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2022年3月23日水曜日

電力ソース割合@ラトビア

 東電の管轄内でまた電力供給が逼迫して、停電になるかもしれないから節電よろしく、というような記事を読んだ。日本で電力供給が逼迫するのは、もちろん原発を止めている上に火力発電所が先日の地震でいくつか止まった、ということと理解している。だが、なんだか日本という国はいつも国民へのお願いでさまざまな難局を乗り切る国だなあ、という印象がいっそう深くなった感じである。

そういえばラトビアへ住むようになってからこちらで停電になったというのはほとんど記憶にない。何某らのメンテナンス対応で数時間停電になることはあっても、それは大抵の場合予告されているものである。

さて、そういえばラトビアの電力ソースの主たるものは一体なんだろう?

と単純な疑問が湧いたので調べてみたのであった。

ラトビアの電力供給網の会社のHPから引用。https://www.ast.lv/lv/electricity-market-review


これは2022年2月のデータである。この赤い部分がダウガワ川の水流を使った水力発電、黒が火力発電、若葉色が風力発電、青がコジェネレーション発電、水色がバイオマス、黄色がバイオガス、緑が小規模水力発電、そしてほとんど見えないがオレンジ色が太陽光発電である。

いや、びっくりである。主力電力ソースが水力発電って。。。

まあ、実はこの電力ソースの割合は季節によって変わるのである。例えば、12月などは川の水量が減ったり凍ったりするので少なめになり、春先には雪解け水などで川が増水するので多くなったりする。夏の間は夜だって明るくて明かりをつける必要ない上に涼しいのでエアコンも必要ない。従って電力生産量自体がそんなに必要ないのである。とまあ、季節によって電力ソース割合は変化するのだが、年間を通じて見ると一番多いのは水力発電なのである。

水力発電の次が火力発電で、ここにロシアからの天然ガスが使われているはずだが、これは大幅に減らしていく予定だということである。前年同月(2021年2月)との比較では火力発電が92%削減されていて、水力発電が60%増となっている。ちなみに、ラトビアの地下には巨大な地層の隙間が存在していて、この隙間はロシアから運ばれてきた天然ガスの貯蔵に使われている。そのため、天然ガスを好きな時に好きなだけ使う、ということが可能なのである。

そしてバイオマスとバイオガスによる発電も結構ある。そういえばここ数年らい、落ち葉は捨てるな燃やすな、落ち葉専門の回収場へ持ち込んでくださいが徹底しているのはそういうことだったのかもしれない。

2 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

先日の地震が首都圏に電力不足という形で影響を及ぼすとは思ってもいませんでした。ことさら電力逼迫警報をアナウンスして現在止まっている原子力発電所の再稼働を狙っていたのではないかと思うのは考え過ぎなんでしょうか。
でもその日は真冬の寒さに逆戻りした一日で暖房の節電は出来ませんでした。東日本大震災の後の電力不足の時は節電意識も高かったのに今はその頃のことは忘れて明るすぎる街並みです。忘れるのは早いです。ダムを作らなくても水力発電が出来るのですね。

今、男性向けの?夜のワイドショーをやっています。毎日ウクライナのことを論じています。今日はロシアの飛び地のカニングラードのことを話しています。飛び地がベラルーシと繋がったらバルト三国はポーランドから切り離されて・・・と怖い話をしています。バルト三国の方々の不安が計り知れないものであることを改めて感じました。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
ええ、ちょっとびっくりですよね。そんなカツカツで猛暑とか乗り切れるのか心配になります。
私もこの平坦なラトビアで水力発電が最大シェアって驚きました。色々調べてみると、ノルウエイなどは水力発電だけで90%超えてる感じでした。ノルウエイなんて石油も出るし天然ガスも出るのに、それは使わないで輸出して自国の電力は水力発電ですよ。頭良すぎですよね。
ああ、そうなんですよ、そのカリーニングラードとベラルーシの間の狭まっている場所がスバウキ回廊と言ってNATOの急所と目されているところです。そこを押さえられてしまうとバルト三国が孤立してしまうので重要な場所です。