浦島太郎

3月に控えた日本一時帰国へ向けて、宿を予約したり動線を考えたりとしている管理人である。

もう10年も帰国していない管理人にとって日本のシステムは謎が多いのである。
京都へも行きたいと思っているので漠然と、ああ、新幹線予約しないとなあ、とか思うわけである。友人に聞くと、専用のサイトがあるしアプリでできるよ、と教えてもらったのだが、まず、アプリはラトビアではダウンロードできない。アメリカとかカナダとか限られた国でしかダウンロードできないのである。WEBサイトで、と思っても事前に会員登録しなくてはならなくて、そこでは海外の電話番号を受け付けなかったり、管理人の持っているクレジットカードも受け付けてくれない。会員登録すらできない。大体、どうして新幹線の予約をするのに会員登録が必要なのか。どうして日本の電話番号が必要なのか。わからないことが多い。少なくとも欧州では普通に会員登録などせずにWEBサイトで鉄道の切符は指定席だろうがファーストクラスだろうが買える。普通のインターネットショッピングのようにポチッとしてクレジットカード情報を打ち込むだけである。

もう八方塞がりで、来日初日に券売機で買うしかないような状態である。

結局、色々見ていったら、日本の旅行会社が販売しているホテルと新幹線のパック商品とかにすればなんとかなるようである。そしてそれにすると個別に予約するより20％ぐらい安くなることがわかったのである。なんとなく、「日本へ来るなら旅行会社通してね」と言われているような気がするものである。

なんというか、何もかもがそんな調子である。

あんなにたくさんのインバウンドの外国人が日本を訪れているのに、何しろ何もかもがわかりにくい。ホテルなどのwebサイトを除いて、大抵の日本の英語版サイトはびっくりするほどわかりにくい。「なんでこうなった？」と毎回思うのである。

そして溜まったフラストレーションを、ぴえちをこねくり回して解消する管理人であった。