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2022年12月17日土曜日

クリスマスツリー考

我が家のクリスマスツリーは生のモミの木である。

もう20年近く前に旦那家でクリスマスを過ごした時にはこの生のモミの木のクリスマスツリーがなんて贅沢なものだろうと思ったものである。その後結婚して移住した時のクリスマスツリーの値段は当時管理人の背丈ぐらいのものが10ラット(14ユーロぐらい)しなかった覚えがある。今はそのぐらいの大きさのものは50ユーロ前後である。

値段はともかくとして、生のモミの木のクリスマスツリーはラトビアの家庭では当たり前のものである。実際、国有林などの森へ入って勝手にクリスマスツリーを切ってくることは合法なのである。手間さえ惜しまなければクリスマスツリーはタダなのである。

さて、生モミの木のクリスマスツリーの運搬は結構大変である。
この時期になると大型ショッピングモールの駐車場などはクリスマスツリー市場になっている。そうでなくても街角ににわかクリスマスツリー市場が出現する。そういうところで買うと、良い枝振りのものを少し安価に買えるのだが問題は運搬である。所有している車の大きさにもよるし大抵は大仕事である。車の中は針状のモミの木の葉でいっぱいになる。この時期には無理矢理大きなモミの木を車中の取れる限りの長さの限界に挑戦して走っている車をよく見かけるのである。大変である。そしてコロナ禍があって今ではモミの木のデリバリーも普通になったのである。ネット上で注文して配達回収すらしてくれるのである。

我が家のクリスマスツリーも年々変化を遂げてきた。
ママと暮らしていた頃のツリーの飾り付けはまま主導であった。へろがやって来て最初は小さなツリーをへろの手の届かないところに設置して、そしてとうとうベランダに普通サイズを設置するというものに落ち着いたのであった。

何しろ生モミの木を飾っていると葉が落ちる。部屋の中だと室温が高いのでモミの木の劣化も早く進む。ベランダなら気温が低いので持ちも格段に良いし葉が落ちても気にしないで住むのである。ただ、欠点は日が暮れると見えなくなってしまうのでライトアップする必要があることである。

2 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

管理人さん こんにちは。
駅前の花屋さんが先日もみの木を何本か抱えているのを見ました。せいぜい1メートルぐらいまでの物です。何人かは買いにくるのでしょう。この辺は植木や落ち葉はリサイクルゴミなので毎週無料の収集があります。粉砕して腐葉土になり、市民が取りに行けば無料で持ち帰れます。
我が家のイミテーションもみの木は年代もののせいか毎日ツリーの下はツリーから落ちたゴミが溜まっていますしまう時もボロボロ落ちてイミテーションでもそれなりに大変です。小さいのに買い替えようとリサーチはしているのですが、これぞというものに出会えませんでした。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
それは素敵な制度ですね。腐葉土にリサイクルされて市民に無料で還元されるなんて。
モミの木は暖かいとダメになりやすいので日本の関東地方以南の温暖な土地柄ではプラスチックのツリーが
最適なんじゃないかと思います。毎年使えるし結局エコなんじゃないかとも思います。気に入るツリーに出会えるといいですね。