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2020年12月8日火曜日

ムール貝、撃沈す。

ラトビアで貝を食べることはほぼ無い。
なぜなら採れないからである。
しじみも居ないし、アサリもいない。ムール貝すらいない。

そんなわけなので、スーパーマーケットへ行っても貝が売られていることはまず無い。
中央市場へ行っても貝を見つけるのは難しい。
どうしても貝が欲しい場合は高級スーパーマーケットへ行くことになる。


管理人はもう何年も貝を食べていない。


貝を食べるのは外国の海辺の街へ行った時だけである。
そんな管理人はつい最近高級スーパーマーケットでムール貝を発見した。

「生きてる貝ならバターワイン蒸しにすれば何でもオッケーなはずだ!」

と勝手に妄想してムール貝1kgを購入した。
念入りに掃除をして、念のために海水濃度の塩水でリラックスしてもらった。

ところが、出来上がったムール貝のバター白ワイン蒸しは何だかなあ、な出来であった。

何というか、10個に一個ぐらいはムール貝の味がするのだけれど、大抵は貝の味が薄すぎて不満足な感じなのである。バター大量投入したのに。

結局、これはもう、普通にムール貝を食べるのではなく、ワインバターの煮汁を味噌汁にするしかないと諦めたのであった。もちろん、旦那もがっかりしている。

ああ、海辺の街だけで貝を食べる、の法則を破ってはいけないようである。
ああ、がっかり。がっかりすぎ。

12 件のコメント:

現役lecturer さんのコメント...

ご愁傷様です。イギリスの場合、ムール貝はスコットランドでも養殖しているためか、対岸のオランダ、ベルギー産もあるからか、そんなにハズレはありません。
ただ、浅蜊の場合、スコットランド産があるようですが、輸出専門のようで、イングランドまで回ってきません。(手長エビなども同様。)
スペイン北岸のガリシア地方、東岸のカタロニアでは、よく浅蜊、蛤が食べられていますので、コロナ閉鎖が明けたら、行きたいですなぁ。

さんさん さんのコメント...

貝を食べないのはうちら辺だけかと思ったら(イギリスからの移住者に聞いたら「イギリスに貝?あるよー、もちろんじゃない」てな返事でしたのでさすが母なる英国では…)ホントですかムール貝以外はほとんで市場に出ない?
常時魚屋、そもそも魚屋ってものが希少種なんですが、にある(だろう)ものは
牡蠣だけ、それも特別の場合の特別のお皿のためにあると見えてもう乾いてペタンコになりかかっているのまで殻付き。
おまけにお値段がねぇ。ありゃ牡蠣=レモンしぼって殻から直にって頑固に思い込んでいるんでしょうか。

やはりヨーロッパ文化圏で貝食い人種といえば地中海文化なんでしょうねぇ。
こりゃ引退後のスペイン住まいの楽しみが増えましたね。しかしあの貝のうまみってのは昆布でも魚でも肉でも出せない特別のもの、確か旨み成分の種類が違ったように記憶していますが「いらねーんだよっ、そんなもの」って言われればそれまでであります。

紫陽花 さんのコメント...

アサリなんだけど、シジミなんだけどお味噌汁にちっとも味が出ていないと
いうことあります。高級な大粒アサリやシジミを買えばちゃんとした味なのかも
しれません。
牡蠣の形しているし紛れもなく牡蠣なのに昔ほど磯臭くない牡蠣もあります。
養殖でクリーン過ぎて野生の味ではなくなったのではと思います。
昔の味を求めてはいけないと昔の味の再現は出来ないと最近は思うようにしています。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、現役lecturerさん。
羨ましいですね〜。もう、今回のムール貝には凹みました。
高級スーパーのものなら大丈夫かと思ったのですが、だめでした。どこ産だったのかは全然気にしていなかったのでもう調べようがないです。次回高級スーパーで買わずに確かめたいと思います(笑)。
ムール貝って身がオレンジ色のはずなのに、白っぽいのがたくさんあるんですよ。何なんですかね。
スコットランドでは牛肉ばっかり食べてきました。魚介類に目を向けなかったことが悔やまれます。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
あらー、オーストラリアで貝食べないんですか!そういう文化なんでしょうか?驚きです。
こちらの高級スーパーではたまーにホタテの貝柱が出てることもあるんですが、もうお値段がスーパーお高くて、そんな高級食材を扱えるほどの自信がないのでいつも見送っています。ホタテの貝柱なんてバターでソテーする以外にどうしようもないと思うのですが、今回のムール貝撃沈にあったことから絶対買うことはないと思います。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
ええ!日本のアサリやしじみがそんなことに!
しかも牡蠣まで。びっくりです。日本では絶対そんなことないと思っていました。
こちらでも魚専門レストランとかに行くと生牡蠣がメニューにあったりするのですが、こればっかりは怖くて注文できません。もう海外の海辺の街でのみの贅沢だと思っています。

現役lecturer さんのコメント...

> ムール貝って身がオレンジ色のはずなのに、白っぽいのがたくさんあるんですよ。何なんですかね。
産地によっても違いますが、ベルギーのブリュッセルでムール貝を食べるときは、オレンジ3:白1です。
海藻などの貝の餌によっても、発色が違うのでしょう。
ところで、少々味は落ちますが、冷凍物のムール貝は手に入りますか? こちらの中華系のスーパーの
冷凍食品の冷蔵庫には、北寄貝、ムール貝、ホタテの貝柱、蟹の爪、烏賊リングなどがあります。
その隣に、枝豆、餃子など、日本風のモノも。最近は、普通のスーパーでもカニカマを売っています。
原料表示に「Surimi」と書いてあるのを見かけて、爆笑したことがあります。魚肉と書かないんです。

さんさん さんのコメント...

昨日街に出かけてパスタのゆであげざるを買おうと金物屋に寄ったら
太くて短いろうそくのセット
長短色々4本セット、毎年目にしていたはずなのに意識しなかった
今年はほらしばらく前に管理人さんの記事にあったadventのろうそく
「あ、お前ここにもいたのかい?」てな気持ちですぐ目にとまりました。

♫もぉいーくつ寝るとぉ
御宗旨は違っても人の心は同じか、と

Mikija さんのコメント...

こんにちは、現役lecturerさん。
多分、ラトビアでは貝を食べるという習慣そのものがないからかと思いますが、冷凍物はみたことがありません。イカリングぐらいなら冷凍物もあります。そもそも、フランスあたりで生牡蠣を食べている写真をラトビア人の友人に送ると、「なにそれ?うわ、気持ち悪い」ぐらいの反応が帰ってきます。
Surimiはラトビアでも同じです。カニカマが全て 商品名としてsurimiと表示されています。本物のカニはみたことありません。「すり身かあ、一体誰がお教えたんだろうなあ」と毎回思います。高級スーパーのお惣菜コーナーに「カニサラダ」というのがあるのですが、どうみてもカニカマしか入っていません。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
そそ、そんな感じですよね。宗教は違ってもなんだか楽しみとかカウントダウンとかは同じですよね。
こちらはクリスマスが近づいてきているので、そこそこ雰囲気が出来上がってきてるのですが、リガ市の財政状態があまり良くないのか、いつもの街のどこかしこでイルミネーションとかは出遅れているのか今年はやらないつもりなのか、ちょっと寂しい感じです。でも個人宅のイルミネーションは多くなっている様な気がします。元気出していこうよ!っていうメッセージだと思っています。

さんさん さんのコメント...

そそ
オーストラリア土着民(自分だってアボリジニの人たちを押しのけたくせして
「俺っちはそこらの変な顔した昨日今日の移民どもタァわけが違う」ってな顔してる、なにしてないだって?)の白人たち「食べ物といやオメェ牛肉だわさ、あとラムも悪くはねぇ。」ってな顔をして海産物は「ありゃ都会(Big Smokeと申します) のなまっちろいヘロヘロどもが食うもんだわぁ」って。

それでもお誕生日のパーティーとかクリスマスのディナーとか「おら、今日はゴチソーだかんな」って時には芝海老車海老を多量に食べます。日本食だと鯛とかお正月の汐鮭みたいな扱い?
と言ったってとったえびを殻付きのまま海水でゆでたのを買ってきてそのまま何もつけずにむしゃむしゃ、いやはや手荒なものです。

親しいイギリス人の移民とその話をしたら「おらっちゃビーフとジャガイモがあれば生きて行ける、だから世界七つの海を伸して歩けたんだわぁ」という返事。でございましょうなぁ。


Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
ほほう。オーストラリアの人々もエビは食べるんですね。
ラトビアでのエビはちょっとやっぱりマイナーです。取れませんから。
以前テレビ取材がきた時に、ただ単にエビをバターで炒めたものを出したんですが、大絶賛でした。
で、本当にみんなおいしいっていうんですよ。これ、どうやって料理したの?いや、バターで炒めただけ。
レシピ教えてみたいな。レシピないです。ただバターで炒めてください、みたいな。