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2020年11月21日土曜日

EU外からのラトビア向け小包、追加情報

 さて、45ユーロまでの品物に関しては税金が免除されるということなのであるが、それ以上の値段のものを送った場合にどのぐらいの課税がされるのかについてちょっと書いておこうかと思う。

一つ前の投稿でも書いたように、例えば100ユーロの膝掛けを送ったとしたら45ユーロまでの減免は受けられない。100ユーロに21%の消費税と12%の関税がかかって、33%の税金を受け取り者が支払うことになる可能性があるのである。税関に引っかからないかもしれない。でも引っ掛かったら33ユーロ支払って受け取るのである。どうしても良い膝掛けを贈りたいとしたら、きっとEU圏内のオンラインショップから送った方が良いのだと思う。

課税される際には日本の消費税にあたる付加価値税は一律ほぼ何でも21%のようである。
そして、関税に関してはかかるものとかからないものがあるので、その辺りをうまく活用してリストを作るといいのだろうと思うのである。ちなみに一番関税の高いものはジャムの24%である。なぜジャム?

英語のリストがあったのでリンクを貼っておく。

https://www.vid.gov.lv/sites/default/files/en_ps_klasifikators_vid.gov_.lv_.pdf

ただ、個人の贈り物としての荷物は定価を書く必要はないので、その辺りは工夫できるのだと思う。だって、手作り品だったらpricelessとかですよ。中古品だったら一体値段って?

今回のことは管理人にとってとても良い経験となった。

送り状に物と値段を書くのはちょっと色々と難しいところがあると以前から思っていたのである。安く書くと受け取りがわも良い気持ちがしないんじゃないか、万が一荷物が行方不明になったときに補償されるのなら高く書いておいた方が良いのではないか?だが、そこは大人同士の付き合いなら言わずもがな、ものの値段じゃないし、気持ちである。届くのは気持ちそのものなのである。

届けられたインスタント味噌汁をランチに加えたら、その温かさが体の中を駆け巡る。
はるばる日本から日本の味がやってきて、今、私を最大限に癒している。
ああ、きっと今は紅葉の時期で、銀杏並木が黄金に輝いているのだろう。

一口すすっただけで、何年も訪れていない日本が身体中に広がっていく。
そんな体験を日本からの小包は可能にするのである。

さあ、気持ちをお送るのに少しでも手助けになれば幸いである。


8 件のコメント:

さんさん さんのコメント...

ね、そこですよ奥さん!EXCISE TAXとVATどっちも同じような税金なのにかたっぽだけの品目があるし両方とも払ってねってのもある。私なんかだったらまずそこでつまずいて膝すりむいて泣きべそになるでしょう。
そこを管理人さんは「フムゥ、そうくるかよ、じゃァこうしたろうじゃん。どぉだぁぁ!」ってな風に逆に燃え上がる。まるで政府軍に攻撃かけられたゲリラの親方みたい、そこですよ私が「スゲェ」と思うのは。

ホッカイロ、考えなかったなぁ。マイナス15度だとか頭でわかっていたつもりでその中をヘロの散歩に出て行く。手袋していたって15分指先は感じなくなってくる。ホッカイロがどれだけ役に立つか「相手の身になってものは考えなさい」と言われて怒られていたことを思い出しました。ラトビアの方は布の袋にお米とかトウモロコシを詰めて電子レンジで加熱したものをポケットに入れたりなさいませんか?HEAT BAGとかいう名前だったと思いましたが。ヘロは靴はかせなくても凍傷になったりしないんですか?

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
や、そういう計算はみんなラトビアの税務署のサイトが勝手に計算してくれるので、問題ないです。お上に盾突くなんてしません(笑)。ただ、免除品の組み合わせで税金が変わるのでそこは注意です。

冬の小さな毎日のことは、嫌になったら辛いんです。ホッカイロなしで30分歩くとラトビアの冬は結構辛いです。大体、意味がわからないというか、どうして辛いのかがよくわからないんですよ。着込んでいて暖かくしてるつもりなのに辛い。それが足元なんです。友人の送ってくれるホッカイロはそれを完璧に打破してくれるんです。驚きましたよ、最初。ポカポカいつも暖かいじゃないんです。マイナスになると足の指先の温度が保てるだけで快適さが全く違います。そういう感じなので、私にとってはサバイバルグッズとも言えるものです。そして、それは友人が私を思ってチョイスしてくれたもので、つまり、私は友人の思いによって救われているようなものです。

ラトビア人はモコモコのインナーを靴に入れたりしますね。電気カイロを持ち歩くこともあるようですが、まあ、ママすらしてなかったので稀だと思います。へろはマイナス10度ぐらいまでは全然平気です。散歩から帰ってきていつもヘロの足を拭くのですが、マイナス10度でも肉球は暖かいです。すごいですよね。

現役lecturer さんのコメント...

ジャムの輸入関税が24%ですか… イギリスでは蜂蜜は禁制品になっているようです。
イギリスがEUの関税同盟に入る前、ドイツでコーヒーの輸入関税が50%と言うのを見て、驚きました。
嗜好品に対して、あるいは、自国の産業を保護する為に高額の関税を賦課していますからねぇ。

足元の保温ですが、やはり、防寒素材のインナーが一番です。イギリスだと、丘歩きで重宝しているようです。

紫陽花 さんのコメント...

プレゼントにチェックを入れ値段も申告すれば税金は払わなくていい、と
国内で荷物を送るような感じで送っていたので、とても参考になりました。
高価なものは送っていませんので、あまり問題にはならないだろうとは
思っていましたが、思いがけないものが禁輸品だったりすることもあるので
毎年無難なものばかり。
娘家族はラトビアのネット通販を利用して何か送る予定にしているようですが、
それではちょっと味気ないなあ・・・とこちらはコロナのこともあり考え中です。

ラトビアの寒さは大地が冷え切ってしまって足元からですか?
肩に力が入りすぎてガチガチ歩きで疲れてしまいそうです。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、現役lecturerさん。
ええ、ジャム。ざっと見たところ、これが最高です。イギリスで蜂蜜が禁制品とは意外です。
関税ってあまり普段の生活で意識することはないですが、確実に小売価格に反映されているはずなので、やっぱりローカルなものを買うようにしたほうが良いのかもしれませんね。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
私もこれから日本へ向けて荷物を送ろうかと思っていたので、日本への荷物の場合はどうなのかちょっと調べないといけないなあと思っています。
今年はまだそれほど冷え込んできてはいないのですが、雪がふったり凍ったりすると足元から来ます。滑らないように気をつけて歩かないといけないとか色々で、冬場の外歩きは疲れます。

さんさん さんのコメント...

管理人様
一つ教えていただきたいことがあります
「はて、教えてほしいことってなにごとですか。伺いましょう」なんて
そんな話じゃないんですよ、このblogの一番上、オリーブ色の四角のスペースがあって
sinceと2005と書いてあります。
その二つの言葉の間に何か木か草の葉っぱのごときデザインが挟まれております。ラトビアの国花?とも思いましたが国花は白いデイジー、まるで違います。
今までほとんど毎日目にしていたのに気にもとめていなかったのですが気になり出すとどうも気になる。
なんのマーク紋章なのかよろしければ教えていただけませんか。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
これは樫の木の葉っぱです。ラトビアの人たちは樫の木を神格的に考えてとても大切にしています。なので、樫の葉、柏ですね、をモチーフにデザインしました。