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2019年2月26日火曜日

Skābeņu zupa


Skābenesとは英語だとsorrel、日本語だと酸葉(すいば)のようである。日本で酸葉を食べるというのはあまり聞いたことがないが、ラトビアでは大変ポピュラーなのである。大抵はすでに水煮になって瓶詰めの状態で売られていて、用途はスープが一般的である。


家庭によって、この酸葉のスープは色々種類があって、お米を具として入れることもある。我が家では出汁を取った後の肉とゆで卵が具といえば具で、そこにラトビア人の醤油的存在であるサワークリームを投入して食べるのである。それでは材料を見ていこう。何人分?と聞かれてもよくわからない。3−4日間夫婦で食べ続ける量、といったところであろうか。


  • 豚のリブの燻製 20cmぐらい
  • 酸葉の瓶詰め  500gぐらい
  • ローレル    2枚
  • オールスパイス 5粒ぐらい
  • 水       1.5リットルぐらい
  • 塩、コショウ  適宜
  • サワークリーム お好みで

作り方
1)まずはリブの燻製を水とローレルとオールスパイスをインスタントポット(電気圧力釜)へセットして中程度の圧力で60分調理する。
2)リブを取り出して肉だけ回収し、細かくほぐしてスープの中へ戻す。
3)酸葉の瓶詰めをスープに投入して一度煮立たせる。
4)塩胡椒で味を整える。リブから塩味がつくので塩は少しでいい。
5)ゆで卵を細かく刻んでスープ皿へ盛り付ける。サワークリームも添える。



味はもちろん酸葉を使っているので酸味が効いている。野菜の皮を剥いたり刻んだりという作業がなく、大変簡単なスープである。出汁とりに燻製リブを使うのは管理人の好みで、燻製の香ばしい香りのスープになるのである。燻製豚リブは1kgあたり4−5ユーロぐらいである。なので、一回の調理ではだいたい500gぐらいの使用になるので、ちょっと出汁としてはお高いかもしれないが、それは素晴らしい出汁が取れるのである。管理人は無精して瓶詰めになっている市販の酸葉を使っているが、夏にサマーハウスの庭で自分で酸葉を育ててスープを作る人もいる。また、自分で保存用に瓶詰めを作る人も結構いる。




4 件のコメント:

murako さんのコメント...

思わず酸葉検索してしまいました。その中で”酸模(すかんぽ)”という言葉に
出会いました。それなら子供のころその辺に生えているのを取ってしゃぶった
ことがあります。味は覚えていません。酸葉のレシピが出てきたのには
ちょっとびっくり。日本でも食べている人は食べていたのです。
レシピをスクロールしながら、ゆで卵を入れる・・・おでんのイメージ、
サワークリーム投入・・・うまく混ざるの?とホワイトシチューのイメージ
で、出ていく出てきた写真を見て自分のイメージの貧困さに笑って
しまいました。
昨年圧力鍋を買いなおしました。ガスにかけて使う分です。
電気も考えてはみたのですが、ガスレンジでにタイマーがついているので、
スイッチオンは出来ませんが、消すのは自動でできるのでガスで
使うものにしました。サンマやイワシが10分強で缶詰のような柔らかさに
なり、35分ぐらいかかりますがタイのあら(頭全部)が完食できる
柔らかさになり、骨粗鬆症予防にいいかと食べる頻度を増やしています。

かまくら さんのコメント...

先ず英和で調べてみたら「ギシギシ」と出たので、???となりググってみました。スイバをwikiの写真を見ると、その辺に生えていたような気がする植物ですね。
今度ポーリッシュショップへ行って、探してみようかな?と思いました。酸っぱいものって、身体に良さそうで、何でもためしてみたくなります(笑)。
管理人さんの写真も作り方もあるので、是非トライします!そして見た「Instant Pot」。これなんですね!興味津々で、さっそく検索かけました。これなら買える値段かも!と思いつつノンオイルフライヤーも欲しいし、既に色んな調理器具があるので、何かが壊れたら買おうと心に決めました(早速アマゾンのリストに入れました(笑))。
夏に冷たくして食べるのもアリなスープですか?

Mikija M さんのコメント...

こんばんは、かまくらさん。
そうなんですよ、その辺に生えてる草で、日本でも子供の頃よくみました。ポーランドでも似たようなスープがあるようなので、ポーリッシュショップなら 瓶詰めが売ってるんじゃないかと思います。出汁は燻製リブじゃなくてもオッケーですが、豚系が合うと思います。燻製リブが手に入るようならぜひ燻製リブで!インスタントポット、便利ですよ。煮込み料理系はもうかなり素晴らしくやってくれます。豆とか水に浸さなくてもそのままオッケーです。
酸葉のスープは夏に冷たくして食べてもオッケーだと思います。酸っぱさも、「ものすごすっぱー!!」というものではないので、爽やかに食べられると思います。ゆで卵を細かく切ったものとサワークリームは酸っぱさをまろやかにする効果があるんだと思います。

Mikija M さんのコメント...

こんにちは、murakoさん。
私も子供の頃にスイバをしゃぶった覚えがありますが、味の覚えはありません。
ラトビア人は大抵なににでもサワークリームを入れたりつけたりします。サラダもサワークリームで和えてあるものがほとんどです。私も最初は抵抗があったのですが、もうすっかりラトビア人並みにサワークリームの愛好者になりました。
圧力釜、いいですよね。勝手になんでも柔らかくしてくれるのでとても気に入っています。特に骨から出汁をとるのに重宝しています。