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2022年3月19日土曜日

勿体ないと必要の違い

ロシアが経済制裁をくらっても、大抵のロシア人はダーチャと呼ばれるサマーハウスでじゃがいもや野菜を作って収穫して物を冬に備えて溜め込むことが普通なので、きっと彼らはそうやって生き延びるのだろうと思う。

その片鱗はラトビアでもよく見られるのである。

ラトビアの場合、まあ、大抵のサマーハウスにはリンゴの木やベリー類がほぼ基本的にうわっている。梨の木や梅の木、色々である。食べられるものが多く植えられているので、収穫後にこれらの物をどうやって冬に向けて保存するのかというのも周知されている。

ただ、多くの若者はサマーハウスは夏の間楽しむ場所で、そこで何か作物を作って冬に備えようとは思っていない。年配の人々は比較的そういうことに熱心で、サマーハウスの庭に大きな温室を作り、そこでいろいろな種類のトマトやきゅうりを育てたりしている。

旦那の親戚でベラルーシとの国境近くに住む家族の家の庭はフル稼働で、じゃがいも、ビーツ、サラダ菜、にんじん、玉ねぎ、香味野菜、そしてビニール温室でさまざまなトマト、を毎年作っている。ベリー類ももちろんりんごも葡萄もある。農家ではない。一般市民である。つまりそういう人たちはほぼ完璧に野菜は自給することができるのである。しかも、寒い時期が長いので、天然の冷蔵庫冷凍庫状態の部屋があって、保存はOKなのである。

さらに、そんな冷蔵庫状態の部屋に買ってきた肉の塊を塩漬けして干しておけば保存食となる上に美味しく醸成されるのである。

まあ、あげればキリがないぐらい、旧ソ連の人々は最低限で生き延びる術を知っている。

だが、それを楽しんでやるのか、仕方なくやるのかは違う。

平和時にとれた野菜をもったいないから保存食にして冬も楽しみましょう、と

非常時だから野菜や肉を保存食にして備えましょう、は

根本的に違うのである。

11 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

確かに管理人さんのおしゃる通りです。鋭い指摘です。何事にもこれは通じることだと思います。
楽しみでやるのと義務のような気持ちでやるのとは同じ作業でもメンタルの面では天と地ほどの差がありそうです。とはいえ備えはいつの世でも必要ですね。

新聞でバルト三国はロシアの外交官を追放したという記事を読みました。当然ロシアの報復がありそうで心配です。

megmeg さんのコメント...

管理人さん、こんにちは。ラトビア産のオートミール麦買ってきました。同じ買うなら楽しんで!
桜、開花しましたがこのあと雨に雪マークまであるので、このあとどうなるかなぁ。4月からの仕事探しで面接続けて受けてたので疲れましたがやっと採用も決まり、落ち着きました。

ウクライナの破壊された映像が見ていられません。それも疲労感になっております。

コーヒーバナナ さんのコメント...

ロシア連邦のタタールスタン共和国にロシア人(タタール人)の女性と結婚して住んでいる日本人男性のYouTubeでロシアの普通の人々の生活を知るにつけ、長い冬に備えたダーチャでの農作業や保存食作り、2年前から金融危機に備えて小麦の輸出規制がされていたとか、恐らく経済制裁は地方に住む一般市民にはあまり影響はないだろなあと思う暮らしぶりでした。これを楽しんでできる状況だったら最高だろうなあ、住みたいなと思わず思いました。実家のある県はウラジオストクとの航路があり、ロシア人の家族も移住していて、ロシア文化交流会もありました。大学での選択外国語がロシア語だったのでロシアの田舎巡りをしたいというのが夢ですがいつになることか。。

ウクライナ大統領の外交力は凄いです。ただ失言(真珠湾攻撃とか)もありますが。来週日本の国会でオンライン演説するそうですので期待しています。ロシアがいくつかの国を連れて国連脱退、などという事態にならないことを祈っています。

さんさん さんのコメント...

切迫感、平たくいえば”お尻に火がついた感じ”があるかないかの違いなんだと思います。
ダーチャの畑でジャガイモをではないですが私も敷地の枯れ木をチェーンソーで切って薪割り斧で割って積み上げる、薪執着心に追われています。
きちんと四角く棚状に積み上がった薪を見る楽しみ、う〜んこれで2シーズン、遠慮して燃やせば3シーズンは持つか、などと銀行預金残高を眺める金持ちの様。
なになにをいつまでにしなきゃ…という切迫感とそれが手に入った時の安心感、これはロシアの凍てつく冬を迎える農民と同じ心境なのでしょう。言うなればトルストイの世界かな?

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
そうなんですよ、ラトビアは3人のロシア外交官を追い出すことにしたようです。今日、ちょっと出かけて、ついでに大使館の並ぶ通りを通ってきたのですが、たくさんの蝋燭とウクライナ国旗、そして、もうこれは名物になっているんですが、ロシア大使館の向かいにうちの大学の医療博物館というのがあって、その建物に死神プーチンのびっくりするぐらいの大きさのポスターが掲げられていました。結構な迫力でした。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、megmeg殿。
おお、ラトビア産のオートミールなんて日本で売ってるんですね。私はもうケトなので食べませんが、朝食とかでの食べ方でおすすめは、暖かいオートミールに粉チーズとかピザ用チーズとかを入れてかき混ぜるという物です。チーズのコクが断然オートミールを美味しくしてくれます。
お!採用決定おめでとうございます!!!よかったですね!新しいお仕事、楽しみですね!

Mikija さんのコメント...

こんにちは、コーヒーバナナさん。
多分、そのYouTubeチャンネル私も知ってます(笑)。ラトビアのサマーハウスもソ連時代は似たような状態だったということなので、今でも家庭菜園熱は結構すごいです。ただなんていうか、ロシアの、そのYouTubeを見ていると、ちょっと真剣度が違うかなあと思います。我が家のサマーハウスにもりんごの木が3本あるのですが、最初はシードル作ったり色々しましたが、もう全然やる気でないです(笑)。
おお、ロシア語わかるなんてすごいですね。早く平和になって色々旅できるようになってほしいですよね。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
ロシアのダーチャは最強ですよね。何しろ実のなる木ばかりを植えて、ジャガイモもトマトも植える。で、それらをがっちり保存食にして備蓄していく。
薪はなかなか大変ですよね。我が家では点火用のモミの実や小枝拾い集めるぐらいです。薪自体はまとめて購入してます。今日はサマーハウスの花壇の手入れしてきました。もう芍薬の赤い芽が土から顔を出してましたよ。

さんさん さんのコメント...

今朝のニュースでウクライナのマリウポリから住民を四千五百人連れ去り、という記事が目に止まりました。
人間いつも過去の経験の枠から出られない生き物、ロシア人もラトビアから住民を連れ出してシベリアに送る代わりにその空いた穴にロシア人を移住させたんではなかったでしたっけ?

ダーチャでジャガイモ、シベリアを開発、ロシアの西に向かう発展、ロシアがソビエトになってまたロシアに変わってもずーっと同じことをしている感じなのは私が間違っているのでしょうか。

さんさん さんのコメント...

薪はいかにオーストラリアでも売っておりまする。要するに私はケチ、その一言で説明が全部終わる、間違いございません。自分の労働で手に入るものを金で買うのはねぇ、と考える発想が社会の敵になるのよと我がパートナーは仰いますがねぇ。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
もう、超怖いですよね、連れ去りなんて。しかもパスポートとか取り上げられたとか。多分、シベリア送りとかではなく、人質ですよねきっと。そうです、ラトビア人もたくさんシベリア送りになりました。
プーチンは自分の妄想を実現するためだけに動いてますよね。国民の生活が悪くなっても耐えろと。プーチンにとってはソビエトが一番よかったんでしょうね。

いや、敷地内に薪にできるぐらいの倒木やらなんやらあれば薪にするのはこちらでも同じです。うちのサマーハウスを買った時には薪置き場にいっぱいの木材が積まれていました。どこかの住宅が火災にあってその燃え残りだったようです。