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2024年1月30日火曜日

2023年のラトビア語大賞

atdēvēt

である。発音はアトデーベート、意味はrename、名前を付け替える、という感じである。ロシアのウクライナ侵略でもう堪忍袋の尾がきれた、というラトビアの人々は徹底して旧ソビエト時代から使い続けてきたロシア語名の通りの名前や物の名前を純正ラトビア語に直してきたのである。

そんな関係からサブカテゴリー部門も

sāļvira

である。発音はサールビラで意味はしょっぱい汁、実はスープの名前である。
ラトビアには以前から
solyanka(そりゃんか)というとても一般的なスープがあるのだが、それがロシア語だということで純正ラトビア語の呼び方に変えているところが多いのだそうである。そのほかにノミネートされていた言葉にはatkrieviskot(アトクリエビスコワット)脱ロシアといった言葉があるので、まあ、やはりラトビア全体で進んでいるソビエト時代の名残の排除というものが反映されているようである。

管理人がラトビアへやってきた2005年当初はこのアジア顔を見ると誰もがロシア語で話しかけてきたものだが、今は全く違う。皆英語で話しかけてくるのである。最初にこちらがラトビア語で一言でも発すればラトビア語での会話となる。

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