本日の気温はマイナス18℃から始まって、お昼の散歩の際にはマイナス14℃であった。
予報を見ると、これが最後のマイナス10℃以下の日になりそうなので、毛皮のコートを引っ張り出して犬の散歩へと出かけた管理人である。
毛皮のコートの威力はすごいもので、セーターも何もいらない。一応長袖の方がいいが、華奢なワンピースにコートを引っ掛けて、それでマイナス20℃ぐらいまでなら大丈夫なのである。
最近はあまり見かけなくなった。
ラトビアのお年寄りの年代では毛皮のコートはかなりの欲しいものランキング上位にあったようで、ママも二着持っていた。加えて、たぬきの襟巻き、狐の襟巻き、なんの毛皮だったか忘れたけど毛皮の帽子もいくつか持っていたものである。
管理人の毛皮は、旦那が車で運転中に聞いたラジオの「毛皮半額セール」がきっかけで、買ったものである。旦那は「いつかワイフに毛皮を」と思っていたらしい。およそ毛皮店とは思えないような辺鄙なアパートの一室であった。日本で毛皮のコートなどと言ったら、ブティックで超お高いものをという感じだろうが、ここでは全く違う。工場直販店、みたいな感じである。なので、お値段は格安である。
毛皮のコートで思い出すのが、バレンシアのオペラである。
数年前の冬に訪れたバレンシアのオペラでは、気温が10℃超えなのにもかかわらず、多くのご婦人たちが毛皮のコートをまとって登場していた。流石に毛皮のコートは預けることはなく、誰もが客席に持ち込んでもふもふしていたのであった。ああ、これが優雅な毛皮の使い方なのだと思ったものである。ラトビアの冬の毛皮は実用品である。もちろん、おしゃれ目的もあるが、このご時世、社交的なイベントが皆無なのでそういう出番はないのである。
5 件のコメント:
イギリス南部では、今週末は+16℃になるとか予報されています。春めいて来たようです。
こんにちは、現役lecturerさん。
それはもう、ラトビア感覚では夏ですね!羨ましい。
私たちはこれから超面倒臭い0℃付近の気温が続くらしいので、憂鬱です。
NSW北部では今朝の最低気温が18度でした。日本で言えば8月のはずなんですけど。
毛皮のコートはフェイクでも見かけなくなりました。毛皮を着なければならないほどの
寒さではない日本ではファッション界の流行に左右されているからでしょう。
子供の頃顔つきのテンの襟巻をおばあちゃんが持っていましたが、獣の臭いがしてました。
ラッコのコートも見たことがありますが、重くてこんなのを着ても温かいのかなあと
思ったものです。
靴でもバッグでも衣類でも、買うときの基準は軽い物の今、とても毛皮を着る体力は
ないと思います。
週末は20度近くなるそうです。一応まだ緊急事態宣言発令中ですが陽気に誘われて
人出が増えなければいいのですが、ウキウキ感は抑えらえそうにはありません。
こんにちは、さんさん。
18℃もあれば立派な夏です。
こんにちは、紫陽花さん。
きっと今時の日本では毛皮を着ているのはデビ夫人ぐらいなんでしょう(笑)。
毛皮のコートは本当に重いです。でも、本当に暖かいですよ。
ああ、わかります、軽いものを選ぶ。うちのママもそうでした。私は最近、大好きだったArabiaのディナー皿が重くてなんだかなと思っています。靴も重いとそれだけで疲れます。
20℃を超えるなんて、まだ2月なのに。羨ましい限りです。
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