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2021年10月11日月曜日

13年ぶりに再開したビル工事

 リガの空港からリガの中心部へ行く途中に作りかけのままずっとストップしていたマンションがある。当初の計画では3棟の高層マンションになるはずだったのだが、2棟が完成して3棟目を建設している途中にリーマンショックに襲われて頓挫したのであった。それはコンクリートの骨組みだけの段階で、2008年からずっとそのままの姿で放置されて来たのである。

大きなショッピングモールがすぐ近くということもあって、結構なお値段で売り出されたマンションだが、幽霊のようにコンクリート剥き出しの骨組み第3棟がすぐ近くにあっては、完成したマンションを買った人にとってはショックだったであろうし、全く関係ない人たちでさえ、バブル崩壊の負の遺産がずっとそこにあり続けるのはあまり良い気持ちではなかったと思うのである。

それが、つい最近工事を再開したのである。13年間剥き出しのコンクリートを雨風に晒し続けてきて大丈夫なのかはわからないが、とにかく工事が再開されていたのである。13年間かかってようやくこの幽霊マンションが何かになろうとしているのである。


通りかかるたびに、

「ああ、出来上がっているマンションに住んでいて幽霊マンションを窓からずっと眺めざるを得なかった人たちはどんな思いだろうか」

と思っていたのである。全く、自分だったらノイローゼになるかもしれない。とにかくこの建物が普通の建物になってくれれば、後ろのマンションの住人たちもホッとするのであろう。


6 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

リガの街には高層ビルは似合わないような気がしますが、住居は上に伸びていくのですね。
ラトビアは地震が無いので心配はなさそうですが、長い間雨曝しになっているのを知っているとちょっと購入はためらってしまいそうです。
近くでマンションならぬ作りかけてその先が出来てない道がありますし、そうなりそうな道を今作っているところもあります。用地買収が進まないので途中で止まっています。一方は用地買収が進む可能性がありそうですが、一方はその先が出来るとは思えないほど住宅が密集しています。車が通行する頃にはまず補修工事をしなければならないのではないかと思います。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
住居になるのかオフィスビルになるのかわかりませんが、大丈夫なのかなあと思ってしまいますよね。この他にもリーマンショック時から野ざらしになっているコンクリートの骨組みだけのショッピングセンターとかもあります。放置するしかないんでしょうね。
道路も確かに途中でぴたりと止まっているとかありますよね。ラトビアも結構そういうのあります。

かまくら さんのコメント...

リバプールにもそれに似たビルがありました。約10年経って野ざらしだった鉄骨から一気にマンションが出来ました。イギリスの細い鉄骨を見るたびに怖い怖いと思っていたのですが、雨晒し後のビルはそれこそ本当に怖いですね。高層ビルが出来るたびに景観が悪くなり、そう言えばこの前リバプールは世界遺産から外された気がします。
その新しく出来上がったマンション、値段は高いままなのでしょうか?下品に興味が湧きました。

匿名 さんのコメント...

13年も建築士係のまま放り出されていたビル工事、再開のお話。複雑な人生の色々を考えてしまいました。もちろん最初の建築主、個人であるか会社であるかは別の話ですが当然倒産している。地面とほぼ組み上がった鉄骨のお金と工事費はそれを売った金で支払われ、大怪我や擦り傷で済んだかは別として関係したものがそれぞれ傷を負い、13年経った今どこの資本かはわかりませんが再市場調査の結果「ここら辺まで泣いてくれるんなら買いますゼェ」(案外チャイナの浙江省財閥当たりかも)で泣く泣く国外資本に叩き売り。

金に泣く人笑う人、なんて申しますがしかし人生を全て金の勝負につぎ込める人がいる、この事実は恐ろしくさえあります。
金といえば金とおよそ縁がないお人たち、研究者の収入のお話、管理人さんはその世界に長いから「あら、そんなもんですよー」などと軽くおっしゃるが外のものの目から見れば大当たりしてノーベル賞だ学術会賞だなんてのはひとつまみのまた半分もない、どこかの会社の研究員に拾ってもらう、自分の母校の小学校で鼻垂らした子供の理科の時間を担当、なんてのもまだ結構で辺り一面研究者の死屍累々。 
それでも各大学「ここ何年かドクターの応募がとんと減って」などという記事を読んだためしがないってことは「分からないことを僕が…」ってのはもう人間の性で待遇なんて関係ないのかも。
例によってさの字のアホウでありました。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、かまくらさん。
高層ビルは取り壊しが難しいので大変ですよね。
確かに、建築途中のビルを見るとラトビアでも鉄骨が細くて見ていて怖いです。地震がないにしても、本当にそれで大丈夫なの?と聞きたくなります。その上雨ざらしで何年もとなると、怖さ倍増ですよね。
まだ工事が再開したばかりで売りに出されているのかどうかわからないのと、マンションになるのかどうかもわかりません。でも完成した暁には結構な高値になるんだと思います。ラトビアだと再独立以降に建てられたマンションは「新築」扱いですから。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
ええ、複雑ですよね。もちろん、持ち主も二転三転していますしね。
ああ、日本の大学院進学はがっくりと下がってます。もう報道しても仕方ないぐらいなのでしょう。何しろ、大学院を出る頃には借金まみれですから。私も大学院の奨学金だけで400万円の借金がありましたよ。私は免除職というのに就いて借金を最終的には半分に減らしましたが、借金は借金ですしね。職があっただけマシです。