去年、10年ぶりに日本へ一時帰国した時にたくさんの友人たちに会うことができた管理人である。その中で管理人の中学高校の友人とおそらく30年ぶりぐらいに会ったのである。中学の時はほぼ毎日学校帰りに管理人家へ来てくれてテレビを見たりエレクトーンで遊んだりとかしていたわけである。その頃はYAMAHAのポプコンというシンガーソングライターの発掘イベントが盛んで、たくさんのスターが輩出されていた頃だったので、管理人とその友人もシンガーソングライターなるものに憧れたのである。
そこで、私たちは自分で歌を作ることにしたのである。思い思いの詩を書きそれにメロディをつける。その中で友人が詩を書き管理人が曲をつけた「3月、卒業式」という作品が管理人の中では一番の出来だと思っていたわけである。だが、これは未完成で、サビの部分ができて入るものの盛り上がりを見込んで結構高めの音程になっていて、実際管理人には歌えない音域となっていたのである。当時からその部分には納得が行っておらず、いつかこれをちゃんと完成させられる時が来るといいなと思っていたわけである。
だが、いつか、と言っていてはそのいつかは来ない。
日本で30年ぶりに会った友人の顔をみて心が揺さぶられたのである。そして決定的なのはFacebookで他の友人がボイストレーニングを受けていてその発表会の様子が動画で配信されたのを見た時であった。管理人は「ああ、こんなふうに私たちの歌を歌ってくれたら」と思い、お願いしてみたのである。そして、友人は快く引き受けてくれたのである。
そこから私たちのプロジェクトは始まったのである。
作詞担当の友人と歌担当の友人と管理人との共同プロジェクトでこの歌を改訂復刻させよう、さらに一番しかなかった歌詞をあの頃を思い出す大学生の時そして還暦を迎えた今として二番三番を新たに書き下ろしてもらったのである。
長いような短いような一年であった。
先週、その歌がプロのアドバイスとアレンジを経て友人のボイストレーニングの発表会で披露されたのである。感無量であった。
というわけで、次回はその動画をUPしたいと思うのであった。
1 件のコメント:
その”次回”が待ち遠しいです
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