コロナはなかなか収束しそうにない。
2月から始まる新学期には対面授業が可能になるのかなあと、ぼんやり思っていたのももう微塵もないほどに吹き飛んでしまった。
幸いなことに、管理人と旦那はほぼ全ての仕事をリモートで賄える。
1)実験室で作業をしなければいけない研究員や学生さん達は、共有カレンダーに予定を書き込んで3階建ての1フロアーに一人だけになるようにスケジュールを組んでいる。このスケジュール共有によって、きちんとした研究計画に基づいた必要最小限の研究室滞在時間を実現して、今までより効率よく実験できるようになっている。これは思わぬ改善点であった。
2)もちろん会議はZOOMである。ZOOMの会議だと腹を割った議論ができないとかいう人をネット上で見かけるが、それは言い訳である。ZOOMの会議は準備してこないとダメさ加減が露呈しやすい。会議で腹を割ってなんていうのは全く必要ない。腹なんて割らない方がいい。だが、会議だけは、対面からZOOMになっても劇的には変わらない。会議で何を話し合いたいのか、会議の目的はなんなのかがはっきりしていなければ同じなのである。だが、オンライン会議は味気ないので、割合早く終わる傾向にあるのが嬉しい。
3)コロナのおかげで、面倒臭い人付き合いをかなり軽減することができたのは、きっと誰もがうなづいてくれることだと思う。コロナで選別することで、どうしても会っておしゃべりしたい人、どうでもいい人が明確に別れたのだと思う。そして、それが案外楽だなあと思ったりするわけである。
4)無駄遣いしなくなった。
食材やらの買い物がオンラインになったので、手にとってなんとなく買うということがなくなった。その代わり計画性がないと献立に困る場面もある。全てがオンラインなので新しい服も靴も必要ない。
5)結果的にお金がたまる。
何せ旅行に行けない、オペラ行けない、コンサート行けない、イベント行けない、というような感じである。使い道なし。
コロナで不便な点はたくさんある。だが、コロナでよくなったこともたくさんある。私は、コロナにならなければ手をつけられなかった働き方やらなんやらをひっくるめて、ここをチャンスと捉えて、コロナ明けの社会をより効率よく働きやすくできたら、それが人類の勝ちなんじゃないかと思っている。ウイルスを押さえ込みながらできた時間を次の世界へ準備するのが賢いやり方なんじゃないかと思うのである。今が、人類の進化ポイントなんじゃないかと思うのである。少なくとも、管理人は自分自身に関してそう思う。
6 件のコメント:
仰せの通りコロナで「一人で」何かをする、そんな時間が世の中増えているように思えます。まぁ私などはオーストラリアで百姓を、と決めた段階で日中の大部分の時間は自分一人で過ごすのが常態でありましたのですが。
人間の行動は目的、結果に何を欲しいのかがまず決まって次にそのためには何をすればよさそうなのか予測する、実行に移しながら細かに修正を加えて結果の出来の良し悪しは飲み込んで…そのステップの端々に人と会話しながら行動するほうがうまくいく、人も居るしそうでない人も。
広いバナナ畑の中を這いずり回りながら木と会話する、「お前ハッピーか?」「こうしてやろうか」と時にはこんな生き方していると人間センターが狂ってきて人付き合い出来ない人間になるかよ、などとも思ったものですが。
まぁなんとか終末期までこぎつけました、つまり我が半生は常に皆様で言うところのコロナ故の自己隔離に近い時間でありました。
何が言いたいのかと申しますと確かに会話なしに仕事をしていると、たとえそれが肥料の堆肥作りであってもハカは行くんですがなんかなぁという部分がある。
神は細部に宿りたもう…なんてセリフがございますでしょ?どうもなんかねぇ、目標に向かってまっすぐ歩いて行く、確かに効率的ではあるが結果は早く手に入るようではあるが「オメェ、なんのためにそれしてる」などという声が聞こえてくる。結果を手にするためだけに生きてるわけじゃなかろうのに?なんてセリフも聞こえる。
やっぱ人間は群れて無駄しながらけんかと仲直りを繰り返して生きるようにできている、んじゃないかと思ったりもするわけでありますよ、はい。
いやまた無駄な長文を弄しました、こりゃまた失礼おば。
こんな日が来るとは思っていなかった、こんな数字はもう少し先のことだと思って
いた、と言ってみても心の底ではこんな状態になることを恐れ、考えないように
避けて、日本人はファクターXがある、と思い込んでみたりして、国も企業も学校も
飲食店も小売り業も結果としてコロナと向き合ってこなかったという気がします。
喉元過ぎれば熱さを忘れる、で在宅勤務も長続きせず多くの人が職場に戻っていき、
やはり日本では定着しません。大学だけはリモートを続けたままのところも多い
ですが、それは感染者が出るのを恐れてで、学生の立場に立ってではなく大学の
都合に過ぎません。
管理人さんのように前向きにとらえて先を見越している人がどれほどいるでしょうか。
このところの感染者数の増加にさすがに気持ちが下がり気味になってしまいます。
こんにちは、さんさん。
いやー、私はどうも人付き合いが苦手なんですが、たまーに人と会って話すと、話さないとわからない細かい情報とかが入ってきたりするので、人と話すことは大事なんだと思います。それも画面越しなんかじゃなくて、直接話すのが大事ですよね。多分、今は一緒に暮らしている家族と話すべき時なんだと思います。
こんにちは、紫陽花さん。
ファクターXはちょっと日本人の心に隙を与えてしまいましたね。私もそう思います。結局変異ウイルスが入ってなかったということなのかもしれません。
ラトビアも感染者数が下がってきていません。今日、車で街中を走ってきましたが、ほとんどのお店が閉まっていて憂鬱な風景でした。
どうせ今は冬で寒いので、暖かい家に籠って家で快適に過ごすことを考えようと思います。
管理人さん、こんにちは。会いたい人に会えない辛さはあるけれども、その反対は考えていませんでした。確かに、確かに!!私の今の仕事はリモートにならないので、会いたくない人にも会ってますが(笑)でも、余分な会話はしなくて済みますので。
こんにちは、megmeg殿。
面倒な人とあまり拘らなくて良いと言うのは結構ストレス軽減にもなりますよね(笑)。
コロナ後の世界が元の世界に戻るのではなくて、より快適になれば人類の勝ちなんじゃないかと思います。
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