日本のお味噌汁というのはそれは手軽に作れて野菜などの繊維質がたくさん摂れる上に汁物で適度にお腹を膨らませて食事の食べ過ぎを防ぐ効果があるのだなあ、とふと思った管理人である。それに気づいたのだったら、そうだお味噌汁毎朝食べてみるか、という展開となったわけである。とは言っても旦那は味噌が苦手なので管理人だけである。
豆腐とわかめのお味噌汁はここリガでは高級品になりがちである。豆腐は半丁ぐらいの大きさの木綿豆腐で500円ぐらいするし、乾燥わかめはそうそう簡単に手に入らない。
リガでお味噌汁を作ろうと思うと、まずは具より出汁に苦労するのである。だし粉末は売っていない。なので以前日本から友人が送ってくれた出汁粉末をちびちびと使い、そこへベーコン投入で出汁の補完をするのである。
具は野菜なら牛蒡を除いて大体手に入るのである。管理人の定番は白菜とベーコンと大根の千切りである。白菜とベーコンは相性が良い。最近ではスーパーでインスタント味噌汁を見かけるようになった。ちゃんとした日本のメーカーのものである。味噌もスーパーで日本のものが一種類だけだけれど買える。
管理人のお味噌汁の思い出は子供の頃のものである。
我が家のお味噌汁の具は豆腐とわかめとか、豆腐とネギとかそんな感じであった。管理人はネギの葉と葉の間のぬるっとした薄い部分と中心部分が苦手で、お味噌汁の中の丸太棒のようなネギをいかにして食べずに捨てるかに食事中は集中したものである。家族で食卓を囲むと、大体誰がどこに座るという定位置があるもので、それを利用してネギの丸太棒を隠すことにしたのである。つまり、食卓の向こう側に位置している両親の死角になるようにお椀の内側の壁にネギだけを集めて箸で押さえて貼り付けながらお味噌汁を啜り、「ごちそうさまでした」と言って立ち上がりお椀の中の死角が保たれるように角度に気をつけながら自分の食器を流しまで運んでこっそりとネギを捨てるわけである。
弟は隣に座っていたのっで気づいていたようだが、告げ口しなかったのはありがたいことであった。
2 件のコメント:
管理人さん こんにちは。
管理人に苦手なものがネギとはちょっと意外でした。実家の味噌汁の具がなんであったかはほどんど記憶にありません。でもシジミが頭に浮かんでくるということはシジミ汁が良くでたのかもしれません。
白菜の季節がくるのが待ち遠しいですが夫の実家では大鍋に鶏のもも肉を2枚ぐらい入れて白菜を鍋一杯に投入して塩と醤油の白菜汁を冬になると良く作っていました。温め直しては食べで日にちが立つと白菜はクタクタになって味が染みて美味しかったです。鶏のもも肉と白菜だけというのに何度作っても実家の味にはならないのがいつも不思議です。
こんにちは、紫陽花さん。
ああ、しじみの味噌汁良いですねえー。しじみの味噌汁も小さい頃よく食べました。今思うと贅沢な食べ物でした。次回の日本行きでしじみの味噌汁もリスト入りです。白菜と鳥もも肉のスープもやたら美味しそうな想像しかできません。ちょっと小規模にやってみたいと思います。何しろ旦那が白菜を食べないもので(笑)。
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