔の念があった。

それは本当に良い苦い経験であった。

その経験のおかげか、管理人はその後一切のローンもリボ払いも避けたわけである。その後に管理人が組んだローンは住宅ローンだがこれはラトビア移住時にマンションを売却することによって解消することとなった。奨学金は致し方なかった。400万円越えでもらった奨学金も免除職についた期間で相殺されて結局返却しなければならなかったのは100万円程度であった。

私は今でも母が体験させてくれた「擬似リボ払い」によって人生を踏み外すことなくやってこれたと感謝しているのである。

2025年12月28日日曜日

友人

 今朝Facebookを開いたら友人のアカウントに友人の大きな写真が掲載されていた。普段自分の写真なんて投稿することのない友人なので、ああ、きっと何かのインタビューとか受けてその記事なのかな、とか思って投稿を読み始めた。

このアカウントの主は突然ですが亡くなりました。お葬式は。。。

というものであった。

4月ぐらいに死海でみんなでゆっくり一緒に過ごそうね、と話していた矢先であった。

たくさん教えてもらった。一緒に過ごすだけで学びがたくさんな知性あふれてウイットに富んだ会話が常で、そしてとても優しかった。

訃報を聞いた途端にいつか会えるはずだった人が永遠に会えない人に変わってしまう。4月に会おうって約束したよ。なんで一人で上の方に行っちゃうのかな。

2025年6月24日火曜日

夏至祭そして結婚20周年

今年はかなり涼しい六月のラトビアである。

夏至祭の日程もカレンダー上では最高の配置で4連休である。ラトビアも含めてバルト三国や北欧諸国の夏至祭はかなり本気が入っているので店もほとんど閉まってしまう。旅行をする際には気をつけたい部分である。

いつもなら夏至祭前に芝生を刈らなくては、と結構なストレスになっていたのが今年は芝刈りロボットのおかげでストレスフリーである。お隣さんの芝生よりちゃんと刈られているなんてきっと初めてである(笑)。

ラトビアの夏至祭Līgoは雨の特異日とも言われていて雨が降るのは織り込み済みではある。しかし、今年のLīgoは寒い。気温も15℃ぐらいである。管理人は夏のワンピースの下にヒートテックの上下を着込む体勢で参戦である。とは言っても、管理人家では夫婦二人と犬だけの夏至祭なのでそんなに気合いは入っていない。雨の合間に焚き火をして夏至祭用のチーズを食べてビールを飲んだら十分である。ちなみにLīgoはLīgaと言う女性の名前の日で翌日のJāniはJānisと言う男性の名前の日である。Jānis君は4万4千人強居るらしく、ラトビアの人口187.7万人の実に2%以上にもなる人気な名前である。

夏至祭といえば芍薬。

さて、そんなJāniは管理人夫婦の結婚記念日である。もうあれから20年である。つまり人生の3分の1を旦那とラトビアで過ごしたことになる。長いようであっという間の20年であった。

2025年5月18日日曜日

旦那週間終わる

 今週は旦那週間であった。

旦那の誕生日と名前の日が一週間の間に両方ある、という感じである。それらを包括して土曜日にパーティと、なんというかまあ、飲み会週間だったのである。

旦那週間の間はやはりそれに全集中である。

流石に旦那週間なので料理も久しぶりに管理人が作ったわけである。メニューは前菜で枝豆、春巻き、ピミエント(小さなピーマンをプライパンで炙ったもの)と各種ハムで、メインはうさぎのオーブン煮込みである。付け合わせにニンジンのグラッセとパスタ。デザートはチーズとジャムといった具合である。

前菜には最近ブームになっている日本っぽいものを集めてみた。というのも鞘付き枝豆の冷凍品とか冷凍春巻とかがスーパーで普通に売られるようになっているからである。どちらも大人気であった。ピミエントはスペインのタパスなどでよく見られるものだがやはり最近スーパーで売られているのを見つけて前菜としたのであった。これはピーマンより薄くて柔らかく、味はピーマンよりちょっとスパイシーな感じなのでウオッカのお供には最適である。

うさぎのオーブン煮込みは特にホームパーティには便利で、前日に2時間ほど煮込んでおいて当日生クリームを投入してゲストがくる30分前からもう1時間煮込んでおくということができるのである。ここに付け合わせのタリアテッレなのだが、うさぎオーブン煮込みの煮汁をソースにすると最高なのである。

炭水化物を抑えている管理人家としてはデザートはなかなか難関である。

大抵の場合、管理人家のデザートはチーズである。ソフト、ハードなど適当に揃えたチーズにジャムを添えるだけである。今回はゲストの一人が持ってきてくれた柑橘系のジャムを添えたのであった。

ホームパーティ終盤はコーヒーとかお茶とかが必須である。何がいい?コーヒー紅茶緑茶果物茶、と聞くと緑茶と答える割合が多くなった。日本から買ってきたセブンイレブンの緑茶ティーバッグで大抵はゲストの目が大きく見開くものである。最近はスーパーでも抹茶の取り扱いが増えている。いや、抹茶よりセブンイレブンの緑茶ティーバッグを輸入してほしいものだと個人的には思っているのであった。


2025年3月10日月曜日

46年ぶりの歌

 去年、10年ぶりに日本へ一時帰国した時にたくさんの友人たちに会うことができた管理人である。その中で管理人の中学高校の友人とおそらく30年ぶりぐらいに会ったのである。中学の時はほぼ毎日学校帰りに管理人家へ来てくれてテレビを見たりエレクトーンで遊んだりとかしていたわけである。その頃はYAMAHAのポプコンというシンガーソングライターの発掘イベントが盛んで、たくさんのスターが輩出されていた頃だったので、管理人とその友人もシンガーソングライターなるものに憧れたのである。

そこで、私たちは自分で歌を作ることにしたのである。思い思いの詩を書きそれにメロディをつける。その中で友人が詩を書き管理人が曲をつけた「3月、卒業式」という作品が管理人の中では一番の出来だと思っていたわけである。だが、これは未完成で、サビの部分ができて入るものの盛り上がりを見込んで結構高めの音程になっていて、実際管理人には歌えない音域となっていたのである。当時からその部分には納得が行っておらず、いつかこれをちゃんと完成させられる時が来るといいなと思っていたわけである。

だが、いつか、と言っていてはそのいつかは来ない。

日本で30年ぶりに会った友人の顔をみて心が揺さぶられたのである。そして決定的なのはFacebookで他の友人がボイストレーニングを受けていてその発表会の様子が動画で配信されたのを見た時であった。管理人は「ああ、こんなふうに私たちの歌を歌ってくれたら」と思い、お願いしてみたのである。そして、友人は快く引き受けてくれたのである。

そこから私たちのプロジェクトは始まったのである。

作詞担当の友人と歌担当の友人と管理人との共同プロジェクトでこの歌を改訂復刻させよう、さらに一番しかなかった歌詞をあの頃を思い出す大学生の時そして還暦を迎えた今として二番三番を新たに書き下ろしてもらったのである。

長いような短いような一年であった。

先週、その歌がプロのアドバイスとアレンジを経て友人のボイストレーニングの発表会で披露されたのである。感無量であった。

というわけで、次回はその動画をUPしたいと思うのであった。

2024年8月21日水曜日

母たる存在

 管理人には三人の母がいる。

産んでくれた母と、ママと、そしてイスラエルの友人夫婦の一人である。

母という存在の一義的なものは子を守るというものだと思うのだが、その後に「教える」という要素が加わるのだと思うのである。そういう意味で旦那のお母さんであるママは本当にたくさんのことを教えてくれたのである。そして、イスラエルの友人夫婦の奥さんの方はママに次ぐほどたくさんのことを管理人に教えてくれたのである。

というわけで管理人には三人の母がいるわけである。

それぞれがそれはたくさんのことを教えてくれた。残念なことに3番目の母はあまり芳しくない健康状態である。ただただ元気になって欲しいと願うことしか何もできない。

いつも、母たる存在に何もしてあげられない無力感を感じるのである。

2024年8月11日日曜日

何をすべきか

良い人に会うと感化されるというか自分の人生を見直すきっかけになるというか、そんな感じをいつも受けるのが友人のユダヤ人夫婦である。

夫婦とは何か、働くとは、リタイアとは、そんな難しいことにさらりと答えを提供してくれるのである。何を語るわけではなくその生き様が物語るというか、何を主張するわけでない。

そんな彼らを見ていると確固たる優先順位があることに気づくのである。それはまず第一にパートナーであり健康である。大事なものを守ろうとすれば必然的に幸せになるというか、幸せになるのが目的ではなく大切なものを守るのが第一というのが彼らの原理なわけである。

つまりは、がむしゃらに働く必要も、気乗りしない会合も、みんな無視して良いということであり、ただそれを貫くだけの気持ちが必要だということである。仕事で誘われた飲み会を断るのも簡単なのである。

何をすべきかは何をしたいかどう過ごしたいかということだけによるものなのだということの様である。

2024年4月8日月曜日

日常

10年ぶりの日本一時帰国が終わってから、色々と考えることが多かった管理人である。考えても仕方ないのだがまあ考えるのである。

在外邦人に限らず、人生は割と行き当たりばったりである。その時になってみないとわからない。なんの長期計画も無駄だということである。

管理人はそこそこ年金がもらえる年までは働こうかなとか考えている。でもそれも叶うかどうかわからないし、それが最善なのかもわからない。行くところまで行って、立ち止まって考えて決めればいいのでは無いかと思うわけである。

ただただ、思うのは、この日常がずっと続いてくれればいい。それだけである。毎年同じお祝い事をして、同じ料理を作って、同じ花を見て、旦那とハグして、今年も一緒にクリスマスを迎えられたね、とか、それが一番大切なのだと思うのである。

眠るぴえち。


2024年2月15日木曜日

煮込みハンバーグ

これはママのレシピで、そういえば長いこと作っていなかったなあと思い立って作ってみたのである。

まあ、大量にハンバーグを焼いて、それを日持ちするように煮込むというだけのものなのだが、ほっこりとした味わいなのである。

今回は500gづつの牛ひき肉と豚ひき肉を合わせて合計1kg。塩胡椒と好き勝手に香辛料である。我が家ではタイム、オレガノ、白ゴマなどの混合物であるザアタルというイスラエルで買ってきた香辛料を入れる。卵を一つ、そして気持ちパン粉も入れてみた。これを練ってフライパンで焼き目をつけたら、鍋へ入れて少し水を加えて蒸し焼きにする。そして生クリームをまわしかけてローレルを入れて20分ぐらい煮込んで出来上がりである。

一番の利点は煮込んでいるので日持ちするということである。そして、何しろ生クリームが加わったソースで煮込んでいるので優しい感じに仕上がってもちろん中までしっとりなのである。

焼き目をしっかりつけて、ついでに余っていたイタリアンソーセージも刻んで煮込んでみた。付け合わせはいつものザワークラウト。
ハンバーグはちょっと小さめに作った方が食べる量を調節できるで便利である。

今回合計1kgの挽肉で煮込みハンバーグを作ったのだが、ママと一緒に作った記憶とは程遠い量であった。一体、ママと一緒に何キロの煮込みハンバーグを作っていたのだろうと、変なうすら笑を浮かべる管理人であった。


2023年11月2日木曜日

血圧計

管理人の家系は高血圧である。

若い頃は低血圧でクラクラしたりしていた管理人だが、今では立派な大人の高血圧となっている。ラトビアへ来る時、日本から血圧計を買って持って行った管理人である。自分の血圧というよりはママに必要なんじゃないかと買って持ってきたものだが、今では管理人の愛用品となっている。ということは、少なくとも18年ものなわけである。それが今でもシャキシャキ働いてくれている。さすが日本の電化製品は素晴らしいなと実感するわけである。

2020年だったか、尿閉塞になって水腎症を引き起こし、腎障害から血圧200を超えて救急車を呼んで即入院したものである。その時も血圧計があったから測定してすぐに救急車を呼べたのである。今回はその手前ぐらいだったようで、なんだか尿の出がここのところ良くないなあと思っていたら、血圧が徐々に上がったらしく、さまざまな症状が出てきたのである。

  • 朝、パソコンの画面がよく見えない。
  • 首の後ろから僧帽筋にかけて、肩こりのような感じがする。
  • やる気が出ない。
  • ぴえちの散歩もちょっと無理かもと思うぐらい倦怠感がある。

それで血圧を測ってみたら案の定160越えであった。
ああ、そうだ、退院した時に念のためにってくれた血圧降下剤があったから飲んどくか、と一粒飲んでからラトビア語の「使用上の注意」を呼んでみたところ、この一粒は半分に割るべきだったらしく、倍量を摂取してしまったようであった。間違って倍量摂取すると心拍数が速くなります、と書かれていた通りなんだか一気にバクバクしたりしたわけである。

だが、2時間ぐらいすると徐々に動悸もおさまってきて、さらに血圧も正常範囲へ落ち着いてきたのであった。

そんなこんなで、昨日から血圧計が大活躍である。家にあってよかったとしみじみ思うわけである。自分のためなら血圧計なんて持ってこなかっただろうに、ママにと持ってきたのが今では私に跳ね返ってきているわけである。なんだかママに

「息子を一人にするようなことはないようにね!」と念を押されたような気分の管理人であった。


2023年10月18日水曜日

お味噌汁の思い出

 日本のお味噌汁というのはそれは手軽に作れて野菜などの繊維質がたくさん摂れる上に汁物で適度にお腹を膨らませて食事の食べ過ぎを防ぐ効果があるのだなあ、とふと思った管理人である。それに気づいたのだったら、そうだお味噌汁毎朝食べてみるか、という展開となったわけである。とは言っても旦那は味噌が苦手なので管理人だけである。

豆腐とわかめのお味噌汁はここリガでは高級品になりがちである。豆腐は半丁ぐらいの大きさの木綿豆腐で500円ぐらいするし、乾燥わかめはそうそう簡単に手に入らない。

リガでお味噌汁を作ろうと思うと、まずは具より出汁に苦労するのである。だし粉末は売っていない。なので以前日本から友人が送ってくれた出汁粉末をちびちびと使い、そこへベーコン投入で出汁の補完をするのである。

具は野菜なら牛蒡を除いて大体手に入るのである。管理人の定番は白菜とベーコンと大根の千切りである。白菜とベーコンは相性が良い。最近ではスーパーでインスタント味噌汁を見かけるようになった。ちゃんとした日本のメーカーのものである。味噌もスーパーで日本のものが一種類だけだけれど買える。

管理人のお味噌汁の思い出は子供の頃のものである。
我が家のお味噌汁の具は豆腐とわかめとか、豆腐とネギとかそんな感じであった。管理人はネギの葉と葉の間のぬるっとした薄い部分と中心部分が苦手で、お味噌汁の中の丸太棒のようなネギをいかにして食べずに捨てるかに食事中は集中したものである。家族で食卓を囲むと、大体誰がどこに座るという定位置があるもので、それを利用してネギの丸太棒を隠すことにしたのである。つまり、食卓の向こう側に位置している両親の死角になるようにお椀の内側の壁にネギだけを集めて箸で押さえて貼り付けながらお味噌汁を啜り、「ごちそうさまでした」と言って立ち上がりお椀の中の死角が保たれるように角度に気をつけながら自分の食器を流しまで運んでこっそりとネギを捨てるわけである。

弟は隣に座っていたのっで気づいていたようだが、告げ口しなかったのはありがたいことであった。

2023年10月7日土曜日

不安な時代

ゆっくりと寝坊して起きてきてBBCのサイトを見て愕然とした管理人である。

イスラエルがパレスチナのハマスから5000発ものミサイル攻撃を受けて、イスラエルの首相のネタニヤフ氏が「我々は戦争中である」と声明を出していたからである。5000発のミサイルが飛んできてもイスラエルにはとても精度の高いアイアンドームというミサイルの迎撃システムがあるのでほとんどは迎撃したようであるがいくつかは落ちて被害が出たようである。さらにガザ地区からハマスがパラグライダーやら何やらを駆使して検問所を突破してガザに近い南イスラエルの都市で銃撃戦を繰り広げたということである。

管理人夫婦はイスラエルに住む友人夫婦が心配になって電話をしたのであった。

友人夫婦はテルアビブ近郊のレホボトという街に住んでいるのだが、彼らは朝警報で目覚めたという。その場合には避難する必要があるが防空壕が徒歩数分以内にない場合はマンションなどの階段部分に皆で避難するのだそうだ。というのも人々の住む居室空間よりも階段部分は通常建物の中心部にある作りになっていることが多く、構造的に比較的強いとされているからということであった。

彼らのマンションは何事もなかったということでまずは一安心した管理人夫婦である。しかし、近くの道に迎撃できなかったミサイルが落ち、路上駐車していた車が沢山炎上したということであった。幸い怪我人は出なかったということである。

戦争がどんどんと身近な出来事になってきているようでなんとも不安な時代に入り込んでしまったなあと思う管理人であった。

2023年8月30日水曜日

叶わぬ夢

明日の31日はへろの命日である。

こうだったらなあ、とあり得ないことを想像してしまう管理人である。

へろが生きていてくれたならぴえちは我が家にこなかっただろうに、何となく、2匹一緒に遊んだりしてくれたらよかったのになあとか思ってしまう。へろ兄ちゃんは強面だけどきっとぴえちっちを庇いながらうまく遊んでくれただろうになあと思うのである。

父の残してくれた遺産の一部をサマーハウスの購入資金に当てたのに、このサマーハウスへ父を連れて来たかったなあと思う。きっと気に入ってくれただろうにと思う。時系列的に不可能なのに、である。

どうしようもないかなわぬ夢なのである。


2023年7月28日金曜日

ユダヤ人夫婦の教え

ドルスキニンカイは19世紀からの温泉地で、特にソ連時代にはソ連中からたくさんの観光客が訪れて賑わっていたということである。そんな関係からドルスキニンカイではロシア語がだいたい通じる様である。管理人の友人はロシア語ネイティブのイスラエル人で、もう6年連続でドルスキニンカイで夏を過ごしているのである。イスラエルにはロシアから移住してきたユダヤ人が多いので彼らの間の口コミでイスラエルからドルスキニンカイへ避暑に来る人々は年々増えていると言う。

大体いくらかかるのか気になったので聞いてみたところ、8畳ぐらいのベッドルームが二つとダイニングキッチン、トイレ、シャワー、バルコニー、エアコン完備、週に一度清掃とリネン交換に来てくれて、立地は市場やスーパーマーケットへ徒歩5分と言うものでハイシーズンで一日あたり40ユーロだと言うことであった。

彼ら(80代と70代のカップル)の過ごし方は、朝湖で泳ぐ、散歩する、市場でローカルの野菜や果物や肉を買って、借りているアパートで自炊。同じように避暑に来ているイスラエル人とお茶をしたり、時々近くのスパで施術を受ける。地域のコンサートやイベントに参加したり、などである。

管理人夫婦はこのユダヤ人カップルにかなりインスパイヤーされていて、それが
「定年になったら冬はスペインで過ごすぞ」と言う計画に繋がっているのである。
ただ、それを実現するためにはやっぱりお金の問題が浮上してくる。しかし、それも彼らの生活ぶりをみているとなるほどと思うことがいくつもあるのである。

  • まず洋服はきちんとした品質のものを買ってそれをきちんと手入れし続けながら長く着る。Tシャツでさえ、洗い方も温度も気をつけているのである。
    彼らがずっと同じTシャツを何年も何年も丁寧に着続けているので、こちらも「ああ、この服は前回あった時に着てたやつだから何か新しいの買わなきゃ」とはならないのである。むしろ以前会った時に着てたものをまだちゃんと着てます、の方が評価してもらえるのではないかとさえ思うのである。
  • 残った食材や調理済みのあまりものはリアレンジして徹底して無駄にしない。保存用の容器は買わずにスーパーなどで手に入れたプラスチック容器などを使う。プラ容器に課金される場合は自宅から他のスーパーで手に入れたプラ容器を持参する。
  • ものすごいアナログ情報収集力。スーパーで「こう言うものが買いたいんだけどここで今日は何が一番お得?」と店員に直接聞いてから入店してぶらぶら商品を見て衝動買いとかしないようにしたり、ここからどこそこへ行きたいんだけどどう歩いて行ったら一番いいのかなと客待ちのタクシー運転手さんに聞く。

などなどである。
こうやっていくつか挙げてみるとケチっぽく見えるかもしれないが、要は無駄なお金をつかわずに快適に過ごす、と言うことを日頃からうまく実践しているだけなのである。もちろん彼らはこうした方がいいよなどとは言わない。彼らの暮らしを彼らなりに続けているだけなのである。だが、まあ見過ごせないことばかりなのである。なので、勝手に観察して、毎回、おおっと思っているのである。

彼らと会うといつもいろんな人生のヒントをもらってくるのである。

その場その場で誰がキッチンの支配者かを見極めてお尻をくっつけて忠誠を誓うぴえち。