イギリスではすでにワクチン接種が始まっている。そして、EUでも今月27日から一斉にワクチン接種が始まることになっている。ラトビア国内でもすでに医療関係者内では接種希望の意向を聞いていると言うことである。
通常ワクチンはそんなに早くには承認されないものだが、今回は特別なのだろう。ならば、今回のワクチンはどういったもので安全なのか?と言うところが気になるところである。
New England Journal of Medicineより引用。 |
「こんなタンパク質をこれだけ作りましょうや」
という注文書がmRNAである。それをリボゾームという細胞内の工場に持っていくと注文通りのタンパク質を作ってくれる、というシステムである。
で、このワクチンの注文書には
「コロナウイルスのスパイクタンパク質をこんな感じに作ってください」
と書かれている。その注文書を直接私たちの体の中に注射して、私たちの細胞がウイルスのスパイクタンパク質をせっせと作る。そうすると、それは今までみたことのないタンパク質なので、外敵タンパク質じゃん、ということで抗体を作り、コロナウイルスに対する免疫獲得、というような仕組みである。
ただ、問題はmRNAがとても壊れやすいということなのである。
それで、ワクチン保存には-80°Cの冷凍保存庫が必要とされているのである。
さて、今月末ぐらいからラトビアでもワクチン接種開始、というニュースが流れるや否や、
「ワクチンを打つと癌になる」
という噂が流れ始めた。そんな論文どこにあるのか教えて欲しい(笑)。世の中にはコロナに限らずワクチンを打たせたくない人々が存在するのである。
6 件のコメント:
―80℃の壁は、ドライアイスと厚手の保冷箱で対処できたようで、イギリスでは接種開始から1週間で100万件弱とか。
現在は、医療従事者、80歳以上の老人が最優先になっていますが、教育関係者は1月末から3月頭には招集がかかるようです。
その頃には、ファイザーだけでなく、アストラ・ゼネカともう一社分の承認が出そうなので、そうなると回転が早くなりますねぇ。
ロンドン周辺は、明日からCOVID関連の移動規制が厳しくなります。
管理人さんの説明がすごく分かりやすくて朧気ながら分かっていたような気分になって
いたことが理解できました。でも人間の体、いえいえ人間でなくても生き物ならなんでも
でしょうが、すごいですね。細胞が分裂して出来上がった体に備わっているものは
すごい以外なんて表現したらいいか分かりません。
アメリカでワクチン接種が始まったニュースを見ましたが、注射の針の刺し方が
狙った的にエイ!とばかりブスッと刺すという刺し方で、こんな打ち方はされたくないねと
いうのが皆の意見でした。
ワクチン接種が始まったら高齢者は優先順位が高いようです。実験台になるつもりで
受けます。
コロナで予防接種が遅れている乳幼児が増えているそうですが、今ゼロ歳児の赤ちゃんは
生後3か月から1歳までの間は超過密スケジュールで予防接種をバンバン受けなければ
なりません。一回に右手左手、足太ももと3種類を一回に受けることもあるそうです。
聞いたことがない名前の予防接種ばかりです。
こんにちは、現役lecturerさん。
さすがイギリス、やるときはやっぱり違いますね。一週間で100万人とはすごい。
これでコロナから脱することができると嬉しいですよね。
ラトビアは小国なのでもしかしたら結構後回しかなと思っていたのですが、EUでひとくくりでちょっと安心しました。
ラトビアもちょっとここのところ感染者数が激増傾向にあるからか、明日から規制強化です。ネットで注文ならなんでもオッケー、でも実店舗はかなり閉鎖になります。
こんにちは、紫陽花さん。
ありがとうございます。説明、気に入っていただけて嬉しいです。
確かに私も思いました、あのブスッという刺し方まあ、筋肉注射なので仕方ないです。赤ちゃんのお尻にブスっていうのと同じです。針が細いからそんなに思うほど痛くないはずです。
私も基礎疾患持枠(認めてもらえるかどうかはわかりませんが)で早めに行こうかと思います。
赤ちゃんや小さいお子さんの予防接種は死活問題です。そんなところにまで影響が出ているのは本当にコロナの困ったところだと思います。
管理人さん、こんにちは。勉強になります!今までみた説明の中で一番わかりやすかったです!!日本人でもマスクがちゃんと着用出来ていない人は多いです。日本も早くワクチン接種ができるようになって欲しいです。
こんにちは、megmeg殿
ありがとうございます。
本当に早くワクチン接種ができるようになってほしいですよね。元通りとはいいかないまでもなんとか普通にい友達と会ったり旅行したりするようになりたいですね。
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