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2023年7月26日水曜日

Druskininkai

ドルスキニンカイはリトアニア南部のポーランドやベラルーシとの国境近くに位置する温泉保養地である。 

管理人夫婦はここに避暑で訪れている友人夫婦を訪ねるために車で5時間ほど走ってやってきたのであった。もちろん、ぴえちも一緒である。友人夫婦は普通のアパートを2ヶ月ほど借りているのでその一室にお世話になるわけである。

ドルスキニンカイの街はネムナス川沿いにあり、たくさんの緑と美しい公園、そしてスパや保養所やカフェや店舗などがある。大型のスーパーマーケットもあるので避暑で数ヶ月過ごすには便利そうである。物価も安い。

さて、リガからリトアニア南部までは車で5時間ほどであるが、その間都市部を避けて運転すると景色はほとんど変わらない。とにかくリトアニアの北から南までずっと広大な畑が続いているのである。
もう収穫間近な感じの何やらムギ系の穀物畑。こういうのが延々と続く。他に見かけたのは収穫間近のナタネ畑とかキャベツ畑、ソバ、飼料用のとうもろこしなどである。

Googleのナビの言う通りに運転していくと、ショートカットなのか舗装されていない道に連れて行かれたりと大変であった。さらに工事渋滞で1時間ほどノロノロ運転を余儀なくされたりしたのであった。グーグルなら渋滞情報も把握しているはずなのに渋滞を迂回することはできないのかとブイブイ文句を言いながらの旅であった。

ぴえちは車酔いすることが多いので朝ごはんを食べてから4時間経っての出発である。長旅にもかかわらず戻すこともなくほっとしたのであった。

川や湖、森に囲まれた美しい街である。

大きな緑に囲まれた公園をお散歩。ぴえちもご機嫌。


7 件のコメント:

紫陽花 さんのコメント...

管理人さん こんにちは。
我が家の車についているカーナビはあまりお利口ではありません。アップデートしていないせいもありますが、カーナビの指示に従わずに勝手に道を選んで走るせいか、途中でナビが沈黙することもしばし。最近のは性能良くなっているかもしれませんが、結構変なルートを指示してくることもありますよ。

さんさん さんのコメント...

一望地平線までつづくむぎ畑の黄金の輝き、その中を半ばこがね色の水に浸かったように半身を表した馬車はトボトボと。。。って描写大昔まだ小学生だった頃読んだ表紙の取れたトルストイだったかの本を思い出しました。 
いや別にマセくれた小僧だったわけじゃなくて本の文章が読めることが面白くて仕方がなかった、内容が理解できるかどうかは別のハナシ。

ロシアの東の国境あたりは太古の昔から「母なる大地」と呼ばれてロシアとその東に住む人々の命の糧を産み続けてきたのですね。
オーストラリアに住んでしばらくして大陸の東のヘリに延々と南北に続く山脈を越えて内陸の平原に入った時生まれて初めて「地平線」というものを目にした時の感動はこのトルストイの記憶と共に忘れられないものでありました。

さんさん さんのコメント...

嗅ぎ慣れない匂いに取り巻かれて「あたらしい」空気に興奮するぴえち。リードをピンと張って草藪に鼻を突っ込んでいる姿はおしっこするのも忘れて未知との遭遇のひと時を楽しんでいるように見えます。
長旅に退屈して「面を走りたいよー」と駄々をこねませんでしたか。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、紫陽花さん。
Googleは時短を最優先するようで、言うなりに走っていくと特にリガを離れるとひどい凸凹道に誘導されることが結構あります。そうするとぴえちが気持ち悪くなってかわいそうです。
ちょっと前まで乗っていたへろ運搬車のゴルフのカーナビも全然更新しないでいたら新しい道がインプットされてなくて荒野を走ってる、みたいなことになってました。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
いやはや、帰り道は違うルートを走ってきたのですが、それでもリトアニアはどこもかしこもどこまでも続く麦畑菜種畑等々でした。道路沿いだったからなのか菜種畑が結構多くて、「これは食用油用?それともバイオディーゼル用?」と思いました。リトアニアでは地平線は見ることはできませんでしたねえ。森というか林というかが多くてそれで遮られてしまいます。

ぴえちは今回のドルスキニンカイの旅を楽しんでくれた様です。森と湖と川だらけで車の往来を気にせずにどこまでも散歩できました。

さんさん さんのコメント...

バイオディーゼル油用?と書かれた管理人さんの文章から火→菜種油→行燈の火皿の菜種油も底をついた貧乏暮らし。。。と連想してはてそんな貧乏が横行する世の中で天ぷらが流行るとは、と思ったものです。いまだって富の偏在はさらに極端になっているようで世界人口の3/4が所有する総資産と確か三十人以下のカネモチの資産とがほぼ同じ、と最近何かで読んだような。

はて人間は技術だけは先に進んでもそれを使うヒトそのものは太古の昔からそれこそキリスト様が「人類の罪を背負って」磔刑にかかってもいささかも変わらずにあっち行って「愛している」と言いこっちきて「にっくき奴め」叫び信じ騙し殺し合い奪い合う。
正味のところは少しも変化できないままですね。今でこそやれロシアがウクライナで多数の小爆弾を抱えた爆弾(名前が出てこない、しかし外に出て検索するとせっかく書いた私の文章が消えてしまう、あーっ今思い出しました「クラスター爆弾」でした)を使ったなんて、しかも非戦闘地の一般民家を攻撃!なんて非難されていますが前の戦争の終わり頃には東京の住宅地は毎日人家を焼き払うための焼夷弾の親子爆弾が降っていたものです。
目くそ鼻くそ、なんてことわざもきっとヒトという生き物がちっとも変われないからまだ生き延びているんでしょう。
只今の我が家のベランダは36度暑すぎて。。。

Mikija さんのコメント...

こんにちは、さんさん。
だいぶ前ですが、菜種をエネルギーとして使うことに欧米が決めた時、議論としてはエネルギーを生産するために食料を作る畑の面積と競合するじゃないか、と言うものがありました。クリーンなエネルギーの代わりに穀物の生産量が減ってもいいのかという議論です。なので今でも広大な菜種の畑をみるとそれを思い出します。まあ、人間はやっぱり昔から大して変わっていないんですね。