今日は目の手術を行うにあたって必要な事前検査をしてきた管理人である。
ラトビアの医療制度としては、一応国民皆保険となっているので何事にも標準治療と指定のジェネリック医薬品の場合は政府によって補填されるので医療費で生活が圧迫されるということはないことになっている。5月中旬に控えている管理人の眼の手術も保険でカバーされる類のものである。カバーされるためにはファミリードクターからの書類というかファミリードクターの許可みたいなものがデータベース上で共有される必要があり、そのために手術前の事前検査が必要だという、まあそんな流れである。
必要項目は、血液検査、尿検査、心電図、そして胸部レントゲンである。これらの検査をするにはどうしたらいいのかはよくわからないので医師の友人に聞いたところ彼女が全部手配してくれるという。それで今日行ってきたわけである。
旦那に病院まで送ってもらい、友人医師と合流してからは一人なのでラトビア語でサバイバルしよう!の時間のスタートである。友人医師は仕事があるので一応最初だけ「この人お願いね」と睨みをきかせてくれて後は管理人が自力で検査ゲームを乗り切るしかないわけである。
検査ゲームはラトビア語対応だけで全ての検査をクリアするのがゴールである。というのも、受付のお嬢さんたちは大抵ラトビア語の他に英語ロシア語も話せるが、技師だったり看護師さんだったりすると「英語はちょっと」の人が多いからである。いや、彼らも一応は話せるが彼らも英語を話すのには結構なストレスがある場合も多いのである。
検査ゲームの流れはこんな感じである。
- 受付で呼ばれたらそこでの指示を明確に確認する。というのも指示の内容は「建物何階の何番室へ行ってこの検査をしてその後ここへ戻ってくる」というようなものであるからである。ミッションを聞き逃すと戻って来れなくなったりするのである。なぜ戻って来れなくなるのかというと、検査受付のある領域は専門領域なので一般人はエレベーターに乗る身分証カードがない、その場合は一般領域へ出てそこから戻ってくる、とかそんな感じなのである。
- 検査場所では自分が何番目なのか、というよりは誰の次なのかを確認する。これはそこに並んでいる人に聞かないとダメだ。「最後の人はどなたですか?」というラトビア語文章が必須アイテムである。
- 検査で自分の順番が回ってきたら技師さんやら看護師さんやらの具体的な指示を聞き逃さないようにする。全部脱がなきゃいけないのか、めくればいいのか、指示がある。そして、案外重要なのが、検査が終わったのかどうか、もう行っていいのかどうかを聞き分けることである。ここができると誰もがハッピーな気分になる。アジア顔の患者も英語がちょっと苦手な技師さんも、ああ無事終わった、とっとと消えれ、ということである。
これを検査ごとに繰り返して4つクリアしたら管理人の勝ちである。
2 件のコメント:
管理人さん こんにちは
管理人さんのことですからスリルを味わいながらも問題なくクリアでは?着々と手術へと向かっていますね。
どこの国も手術となると同じような検査を受けないといけないようですが眼の手術でも胸のレントゲンというのはちょっと意外でした。骨折の治療にプレートを入れる手術をした時も検査に回りました。レントゲンも胸だけではなかったような記憶があり思いがけなく健康診断を受けたような気分でした。全て番号で管理されてました。番号目当てに場所を探して、着いたら受付番号をもらって番号で呼ばれてました。そこで生年月日と名前の確認でした。
私より若い知人が先日黄斑膜なんとやらという診断を受けた。手術はまだしなくても良い段階だそうです。その方が健康診断には目も加えるべきと力説していました。確かに片眼の視野が欠けても両眼で見ていると目の異常に気が付かないこともありますね。
こんにちは、紫陽花さん。
なんとかクリアできました(笑)。そうなんですよ、どうして眼の手術に胸部レントゲンが必要なのか私も不思議です。全身麻酔でもないのに。
日本はやっぱり色々とサービス関係は丁寧ですよね。私はもうだいぶ慣れましたが、やっぱり海外の病院は常にサバイバルゲームです。
眼は定期検査した方がいいですね。片目づつ見てみると言うのも日頃から必要かもしれないと思います。お知り合いの方の黄斑膜なんちゃらと言うのは私のと同じかもしれないですね。本当にできるなら手術はしたくないですね。
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