ページ

2021年12月4日土曜日

鳥モモ肉の皮をパリッパリに焼いて、出てきた脂でマッシュルームとパプリカのソテー

 とうとう日中の最高気温もマイナスに突入し、どかどかと降り続ける雪で、すっかりクリスマスっぽくなってきているリガである。

子供の頃のクリスマスと言えば、鳥モモ肉のローストと決まっていて、大変なご馳走扱いになっていたのを今でも覚えている管理人である。何しろ、鶏モモ肉のローストが食卓へ並ぶと、「わあー」と歓声をあげたものである。母がどうやって調理していたのかは覚えていない。もしかしたら、クリスマス用にローストされたものを買ってきて家でフライパンで温め直していたのかもしれない。付け合わせがあったのかなかったのかも覚えていない。そのぐらい、鳥の脚のローストはインパクトのある特別な料理だったものである。だが、フォークとナイフなんてものは使うはずもなく、手掴みでガブリとかじりついたものである。

さて、これだけどかどかと雪が積もると、大昔のクリスマスを思い出して鳥モモ肉が食べたくなるわけである。クリスマスは雪が積もらないとサンタクロースはやってこない、と当時母は説明したものである。

「だって、雪が積もってなければソリで走れないでしょ」

みょうに納得したものである。管理人の記憶では当時住んでいた横浜にクリスマスに雪が降ったことはない。従って、本物のサンタクロースにはお目にかかったことがなかったわけである。プレゼントはいつも両親によって枕元に置かれていた。ラトビアへやって来て、念願のクリスマスの積雪を目の当たりにしたわけだが、ソリに乗っているのは小さな子供だけで、そのソリを引いているのは大人たちであった。本物だと言うサンタクロースに会ったのはフィンランドのサンタクロース村のあるロバニエミだが、そのサンタクロースはプレゼントをくれないばかりか、一緒に写真を撮るのにはお金を払わなければならないということだった。まあ、クリスマスじゃなかったので当然とも言えるが。

というわけで今日は鶏モモ肉である。フライパンで皮をパリッパリに焼いて食べたかったので、骨を調理まえに外し、パプリカ、クミン、塩胡椒、オレガノ、タイム、で皮のない方だけ味付けして、皮側からとにかくパリッパリになるまで焼いて、反対側も焼いた。出てくる脂を肉に掛け回しながら焼き上げて、肉を皿へ取り出し、フライパンに残った鶏の脂にマッシュルームの薄切りと赤パプリカの千切りを加えて炒めて出来上がりである。


皮がパリッパリに焼き上がるとそれだけで美味しい。さらにマッシュルームが全ての旨味を吸って絶妙。

モモ肉から外した骨やら掃除して出た肉片などは鶏スープを取った。鶏肉は手軽にいろんな部位を余す所なく使えて便利である。

あの時のご馳走が今では日常のメニューになったり、あの頃の日常のメニューが今では大変なご馳走になったり、時代と状況は一刻たりとも留まってはくれない。人も食べ物も一期一会である。

2 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

同じ鶏でも鶏の唐揚げではご馳走感がなくて骨付き鶏モモ肉となるとご馳走感満載、まして一羽丸ごとにローストチキンとなると、もうこれはクリスマスの定番、そういう時代に育ちました。管理人さんより古い時代なので語れば山のような思い出話が出てきます。
鶏モモの皮をパリパリに焼くと美味しいですがフライパンではなかなかパリパリにはならないです。そこまで根気よく焼かないで、ついつい急いでしまうからかもしれません。パリパリにするコツとしての一つの方法は皮のついている方が焼くときに、重石をかけて焼き出てきた脂をキッチンペーパーでふき取るといい、とNHKの今日の料理でやっていたような気がします。でもそうするとせっかく出てきた脂でソテーは出来ませんが・・・
コロナの時代に入ってから、唐揚げ屋さんが今までにも以上に増えました。我々の世代は揚げ物は外で食べるか揚げてあるものを買ってくるという人が多いです。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
分かります。唐揚げは同じ鶏なのに何故かご馳走感がなかったですね。我が家では丸ごと一羽のローストチキンはお目見えしたことがなかったですね。最上位が骨付き鶏モモ肉からでした。
私はフライパンで焼く時はギュウギュウ押してます。脂を拭き取らないのでコンロ周りに結構飛び散ります。我が家は電気コンロなので片付けも楽ですがガスコンロだと掃除が大変だと思います。
揚げ物は私も家ではしないです。時々無性に唐揚げが食べたくなりますが、家で揚げ物をする気にはなれません。第一、揚げ物に使える油を買っていないので無理です。さらにその揚げ油の処理を考えると頭が痛くなります。日本なら当たり前の油が固まるやつとかないですし。