普通に目が健康な人なら白内障のレンズをマルチフォーカルのものにすると一気に老眼からも解放されてメガネなし生活を送ることができる。実際、管理人の友人で80歳ぐらいのイスラエルのご夫妻は二人とも多焦点レンズを入れて快適に毎日を過ごされている。管理人の友人も白内障ではなくても早めにレンズを入れてメガネから解放されている人たちもいる。そんなこんなで管理人も白内障用の多焦点レンズを入れたいなあと貯金までしていたわけである。多焦点レンズは保険が効かない場合がどこの国でも多いからである。
だが、残念ながら黄斑前膜などの網膜系の疾患がある場合は多焦点レンズは使えないという。その理由はさまざまあるが、黄斑前膜を手術で取り除いても網膜上に歪みが残る場合もあるので高価なレンズを入れてもさほどの効果が期待できないかもしれないということと、膜を取り除いた後に引っ張られていた網膜が少し後ろへずれることによって術前より視力が近眼方向へ動くことがあるのでよくわからない、ということがある。そして何より、多少点レンズでは目の中に入ってくる光量を各焦点に振り分けるために単焦点レンズと比べるとコントラストや解像力が弱くなるということである。網膜に疾患があるのにコントラストや解像力が弱くなるということは見えにくくなるということである。
そんなわけで、管理人の場合は単焦点レンズの一択である。ただ、単焦点レンズでもmonofocal IOL with enhanced intermediate functionという種類のものは黄斑前膜の術後装着でかなり良い結果が出ているという論文を見つけたのでそれが使えるかどうかを担当医に聞いてみようかと思っているわけである。
6 件のコメント:
管理人さん こんにちは
専門的な領域まで調べての、しかもスピード感ある決断で物事がとんとん拍子に進んでいるのは流石管理人さんならではです。手術後顔を洗えない、お風呂に入れない、運動も控える等々のことでウジウジ先延ばししている状態です。PCの画面が見にくいのでササッとしてしまったらよいことだとはわかっているのですが、目の中にレンズを入れることの抵抗感があるのだと思います。多焦点レンズは高齢者は慣れるのに時間がかかるとか聞きますから私の場合は単焦点になりそうです。単焦点でもどこに合わせるか、これが悩ましいです。
なんにしろオペが無事終了されることを祈ります。
早くご退院になって「案じるより」って言葉通りだった。。。なんていう記事が読めますことを。
何しろ目ですからねぇオペの場所が。 ご回復を心から祈っております。
こんにちは、紫陽花さん。
術後は何だか生活が面倒くさそうですよね。確かに目の中にレンズを入れるなんて怖いというかなんというか気が進みませんが、私の友人たちは生活が快適になったという人ばかりなので彼らの言葉に後押しをされた感じです。まだ手術は1ヶ月先なので直前になったらビビってしまうような気もします。
こんにちは、さんさん。
手術は1ヶ月後なので、その時にまた励ましてください(笑)。いやはや、まだ授業とかテストとか残ってるのでそれが全部終わったタイミングで手術することにしたのです。術後しばらくは引きこもりですね(笑)。まあ、それ以前に授業やらテストやらが待ってます。
オペの日取りが決まっているということはそれまでの約三十日「あと二十日」とか良いことが起こる日を指折り数えるのとは違って、いやそうじゃなかった機能不全に陥った視力が完全に元に戻るかどうかは別として少なくても今よりは良くなる、喜ばしい日の到来を待ち構えられる日々、それでも自分のことだけにかまけてはいられなくて試験の実施や採点などの忙殺されるとか。
まぁ忙しい方が気が紛れてお楽かもしれません。
万事に行き届いた管理人さんのこと万が一のケースまで考えてオペの日までにやっておくことのリストなんか拵えちゃって万全の準備体制を整えられることと思います。
ヘロでしたっけ、私のボケは記憶力に集中して一人暮らしを諦める日ももう指呼の間、管理人様のところの黒い毛糸の塊、よろしくお伝えください、あ、ついでに旦那様にも。 はははは。。。
こんにちは、さんさん。
何しろ片目を手術してから1週間後にもう一方の目の手術なので、その1週間の間ガチャ目になるでしょうし、両方終わっても視力が落ち着くまでに1ヶ月はかかるというので新しいメガネを作ることもできない、ってな具合です。色々想定しておかないといけない感じです。黒い毛糸の塊はぴえちです。よろしくって言っておきます。ああ、旦那にもありがとうございます。
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