もう15年以上前にある教育関係に携わるラトビア在住の邦人と話したときに
ラトビア人の子供はサンドイッチとオープンサンドイッチを混同している
という話を聞いたことがある。サンドイッチはその名由来となる伯爵が手軽に手で摘んで食べることができるパンのスライス二枚で挟まれた具を備えるものである。なので、オープンサンドイッチというのはまあ名前からしてきっと間違っているのだが、ラトビアを含む北欧ではパンはその上に何か乗っけて食べるものでサンドイッチではないわけである。
ラトビアではライ麦パンのスライスに色々乗っけて食べるのが普通である。管理人が思うに、これはとても健康的というか余分にパンでお腹を満たすよりはずっと良いと思うのである。特に炭水化物を抑えたい管理人としてはパンが一枚か二枚かは大きな問題でもある。
確かにラトビアに日本で見るようなサンドイッチはあまりない。パンが日本の食パンの様なものは見たことがない。
オープンサンドイッチというか、ラトビアでは単にマイジーテ(maizīte,小さいパンの意)と呼ばれることが普通である。普通すぎる食べ方なので特別な呼び方もなく日本の感覚で言えば「パン」なんである。
7 件のコメント:
そういえばオーストラリアにもあのサンドイッチ用の薄切りパンはございませんでしたな。
あのパン二切れの間にハムやらチーズジャムなどを挟んで食べる習慣はイギリスのサンドウィッチ侯爵が昼飯食べる暇も惜しんでポーカー、いやブリッジだったかな、いずれにしろ金をかけてのカードゲームに熱中した末の発明だとか。
いずれにしろイギリス発祥とか聞きますが普通の厚みのパン2枚にハム挟んだあの日本のホテル、いや新大久保じゃありません、丸之内とか素性のシャンとしたホテルで出てくる花札のカードぐらいの大きさのサンドウィッチとは生まれも素性もちがっている様に思えます。
ラトビアはあの四角い”食パンはなくて棒状のフランスパンの如きものでしょうからやはりお弁当にはパンは4枚なくてはお腹が落ち着きませんでしょうね。
オーストラリアもイギリスに文化をしっかり継承しているくせして売っているサンドウィッチは皆フランスパン式の棒状のパンのスライスでありました。
ヨーロッパのどの国はどんな形のパンを常用しているか確かめた論文があったら読みたいものです。
米食文化でも米を蒸す系統と日本の様に炊く系統とはっきり分かれているそうですから。
こんにちは、さんさん。
あの日本でよく見る普通のサンドイッチは空港とか機内食で出てくることはありますが日本のようにふかふかのパンではないですね。でもバゲットとかピタパンみたいなものの方が圧倒的に多い様に思います。きっとあのサンドイッチ用の食パンは日本で独自進化を遂げた姿なのだと思います。
コメもこちらでは茹でてます(笑)。多分さんさんもオーストラリアのスーパーか何かで見たことがあると思いますが茹で袋に入って小分けされて売ってたりします。米茹でるって最初は引きましたが今では炊くということの方が全く特殊なのだと思っています。
そうそう、今お返事を見ていて思い出しました。”売っている”サンドイッチとママが作るのサンドとの最大の違いはサンドイッチの仕上げにパンの耳を落とすか落とさないか、それよりもまずサンドイッチ用のパンは食パン一枚の厚みが家庭用のトースターで焼いてちょうど良い厚みよりずっと薄い、ということじゃないでしょうか。
確かに日本のサンドイッチ用にスライスされたパンはパン屋と懇意でイヤな顔せずにスライサーの目盛りを調節してくれるパン屋でないと日本といえども素人には入手が難しい、パンが伝統食であるヨーロッパ文明圏ではパンの厚みというのは神聖犯すべからざるものでこれはトースト用こっちはサンドイッチ用などと厚みを変えるなんてことはほとんど考えの外なんでしょうかね。
しかし米食文化の日本では白いご飯の他にもお粥とか炊き混ぜご飯とかおいなりさんみたいなへそ曲りも普段日常食卓に登っていますのにね。
ラトビアには微塵きりのベーコンをパン生地に混ぜ込んだ(単にスライスパンに何かを挟むんじゃなくて)のは見かけられませんか
こんにちは、さんさん。
ラトビアのスーパーには客が勝手に操作してバゲットやらチバタやらをスライスする装置がありますがスライスの厚みは変えられません。あとあれですね、日本の様にふかふかの柔らかいパンというのは無いですね。日本ではふわふわなことに異常なまでのこだわりがありますが、全くそういうのはないですね。
微塵切りのベーコンは生地には織り込まれたものは見かけないですが、小さな三日月型のパンの中に入っています。ラトビアではピーラージニという惣菜パンみたいなものです。
へ?ゆで米?いやさ人手がかかってるんだから格が上がってゆでご飯。
いやー、80何年生きてきて初めて聞きましたぜ。。
なんかこう”ダァー”となる気分になりますね。もちろん食べたことも売ってるのを見たことすらございません。オーストラリアでもですよ。
もちろん西欧文化ではコメは100%野菜扱いの受け止め方でしょうから茹でようと炊こうと、そういや焼き米っていうのが大昔には戦場の携行食としてあった、とかという話は読んだことがありますが。
要するに生米の中のβ澱粉を加熱することでα化させて食用にすることでこの辺りは西欧のパン食、南太平洋のヤム芋でもコンセプトは変わらないですね。
ちょっとネットで米を可食化する方法を検索すると
1。米を水の中で加熱したもの。(これじゃあお粥もご飯も一緒くたりじゃん、まして焦げも含むかの様な大雑把。
2。米を蒸気で加熱する。(うん、これは一応正しいけど大雑把)
3。米をもみから外さないで茹でる。(なんだとぉ? 脱穀しないでもみごと茹でるだって? もみも食えってか?人間だぞ、鶏の餌と違うんやで。この方が栄養的に優れているですと。
文化の違いってものを乗り越える難しさを教えていただきました。
しかし米食を単に米食より栄養的に優れている、からとする人が結構いるってことは初耳でした。それじゃ戦後占領軍から(そして日本人の一部官僚やメディアなどからさんざ聞かされた米食亡国論はどうしちゃったんでしょうか?
こんにちは、さんさん。
こちらのスーパーではよく見かけますよ、茹でる用のコメ。コメント欄にはリンク貼れないのでアドレスだけ載せときますね。コピペしてみてみてください。
https://www.bensoriginal.com/products/white-rice/bens-original-boil-bag-long-grain-white-rice
これはコメですが、同じ様なもので茹でる用の蕎麦の実とかもポピュラーです。カフェテリアとかでよく出てきます。
もみごと茹でるのは私もちょっと遠慮したいですね。
米食はこちらではスシの普及でとても一般的になりました。
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