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2021年8月28日土曜日

子宮頸がん

以前にも書いたことがあると思うが、管理人は子宮頸がんを35歳の時に患っている。

ちょっとしたことで、時々子宮頸がんワクチンに対する不安の声を目にすることがある。これが、管理人にとってはとても残念極まりないことで、唯一、ワクチンで防げるガンなのにマスコミによる風評被害でこのワクチンが広まっていないのである。

もしかしたら、子宮頸がんなんて大したことないと思っている人が多いのかなとちょっと思ったのであった。

なので、ここで少し子宮頸がんになるとどうなるのか書いておきたいと思ったのである。

管理人が子宮頸がんに罹患したのは35歳の時であった。
不正出血が止まらず、婦人科を受信したら

「ああ、子宮筋腫ですね」

という診断であった。その後、筋腫を取り除くための手術で入院し、だが、いざ開腹してみたら筋腫は子宮の外側にあり、不正出血の原因とは考えられなかったのである。その時の若い女医さんは直感的にこれは何かおかしいと思い、麻酔で眠っている間に子宮頸部と体部からサンプルを取って調べてくれたのである。その結果、子宮頸がんであることが判明したのである。手術前にも子宮頸がんと体がんの検査はしているが、それは陰性であった。つまり、取りこぼれたのである。

そんな若い女医さんの機転で管理人は一命を取り留めたのである。

子宮筋腫の手術の直後、この事実を告げられ、

「早急に癌を取り除く手術が必要です、いつにしますか?」

という問いに、できるだけ早くと答えたのであった。それは子宮全摘出の手術であった。

35歳というのは結構微妙なお年頃で、子供が欲しいのならまあ最後のチャンスぐらいの感じである。そこへ子宮全摘出である。凹まずにはいられない。だが、生きるか死ぬかの選択である。仕方ないのである。

だが、子宮全摘出なんてまだまだ大したことないというのは後から知ったのである。

手術の後、再発防止のために放射線治療が待っていたのである。放射線治療は痛くも痒くもない。だが、それによって管理人の卵巣は機能停止した。放射線医は何も警告してくれなかった。おそらく20代ぐらいだったら卵巣の吊り上げとかの処置をして卵巣機能を保つようにしてくれたのだろうが、35歳の管理人には何も告げられず、35歳にして更年期障害が始まるということになったわけである。そして、卵巣が放射線に晒されたことによって、人工授精の道も閉ざされたのである。The end。どうやっても何をしても子供は無理。さらに後から放射線治療によって後遺症が出ることがあるのである。子宮頸がんの放射線治療はそれはそれは精神的に苦痛を伴うものであった。ここには詳しく書かないが、興味のある人はラルスでググってみていただければわかると思う。その後の後遺症もああ、やっぱりね、という感じである。管理人は運悪く放射線治療から20年以上経って膀胱が繊維化してたびたび血尿に見舞われている。

そうだ、もう一つ書き加えておこう。

管理人が子宮頸がんの手術で入院していたとき、6人部屋で婦人科系のがん患者と一緒だったのだが、生き延びたのは管理人だけであった。頑張ろうね、元気になろうね、と励まし合った仲間たちは皆亡くなってしまった。誰かが良くなってくれれば、それが希望につながる。祈る思いでいたものである。だが、誰も帰ってこなかった。

入院中にとても仲良くしてもらったみきこさんが亡くなった時、私はお葬式にもいけなかった。怖くて、私もいつかこのがんで彼女のように死ぬんだと思って怖くて怖くていけなかった。

入院中、とにかく助けてくれと祈っていた。入院している誰も彼もとにかく助けてくださいと祈った。

何をどうやって頼んだら良いのか分からずに助けを乞うた。

こんなことをわざわざ書いたのは、一人でも多くの人に子宮頸がんワクチンを摂取してもらいたいからである。ちなみに、子宮頸がんのワクチンはヒトパピローマウイルスに対するワクチンで、これは咽頭癌のワクチンでもあるのである。ヒトパピローマウイルスによる咽頭癌は男子に多く、現在増加している。女子のみならず、男子もこのワクチンを受けて欲しいのである。

8 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

管理にさんが女医さんとめぐり逢ったことで命拾いしたことは間違いありません。
放射線技師も女性だったら別の対応があったかもしれませんが、たら・ればの話を
してはいけませんね。ただ管理人さんが35歳の時の医療現場の対応はそれが普通だった
のかもしれません。今、だいぶ違ってきているとしたら、管理人さんのような過去の
負の体験や声が見直されてきたという証ではないかと思います。

副反応問題で子宮頸がんワクチンがストップしてしまっているのは、厚生労働省が
説得力ある発信をしない、出来ないからにほかなりません。今20歳を迎えている人達が
受けたいと思っても自費でしか受けられず5万円、もっと効果のあるのは10万円ぐらい
かかるそうです。中学生という年齢で親が接種の判断をしなければならないのは親と
しては迷うのはやむを得ないことだと思います。20歳成人して自分の判断自分の意志で
受けたいと思う人には国が無償で受けさせてあげるのが、接種の拡大への一歩になる
のではないかと思います。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
女医さんというのはとても大切だなあと思いました。やっぱり気配りというか特に婦人科では根本的に男性のお医者さんとは違います。私は手術をしてくれたあの若い女医さんに今でも感謝しています。今でもお礼を言いたいぐらいです。放射線は県立がんセンターで受けたんですが、なんの説明もなかったですねえ。その頃の私はがんに関する知識が皆無で、放射線治療で卵巣がダメになるなんて知らなかった上に誰も教えてくれませんでした。教えてくれれば卵子の冷凍保存ぐらい手配できたんじゃないかと思います。放射線のお医者さんも女医さんだったら教えてくれたんじゃないかと思っちゃいますよね。

ワクチン自費で5万円はすごいですね。せめてもう少し補助が欲しいところです。

匿名 さんのコメント...

げげっ、あのワクチンは女性専用で私には関係無いものと今の今まで信じておりました。
割とセックスには自由というか自己判断が重視される当国の風潮から見て我が娘は女子高の寄宿舎住まいでも高校生の時にワクチンの接種は受けましたが確かタダだったような記憶。

それよりも放射線治療、「ここに何レントゲン当てればよろし」ってだけ、それが他の臓器にどういう影響を及ぼすか考えもしない、それはもう”気遣い”なんて話じゃなくて乱暴の一言、人間の体を一つのシステムとして考えられないうっかりと言っても。自分の不注意が患者の人生をどう変えるか考えもしない…と言ったら言い過ぎかもしれませんが医者教師ボーズも含め人様の人生のプリンシプルに触る生き方を選んだ人間の責任を改めて思うのでありました。

さんさん

megmeg さんのコメント...

管理人さん、こんにちは。友人もガンファイターで今年再発、外科療法後化学療法を始めたところです。油断していたわけではなくても再発するし、治療はしんどいけれど戦う姿に感動してます。
他人事ではなく、身近な病気です。
生殖能力に影響のある治療へのアプローチが日本では遅く、まだまだ足りてないと思います。

かまくら さんのコメント...

イギリスは、中学生の年齢で、今のところ女子だけが学校で一斉に接種します。もちろん親のサインが必要なので親と子どもの同意が必要ですが、その年齢でタダで摂取出来るのは、頸がんが多かったからに他ならないからでしょうね。
管理人さんの記事を読んで、日本や他の国でも男性を含めて接種するべきなのだろうなぁ、と思いました。男性にも必要なんて初めて知りました。

女医の大切さ、って未だに男性社会の日本の私大医学部の人たちに知って欲しいですね。あ、でも女医さんでも男性の医師でも、やはり人ですから、いい人もいればそうでない人もいますね・・・。

今こうやって管理人さんのブログが読めるのも、管理人さんが存在しているからであって、そのことに感謝です。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
さすがオーストラリアですねえ。このヒトパピローマウイルスさえ根絶させてしまえば子宮頸がんはゼロになる上にこのウイルスによる咽頭癌もなくなるんです。ウイルス由来の咽頭癌は男性の方が多いんですよ。素晴らしいですね。
放射線治療も今はだいぶ進んでいて、ピンポイントでガンに当てるやつとかあるんですが、再発防止のための照射は広範囲になってしまいます。がんは放置すれば命を脅かすわけで、放射線医も救命するんだという意気込みで処置してくれています。でもね、やっぱり一定の割合で副作用が出る人は出てしまうんですよね。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、megmeg殿。
いろんなガンと戦っている人たちは割と身近に沢山いるんですよね。お友達、良くなって欲しいですね。っっがんに罹患するとその理由を探そうと誰でもするんですが、理由なんてほぼないんです。ただ運が悪かっただけです。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、かまくらさん。
イギリスも素晴らしいですね。学校で一斉にワクチン摂取!そうあって欲しいです。男子も摂取してくれるとさらに良いですね。
婦人科の女医さんは本当に気付くところが全然違うんですよ。多分最近は日本でも婦人科の女医さんが増えてきているんじゃないかと思います。そういえば、ラトビアでかかった婦人科はみんな女医さんでした。