評価に続く話題である。
意見を言うと言うのは実は難しくて、実はそこには暗黙のルールがある。
管理人が守っているルールは、個人的なことに関しては意見しない、である。
宗教、政治、思考、嗜好、いずれも意見しない。
だが、管理人も意見する。それは研究だったりデータに基づいた議論だったりする場合である。それは、上下関係は全く関係ないので、昔からずっと指導教官だったり研究室のボスだったりに意見してきたのである。どうしてそうなったのかというと、そこには理由がある。
管理人がまだ大学院生だった頃、若い助手の先生たちは眩しかった。大して歳も違わないのにもう先生だ。そんな助手の先生たちを見ていてそこにはちょっと違ったグループがあることに気づいたのである。教授にちゃんと意見を言う人とそうでない人である。どっからどう見てもボスである教授に意見する方がかっこよく見えるのである。だから自分もそうありたいと、そうなろうと思ったのである。実際、意見していた助手の先生たちは他の大学でもう立派な教授になっている。
意見を言うのとダメ出しとはちょっと違う。
意見は建設的な解決策を含まないといけない。ダメ出しは単なる否定である。
4 件のコメント:
> 意見は建設的な解決策を含まないといけない。ダメ出しは単なる否定である。
アカデミック・ハラスメントとも受け取られたら、さあ大変... 研究指導、卒論指導も楽じゃありません。
ウチの大学は12月18日(金)がクリスマス休暇前の最後の授業日ですが、学生は政府の指導で12月3日(金)から時間差帰省を始めるので、それ以降はオンライン授業のみとなります。
この学期末には、学部生の卒論の進度チェックの面接がありまして、こちらもオンラインになりそうです。例年、3割くらいの学生が、この時期になっても卒論研究に手を付けていない事が多く、𠮟咤激励が必要なんです。
今年もCOVID-19特例で、切り抜ける学生が多くなりそうです。
こちらロンドン郊外では、初霜が降りました。クリスマスの電飾も始まり、本格的な冬になりそうです。
日本は型にはめる、型にはまるのが良しとされ続けてきて、それと男性は女性は
かくあるべし、という型もあり、管理人さんが身を置いた場は想像ですがかなり
息苦しい世界だったのではないかと思っています。
その中で決して埋没せずご自分のスタンスを守り続けたのは管理人さんの聡明さに
あると思っています。
ご主人様との出会いが管理人さんを花開かせたことには間違いないです。
直感でその道を選ぶことが出来たのはご主人様が日本人には持ち合わせない
何かをもっていらしたのでしようね。
こんにちは、現役lecturerさん。
ああ、COVID-19特例、ありますね。
この時期になっても卒論に手をつけてないって言うのは、素晴らしい度胸ですね。どう切り抜けるつもりなんでしょうか。日本人以外によく見られる「火事場の馬鹿力頼み」なのでしょうか。
うちの大学も会議も含めて全てオンラインになりました。来週で私の授業は終わりで、やっと今学期の出口が見えた気がします。
こんにちは、紫陽花さん。
そうですね、確かに、息苦しかったからすんなり移住を決めることができたのかもしれません。
こちらに移住したばかりの頃は、何を見ても「うわ、雑!」と思ったものですが、もうこの雑さ加減に慣れてしまって、もう日本では通用しないな、と思います(笑)。
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