でもってめでたく後期訓練、職種は化学科でした。つまり毒ガスに対応する部署。と言って毒ガスを振り撒く方じゃなくてガスを撒かれたらどうやって兵員、じゃなかった隊員の身を守るか上の方の考えをヒラ隊員に伝え防護器具の維持管理に配慮する…ってな仕事でめでたく東京は練馬の駐屯地に配属されたわけであります。第一師団司令部付き隊管理小隊、ってのが所属でしたなぁ。
何しろ暇な部署だった、やる気のある隊員だったら腐ってしまったであろう暇さ、小隊長は学歴なしで平隊員からたたき上げで士官になった人で話がわかる方であり、暇だったら勉強しても良いぞ、なんて。
そんなこんなで卒業までこぎつけたんでありますが早稲田の二部ってのは夜間講座でありますがよそと違って昼間の教授が昼間と同じ内容の講義を夜する、つまり肩書きは第2学部卒ですが就職する時は一部卒と同じ、うまくいったねぇ。
とここまでとんとん拍子に話がうまくいって外資系の会社に入社営業に身を置いてバカ高い給料もらって…ってそんな万々歳な話がいつまでも通るわけはありません。外資系営業とくればノルマがある、しかもそのノルマ半年達成できないと即はいさようなら。ところが嫁さんはとても上昇志向が強い人、それに気づかなかった私は心底バカでありました。外資系の給料ってのは良い時はでかいが下手打てばそのまま放り出されるってシステムってことが理解の外、まぁそりゃそうだ大方全ての日本企業は若いときは安い給料もらって年々昇給してトータルでいくらというシステム、今年の働きでハイあなたはいくら、来年はまた考えましょうという給与システムはどう説明しても理解できない、理解できないだけじゃなくて私が怠け癖がついたんだと思い込んだ末はおさだまりの別れ話、すってんてんに剥がされてまたまた身一つ、話は振り出しに。
振り出しに戻ったところで前に!書いた四国のボロ寺に繋がるわけですよ。
なんでボーズになったか、後になってつらつら考えてみると
もちろん人生追い詰められた感満載の事態に立ち至ったのはありますが自分の心がって書くと「その心ってなんだよっ」なんて後でさんざしごかれた老師(禅体験の指導者)との問答よろしきお声がかかりそうですがこの心中のイライラをなんとかしたかった、そりゃキリストでもアラーでも阿弥陀仏でも誰かに縋り切って預けるのも良いかもしれないが私的には自分という意識が人一倍強いんでしょう解決も自分の力を出して、その出し方を人から習っても良いが基本は自力更生でいきたい。で結局禅の方向になったんですよね。何しろ禅宗ってのは宗の字はつきますが頼りにする阿弥陀如来なりの本尊がいない、各人の心が本尊じゃぁって変わった集団。中にはありゃァ宗教じゃないよ、暮らし方生き方だわさなんていう方もいるくらい。
でボーズになって自分は社会に何を持って貢献してその一員として義務が果たせるか?
嘉平さんは自然を読んで今日の午後から夜にかけてどっちから風が吹くか、そのとき舳先をどっちに向けるか判断できるのが船乗りになった彼の責務、じゃぁ私は何が???
ボーズ社会に加わって気がつくのは意外に前に書いた若衆組に近い匂いが強い、多くのボーズは今自分が浸っている組織は不変のものという認識の上で若衆組の上部構造に這い上がることだけを考えている…
オラやだぜ、そんなことしたくって何年も朝3時に起きたわけじゃない、じゃお前何ができる。
私が他の人と少しでも違っているのは社会というこの複雑怪奇な、ほとんど一つの生命体とも言えるモノを割と上から下から眺める、そして眺めたモノを考える体験をしてきたこと。
私にできるとしたら作麼生なんて業界語を使わないで普段日常の暮らしのレベルに例えて人の抱える問題を自分のこととして聞き、私はそんな状況だったらこう考えて行動すると例え話を多く使って話をする
そんな生き方ならば自分がこれまで生きてきた体験、僧堂で過ごした経験を含めて皆さんにお返しができるんじゃないか、と考えたところで今日はおしまい。
![]() |
| ジャカランダの花です。 |

4 件のコメント:
こんにちは、さんさん。
このまま流されていれば、我慢すれば、と考えるひとが日本では大部分なんだと思います。だからKaroushiなんて言葉が世の中で通用するのだと思います。
平たい道を歩くのも人生ですが、それに我慢できない人もいる。どちらも大変なんだと思いました。
さんさん様、自衛隊→外資系で営業。なんか事実は小説より奇なり、物書きには思いもつかない道ですね~!ここではないどこかへ、動く人間がいたから世界中に人は生きているってことでしょうか。父母とも北海道移民の子孫なので、多少どこかへ動きたいものがこの身にもあるようですが(笑)大人になったらニューヨークに行きたいとガイドブックを買って、飛行機やホテルやらお金の計算してた小学生でした。で、初海外はハワイ。未だニューヨークには行けてません(笑)
今でこそ外資での働き方も理解されているとは思いますが、さんさんの時代ではまだまだ終身雇用が全盛で同じ会社で右肩上がりの給料をもらって退職金をがっぽりかどうかは分かりませんがもらってめでたく退職するというパターンだったのではないかと思います。ちょっと時代を先取りしすぎましたね。このお話の続きがますます気になります。
ジャガランタ、見事な枝ぶりで綺麗です。最近こちらでも植えられていてバスツアーでジャガランタを見に行くコースもあります。一度花が咲いているのを見たことがありますがごくわずがで見たといううちには入らないような感じでした。
さんさん、コメントのお返事は急がないでくださいね。読みっぱなしでも全然OK。これは管理人さんにもです。
私の独り言をたまたま聞いてしまった、っていう感じでいいです。
うーん、ちょっとさんさん心配ですね。記事にコメントがつくととても喜んでおられたのに。トンガの海底火山の爆発と関連しているのか、いずれにしても心配ですね。
コメントを投稿