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2024年6月22日土曜日

3児のママ女医の論文が通る

管理人には3人の大学院生がいる。そのうち二人はもう3年の博士課程を修了していてあとは論文さえ出ればディフェンスと呼ばれる最終質疑応答を経て博士号を授与されるという段階に来ているのである。だが、日本と違ってこちらの大学院生は普通に病院や会社に勤務しているのでなかなか時間のやりくりが難しい。若者が多いので産休の時に論文を書いたりといった具合である。そんな忙しい3児のママ大学院生の論文が雑誌の審査を通って掲載されることになったという知らせが来たのである。ああ、ああ、なんと嬉しい知らせであろう。思い起こせば、2児目の出産予定日一週間前まで実験をした若い女医さんは

育児休暇で家にいると退屈なのでその時期に論文を書けるように出産前に実験を全部終わらせたいんです

と臨月の大きなお腹を抱えて実験をしていたのであった。その後また子宝に恵まれてレジデンスとして働きながら更なる実験をこなして今に至るという感じである。全く嬉しい話である。そんなこんなで今日の発泡ワインは格別に美味しい管理人であった。


5 件のコメント:

さんさん さんのコメント...

なんと、なんとまぁそちらの女性たちの逞しいことか。
逆に言えば言い古されたセリフですが世間という大荒野でだれかに”まもって”もらわなくてもいい、自分一人で乗り切って見せるという能力と自信に確信を持つ「女性」がそれも一人二人ではなく、あっちにもこっちにも”当たり前”のようにいらっしゃるということなんでしょう。
この女性の自立が「当たり前に」出来ているというところが凄いという所以で
別段肩肘張って社会の大勢に歯向かってやるという看板なのではなく「あらソウ?あたしにはフツーだけど」とさらりと流せる女性と、社会をすごい進んでいるなぁ、と思います。
どうせこの世は男か女かしかいないんですからどっちもどっち、区別がないのが当たり前という空気が当たり前の世の中に早くできるといいんですが。
しかし人間、結構な大勢が「戦略的に」俺の方が私の方が、と信じておられる。 今気がついたのですが英語では言語として人称代名詞に男性形女性形が現れるのは三人称からであるのでありますね、こんなところにも平等の根っこが。。。と思いました。

さんさん さんのコメント...

記事を書き終わって送信ボタンを押してからこの記事には底流として「なんのかのと言ってもとどのつまりは男がどうにかせにゃ。。。」という優越感というか身についた文化がチラ見えていますね。
これじゃ社会を改革するのなんか夢のまたゆめ、ソウいうと60年前のワセダの
タテカンが「青かったなぁ、あれをなん青春のなんとか、だわぁ」とこの80過ぎの老人はほろ苦く思い出すのでありました。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
北欧と共産主義国は労働の男女平等が徹底してるんですよね。どちらが良いのかは正直よくわかりません。女性がフルタイムで働いてキャリアを続けるということは、家事なんてやってる時間がないわけです。なので家政婦さんを雇っている家庭も結構多い様です。日本は長らく夫が働いて妻が家庭を守るというのをやってきたせいか女性が働く時の支援というかシステムがいまだに間に合っていないように思います。

紫陽花 さんのコメント...

管理人さん こんにちは。
同じ3人子育てした身としてはワンイペながら専業主婦でやっとこなせていたことをそれだけで終わらせずに自分のキャリアも続けるというパワーに脱帽です。時間のやりくりが上手だったのかメリハリをつけて一日を組み立てていたのか分かりませんが、少なくともダラダラと一日をこなしていたわが身とは違うなあ、と反省です。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
どうもこちらはワンオペじゃないというところが大きい様です。学生さんでも子供を朝保育園へ預けて授業へ来るという感じです。専業主婦で誰の助けも借りずに子育てをする方が実は大変なんじゃないかとも思います。