何が良いのかというと、まずペットOK、ペット料金すら取らない、40平米ぐらいある広い部屋で中世の暖炉焚き放題、レストランも蝋燭の灯りだけの中世の雰囲気でしかもお手頃価格で美味しい。というような感じである。わんこを連れていけば朝食でも夕食でもわんこ用に水も出してくれる。近くには専用ドッグランのように使える敷地もある。
そんな管理人の大好きなお城が去年の秋の暴風雨で屋根などに多大な損害が出たのである。なので今年は宿泊は無理なんじゃないかと思ったのだが、念のために電話をしてみると営業しているという。ただ、修理はまだ続いているということであった。まあ、普通に営業しているのなら今年も行こうということでこの週末を過ごしてきたわけである。
行ってみると、ガッチリと改修工事を行なっている状態であった。そんな中でも宿泊部分にはなんの差し障りもないし、レストランも通常営業している。管理人夫婦はほぼ毎年来ているので城の外観が工事中だからといって残念がる理由もない。むしろ、来て良かったなと。こんなに大規模な修理をしているのなら、この城には今まで通りの安定的な収入ときっと寄付とかが必要なのだろうと思うからである。
能登半島で起きた地震でさほど大きな被害の出なかった金沢への観光客が激減しているという話をネットで読んだのを思い出したのである。
あったか暖炉の前でくつろぐぴえち |
スズキのグリル。この後ろ側にもう二切れ隠れている。ふっくら。15ユーロ。 |
全く食べきれない朝食。右下の丸っこいのはハーブバター。コーヒーと好きなジュースが付いて10ユーロ。管理人は半分残した。すみません。 |
このお城は本当に冬にお勧めである。周りには特に何もない。ただ広大な城の領地が広がっているだけである。散歩するぐらいしかすることはない。部屋にテレビもない。
8 件のコメント:
管理人さん、こんにちわ。定宿がお城ですもんね~、いつもながら良いなぁ暖炉。何もしない旅が本当に贅沢ですよね、しかし肉厚のスズキ!おいしそう〜(笑)
ぴえちも走る走る?
こんにちは、megmeg殿。
ほぼ馬鹿の一つ覚え状態で通ってる感じです。流石に皆さんお城のスタッフさん達は顔を覚えていてくれます。
もう15年以上通ってますから(笑)。よく友人には「毎回同じところに行って飽きない?」とか聞かれますが、すでに自宅感すら出てきています(笑)。
ぴえちも走りましたよー。モグラの土塚とかを次々に掘り掘りして楽しそうでした。
木張の床(石畳剥き出しでは「そりゃあんまりでしょ」と思った」のでしょうね、暖炉に火が入っていかにもな風情、日本人ならイチコロでやられてしまうお膳立てです
がちょっと考えるとお部屋の広さに対してあまりに火がしょぼい、おまけに今は2月、それでなくても寒いのに石造の部屋、深々と足から這い上ってくる寒さが感じられます。
そう考えると火が消えて一晩経って翌朝、ベッドで朝食なんて言ったら室温は零度以下、とてもじゃないハリウッド映画のように昨夜を思い返してパートナーの目を見てにっこり、なんて訳にはいかない。お城暮らしも楽じゃないですなぁ。
これは現代の私たちが暖かい部屋になれきってしまったせいなのか、はたまた200年前の人々の方が”寒い”ということに耐性があった(鈍感であった)のか。
考え込んでしまった私でありました。
そういえば終戦後アメリカ人のオタクで晩ご飯に呼ばれて「げっ!このウチ廊下まで暖房して居る」とたまげたことをおもいだしました。
もう一度よくお写真を拝見いたしましたらなるほど奥のベッドにはカーテンがかかって居る。
が、しかしあの白いカーテンはレースのよう、おまけに天井は吹き抜けでこれは防寒ではなくて寝室に出入りする下男下女の目から裸で横たわるご主人様を遮るためのもの、何しろその頃はバストイレ付き何てぇ設備は存在しなかった。
はるかかなたのトイレまで夜の夜中に蝋燭たよりに歩いて行くなんテェのはまさに酷の一語、ここは当然おまる登場のシーンでありましょうからしてご使用後は早速呼び鈴の紐(電気なんてありませんからね)をひっぱって下男か下女を呼んで新しいおまると取り替えさせねばなりませぬ。
と考えるとお二人が睦み合う寝室といえども結構口さがない使用人が出入りしたろうからこのベッドのカーテンは最低限のプライバシー保護。昔のお城暮らしはなかなかどうして苦労が多かった、のでは。
決めました、Jaunpils pils, 私がまだ一人で飛行機旅ができる間に、つまり死ぬまでのあと一、二年の間にこのJaunapils Pils(きっとpilsとはホテルとか宿泊施設という意味なんでしょう)に行くぞ、泊まるぞ、と決意いたしました。。。
日本人ならやられそう、、、などと書きましたがこのホテルのHPを一目見たら
いっぱつで撃墜。このホテルに行かずに死んでいけるか、という気持ちになりました。
このホテルの写真を見ただけでオーストラリア、植民地の文化というものは入植した土地で生き延びるので精一杯、いや時間が経つにつれて退化して居るんじゃなかろうか、なんて書くと叱られるか。 しかしこのホテルのHPの写真を見ただけで脳天殴られたほどの衝撃を受けました。「これが本国というものか」、、と。
こんにちは、さんさん。
中世の城ですが、中は現代人が泊まれるように改装されていますから大丈夫ですよ。暖炉の他にもヒーターがあって冬でも暖炉を炊くのに窓を開けてわざわざ温度を下げるぐらいです。床が石っぽいタイルの部屋もありますが、床暖房が入っています。お城の中のツアーもあります。色々と面白いです。ホテルのHPにもあったと思いますが、今は修復が大規模に行われていて城の外側は工事現場状態です。夏までに工事は終わる予定だということでした。
ちなみにpilsというのは「街」とか「中心部」とか「城」という意味です。ラトビアには他にも沢山お城がありますよ。それからマナーハウスも沢山あります。
あ、いいですねぇ、古い城館の佇まい、もちろんひとのてがはいっていればこそ
時間の侵食を刻の流れの風情に受け流す人の手、これがなければ古城もあっという間に「強者どもが夢の跡」になってただ愚かしい人間の廃墟に成り下がります。
オーストラリアという広大な植民地にはそういう遺跡と呼べるものは皆無、そりゃまぁ砲台の跡地ぐらいはありますが結局のところ金かけてお城や城館を築くのはそれを見せつけて「どうじゃ思い知ったか、手など出すではないぞよ」という無言の戦意が必要。当時のヨーロッパ人から見ればアボリジニなんて猿と変わりなし、と思ったんでしょうし、ヨーロッパからはるばるアフリカを回って対抗してくる敵国もなし。フランスが色目使った時期もあったそうですが革命でおじゃん、従ってイギリス軍はだらけ放題。だらけていた証拠に軍事施設がないだけじゃない、それ以外の民生関係にも見るべき施設がないということはただもう何千キロに広がる荒野に腰を抜かし(私も山に遮られない360度の地平線というもの、ここへきて初めて目にしました)自分らが食べる小麦やじゃがいもを細々と作るのが精一杯ということじゃなかったのかしらん。
こんにちは、さんさん。
まあ各国それぞれ見所がありますから。ラトビアの宿泊できるお城とか領主の館とかは特に夏は外国人観光客に人気です。ドイツとかスウエーデン、イギリス、などなど、家族で来ても格安というところが魅力なのかもしれません。ま、でもラトビアのお城とかはだいぶ想像より小さいですよ。ディズニーランドのシンデレラ城みたいなのはないです(笑)。
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