何しろ喋りっぱなしだし、大学は少人数グループでの授業を売りにしているので同じ内容の授業を1日のうちに繰り返しやらなければならないのが理由である。例えば今日は昼の12時から90分授業3コマを15分の休憩を挟んで17時までやるわけである。その間、喋りっぱなしである。ZOOMでのオンライン授業なので、休憩の15分間でぴえちをこねくり回してストレス発散である。
今日の授業は遺伝病のタイプ別リスク計算だったのでずっと計算である。
家系図を頼りに遺伝病の遺伝子型を推察しながらさまざまな要因を考慮して発病リスクや保因子リスクを計算するというものである。日本と違って、どうやら理系とか文系とかいう分け方になっていないようで、計算が苦手な学生が歯学部でも結構居たりする。
ただまあ、新学期最初の授業なので学生さんたちは少なからずやる気を滲ませていたのは嬉しいことであった。それと、何しろ授業が終われば解放感があるというのも良いことである。人間、少しはストレスがかかった方が良いということなのだろうと思うわけである。
6 件のコメント:
管理人さん こんにちは。
始まってしまったのですね。3コマとはちょっとキツイ。学生時代、教える側のことなんて何も考えずに授業を受けてました。こんなご苦労があると知っていたらもっと身を入れて授業を受けていたかもです。勿体ない時間の過ごし方をしてしまいました。
こんにちは、紫陽花さん。
最悪な時は朝8時開始で5コマとかありました。ふらふらというか、体力がもたない感じでした。実は今学期も週6コマあったのですが、泣きついてグループを合併して半分に減らしてもらいました。ただ、多少はストレスがかかった方がメリハリがあっていいのかもしれません。
メリハリつってもですねぇ、モノには「程」というものがある。ハリとメリの釣り合いが取れていれば体と心に適度な緊張が取れて八の実力が十にも十二にも働くようになる。
が一つ間違えると(これを私のpcは町と蛙に転換した! ばかめ。
適当のバランスが崩れると、これが実に崩れやすく自分がのめり込んでいることに早いうちに気づくのは結構難しい、とおもう>気づく前にあっという間に体か心かあるいは最悪両方が病に落ち込む。
何度やっても懲りないのはこの高揚感という理由のない自信、みたいなもののせいか。
八十三にもなって隠居して世間の目から全く外れてようやくここのへんの事情がわかりました。おだてとモッコにゃ乗りたくねぇなんて江戸時代の言葉がありますが。
管理人様もおきおつけの程を。人間がデキている人ならば人ほど自分を酷使していることに気づくのが遅くなる傾向とか。管理人様どうか「じぶんを酷使なんて、まぁだまだ」なんておっしゃりませぬ様。
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こんにちは、さんさん。
まあ週に1日しか授業の日はない(というか泣きついて週に1日にしてもらった)ので、こんなもんですよ。月曜日が授業の日なんですが、日曜日はかなり憂鬱に過ごして、その代わり月曜日の午後5時には金曜日ですか?というぐらいの解放感を味わっています。
ブツブツ文句を書いていますが、大学の方針が変わって、教授や准教授は後一年で授業の受持禁止になるんです。講義だけでいい、ということらしいです。
返信書いてからもう一度記事を読み返して愕然となりました。
各種の精神障害の遺伝性発症確率のご講義!
まさに想像すると身の毛がよだつ思い。実際に家族、特に直近の身内に、今はなんと言うのでしたっけ?私が物心つく頃は分裂病と呼ばれてた様な、寛解期に入っていてもいつ再発するかは今の医学ではわからんなどと脅かされるものが二人もいる、まぁわtしは八十三の今日まで人と変わっているといえば孤独に対してへっちゃらぐらいが特異点でそのほかは人づきあいに問題はなかった私とすればとても人ごととは思えない、客観的に淡々と医学の一分野のトピックとしてもし私が管理人さんのところの学生だったらその日はサボるでしょう、間違いなく。
しかしそうですか、今どきは遺伝子の解析から分裂症やらがどのくらいの確率で発症するか計算できるのですねぇ、恐ろしいことですね。そのほか鬱も躁ももっと手強い人格障害なんかも計算でどのくらいの確率で発症するか予測できるのですか?
ぎゃぁぁ〜〜
さん
こんにちは、さんさん。
私が教えているのは一つの遺伝子の変異が原因の遺伝性疾患のリスク計算で、精神障害はたくさんの遺伝子と環境が関わってくる複雑なものなのでリスク計算は難しいです、というか、ものすごく大雑把なリスク計算しかできないですね。
ただ、そういうたくさんの遺伝子が関わっていて環境も関わってくるタイプの疾患、例えば高血圧とか肥満とか癌とかの場合、環境要因(生活習慣や食生活)を変えることで運命を変えることはできますよ。
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