管理人の指導している大学院生、といってもすでに医師として働いているのだが、ようやく博士論文を提出することができたのである。ようやくここまで来たか、と感無量の管理人である。だが、実際大変なのはここから先で博士号を取得するまでにはpre-defenceとdefenceと呼ばれる2回のプレゼンおよび質疑応答が待っているのである。pre-defenceの方は提出した博士論文を「ここをこう直しなさい」「この議論をもっと深くしなさい」とかそう言う感じで、defenceは最終発表と質疑応答である。ともあれ、博士号は結構途中で挫折する人が多いのでよくここまできた、と褒めてあげたい気分である。
そして今年初めて受け持った学部生の卒論も着々と仕上がってきている。学部生は歯学部生で今5年生である。2年生の時に教えた遺伝学が面白かったので卒論を管理人の元で書きたいと言う学生さんが二人である。今学期からもう演習などのクラスを受け持たなくなった管理人としては本当に数少ない学生さんとの接点である。
博士論文でも卒業論文でも何かしら論文という形式でまとめ上げると、自分が今まで何をしてきたのかそれがどんな意味を持つのかがわかる。そして何よりやりっぱなしじゃなくてまとめ上げる力を持つということは確実に一つステップアップするということである。新たな学生さんたちが何かを成し遂げるのを見守るのは大変嬉しいことである。
2 件のコメント:
管理人さん こんにちは。はるか昔 なんとなく行った大学でなんとなく書いた卒論。指導の先生もなにも期待していかなったような気がします。その程度で許されていた時代です。真摯にテーマと向き合い達成感を味わってみたかったです。
こんにちは、紫陽花さん。
卒論は多分多くの人が人生で最初にまとめて書くという経験をするものではないかと思います。紫陽花さんや私の時代では手書きでしたよね。今や全部デジタルで製本もしないようです。
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