豚のスープ用骨ミックスとレンズ豆とパール大麦を一緒に圧力鍋に入れて出来上がりのスープである。
要はスープ用の肉がちょっとだけついた骨(1ユーロぐらい)でスープを作りたいが具をどうしようかということで乾物から適当に見繕ったということである。ただ、レンズ豆は圧力鍋に入れてしまえば大した圧力時間もなく大丈夫だろうけれどパール大麦は通常半日ぐらい水に浸しておく必要があるところをそのまま使おうという乱暴なものなので、念のために圧力維持時間を30分にしておいたわけである。
冷蔵庫に残っていたエノキも入れた。パール大麦は煮るといい感じのとろみが出る。今回使用したレンズ豆は皮付きのものだったので30分の圧力調理にも耐えて原型をとどめている。コロナ感染で弱っている時の料理なのでパセリを散らしてとかそういう小洒落たことはない。 |
こういう穀物系のスープは特に体が弱っている時にはほっこりするものである。結構とろみの濃いスープなので翌日温め直す時は突沸しないように注意が必要である。
さて、パール大麦はラトビア語でgrūbasである。そもそもパール大麦とはなんぞやということになるが、Wikiによると殻抜き・外皮を除去された大麦ということである。つまりは大麦である。調理に時間がかかるのが難点だが、きちんと調理するともちもちとした食感が結構病みつきになる穀物である。ラトビアではスープに入れたり、もしくはベーコンなどと一緒に炊き込んでリゾット状にすることが多い。圧力鍋を使わない場合は最低半日水に浸してから1時間半ぐらい煮込むような調理方法である。
日本でもパール大麦を見かけたらぜひ圧力鍋でスープを作ってみていただきたい。いちいちプチプチした食感は日本人も好きだろうと思うのである。豚バラ肉と一緒に煮込んでみるのもおすすめである。
2 件のコメント:
管理人さん こんにちは。
とろみがあって繊維たっぷりな温かいスープを飲めば弱った体も元気になりそうです。寒い冬は体も温まりそうです。食物繊維というと野菜ばかりが頭に浮かびますが野菜以上に繊維たっぷりなのが大麦ですよね。
豆をスープに入れることはあるものの麦はご飯に入れて食べるのがこちら流です。姫もち麦(ダイシモチ)を使っていますが玄米と一緒に炊くとプチプチ感満載です。今度スープに入れてプチプチ感楽しんでみます。
こんにちは、紫陽花さん。
大麦のプチプチ感は食べていて嬉しい食感ですよね。ご飯に入れるとそんなに重くならなくて良さそうですね。ラトビア式の大麦の炊いたやつというかリゾットというかは豚の脂肪と一緒に炊くので結構重いです。スープに最初から入れて煮込むととろみが出るので冬のスープには持ってこいですよ。
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