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2026年1月25日日曜日

母の教え

金融リテラシーというものは学校で習った覚えもないものだが世の中を生きていくには必要なものである。もしくは金融リテラシーがあれば無いよりは少し上手くお金の問題に対処できるのだと思う。

管理人の母は金銭的な家庭の事情から中卒であった。だが、管理人は母から基本的なお金にまつわる話は聞いていたのである。実践的でもあった。今でも覚えているのは人生初のリボルビング払いである。ある時一緒にデパートへ行った時にとてもかわいいワンピースに遭遇したのである。「わー、これ素敵ー」という管理人に母は「この値段だと今買えないけど、分割払いっていう仕組みがあるのよ。この金額を何回かに分けて支払っていく仕組み。それにすれば今このワンピースを受け取って何回かに分けて後払いで良いのよ。お小遣いから毎月支払いできるかしら?それなら買えるわよ」。管理人は大丈夫だと言った。お小遣いからこの支払い分を最初に除いて残りを使うから大丈夫だと言ったのである。母は「じゃあ買いましょう」と言った。

めでたくワンピースは手に入ったがその後の支払い(母への支払い)は結構きつかった。元本だけでなく僅かながら利子も手数料も母から取られたからである。毎月の決まったお小遣いが急に目減りしたのである。同時に思ったのは、それほどまでして欲しいワンピースだったのかということであった。管理人の中にはすでに後悔の念があった。

それは本当に良い苦い経験であった。

その経験のおかげか、管理人はその後一切のローンもリボ払いも避けたわけである。その後に管理人が組んだローンは住宅ローンだがこれはラトビア移住時にマンションを売却することによって解消することとなった。奨学金は致し方なかった。400万円越えでもらった奨学金も免除職についた期間で相殺されて結局返却しなければならなかったのは100万円程度であった。

私は今でも母が体験させてくれた「擬似リボ払い」によって人生を踏み外すことなくやってこれたと感謝しているのである。

2 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

管理人さん こんにちは。今年のラトビアは寒さ厳しいと聞いていますが如何お過ごしですか? 管理人さんのお母様は素敵な方ですね。とても良い教え方だと思います。私の母? フワーッと生きてきたタイプです。結婚と同時に二世帯でしたのでローンの経験もなく分割払いを経験することなく人生を終わりました。母の姉 つまり私の伯母は九州男児の次男と結婚していたので家を継ぐ長男とは待遇が全く違ったそうで核家族でした。ある時伯母が月賦で一つずつ家財を増やしていくのはとても楽しかった、毎月少しずつ自分の物になっていく、払い終わった時は凄く嬉しかったことなど話してくれました。同居の苦労が無かった伯母に母には無かった苦労があったことを気づかされました。管理人さんがお母さまのことを思い出されたように母のことをあれこれ思いだすきっかけになりました。有難うございました。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
今年はちょっとラトビアらしい冬になっています。寒さも季節始めは辛いですが冬も半ばとなるとマイナス10℃前後では風さえなければ散歩もできます。
結婚後の暮らし方は何がベストなのかわからないですね。どんな場合でも一長一短がありますね。月賦で何かを購入するときは「本当にどうしても欲しいものなのか」を問うのが大事なことのようですね。伯母様はきっとその辺りを吟味されていたのだと思います。
昔のことを時々ふとしたきっかけで思い出すのは案外楽しいものですよね。この歳になったからこそ思いを馳せることも結構ありますし、新しい気づきもあるのだと思います。