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2021年12月9日木曜日

定期試験終わる

 一度の試験で皆合格してくれたらいいのになあ、と毎回思うのだが、毎回誰かしらが落ちるのである。そうすると追試をしなければならない。テストの評価をしてそれを知らせると、落ちた学生から

「大変ショックです」とか
「ちゃんと全部書き込んだのに、もしかして空白の部分とかあったのでしょうか。試験中にシステムの不具合があったのだと思います。IT課に相談してもいいでしょうか」

とか、色々なメールがやってくる。
いや、ショックだと言われても、それは管理人も予定的ではあるがショックでなのである。そのショックを教員に伝えてどうしようというのか意図がわからないというのもある。そういう場合は追試の日程とどこから追試受験の登録ができるかという返事を出すことにしている。
空白の部分には点数はつけられない。録画されている画像は試験開始から終了までなんの問題もない。IT関係は私にはどうにもできないからIT課に相談してみてね、とIT課に余計な仕事を振るしかないような感じである。

教員をやっているとさまざまな学生の言い訳等に出くわすが、今管理人が受け持っているのは2年生の前期の学生さんなので、すでに一連の洗礼を受けてきているのであまり理不尽なことは言い出さない。一年生の前期とかは最悪で、テストの点数を交渉でなんとかしようという学生が結構出てくる。自己主張をちゃんとしましょうという高校までの教育の成果だとは思うのだが、今まで高校でもテストの点数を交渉でなんとかしてきたのか?と疑問が湧くのである。

理解度の低い学生はなんだかものすごい勢いで丸暗記に走る。ただ丸暗記しているだけなので、質問には答えられず、その丸暗記してきたことをひたすら書き殴るだけだったりすることが多い。丸暗記というのは今の時代ほとんど必要とされないことである。ネットで書籍でも論文でもいくらでも読めるからである。必要なのはその検索へ行き着くまでの基礎知識とインデックス作成と検索を経て解釈できる能力である。どうもまあ、その辺りがわかってもらえないようである。というか、きっと今までも丸暗記で乗り切れてこれたのであろう。この丸暗記主義の学生の意識は変えられるものなのかどうかも定かではないような気がする。


8 件のコメント:

さんさん さんのコメント...

シャケのソテーの次の日が試験をめぐる学生と教授の攻防戦記でありますか。このバラエティー
この記事の変化の多様さ、これだから管理人さんのblgから離れられないんですよ。
しかし振り返ってみると、なんていっても既に茫々60年以上の時間が流れ去った歴史上の出来事でありますからしてあやふやではありますがそもそも学生は「試験」と言うものがどのような目的で課せられているのか分かっていない。そもそも試験とはどのような成果を求めているかきちんと教わっていない、いや最近の子は予備校なるところで試験とその回答の関係について如何様な回答が採点者の要求にかなって同じ内容でもより高い点数を稼げるかの技術的な練習を受けておるとか聞きますが。
ともかく1年間40時間なり50時間なりの時間を使って教授が何を受講生の心の中にねじ込みたいのか正確に理解し受け止めるべく努力した結果がどこまでは判定する、ソレが試験というものというそもそもの認識ができていない。となればこれは丸暗記に走りますわな、丸暗記した知識の切れっ端ではそもそも(いい加減にそもそもやめろや)この問題を出した教授の狙いは何かがわからない、何を聞かれているのかわからなければトンチンカンな作文を…

私が単にバカでトンマだったせいだろうか「なぜ習うのか」という根源を知らず知ろうともしないまま22歳までただ学校に通っていたような。
人生後になって悔やむことが多いですなぁ。

紫陽花 さんのコメント...

最近の駅の昼下がりは、学期末試験が終わっての下校だなあと思うようなあちこちの学生さん(中高)で溢れかえっています。
中高時代の試験は丸暗記の世界そのもの。終わるとすっかり頭を空っぽにして翌日のを詰め込むという作業でした。大学生になってもこの傾向が強かったです。常に受け身で攻めの姿勢には欠ける大学生でした。学んだことをどのように展開していくかなんて考えもしないうちに4年間が終わってしました。もったいない4年間でした。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
こんな学生の愚痴をたらたら言う教員のブログなんてないですもんね(笑)。
学校の先生は中学校でも大学でもなんだか偉そうに見えますが、実際はただの人なので、いつも「やれやれ、仕事を増やしやがって」とため息をため息をついている訳です。自分の教え方にも問題がある訳ですが、それを棚に上げて愚痴を言うのがまあ人間というものだと思います。
物事を理解したり知識を使いこなしたりするのには、それを実際使ってみるという実践が必要だと思います。ある学術用語の意味を覚えるには、定義はもちろん、どういう時にその用語が使われているのかとかその用語を使って自分で作文してみるとか、そんなことですね。
大抵の人はなぜ学ぶのかとか考えないと思います。学んで卒業したらどこかの会社に入れるだろうから、っ学校を出たのは会社に入るための手段だからとか。ただまあ、私は将来歯医者になる人たちを教えているのでちょっとまあわかってもらえないと怖いなあと思うのです。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
まあ、人生で一番楽しい時期ですから、大半の人がなんとなく4年間を過ごしてしまいますよね。でも結果として社会へ出る前の楽しい4年間だった訳ですし。多分、今の学生さんたちはそうも言っていられない感じですね。世の中が世知辛くなっているんだと思います。
高校を卒業しても私たちはまだまだ独り立ちには程遠かったですが、今の人たちは大学へ行くにしても奨学金を背負いながら大変そうです。

さんさん さんのコメント...

オーストラリアに来て生まれて初めて百姓で飯を食う、と言うことを始めたわけでありますが
大学時代政治学科に席をおいて(なに数学なしで入れるとこがソレしかなかった)「両院制の存在意義について思うところを述べよ」なんて試験問題に頭を抱えたり「あれっ?外交史のノート飛んじゃってる、どうしよう」とかで教育を終わった男がいきなりバナナ畑で汗まみれ。

でもね今思うとあの4年間まるっきり無駄じゃなかったんですよ。斜面に作られた畑は雨の排水に気を使わないと崩れたりして大変なことになる、「ここからこう取り回して」なんて手間が最小になることだけ考えて排水路を作ると次の大雨で擁壁がくずれてどばぁ、そうか投下労役最小だけではいかんのか、時間という先々の変化も要素に入れないとかえって手間が増えるのか…なんて考えられるのはやはり教育という時間を過ごしたおかげ、太平洋を超えて八千キロ離れた昔の鬼教授に「先生ありがとう」って大声で中年のオヤジが叫びましたっけ。






Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
私も入った大学は2次試験で英語なしで入れるから、という理由です。みんな似たようなものですね(笑)。
ほら、そこなんですよ。人生で役に立つのは丸暗記じゃなくて考え方と判断力と解決力ですよ。あの4年間が無駄じゃなかったと思えることがちゃんと勉強していたということだと思います。
あの時期がなんでも吸収できるピークだったということをほとんどの人が後からわかるんですけどね。まあ、私自身も若かりし頃にきっと言われていたに違いないのに無視してたわけで、それを今若者に言ってもきっと同じことだろうなと。

現役lecturer さんのコメント...

ロンドン郊外から、こんにちは。
> 一年生の前期とかは最悪で、テストの点数を交渉でなんとかしようという学生が結構出てくる。
ウチの場合、外国人留学生の多い、修士のコースで多いですねぇ。GDPRに従って、情報公開要求の対象に学生の試験答案も入っています。まぁ、採点者が立ち合いの下で、抗議をする学生に見せる訳ですが… 数分後には悲鳴があがりますねぇ。ツッコミに耐えられずに学生側から。特に、昨年の問題の回答を丸暗記し、今年の試験に回答した場合は。毎年、数名います。
公平性を要求され、他大学からの外部監察者もいますので、分かり易い採点を要求されています。ですので、試験の問題に関係のない答案内容には、縦なり斜めなりに赤線でバッサリと。有効な回答には下線やチェックマークを。採点残しが無いように、空白にも縦線を... と。公開される前提ですので、余計な言葉を書くことはできません。特に、IDIOTとか、現状を的確に表す言葉を書いてはイケマセン。
以前は、オフィスで答案を放り投げて、距離の出ない(=重い、書き込みが多い)モノから採点を始めるという手法が使えましたが、コロナのお陰の電子化で、それも出来なくなりました。
昨日でクリスマス前の授業が終わりました。しかしながら、「出前講座先の教師を訓練しろ」と言われ、訓練用のスライドを用意しています。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、現役lecturerさん。
ええ、うちも同じ感じです。最近はコロナなので試験の答案を見せるときは一人一人ZOOMです。ああ、わかります、現状を的確に表す言葉は書けませんねえ。追試がこれまたZOOMなんですが、全て録画しなければならず、後々学生が追試の結果に文句を言ってきた時対処する委員会に提出することになるので、色々な言葉を飲み込むことになります。
お、授業終了おめでとうございます。私はクリスマス休暇前に追試やって終わりにしたいです。