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2025年5月12日月曜日

在留登録2025

 管理人はEUの永住許可を持っているのだが、5年ごとに登録を行わなければならない。

5年前は書類を揃えて近場の移民局の支部へ出向いて用意して行った登録申請書と支払済み手数料の領収書を見せると、その場でパスポートのコピーを取ってくれて申請終了。審査結果は30日以内に連絡が来るのでその時にまた新たにアポイントメントを取ってIDカードの発行のための写真撮影のためにまた出向く、IDカード受け取りのためにまた出向くというような感じであった。つまり最低3回出向かなければいけなかったのである。

今年は調べてみると、登録申請はすべて電子サイン付きの電子書類でOKになっていて、パスポートのコピーも同様であった。すべての書類をメールで管轄支部へ送れば良いことになっていたのである。大変ありがたい。書類の審査が終わって許可が下りると、その時にアポ予約サイトから日時を選んでIDカードの生体認証データ供与のために一回、発行されたIDカードの受け取りのために一回の2回だけ出向けばおしまいという具合である。

ラトビアの手続きは年を追うごとにデジタルで簡略化されてありがたい限りである。

永住許可を持っている場合は、提出書類もグッと少ない。パスポートの記載事項のページと出入国でハンコの押してあるページのコピー、そしてそれが偽りないですということを記した書類、管理人はこれらをAdobe Scanというスマホアプリで写真を撮って一つのPDFファイルにした上で電子サインをつけたのであった。このアプリは大変便利で、書類にかざすと勝手に書類の範囲を認識して写真を撮ってPDF化してくれる。何枚もの書類を一つのPDFファイルにまとめたいときは、写真を撮った後に「続けて撮影」をタップするだけである。これを公式電子サインアプリのeParakstītājsで電子サインを付与すればOKなのである。それから手数料振り込みましたという書類だが、これは銀行サイトで振り込みを完了した後に「PDFでダウンロード」というボタンをポチッとすれば振り込み内容がダウンロードできるのでそれでOKである。これには電子署名は必要ない。それから、登録申請書に必要事項を書き込んだファイルに電子署名である。この3つの書類でOKである。

手数料はどれだけ焦っているかで金額が変わる。
30日以内の審査であれば60ユーロ、10日以内であれば140ユーロ、5日以内であれば290ユーロである。地獄の沙汰も金次第といったところである。

とりあえず5年に一度のイベントの最初の手続きは無事に済んだ管理人であった。

4 件のコメント:

さんさん さんのコメント...

永住権は持っていても何年かに一度手続きしなければいけないのがこの外国人登録、結婚して姓が変わるかもしれないし、最も近頃は結婚しても姓が変わらないのが流行りだとか、結婚は個人の選択だし性というものは個人とは別の家というものにくっついているものだから云々、というものだとか。
最も「愛の力」だけでこのメンドクサイ男女を何十年もくっつけておくのはチト力不足ということでわたし的には
結婚で姓が変わるということはあえて反対するほどのことじゃない、と思いますが「家」という人間の集団がそこに所属する個人よりはるかに高みにある。。。というのは、ねぇ。
あ、なんの話だっけ、ああ永住権。
別段胡散臭い目で取り調べられるわけではなくてもやはりお上の目の前に「ダイジョブですよー、悪いことしてませんよー」ということを誓わされる、なんとなく落ち着かない気分にさせられるものです。ポンと押されるスタンプひとつ、あると無いとでは人生がまるっきりひっくり返る。
やはり落ち着かないものであります。
無事にパスなされたよしよろしゅうございました。





Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
面倒ですよね、この手続き。大したことないんですが、面倒は面倒です。
今は日本で夫婦別姓について議論されているようですね。ちなみに外国人と結婚した場合、外国の姓を選べるのかというとそんなことはありません。日本の戸籍には「外国人OOと婚姻関係にある」というようなことが記載されて、名前も姓も変わりません。代わりにパスポートへカッコ書きで旦那の姓を記述することができます。パスポートに記載されている氏名しか使えないのでラトビアでも正式名はパスポート記載のままです。鈴木花子さんがTrumpさんと結婚すると花子 Trumpにはなれず、花子鈴木(Trump)みたいな感じです。まあ、それでもこのカッコ書きで書かれた旦那の苗字はアジア顔でも「ああ、こいつと結婚してるんだな」ということが即座にわかるので夫婦で旅行したりするときは便利です。

紫陽花 さんのコメント...

管理人さん こんにちは。経験したことが無い者としては分からない煩雑さや緊張感がある手続きみたいですね。日本に居た時の婿はよく出入国管理事務所に足を向けていました。それが街中にあるわけではなく手軽に行けるところではなく気の毒でした。戸籍の姓は結婚で戸籍筆頭者になった時の旧姓から手続きすれば夫の姓や夫の姓と日本の姓を混ぜた姓に変えてしまうことは出来たみたいですが銀行やらあちらこちらの手続きが面倒だということやこれは冗談でしょうが離婚した時にまた厄介だからという理由で日本姓だけの戸籍名にしたようです。子供は両方の姓が入っているので家族全員姓は3様です。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
名前問題は複雑ですね。日本の場合戸籍はさまざまな場面で根幹となる書類なので変えると面倒なことが待ち受けてる感じですね。外国人にとってその国に住み続けるには手続きがいろいろあるのは当然のことなので文句は言えません。でも面白いですよね、国際結婚だと姓を同じくとか併記したい場合が多いのに、今日本では夫婦別姓の議論とは。