今日は2月から始まった新学期の最初の演習の日であった。
コロナもインフルエンザも大騒ぎしなくなったので授業や演習は普通に対面である。だが、管理人の受け持ち分はまだオンラインでの演習をやっているのである。そして今学期が最後の演習受け持ちとなる予定である。というのも、准教授や教授は時間あたりの報酬が高いので演習を教えるのが原則禁止となったからである。教授や准教授は講義と大学院生の指導、そして学習コースの計画とマネージメントだけやってください、ということらしい。
ちなみに、この2月から始まる学期はスプリングセメスターと呼ばれている。春学期ということである。こんなに雪と氷で覆われてどこにも緑がない学期始まりを春学期と呼ばれても何かのジョークなのかと思うだけである。9月始まりの学期はオータムセメスター、秋学期である。
とにかく演習をする最後の学期である。寂しいのか嬉しいのかよくわからない。時折、ふと数年前の学生さんとの会話を思い出すのである。
俺が先陣切って歯医者になるんです。その後を弟や妹が続いて、将来は家族でクリニックを経営したいんです。来学期には弟が入学するんです。
そんな話をしてくれた学生さんもいたなあと。ちょっと懐かしく思ったりした管理人であった。
4 件のコメント:
学校という人の組織の中で偉くなるのと引き換えに生の学生たちの息遣いが感じられずただ、一方的に知識を流すだけというのは”教師”という人の生き方に水を注すものではありませんか。
芸人の公演だってテレビで見ていればタダで済むものをわざわざマンという金を払って劇場の門を潜るのは申すまでもなく舞台上で踊り歌っているパーフォーマンスの生身の息遣いを感じるためであります。
何もロックバンドじゃなくてもこの生身の人とエレキテルの仕掛けを通し見るものとの違いは金を払い足を運ぶだけの値打ちの差を人は感じるからであります。 教育という人間の行為もまたまさにその通り、写真を見て腹がくちくなるなら我々は大量の写真を印刷してアフリカに送ることでありましょう。
なんだ、ラトビアという国、管理人さんのお言葉の端端からヨーロッパ社会の田舎で揉まれ苦労しながら国名を守っただけあってどうして住みにはおけない人間の集団だぞと思って参りましたが肝心の”人の再生産”というところで
妙なケチをして居るじゃないですか 。がっくり。
管理人さん こんにちは。
どの世界も現場にいる方が遣り甲斐は感じそうです。家族で歯医者を目指していた彼、今はどうなっているでしょうね。
1年生をラトビアで迎えるかこちらで迎えるかは子供が生まれた時からの娘夫婦の課題でした。結論が出て来週家族で移り住むことになりました。ロシア人見られるか中国人とみられるかは分かりませんが、リガの街やスーパーでですれ違うことがあるかも。どうかよろしく。
こんにちは、さんさん。
なかなかどこでも世知辛いですね。ラトビアという国自体は小さいながらも頑張っているのは確かです。まあ、それでも生き残っていくために色々と算段をつけなくてはならない部分が出てきてしまうのでしょうね。
まあ、どうなんでしょうね、少人数での教育がラトビアでは普通なので、そうすると教師がたくさん必要になってくる。コストがかかる。そんなところでしょうね。私たちの中学高校のクラスは40人とか50人とかいましたしね。
こんにちは、紫陽花さん。
なんだかスウエーデンとかから来るアラブ系の移民の子供達に多いんですよね、そういう家族でビジネス構想。で、本当に兄弟がお兄ちゃんに続いて続々と入学してくるんです。
そうですか、お嬢さんラトビア移住ですか。紫陽花さんにとってはちょっと寂しいですね。お子さんの学校始まりをきっかけにどちらの国に住むのか決めざるを得ないのでしょうね。でもこの寒々として灰色の日々に移り住むのは良いんじゃないかと思います。何しろ、ここから全ては良くなっていきます(笑)。夏に移住開始だと住み心地が日を追うごとに悪くなりますから(笑)。お嬢さんがラトビア移住となると、きっと紫陽花さんも再びラトビアへ訪れる機会も来るでしょうから、その時は一緒にBBQしましょう!
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