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2022年3月28日月曜日

幸せのフェードアウト

 だいぶ以前にも一度書いたことがあるのだが、ありきたりの普段の幸せというのは本当にある日プッツリと途絶えてしまうものである。そして、その幸せが当たり前すぎたために、いつでもまた戻ってくると思っていたがために、その幸せがいつ途切れたのかを認識することさえできないことが多々あるのである。

管理人がいつも思うのは、最後に両親と弟と管理人の4人で食卓を囲んだのはいつだったんだろうか、ということである。

あまりにも日常的過ぎて、こんな普通のことが途切れる日が来ることさえ想像したことがなかったものである。

これが最後の家族全員での食卓だと、普通は考えない。家族から独立したり海外へ住んだりと色々あるだろうが、せめて年に一回ぐらいは一緒にご飯食べられるよね、それが何十年も続くよね、と思っているのである。ところがそれはある日突然不可能になる。当たり前すぎて、いつが最後だったか、どんな食卓だったか、何も覚えていないのである。

これは平穏な時代の小さな幸せのフェードアウトである。

ずっと平穏に過ごしてこれれば、私たちは当たり前のありきたりの幸せをフェードアウトすることができる。いつが最後だったとかあやふやでもいいのである。ぼんやりと幸せだったよね、ありがとう、でいいのである。

だが、これが全く突然に大切な人を失ってしまったりすると、記憶のフェードアウトが全くできずに、バッサリとある時点を境に大きな損失を受けるのである。そうなると心の痛手は甚大である。それが今ウクライナで起こっていることなのだと思うのである。


6 件のコメント:

さんさん さんのコメント...

これは辛い、辛すぎる自分の記憶と、それも三回も繰り返された記憶と重なる。今日の記事にはごめんしか言葉がない。

megmeg さんのコメント...

みなさまの悲しみと自分の記憶で涙になります。いろいろな思いがたまっていますが、誰にも好きにはさせません。無関心ではいないこと、共有することの大切さを管理人さんから教わっています。
無宗教ではありますが、ウクライナに、世界に、祈る気持ちです。これ以上の被害が出ませんように。人が始めたことは人が止められるはず。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
多分、人それぞれでしょうけれど、やっぱり人生のピークとか盛りとかあると思うんですよね。で、それは少しづつ薄れてくるけれど、時間をかけて薄れてくる分には受け入れられるんだと思うんです。でもいきなりミサイルが飛んできて大切な人と今までの生活を失うなんていうのはあってはならないことですよね。そういう悲劇をすぐにでも止めてほしいです。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、megmeg殿。
共有することは本当に大事だと思います。本当は日本の政治家さんたちにせめてポーランドの国境近くまで視察に行って間近で見てきてほしいですよね。
桜、満開、存分に楽しんでくださいね!

紫陽花 さんのコメント...

第二次世界大戦で多くの国の多くの人は学んだはずだというのに、また同じようなことが繰り返されています。
真偽はともかくシベリヤや樺太にウクライナ人を移送するなんていう話を聞くと70数年前と何も変わっていなかったことを実感します。理不尽という言葉ばかりが頭を占めています。遠い国の今をコメンテーターが毎日毎晩論じているのには虚しさしか感じません。遠い国の出来事と捉えないで欲しいです。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
本当に耳を疑いますよね。大量のウクライナ人からパスポートを取り上げて極東へ送るなんて。しかも女性と子供と老人です。人質ですよね。全くロシアは人間性の感じられない国です。
早く停戦してほしいですね。