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2021年9月18日土曜日

論文書きに明け暮れる日々

昔々、大昔に大学院生だった頃は、論文を描くために首から画板をぶら下げていた管理人である。画板なんて小学生が絵を描く時に使うもの、と思ったら大間違いである。あれは、アナログなノマドグッズで、画板さえあればいつでもどこでもデスクワークができるわけである。

今は流石にコンピューターがないと論文書きはなかなか進まない。流石に画板を利用して手書きで論文を書く、なんてことは、そのほうがずっと難しい、そんな感じである。

さて、ここ1週間ぐらい管理人は論文書きに勤しんでいる。というか、勤しまざるを得ない状況に追い込まれているわけである。というわけで、今日なんて土曜日なのに丸一日論文書きである。

論文を書くのは結構苦手だった覚えがある。まあ、まず英語がかなり苦手だった大学院生だったのでそれは至極当然である。今は結構楽しんで書けている。大人になったなあとしみじみ思う。きっと主義主張が頑固な融通の効かない大人になったのが原因なのかもしれない。融通の効かない頑固な大人なら、もう自分の主義主張を書き並べるのが楽しくもなるのだろうなあと思うのである。

日本の大学院時代や研究員として書いた論文は、なんだか何事をも控えめ控えめに書くのが美しいというような風潮があったように思う。それだと書いていてもつまらない。データをきちんと載せておけば、読み手がきっと理解してくれるから大丈夫、ぐらいの感じだったように思うのである。いやいや、もっとディスカッションに仮説を投入して主張すべきなんじゃないかと、遠い昔に思ったことを思い出した。そうだ、研究員時代にオーキシンという植物ホルモンで誘導されるある遺伝子の産物が一般に言われているオーキシンによる反応とは逆のことをするよ、オーキシンで誘導されるオーキシンのブレーキだね、という学会発表をしたら、「それは矛盾している」とオーキシンの大家の先生に言われたこともあった。でもそれで論文書いて今でも世界で引用され続けているのである。

今書いている論文は本当に楽しんで書いている。尿を使って膀胱癌の早期発見ができないか?という話である。

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はは、画板携行ですか。どなたか有名な学者さんがアイディアというものはいつどこで芽が出るか分からないものだから出た時にすかさず書き留めるようにしななければいかん、てなことをおっしゃっていたような記憶があります。
まさか管理人さんはあの先生のお弟子さん?なんて奇遇はないでしょうが自分の中で発酵する真理への思いが湧き上がるのを感じさせます。

そうかぁ論文てのは常に世界を相手に発表するもので英語が公用語なんですね、術語とか言い回しとか型があってそれに押しはめればいいから小説書くのよりは楽ではありましょうがそれにしてもご苦労なこと…

匿名 さんのコメント...

つずき。
そうでしょうねぇ、学問の世界でも「お前には10年早い」なんていう大家がいたりして。しかしそういう位階制度みたいなものがあると、なんとか賞授与が階級を決めるならその賞授与委員会の面々が生殺与奪の権を握る、なんかフラストレーションが感じられます。
まぁぶっちぎりの本物の天才は気にならないで我が道を行けるんでしょうが下手非常に優れた、でも天才とは言えない”秀才”にはものすごく苦し世界でそのために学問そのもの諦めたり管理人さんのように日本の外に出たりした方が…

しかしその人体が一つの宇宙ならば超新星の爆発のようにどこかに出来た腫瘍は必ずそれを感知して周りは反応するはずだ…だからその反応を見つければ超新星が生まれる前の兆しを見つけることも、ってアイディアはすごい。こんなトーシローが読むBlgなんかにちょろっと書いていいんですかねぇ、って気までしましたよ。
さんさん

紫陽花 さんのコメント...

論文は卒業論文を書いただけ。論文風とでもいいましょうか。レポート程度の内容でした。
お粗末という言葉以外に言葉が見当たりません。それでもちゃんと卒業させてくれました。
元々日本人は論じることは苦手なのではないかと思います。ディベートなんて学生時代には
ありませんでした。今の学生の方がはるかにレベル高いと思います。

尿で膀胱がんの早期発見が出来るようになれば素晴らしいです。膀胱がんだけでなく手軽な
尿検査で癌が早期発見できるようになればいいなあと思います。毎年受ける健康診断で尿検査があるので、
その中に癌の項目も入れてもらえれば大がかりな検査を受けなくても発見できる可能性があり
いいと思います。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
そうなんですよ、理科系の研究論文は英語なんです。中学生から英語の勉強法がわからなかった私としては大学生になったからといって英語は相変わらずダメダメでしたから、それは大変苦労しました。そんなこんなで文献は全部英語でしたから、そのうち論文は普通に読めるようになりましたが、その後ムーミンを英語で読もうと試みたら全く読めずに撃沈した覚えがあります。

日本の研究環境はハッキリ言って悪いですね。最初から英語がもうちょっと得意だったら、若い頃に海外へでてそれっきり戻らなかっただろうなと思います。若い人には海外へ出ることを勧めたいです。あ、そうすると頭脳の海外流出を促してるみたいな感じですね。ええ、そうです(笑)。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
私の大学の卒業論文は今見返すと切腹したくなるぐらい誤字脱字スペルミスが多いので見ないことにしています。

がんの検査は画像解析とかも使われるんですが、膀胱癌は膀胱の内側に薄ーく広がっていくので膀胱鏡で直接観察するしかないんですよね。これが結構大変なんです。これが尿を検査してわかるようになれば良いですよね。とりあえず膀胱癌に関してはなんかできそうな感触なんです。実用化までにはやることが多いですが、世の中の役に立てそうな研究はやっててとても楽しいです。