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2022年8月5日金曜日

海外に住む人の年金対策

海外で暮らし続けて年を取ったらどうするのか?というのはほぼ在外邦人全員の悩みでもある。 一つだけ、これから、もしくはもう海外で生活している若い人にはまだ遠い先の話で全くピンとこないであろう年金について考えておいてほしいと思うのである。

  1. とにかく働き続けること。そうすれば大抵の場合知らず知らずのうちに社会保障費から年金が積み立てられていく。
  2. とにかくちゃんと税金と社会保障費は払っておく。ごまかす手立てはたくさんあるけれど、必ず将来自分に返ってくるのだから。
  3. その国の私的年金制度をとことん利用すること。税金が戻ってきたりもするし、良い感じに運用できたりもする。
  4. 収入が多くなっても生活水準をなるべく引き上げない。一本千円のワインを収入が増えたからと一本二千円へとグレードアップしていく必要はない。グレードアップしていくと不幸になるだけである。後戻りはかなり辛い。
  5. 見栄を張らない。周りに合わせて流行を追いかける必要はない。むしろそれは罠みたいなものだ。

管理人は日本で働いていた期間の年金とこちらで働くようになった分の年金の積立で大体の65歳時点での年金額が予想できている。だが、それだけでは不安なのと国(ラトビア)が用意した私的年金の税金優遇措置などが魅力だったので、せっせと私的年金を積み上げている。これは55歳になるといつでも引き出すことができるものである。この私的年金はその年の購入額に合わせてその年の所得税の最大10%を還付してもらうことができるのである。ラトビアのように所得税が押し並べて高い国ではこれを活用しない手はない。日本で言えばイデコみたいなものである。

若いうちは年金なんて考えもしない。だが、それなりの年になってくると、ああしまった、と気づくことも多い。このままではいざとなったら日本へ帰って生活というのもできない、そんなことになってしまうのである。




4 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

サラリーマンの妻で専業主婦だった母(91歳)が一人になってからもらっている年金額と40数年働いて65歳で定年になったその息子がもらい始めた年金額がほぼほぼ同じぐらいというのがこちらの現在の年金制度です。
私がシングルになったらもらえる年金額は勿論母の現在より少ない見込みです。母は当然のようにもらっていて、いかに自分が恵まれた立場かは自覚していません。
今の若い世代は多分70歳まで働いても決してゆとりある生活が出来るほどの年金は出ないと思います。この頃は学校でも年金やら投資のことを教えているようですが若い世代でそれを自覚出来ている人は少ないと思います。

megmeg さんのコメント...

管理人さん、こんにちわ。年金、講座を受けても「長く働く」ということしかないようです。どんどん減らされて母は計算が狂ったと怒っていましたが、それでも日々の生活は賄えるくらいもらっていて助かりました。
昨日4回目のワクチン接種しました。副反応は注射部位の痛みくらい、ずいぶん上の方に打たれてしまい50肩のように痛いです(笑)
ヘロ君は薬の加減どうですか?

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
なんだか切ないですね。日本で街ゆく人に「年金いくらもらってますか?生活はどうですか?」とインタビューする動画を見ましたが、ええ!?と思うような少ない額でいやはや大変だなと改めて思いました。ラトビアでも年金だけで生活するのは結構大変のようです。ただ、定年がほぼ無いので働き続ける人が多いです。
若者は何十年も先の年金制度に疑問を持ったり、それより目先の生活にもっとお金を使いたいと思いがちですが、年金だけは未納がないように続けてほしいと思います。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、megmeg殿。
まあ、でも日本は平均寿命が高いのできっとまだ良い方なんですよね。例えばロシアは男性の平均寿命が68歳で現行の年金受給開始が63歳ぐらいで2−3年以内に65歳にまで引き上げられるらしいです。もう詐欺に近いですよね。
お、4回目良いですね。
へろは割と元気なのですが、やっぱり少しづつ走り方がおかしくなったり、むくみが違う場所に出てきたりという感じです。ただまあ痛くはないようなのとまだまだ食欲があるのでしばらく大丈夫かなあと。