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2021年8月29日日曜日

Dzīslkāta beka (Aureoboletus projectellus) キノコのソテー

 旦那が地元の市場できのこを買ってきたのだが、これが今まで見たことのないきのこなのであった。ラトビア名はDzīslkāta bekaというもので、日本名はない。日本には無いからである。ラトビア名の由来は、柄の部分に縦縞があることらしい。実はこのきのこ、ラトビアでは2013年に初めて見つかった外来種なのである。

Aureoboletus projectellusというのが学名で、北アメリカだけに生息していたらしいのだが、近年なぜかヨーロッパへ渡ってきて繁殖しているのだという。ラトビアでは主に海岸沿いの砂地の松林などに生えているらしい。

さて、そんなもの食べて大丈夫なのか?と皆さんも疑問に思っていらっしゃると思う。管理人もそう思ったわけである。だが、ラトビア人はきのこ狩り大好き民族なので、こういう新しく見つかったキノコに関しては自然博物館等がきちんと情報を発信しているのである。これは食べられる、特徴はこんな、食べるときに茹でる下処理が必要かどうか、事細かな情報が発信されるので、きのこ取りの人々は安心できるというわけである。

こちらがその新しいきのこ。Dzīslkāta beka (Aureoboletus projectellus)。
柄の部分の縦皺が特徴的。傘の裏側の菅孔は黄色い。

ポルチーニなどが属するキノコの仲間である。どうやら群生するらしく、1箇所で300個体ぐらいのコロニーを形成するということである。すなわち、見つけたらそれはもうたくさんのきのこが採れるということである。さらに、ラトビアへ来て間もないからか、虫食いがほとんどないのだそうな。確かに今回下拵えをして、虫食いはひとつもなかったのである。

お値段はアンズタケよりちょっとお高くポルチーニよりは安い感じであった。茹でる下拵えは必要ないということだが、管理人家では森から採取されたきのこは全て茹でることにしている。何か違う種類が混入していることもあるからだ。このキノコは、茹でると茹でた直後はこの色合いなのだが、しばらくすると黒っぽくなる。茹で汁のスープはかなり美味しい。ポルチーニに引けを取らないぐらいである。

バター炒め&クリーム添加である。やたら美味しい。こんな外来種なら大歓迎である。


今回、できる限り傘下の管孔は取り除いた。それが正しいのかどうかは分からない。

これだけ沢山あるのなら、クリスマス用にマリネしておくのも良いのではないかと思ったのだが、旦那の友達がマリネしたキノコでボツリヌス菌に感染して大変だったということなので、ちょっとどうかなあと思う管理人であった。

2 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

キノコとバターは合います。美味しいです。でもバターをたっぷり使う勇気がなくて
中途半端な味になってしまいます。中途半端な味になるというより油分が足りなくて
味が絡まらないといった方が正確かもしれません。バターを使うことをそれほど
恐れなくてもいいのですが動物性脂肪に文句をつける人がいるので控えめになって
しまいます。
ラトビアのキノコのように買ったあとしっかり洗ってから使うようなキノコを日本で
売ったらまず売れないでしょう。虫がついていようものならますます売れません。
キノコ工場で作ったキノコが主流なので洗う手間がなく手軽に料理出来ますが、自然に
生えたキノコに比べると味に深みは無いのではないかと思います。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
いやはや、全くその通りですね。日本で虫食いのきのこなんて売っても売れませんね。日本はきのこ工場がいろんな種類のきのこを格安で提供してくれるので良いですよね。エリンギ、まいたけ、しめじ、エノキ等々、こちらでは全て輸入品になってしまい、お高いんですよ。エノキが三百円とかの感じです。ちょっと買うのを躊躇います。
動物性脂肪を嫌う人は多いですよね。バター、美味しいんですけどね。