いつもながら、さんさんによる問題提起がなされたので、ちょっと書いておこうと思う。
誰でも評価されたいと思うのである。褒めてほしいし、これでよかったのかなと思えることが嬉しかったり、さまざまである。
管理人にはあまり協調性と言うものがないので、日本社会では結構暮らしにくかったと言う感覚がある。管理人の知る日本では協調性がなくては社会ではやっていけない。ましてや昇進なんて無理である。それが日本の社会である。個性を出したらダメだ。個性は協調性に上乗せして少しづつ認知させる必要がある。さらに個性はせいぜいちょっと変わっってるぐらいにとどめておかなければならい。平均値を上回らないような範囲での個性だけが許される。空気もよなないといけないし、日本で生き延びるのは大変だ。
だが、ラトビアでは違う。協調性なんて屁みたいなものだ。大勢に従って行って得することはない。評価されたかったら、それなりの実績を積む。それだけだと、誰も気づいてくれない可能性がある。だから意思表示である。自ら進んで引き受けていけば、それも評価に直結する。日本にはなかったなあと、ちょっと思ったりもする。
ラトビアで馬鹿な外人である管理人が取った戦術は、
誰もやりたくないことをやる、である。
トイレ掃除とかではない。
明らかに必要な仕事だけど難しいとか面倒臭くて誰もやりたくない、と言う類のものである。
すると、面白いように案件が舞い込んでくる。だって、誰もやりたくないからだ。
管理人は一個人として評価されたいと思っているので、日本人だからと言うカードは使いたくない。このラトビアの社会で外人枠じゃなくてやっていきたい、それができたらそれが私への評価なのだと思うのである。
6 件のコメント:
おめ、なんでオーストラリアへ来たん?って聞かれたことがあります。自動車ディーラーのショールームでセールスマンが雑談ついでといった感じで真っ向正面からの球を投げ込んできました。
日本てのはなぁここと違って狭い土地にたくさんの人が長い間暮らした経験の上にできあがっているんだ。人間誰でも喧嘩や摩擦は少ないのが良い、だから日本社会では誰でも他人が安心する生き方、見たツケってものを大事にしてそれからなるべく離れないように気ぃ付けなきゃいかんのよ。俺はお仕着せじゃなくて自分で自分にあった生き方や見たツケを作りたくてここにきたんだわさ。と答えました。
そしたらさすがオージー、一発でシュパって意図を理解して「そっか既製服に合わせるよりは自分が仕立屋になって自分の服作れたらずっと体にあったものが着れるもんな」ですって。
今日の管理人さんの記事、「外人枠」とか特別扱いで勝負したくない、私は私
他人がめんどいやってんで手ェ出さない分野で勝負する、こともある…って
それですよ、それ。あなたはわかっていらっしゃる。
なんていうと「褒められるのはもう結構、聞き飽きた」なんて叱られるかも。
しかしよいしょだって太鼓持ちの一八が旦那のおひねり目当てで口にする「イヨッ、サァスガァ」ってのもあれば芯から”我が意を得たり”って思わず知らず口を突いて出る褒め言葉だってございますんでございますよ。
こんにちは、さんさん。
なんていうか、日本人であることを最大限にいかせるのなら外人枠もアリだと思うのですが、残念ながら私は日本語もしゃべってはいるけれど文法なんてわからないし、なので例えば私には日本語を教えるって言うのは無理なわけです。日本の文化についてもあやふやなので外人枠は無理なんです。
さんさんは自らの意志と発案で移住を選んだわけですが、私は結婚ありきで、じゃ、移住してみるか、ってな感じです。根本的に違います。旦那との結婚がなければ移住を視野に入れることはなかったと思います。チキンなので(笑)。
> 誰もやりたくないことをやる、である。
まぁ、研究の基本が、「誰もやっていないことをやる」ですから… 私も日本人枠を使ったとは思っていませんが、やはり、丁寧にコツコツとというのは、アラブ系、ギリシャ系、小皇帝の中国系には苦手なようで、お鉢が回ってきます。
> なので例えば私には日本語を教えるって言うのは無理なわけです。
と、逃げ切れるかと言えば、そうではないかも知れません。私の場合、博士課程在学中に「徴用」されましたから。英語で書かれたテキスト一式を渡されて、「よろしく」と。
「日本の大学の教育課程で、理科教育法は済ませましたが、国語科教育法は...」と言語センターの主任に言うと、「第1言語なら、できる。」と。
で、テキストを見たら、「外国人向けの特殊な日本語」でして、普通の文法が悪用されている感じで。動詞は連体形、終止形しか使わないので、外国語習得に長けた生徒からは「動詞の活用を教えろ!」と。何事も経験です。
こんにちは、現役lecturerさん。
中国系もコツコツ仕事苦手なんですね。ふた昔ぐらい前は中国系の留学生はよく働くと研究室では持て囃されていた記憶があります。
「よろしく」(笑)強引ですね。それでも対応できるところがすごいです。うちの大学には日本人が生徒を含めて私以外一人もいないので、今のところ日本語に関するお願いは来ないと安心しています。
> 中国系もコツコツ仕事苦手なんですね。ふた昔ぐらい前は中国系の留学生はよく働くと
一人っ子政策初期までの農村出身と天才型の中国系はたしかに。最近の小皇帝(一人っ子政策での男子)の中国系は短気で、わがまま。検閲圏から放たれて、周囲の現実を知ると呆けることもありますし。
そういう小皇帝は、研究室でもインターネットを使って中国語の新聞を読んでいることが多く、後ろからそーっと近づいて「ソレ、○○の事で、研究とは関係無いじゃね?」と英語で言うと、蒼白になりますが…
> うちの大学には日本人が生徒を含めて私以外一人もいないので、
そのうちに、招集がかかるのでは?! 日本と共同研究したいとか言い出す教授もいるでしょうから… 最悪の場合、国語辞典の後ろの方に文法の説明があるので、何とかなります。
こんにちは、現役lecturerさん。
なるほど、中国系も時代とともに様変わりしたのですね。一人っ子政策での男子を小皇帝とはなかなかのネーミングですね。
ありがとうございます。文法苦手で。もし招集がかかったら国語辞典に相談してみます。
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