もちろん管理人の主観のみの「一番美味しい食べ方」である。
材料
ビーツ 好きなだけ
バルサミコ酢 好きなだけ
管理人がラトビアへ嫁に来たばかりの頃、ママはとても頻繁にビーツを茹でて食卓へ乗せて来たものである。それはそれで美味しいのだが、ビーツは茹でてしまうともちろん味が水っぽくなってしまうのである。何かと一緒に煮込むというようなときは煮汁にビーツの甘味が加わって良いのだが、茹でてしまうと茹で汁を捨てることになるのであまりよろしくない。さらに、丸ごと茹でると通常1時間半ぐらい茹で続けないと柔らかくならないのである。
というわけで、ビーツは茹でずにローストするか圧力鍋を使って蒸すのが最適だというのが、この15年のラトビア生活での管理人の結論である。ローストする場合は4等分ぐらいに切ってオリーブオイルをまわしかけて180℃で1時間ぐらいである。だが、圧力鍋、特に電気圧力鍋を使うと圧力10分で丸のまま調理できるのである。しかも適当に圧力がかかるように水を入れて蒸し用の金属の底上げを使うと、旨味も栄養も逃げずに仕上がるのである。管理人はインスタントポットを使用。10分の圧力、自然リリースでオッケーであった。
その後、ビーツを圧力鍋から取り出し、冷めるのを待って、皮をむき、適当な大きさに切ってバルサミコ酢をかけるだけである。
左、茹で上がりで冷めるのを待っているビーツ。こんなに大きさが違うものを一緒くたに蒸しても圧力鍋なので大丈夫。右上、いかに手が染まるかということと、皮を剥くときは上から下方向へ向くとすんなり剥ける。右下、適当に切ってバルサミコ酢をかけて食べるだけ。美味しい。 |
ローストする場合は食べやすさを重視して皮を剥いてからの方が良いのだと思う。ローストするとビーツはぎゅっと濃縮される感じになる。表面がカラメル化して、肉などの付け合わせに良い感じになる。圧力釜で蒸したビーツの場合は前菜になるような感じである。
茹でビーツをマリネするのもラトビアではとてもポピュラーである。マリネしたビーツは瓶詰めになって売られている。マリネしたビーツはもっと軽い感じでデザートに近いのかもしれない。子供に人気である。ここで紹介した「蒸しビーツのバルサミコ酢かけ」はどちらかというと大人の味である。
4 件のコメント:
移住してから30うん年経ちますが
とうとうまだ一回も手を出していない野菜があります。
一つは痩せた人参といったスタイルですが色は赤くなくて強いクリーム色
冬になると人参やセロリなんかと一緒にセットでゴム輪かけて「スープ素材」として売られているところを見ると多分カブと同じような味香りなんだろうと思って眺めるだけ。
もう一つはこのビーツ、日本にいるときからたまに八百屋で目にいたしましたがこれイッチョではオカズになりそうもない。漫才じゃないけれども相方がいて掛け合いすることで一つの芸が完成する、そんなものじゃないかと思っていましたがはてその相棒がどんなものがいいのか想像がつかない。
何かオススメの組み合わせはございますか。このままだといよいよ臨終なんてときになって「あれを食べなんだのが…ガクリ」なんてことになってもと。
こんにちは、さんさん。
このビーツはおすすめですよ。もう単純に水を張った鍋にビーツを丸ごと入れて1時間半茹でてください。その後皮を剥いて、バルサミコ酢をかけておしまいです。
あれを食べておけばよかった、がくり、におすすめなのは子豚のローストです。
多分、世の中で一番おいしいものです。子豚を食う?とか疑問が吹っ飛びます。こんなおいしいものを否定する人たちが気の毒だと思えてきます。
ビーツを最初に料理に使ったのは今から40年弱前にイベントのためにボルシチを
何人かで作った時のことです。勿論缶詰のものです。最近生のビーツが手に入る
ようになって、これほどビーツが固いものだとは思いませんでした。どうも
カブのイメージがあって煮崩れ不安がつきまとい、管理人さんに教えていただくまで
固いまま食べていました。こういうものだと思ってもいました。
今度ビーツを見つけたら柔らかくしてバルサミコ酢で食べてみます。バルサミコ酢も
甘めのものやサラッとしたものがありますがどちらが合うかも試してみます。
こんにちは、紫陽花さん。
そうですよね、見た目が赤かぶのようですよね。何しろ硬いので時間がかかるのが難点です。春先には葉付きのものが出回ります。見た目はスイスチャードのような感じですが、生食はせず、ラトビアでは刻んでスープにします。ほんのりとピンク色のスープが出来上がります。味はほうれん草のような感じです。
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