嵐が丘を読んだことがある人はヒースという植物のことを知っていると思う。
ヒースはここラトビアでもポピュラーな植物である。そして、管理人はヒースがあまり好きではない。ヒースそのものは好きなタイプの花なのだが、ラトビアの森でヒースが咲き始めるのは夏の終わりを告げるものだからである。悲しいことに、先日診察に出向いた時に森の中で咲き始めているヒースを見かけたのであった。もう夏は終わりなのだ。
森の中でヒースは咲き始めたが、まだツタは紅葉していない。
水面下で人知れず秋がやってきているということのようだ。ツタの葉が一枚でも紅葉しようものなら、秋はそこを目掛けてやってくる。
さあ、今年はいつまでサマーハウスにいられるのだろうか
7 件のコメント:
昔の人は書きました
動いたようにも見えぬのに足音も立てずに夏は過ぎてゆく。 終わりのない恋はないように夏の終わりには命の喧騒と躍動の刻の代わりにひっそりと秋が忍び寄る、「もう終わりだよ、すぐもう静けさと眠りの冬がやってくるよ。でもそれは終わりではなくて立ち止まるだけだからね、安心して時の流れるままに、そうその流れにはこの世のあらゆるものが身を任せなければならないからね」
と色づいた木の葉は告げているようです。。。。なぁんちゃって。
そ、ヒースの花の話を書こうと思ったのに、なんかセンチなこと書き散らして。
ヒースの花はヨーロッパの北半分ではごくごくありふれた雑草、じゃなくて灌木なんですね。大昔「赤毛のアン」で読んでからヒースの花は私の心にしっかりと根付いてヨーロッパへ行くたびにどうにかして”ヒースの咲き乱れる牧場の原に寝転んで。。。」などといい歳して憧れを掻き立てたものでした。なんでもそうですが頭の中だけで憧れると実物より遥かに美しく素晴らしいものに空想されるのはなぜでしょうね。実際に寝転んだときはありに嫌というほど噛まれて、テヘペロ。
管理人さん こんにちは。
なぁんちゃて・・・ってさんさんは書いていらっしやいますが、情感が伝わってきますよね。ラトビアならひっそり秋が忍び寄ってくる秋もこちらは近年春・秋が吹っ飛び春物秋物の衣類もあまり手を通さなくなってしまいました。
嵐が丘のイメージに支配され過ぎてヒースと聞くと寂しげな荒れ野が目に浮かんでしまいます。赤毛のアンでは目に留まらなかったです。
こんにちは、さんさん。
たまにはセンチメンタルなさんさんも良いですね。でも憧れを実現できたのは素晴らしいです。
ヒースはこの辺では森の端っこに普通に生えてます。数年前にスコットランドへ蒸溜所巡りに行った時に見たヒースは圧巻でした。そこら辺にびっしり咲いてました。ヒースには実は園芸改良種があって、当地では9月ぐらいから花屋に出回ります。寒さに強いので雪が降るまでの間、屋外のプランターなどで楽しむことができます。
こんにちは、紫陽花さん。
スウエーデンあたりでは春や秋がすごく短いと聞いたことがあります。日本もそうなってきているのは意外です。ラトビアも春ものとか秋物の衣服とかないですね。ヒースが咲いてもう秋がそこまでと書いたものの、今日は30℃を超えて一家でぐったりしています。
管理人さん、こんにちわ。今日もおいしいお酒が飲めましたか?ぴえちもよろこんでいることでしょう、つまんないって顔してませんでしたか?それとも、ベッドの下で付き添い寝してました?
私も嵐が丘の荒涼とした風景が浮かんでしまいますが頭の中で思い浮かべてる風景が正解なのかはわからず。お花はかわいいですよね。
こちらはまだまだ残暑が続くと予報士が言ってました。お盆休みも終わり、汗だくの通勤が始まります。
こんにちは、megmeg殿。
ええ、抗生物質が終わってからちゃんとお酒飲んでます(笑)。
ぴえちはなかなか寝室から出てこない私が出てくると全力で尻尾を振って、魚?というぐらいビチビチというかウネウネというかそんな状態です。
ヒースは個人的には好きなんですが、夏の終わりに初めて見かけると、ああ、って思います。
まだ日本は暑さが続きそうですが、無理しないでくださいね。まだ頑張れる、は危険です。
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