どこもかしこもゴミひとつ落ちていない。公衆のお手洗いも一体どうすればこんなに清潔感あふれるトイレを維持できるのかよくわからないぐらいのレベルであった。しかもタダだ。人々は礼儀正しい。そして何よりも食事が段違いに美味しい。こういうことが、もう20年近くも海外に住んでいると当たり前ではなくなってしまっているということを痛感した管理人であった。というわけで、色々と久しぶりの日本の感想を書いていきたいと思うのだが、いかんせんたくさんあるので数回に分けていこうと思うのである。
さて、日本に到着して最初に驚いたのは入国審査がとても簡単になっていたことである。Visit Japan Webというサイトで税関申告やらパスポート情報やら何やらをあらかじめインプットしておくと良いということだったのだが、全く必要なかった。なんだったのだろうか。羽田空港内にはそれはたくさんの空港職員たちが驚くほど丁寧に色々と案内をしてくれた。これは日本でしか見ることのできない光景である。
空港からホテルへはタクシーを利用した。タクシーは何だか圧倒的にずんぐりむっくりのものに変わっていて、10年という月日の長さを実感したわけである。10年前にもスーツケース4個が一台のタクシーでギリギリだったので嫌な予感はしていたのだが、案の定4人8個のスーツケースでは2台のタクシーに分かれざるを得なかったわけである。海外ではタクシーを呼ぶときに大型のものを指定して呼ぶことができるが、日本ではそれはできないですと断られてばかりであった。羽田からホテルまでは羽田のタクシー乗り場で客待ちをしているタクシーを利用したが、豊洲のホテルまで一台8000円もかかって驚いたのであった。だが、その後はタクシー配車アプリを使ったので呼ぶ前からおおよその料金がわかって安心であった。
昔はタクシーの運転手さんはその辺りの道に精通していた感じだったが今回はそれが微塵もない印象を受けた。道が確かでないならナビに入れればいいのに入れずに間違って、「この間違ったぶんは料金から引きますね」とか言う。そんなことが東京では2度もあった。タクシー不足だと聞いていたが、東京も京都も空車のタクシーをすぐに捕まえることができた。京都のタクシードライバーは老練な感じで安心して乗ることができた。東京も京都も基本的にタクシーはクレジットカード決済ができるようになっていて、これも10年の重みを感じる要因となった。だが、個人タクシーはいまだに現金のみの取り扱いであった。
日本に一時帰国すると困るのが通信である。Googleマップを使うのにモバイル通信は必須なので今回はのe-SIMを利用した。海外からの旅行者向けのプランで日本でのネットワークはDOCOMOを使用しているUbigiというものである。3ギガ30日で1200円であった。速度も申し分なかった。2週間の滞在で1.5ギガ使用したのでちょうど良い感じであった。このプランだとモバイル通信のみなので通話はラトビアで普段使っているものを使用した。まあ、通話はほぼ見失った時ぐらいの使用なので値段を気にするようなものでもない。
次回はホテルについて。
6 件のコメント:
管理人さん こんにちは。
こんなはずではなかった3月の寒さと雨。暖冬と言われて、実際に暖冬だったので、桜が早く咲き始めるという期待ばかりが膨らんでいました。いつになっても開花宣言が出なくて、管理人さんの帰国の方が早かったようで残念でした。
最近の旅行者はキャスター付きのスーツケース2個引っ張っている人が多いですね。そうなると確かに日本のタクシーは小さすぎます。ずんぐりむっくり型のタクシーはオリンピックを意識して増えましたが、乗り心地は普通のタイプの方が良いみたいです。続きを楽しみにしています。
こんにちは、紫陽花さん。
結構寒かったです(笑)。途中で富士吉田で2泊したのですが、雪降ってました。桜は全く間に合わなかったです。
何はともあれ、全日程を駆け足で抜けた感じです。充実した一時帰国となりました。
管理人さん、おかえりなさい!
ソメイヨシノは残念でした~。タクシー屋さん東京の道を知らないドライバーばかりです、道がわからないから急ぐからとタクシー使うと思うと大変なことになります(経験あるので)
感想続き、楽しみにしてます。
ただいまー、megmegどの。
ちょっと、昔のタクシードライバーさんたちの職人気質が全くなくなっているのに驚きました。ちゃんとナビに入れればいいのに。
これから暖かくなってソメイヨシノ楽しんでくださいね!
イギリスから、こんばんは。桜を見逃しましたか。残念でしたねぇ。
先々週、某国での出前講座の集中講義ツアー(2週間)から戻ってきまして、時差ボケが治ったところです。
羽田空港の自動入国審査後、記念のスタンプを貰いましたか? 最近は、こちらから要求しないと帰国印を貰えませんので。
羽田空港のタクシーは… 予約車じゃないとバンのタクシーは無理なようです。某国での講義の後、羽田空港に午後9時に到着してタクシーに乗ろうとしたら、長蛇の列で諦めたことがあります。
豊洲なら、豊洲駅までリムジンバスで行って、そこから通常のタクシーでも良かったのでは? バスなら1人当たりスーツケース2個まで預かって貰えます。
某国のタクシーは、日本のLPGタクシーをコピーしたような構造で、CNG(圧縮天然ガス)のタンクをトランクに積んでいます。スーツケースを助手席に載せることになりますから、2つが限界ですね。そのうちに、ご自慢のEVになるかもしれませんが。あちらでは、QRコードでのキャッシュレス決済が主流で、現金を出すと、「お釣りが無い」とボラれました。次回は、小額紙幣を準備します。
こんにちは、現役lecturerさん。
ええ、暖冬なので去年より早いかと思ったら寒の戻りで全然ダメでした。羽田では記念のスタンプもらいました(笑)。
いやはや羽田ー豊洲間のタクシーは高くてびっくりしました。高速に乗るからですかね。本当に豊洲までバスでそこからタクシーの方がよかったなあと思います。で、豊洲に4泊したのに、築地場外とかで楽しんでいたというホテル選びの失敗が身に沁みました。
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